「茨城で車中泊できる場所ってどこ?」「海の近くで泊まりたいけど、道の駅で寝ていいのか不安」——そんな疑問を持って検索した方に向けた記事です。結論から言うと、茨城は太平洋の海沿いから久慈川の清流、下妻の天然温泉まで、車中泊スポットのバリエーションが関東でも屈指のエリアです。東京から車で1〜2時間という近さも、初めての車中泊デビューにぴったりです。
ただし「道の駅なら無料で泊まれる」という思い込みで出かけると、現地で肩身の狭い思いをすることになります。道の駅はあくまで仮眠のための休憩施設で、宿泊目的の利用は認められていません。安心して眠りたいなら、電源やトイレが整ったRVパークを拠点にするのが失敗しないコツです。
この記事では、阿字ヶ浦の海が目の前のRVパークから、温泉入浴付きの内陸スポット、そして道の駅の正しい使い方まで、実際の料金・電源・住所を公式情報ベースで整理しました。季節別の注意点や持ち物リストもまとめたので、読み終えるころには自分の車と旅程に合う一箇所が見つかるはずです。
・茨城が車中泊に向いている理由と、海・温泉・清流のエリア別の選び方
・実際に泊まれるRVパーク4か所と道の駅2か所の料金・電源・住所
・道の駅で「宿泊」してはいけない理由と正しい仮眠の使い方
・夏の海風・冬の底冷えなど季節別の注意点と持ち物リスト
茨城で車中泊するなら押さえたい3つの魅力

まずは茨城というエリアそのものの強みを整理します。ここを理解しておくと、数あるスポットから自分の旅に合う場所を選びやすくなります。
海・山・清流が1〜2時間圏内に凝縮している
茨城の車中泊が面白いのは、立地のバリエーションが極端に広いことです。ひたちなか市・大洗町の太平洋沿いはオーシャンビューの宝庫で、少し内陸に入れば常陸大宮の久慈川の清流、下妻には地下1,500mから湧く天然温泉があります。これらがすべて県内で完結し、移動もおおむね1〜2時間圏内。海で朝日を見て、昼は川遊び、夜は温泉という欲張りな1泊2日が組めます。注意点として、海沿いと内陸では夜間の気温差が大きく、同じ装備で行くと海沿いで寒く感じることがあります。行き先のエリアに合わせて防寒を1枚足しておくと安心です。
東京から近く、初めての車中泊デビューに向く
東京都心から常磐道で1〜2時間という近さは、車中泊初心者にとって大きな安心材料です。夜に「やっぱり無理そう」と感じても、最悪その日のうちに帰れる距離感があります。高速のインターから数分でアクセスできるスポットも多く、たとえば後述のRVパークSUGAR BASEは圏央道の坂東ICから3分です。使い方としては、ソロで肩慣らしをするなら海沿いのRVパーク、家族で行くなら温泉や直売所が併設された施設を選ぶと満足度が上がります。ただし週末やお盆・GWは予約が埋まりやすいので、人気スポットは早めの確保が前提になります。
直売所・漁港グルメで食事に困らない
車中泊の楽しみの半分は食です。茨城は農業産出額が全国トップクラスの農業県で、道の駅の直売所には朝採れ野菜が並びます。海側では久慈漁港に隣接する道の駅日立おさかなセンターで、自分で好きな刺身を選んで丼にする「味勝手丼」や浜焼きが楽しめます。ソロなら浜焼きをつまみに一杯、ファミリーなら直売所で翌朝の食材を仕込むといった使い分けができます。注意したいのは営業時間で、直売所や食事処は18時前後に閉まる店が多いこと。夜遅くに到着すると食事にありつけないので、夕食は明るいうちに済ませておくのが鉄則です。
茨城は「海の車中泊」と「山・川の車中泊」で持ち物の最適解が変わります。海沿いは潮風で車体が塩を被るため、翌朝の下回り洗車を想定しておくと車が長持ちします。
海が目の前|阿字ヶ浦エリアのRVパーク2選
茨城の車中泊で一番人気の激戦区が、ひたちなか市の阿字ヶ浦です。「東洋のナポリ」とも呼ばれる海岸沿いに、タイプの違うRVパークが2つあります。国営ひたち海浜公園にも近く、ネモフィラやコキアの季節はここを拠点にすると渋滞を避けやすいのが利点です。
海まで徒歩30秒|RVパーク ランドポートAjigaura
阿字ヶ浦海水浴場まで徒歩30秒という立地が最大の武器です。全区画から太平洋を望め、朝は波の音で目覚められます。料金は普通車1泊3,800円〜4,000円、大型車6,600円で、電源は別途1,100円。24時間使える温水洗浄便座付きトイレがあり、ドッグラン併設でペット連れにも向きます。使い方としては、夏の海水浴の前泊や、ひたち海浜公園観光の拠点に最適です。注意点は海沿いゆえの風の強さで、ポップアップテントやタープは飛ばされやすく設営に不向き。GW・お盆・年末年始は+1,000円の繁忙期料金になり予約も集中するため、日程が決まったら早めに押さえましょう。
| 施設名 | RVパーク ランドポートAjigaura |
| 料金 | 普通車3,800〜4,000円/大型車6,600円(電源+1,100円) |
| 利用台数 | 22台 |
| チェックイン/アウト | 14:00〜21:00(夏季13:00〜)/10:00 |
| 特徴 | 海まで徒歩30秒・24時間トイレ・ドッグラン併設 |
| 住所 | 〒311-1201 茨城県ひたちなか市阿字ケ浦町434 |
| 電話番号 | 090-3227-2903 |
| チェックイン | 14:00〜21:00(夏季13:00〜) |
| 公式情報 | くるま旅公式サイト |
阿字ヶ浦のRVパークをもっと詳しく知りたい方は、こちらの記事も参考になります。

自家源泉の温泉付き|RVパークsmart 阿字ヶ浦温泉のぞみ
同じ阿字ヶ浦でも、温泉重視ならこちらです。地下1,504mから湧く自家源泉を備え、関東でも屈指の「よく温まる」湯として評判があります。料金は3,500円で、100V・1500Wの電源が施設利用料に含まれるのが親切な点。チェックインは15:00、チェックアウトは翌13:00と滞在時間に余裕があります。使い方としては、海水浴で冷えた体を温めてから眠るソロ・夫婦旅にぴったりです。注意点は電源容量で、1500Wはエアコンとドライヤーと調理器を同時に使うとブレーカーが落ちる可能性があること。消費電力の大きい家電は1つずつ使うのが基本です。予約は軒先パーキングでのネット予約制なので、当日飛び込みではなく事前手配を前提にしましょう。
| 住所 | 茨城県ひたちなか市阿字ケ浦町3290 |
| 料金 | 3,500円/1台(電源100V1500W込み) |
| チェックイン/アウト | 15:00/翌13:00 |
| 公式サイト | RVパークsmart公式 |
海沿いのRVパークは風と潮の影響を必ず受けます。強風時は換気用に少しだけ開けた窓から砂が舞い込むので、風向きを見て開ける側を選びましょう。翌朝、窓のゴムパッキンに塩が固まっていたら早めに拭き取ると劣化を防げます。
温泉とセットで泊まる|内陸のRVパーク2選

海もいいですが、茨城の内陸には温泉や広い芝生でゆったり過ごせるRVパークがあります。混雑を避けたい人や、焚き火・BBQを楽しみたい人はこちらのエリアが狙い目です。
温泉入浴無料が付く|RVパーク ビアスパークしもつま
コストパフォーマンスで選ぶなら、下妻市のビアスパークしもつまが筆頭候補です。1泊2,500円という手頃な料金に、しもつま温泉1名分の入浴無料が付いてきます。温泉は地下1,500mから湧くナトリウム・カルシウム塩化物泉で、露天や薬湯など9種類の風呂が楽しめます。チェックインは13:00〜21:00、チェックアウトは12:00と融通が利き、電源あり・なしを同料金で選べるのも良心的です。使い方としては、温泉でゆっくりしたい夫婦旅や、はしゃぎ疲れた子ども連れの寝る前のリセットに向きます。注意点は利用台数が6台と少なめなこと。人気施設なので週末は早めの予約が安心です。温泉の営業は10:00〜20:30なので、夜遅い到着だと入浴できない点にも気をつけましょう。
| 住所 | 〒304-0056 茨城県下妻市長塚乙70-3 |
| 電話番号 | 0296-30-5121 |
| 料金 | 1泊2,500円(温泉1名入浴無料付き) |
| チェックイン/アウト | 13:00〜21:00/12:00 |
| 公式情報 | くるま旅公式サイト |
焚き火ができる芝生サイト|RVパーク SUGAR BASE
「車中泊しながら焚き火を楽しみたい」という人に応えてくれるのが、坂東市のSUGAR BASEです。550坪の芝生サイトで車中泊・テント泊・デイキャンプができ、焚き火もOK(芝生を傷めないよう直火は禁止、焚き火台が必要)。料金は1台5,500円、電源利用は+1,000円で、圏央道の坂東ICから3分という好アクセスです。「秘密基地」をテーマにした個性的な作りで併設カフェもあり、キャンプ気分を味わいたいファミリーやグループに向きます。チェックインは13:00〜19:00、チェックアウトは11:00。注意点は他のRVパークより料金が高めなこと。その分、区画が広く焚き火という付加価値があるので、車中泊+アウトドアを1泊で満喫したい人向けの投資と考えるとよいでしょう。
| 住所 | 〒306-0607 茨城県坂東市弓田1826-2 |
| 電話番号 | 090-3242-4950 |
| 料金 | 車中泊5,500円(電源+1,000円) |
| チェックイン/アウト | 13:00〜19:00/11:00 |
| 特徴 | 550坪の芝生・焚き火OK・坂東ICから3分 |
内陸と海、どちらを選ぶべきか
結論を言えば、はじめての車中泊なら設備が整い温泉付きの内陸RVパーク、絶景を重視するなら海沿いです。内陸は風が穏やかで気温も安定しやすく、温泉で体を温めてから眠れるので睡眠の質が上がります。一方の海沿いは、朝日と波音という代えがたい体験がありますが、風・砂・塩というデメリットも背負います。夫婦やファミリーで「まず失敗したくない」なら内陸、写真映えやアウトドア体験を狙うソロなら海沿い、という選び分けが現実的です。どちらも予約制が基本なので、行き当たりばったりではなく、天気予報で風速を確認してから決めるのがおすすめです。
茨城のRVパークを一覧で比較したい方は、こちらの記事で6か所をまとめています。

無料で泊まれる道の駅は?茨城の仮眠スポット事情
「お金をかけずに車中泊したい」と考えると、まず思い浮かぶのが道の駅です。ただし使い方を間違えるとトラブルの元。ここでは正しい理解と、茨城で仮眠に使える2駅を紹介します。
道の駅は「宿泊禁止」が原則という事実
意外と知られていないのですが、道の駅は宿泊施設ではありません。全国の道の駅は「ドライバーが交通事故防止のために24時間利用できる無料休憩施設」であり、多くの駅が公式に「駐車場など公共空間で宿泊目的の利用は禁止」と明記しています。認められているのはあくまで長時間運転の合間の仮眠です。つまり、タープを張ったり椅子とテーブルを出したり、連泊したりする「キャンプ的な使い方」はマナー違反になります。とはいえ、旅の途中で眠気に襲われたときに車内で仮眠を取ることは想定内の使い方です。線引きを理解し、「あくまで仮眠」という節度を守れば、道の駅は心強い味方になります。
道の駅でのアイドリングは近隣トラブルの最大の原因です。夏でも夜間はエンジンを切り、暑さ対策はポータブル電源+扇風機で乗り切るのが基本。長時間のアイドリングは注意を受けるだけでなく、排ガスや騒音で他の利用者の迷惑になります。
漁港グルメが魅力|道の駅日立おさかなセンター
日立市の道の駅日立おさかなセンターは、久慈漁港に隣接した海の道の駅です。営業は9:00〜18:00(1〜3月は17:00まで)、駐車場は普通車104台・大型5台と広く、年中無休(1月1日休業)。名物は好きな刺身を選んで自分だけの海鮮丼を作る「味勝手丼」と浜焼きで、車旅の夕食・朝食に困りません。使い方としては、日立・大洗方面をドライブする際の食事と休憩の拠点に最適です。ただし前述の通り宿泊利用は不可なので、しっかり眠りたい夜は近隣のRVパークへ移動するのが正解。仮眠に立ち寄る場合も、直売所やレストランが閉まる18時前に食事を済ませておきましょう。
| 住所 | 〒319-1223 茨城県日立市みなと町5779-24 |
| 電話番号 | 0294-54-0833 |
| 営業時間 | 9:00〜18:00(1〜3月は17:00まで) |
| 定休日 | 年中無休(1月1日休業) |
| 公式サイト | 公式サイト |
久慈川の清流沿い|道の駅常陸大宮 かわプラザ
内陸で立ち寄るなら、常陸大宮市の道の駅常陸大宮〜かわプラザ〜が便利です。関東屈指の清流・久慈川のほとりに位置し、夏は川遊びやBBQも楽しめる大型の道の駅。駐車場は小型130台・大型18台・EV2台と規模が大きく、直売所やフードコートも充実しています。営業は9:00〜18:00、定休は毎月第3木曜(祝日の場合翌日)と1月1日。使い方としては、奥久慈・大子方面の温泉巡りや紅葉ドライブの前後で食事・休憩を取る拠点に向きます。こちらも道の駅なので宿泊目的の利用は不可。仮眠は可能ですが、川沿いは夜間の冷え込みが強いため、内陸を走る日は防寒装備を1枚多めに持っておくと安心です。
| 住所 | 〒319-2211 茨城県常陸大宮市岩崎717-1 |
| 電話番号 | 0295-58-5038 |
| 営業時間 | 9:00〜18:00(12〜3月は変動) |
| 定休日 | 毎月第3木曜(祝日の場合翌日)・1月1日 |
| 公式サイト | 公式サイト |
道の駅を含め、車中泊できる場所の種類と選び方を体系的に知りたい方はこちらもどうぞ。

「車中泊をしてみたいけれど、どこに泊まればいいのかわからない」「道の駅って本当に車中泊していいの?」――これから車中泊を始める人が最初にぶつかる壁が、場所選びで…
茨城の車中泊スポット料金・電源をまとめて比較
ここまで紹介した6か所を、料金・電源・特徴で横並びにして比較します。予算と目的から一目で選べるよう整理しました。
料金と電源の一覧で予算を決める
結論として、コスパ重視ならビアスパークしもつま(2,500円・温泉付き)、絶景重視なら阿字ヶ浦の2施設、アウトドア体験重視ならSUGAR BASEという住み分けになります。以下は「車中泊&キャンピングカーの教科書」調べの比較表です。RVパークは電源・トイレが確保され安心して眠れる一方、道の駅は無料ですが仮眠のみで設備は限定的です。金額だけで飛びつかず、電源の有無や温泉の有無まで含めて総合的に判断しましょう。なお繁忙期は料金が上がる施設があるため、表の金額は通常期の目安として捉えてください。
| スポット | 1泊料金 | 電源 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| ランドポートAjigaura | 3,800円〜 | +1,100円 | 海まで徒歩30秒・ペット可 |
| smart 阿字ヶ浦温泉のぞみ | 3,500円 | 込み(1500W) | 自家源泉の温泉 |
| ビアスパークしもつま | 2,500円 | あり(同料金) | 温泉1名入浴無料 |
| SUGAR BASE | 5,500円 | +1,000円 | 550坪芝生・焚き火OK |
| 道の駅 日立おさかなセンター | 無料(仮眠) | なし | 漁港グルメ・味勝手丼 |
| 道の駅 かわプラザ | 無料(仮眠) | なし | 久慈川の清流・大型施設 |
予算別・目的別のおすすめの選び方
予算5,000円以下で温泉も入りたいなら、ビアスパークしもつまが圧倒的にお得です。1万円弱の予算で特別感を出すなら、SUGAR BASEで焚き火を囲む夜が思い出に残ります。とにかく費用を抑えたい・仮眠だけでいいという日は道の駅を使い、翌日はしっかりRVパークで眠るという組み合わせも賢い手です。場面別に見ると、ソロは電源込みで身軽な「のぞみ」、夫婦は温泉付きのビアスパーク、ファミリーは芝生で遊べるSUGAR BASE、ペット連れは阿字ヶ浦のランドポートが向きます。自分の旅のスタイルに一番刺さる軸で選ぶと後悔しません。
予約のコツと繁忙期の注意
茨城の人気RVパークは台数が6〜22台と限られ、週末やGW・お盆・ネモフィラ/コキアシーズンは早々に埋まります。予約は「くるま旅」や「軒先パーキング」などネット経由が基本で、思い立った日に空いているとは限りません。日程が固まったら1〜2週間前には押さえておくと安心です。繁忙期は料金が数百〜千円上がる施設もあるため、料金画面で該当日の金額を必ず確認しましょう。逆に平日は空きが多く、ゆったり過ごせて料金も通常価格。休みが取れるなら平日狙いが、混雑も予約競争も避けられる最善策です。
季節別の注意点|夏の海風と冬の底冷え対策
茨城は海と内陸で気候が大きく変わるうえ、季節ごとの落とし穴もあります。ここでは実際に起こりがちな失敗と、その対策をセットで解説します。
夏の車中泊はエンジンを切ると一気に暑くなる
ありがちな失敗が、「夏の海沿いは涼しいだろう」とエアコンなしで臨み、寝苦しさで一睡もできないパターンです。日中の熱がこもった車内は、日が落ちてもすぐには冷えません。エンジンを切ってのアイドリングストップは車中泊のマナーであり、燃料節約・排ガス防止のためにも必須。対策はポータブル電源+サーキュレーターで空気を循環させ、窓には防虫ネットを付けて風の通り道を作ることです。海沿いなら夜の海風を利用できる日もありますが、風がない日は蒸します。首元を冷やす保冷剤や、接触冷感の寝具を用意しておくと体感温度がぐっと下がります。無理は禁物で、暑さで体調がすぐれないときは近くの入浴施設や車を涼しい場所に移すなど、早めに切り上げる判断も大切です。
冬と春先は内陸の底冷えに要注意
もう一つの失敗が、内陸の冷え込みを甘く見るケースです。久慈川沿いの常陸大宮や下妻の内陸部は、放射冷却で明け方に想定以上に冷えます。夏用の寝袋で行って、寒さで震えて眠れなかったという声は少なくありません。対策は、床からの底冷えを断つ厚手のマット(銀マット+インフレータブルの二枚重ねが効果的)と、冬用シュラフの併用です。窓ガラスの結露も冬の悩みで、放置すると寝具が湿ります。断熱シェードで窓を覆い、こまめに換気して湿気を逃がすと結露を抑えられます。電気毛布があればポータブル電源で一晩使え、消費電力も比較的小さいので冬の強い味方になります。
春・秋は寒暖差、梅雨は結露との戦い
春と秋は日中と夜間の寒暖差が10度以上になることも珍しくありません。昼間は快適でも夜は冷えるため、着脱で調整できる重ね着と、薄手から厚手まで対応できる寝具の準備が鍵です。梅雨〜夏は湿度が高く、車内の結露やカビが心配な季節。除湿剤を置き、朝は窓を全開にして車内を乾かす習慣をつけましょう。ネモフィラの春やコキアの秋はひたち海浜公園が混み合い、周辺のRVパークも予約が集中します。ベストシーズンほど計画性が問われるので、天気予報で気温と降水を確認し、装備を季節に合わせて微調整するのが快適な車中泊の分かれ道です。
同じ茨城でも、海沿いと山間部では明け方の気温が数度違います。1泊で両エリアを回るなら、暑さ・寒さの両方に対応できる装備を積んでおくと、現地で「持ってくればよかった」を防げます。
快適に眠るための持ち物とマナー
最後に、茨城で車中泊を成功させるための持ち物とマナーをまとめます。ここを押さえれば、初めてでも安心して一晩を過ごせます。
まず揃えたい快眠3種の神器
快適な睡眠に直結するのは、マット・目隠しシェード・寝袋(または寝具)の3つです。マットは床の段差と底冷えを消す土台で、厚さ8cm前後あれば大人でもぐっすり眠れます。目隠しシェードは防犯とプライバシー、そして遮光を兼ねる必需品で、朝日で早く目覚めてしまう海沿いでは特に効果を発揮します。寝袋は季節に合わせた保温力のものを選びましょう。予算1万円台からでもこの3点は十分に揃います。使う場面を選ばない基本装備なので、まずはここに投資するのが失敗しない順序です。RVパークなら電源が使えるので、ここに扇風機や電気毛布を足すと季節対応力が一気に上がります。
電源・照明・虫対策で快適度を底上げ
基本の3点に加えて、あると劇的に快適になるのがポータブル電源・LEDランタン・虫よけです。ポータブル電源は夏の扇風機、冬の電気毛布、スマホやカメラの充電まで一台でこなす旅の心臓部。容量は用途次第ですが、扇風機を一晩回すなら500Wh以上あると安心です。LEDランタンは車内での食事や着替えに役立ち、暖色系を選ぶと目が疲れません。茨城の海沿い・川沿いは夏場に蚊や小さな虫が多いので、網戸ネットと携帯用の虫よけは必携。窓を開けて換気したい夜に、虫の侵入を防げるかどうかで睡眠の質が変わります。これらは道の駅の仮眠でも役立つので、車に常備しておくと出先で困りません。
守るべきマナーと安全のルール
最後に、周囲と気持ちよく共存するためのマナーです。第一に、道の駅やRVパークを問わず深夜のアイドリングは厳禁。騒音と排ガスは最大のトラブル原因です。第二に、ゴミは施設のルールに従い、指定がなければ持ち帰るのが原則。第三に、道の駅はキャンプ場ではないので、テーブルや椅子を広げての宴会や連泊はしないこと。安全面では、就寝前にドアロックを確認し、貴重品は見えない位置に。換気は一酸化炭素対策としても重要で、火気を使う暖房は必ず換気とセットにします。こうした基本を守る人が増えるほど、車中泊が歓迎される文化が育ちます。気持ちよく泊まって、次に来る人にもいい場所を残しましょう。
冬にFFヒーターやガス機器を使う場合、一酸化炭素中毒のリスクがあります。必ず換気を確保し、一酸化炭素チェッカーを設置してください。体調に異変を感じたらすぐに車外の新鮮な空気を吸い、無理をしないことが第一です。
まとめ|茨城は初めての車中泊に最適なエリア
茨城は、太平洋の絶景から久慈川の清流、下妻の天然温泉まで、車中泊スポットのバリエーションが関東屈指のエリアです。東京から1〜2時間という近さは、初めての車中泊デビューにも心強く、海・山・川と直売所グルメがコンパクトに揃っています。安心して眠りたいなら、電源とトイレが整ったRVパークを拠点にするのが失敗しない王道。道の駅はあくまで仮眠のための休憩施設と割り切り、マナーを守って使い分けるのが正解です。
本記事の要点を振り返ります。
- 絶景重視なら阿字ヶ浦の2施設(海まで徒歩30秒のランドポート、温泉付きの「のぞみ」)
- コスパと温泉ならビアスパークしもつま(2,500円で入浴無料付き)
- 焚き火とアウトドア体験ならSUGAR BASE(550坪の芝生サイト)
- 道の駅日立おさかなセンター・かわプラザは食事と仮眠の拠点(宿泊は不可)
- 人気施設は台数が少なく予約制、繁忙期は早めの確保が必須
- 夏はエンジンを切っても眠れる暑さ対策、冬は内陸の底冷え対策が鍵
- 快眠3種の神器(マット・シェード・寝袋)+ポータブル電源・虫対策で快適度が上がる
まずは無理のない一歩として、温泉付きで料金も手頃なビアスパークしもつまや、電源込みの「のぞみ」あたりから始めてみてはいかがでしょうか。予約サイトで希望日の空きを確認し、季節に合った装備を積み込めば、茨城の車中泊デビューはきっと快適なものになります。なお、料金や営業情報は変更される場合があるため、出発前に各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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