キャンプ&キャビンズ山中湖の全貌|全サイト電源付き5,000円〜と無料露天風呂の実力

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富士山のふもとで、電源付きのサイトにクルマを横付けして眠りたい。そう考えて候補に挙がるのが、山中湖村にある「キャンプ&キャビンズ山中湖」です。ファミリーキャンプの聖地として知られる那須高原の系列施設が、2023年9月15日に山中湖へオープンしました。

結論から言うと、このキャンプ場は車中泊派・キャンピングカー派とも相性がいい施設です。理由は3つあります。オートキャンプサイトが全区画電源付きで容量が20A(2000W)程度あること、区画面積が約90㎡から約140㎡超まで段階的に用意されていてクルマのサイズで選べること、そして宿泊者が無料で入れる男女別の露天風呂があることです。一方で、チェックインは原則14時から17時まで、直火は場内全面禁止、夜10時から朝7時は静粛時間と、ルールははっきりしています。

この記事では、公式サイトで公開されている料金表・区画面積・電源容量・チェックイン規定をそのまま拾い上げ、「どのサイトを選べばいいのか」「電源20Aで何が動くのか」「予約が取れなかったときの代替案は何か」を車旅目線で整理します。予約ボタンを押す前の判断材料としてお使いください。

📌 押さえておきたいポイント

・オートキャンプサイトはバリュー5,000円/レギュラー6,500円/トップ8,800円の3シーズン制
・全オートサイトに電源付き。容量は20A(2000W)程度でコンセントは合計4口
・区画面積は約90〜105㎡/約110〜130㎡/約140㎡〜の3段階+特別サイト
・宿泊者は男女別の露天風呂が無料。ただしバリューシーズンは休み

目次

キャンプ&キャビンズ山中湖はどんな場所?富士山麓に生まれた全区画電源付きのキャンプ場

キャンプ&キャビンズ山中湖はどんな場所?富士山麓に生まれた全区画電源付きのキャンプ場の解説画像

まずは施設の全体像から押さえます。運営・立地・設計思想の3点を知っておくと、後で出てくる料金表やサイト選びの判断が一気に楽になります。

那須高原の人気キャンプ場が、2023年に富士山の反対側へ進出した

この施設は2023年9月15日にオープンしました。ベースになっているのは栃木県那須高原のキャンプ・アンド・キャビンズで、子ども向けの遊び場やイベントを場内に作り込むスタイルをそのまま山中湖へ持ち込んでいます。場内にはピザハウス、遊具ゾーン、じゃぶじゃぶ池、大浴場が設けられ、クリスタルハンターや鉱物工房、ツリークライミングといった体験メニューも用意されています。

宿泊施設はテントサイトと建物サイトの2本立てで、キャビンは全部で約50棟。テントサイト側もオートキャンプサイト、チョイ広めオートキャンプサイト、広めのオートキャンプサイト、ドッグキャンプサイト、東屋付き、プレミアム、語らい、GARAGEと細かく分かれています。つまり「テント泊の人」だけでなく「クルマで寝たい人」「建物で寝たい人」が同じ場内に混在する前提の設計です。

注意点は、この作り込みの濃さが料金と予約難易度に跳ね返ることです。子ども向けの体験が充実している分、夏休みや連休は当然のように埋まります。静かに焚き火だけしたい人にとっては、日中の場内はにぎやかに感じられる可能性があります。静けさ重視で選ぶタイプのキャンプ場ではない、と最初に理解しておくと期待値のズレが起きません。

山中湖ICから約10分、新宿から約90分という距離感

アクセスは東富士五湖道路の山中湖ICから車で約10分です。公式の案内では新宿駅周辺から中央自動車道経由で約90分が目安とされ、高速バス利用の場合は「山中局入口」バス停から徒歩約14分。首都圏から出発して午前中に家を出れば、14時のチェックインに余裕で間に合う距離です。

車旅の組み立てとしては、金曜夜に高速道路のサービスエリアで仮眠して土曜の朝に山中湖入り、午前中は湖畔や富士五湖エリアを観光してから14時にチェックイン、という流れが無駄がありません。アーリーチェックインの事前予約は受け付けていないため、早く着きすぎても場内には入れないからです。到着が読めない場合は、湖畔の駐車場で時間調整する前提で計画を組んでおくと安心です。

注意したいのが周辺道路の規制です。公式サイトでは平日7:30〜8:30と15:00〜16:00にスクールゾーン指定による交通規制がかかると案内されています。平日にチェックアウトして帰る場合、時間帯によっては通れないルートが出てくるということです。キャンピングカーのような大きなクルマで細い迂回路に入り込むと切り返しに苦労するので、出発前にナビの経路を確認しておきましょう。

🚐 スペック情報
施設名キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖
オープン2023年9月15日
料金オートキャンプサイト 5,000円〜(大人2名+車1台)
区画面積約90〜105㎡/約110〜130㎡/約140㎡〜
電源全オートサイトに設置/20A(2000W)程度・4口
特徴宿泊者無料の男女別露天風呂、直火全面禁止、全区画ペット同伴可

「全サイト電源付き」は、車旅の人にとって想像以上に効く

公式サイトでは、オートキャンプサイトについて「全サイト電源付き」と明記されています。容量は20A(2000W)程度で、コンセント口は左右に2口ずつ、合計4口。これは車中泊やキャンピングカーで訪れる人にとって、料金以上の価値がある装備です。

理由は電力の使い方が根本的に変わるからです。サブバッテリーやポータブル電源だけで一晩を越える場合、残量を見ながら電気毛布を弱にしたり、扇風機を止めたりという節約運転が必要になります。外部電源が引ければ、走行充電で回復しきれなかった容量を寝ている間に満タンへ戻せますし、翌日以降の行程にフル充電で出発できます。連泊のキャンピングカー旅では、この「充電できる一泊」を旅程のどこに挟むかが快適さを左右します。

使い方としては、電源ポールから車内へ延長コードを引き込み、ポータブル電源をパススルー充電しながら車内の照明や冷蔵庫を回す形が扱いやすい方法です。デメリットは、4口あるとはいえ容量の上限が20A程度である点。家庭と同じ感覚で調理家電を並列に使うとブレーカーが落ちます。この点は後の章で具体的な数字を出して整理します。

📍 キャンプ・アンド・キャビンズ山中湖
住所 〒401-0501 山梨県南都留郡山中湖村山中287-1
電話番号 0555-72-9666(受付9:30〜17:00)
チェックイン 原則14時〜17時(対象日は20時まで)
チェックアウト 建物11時/テントサイト12時もしくは13時
アクセス 山中湖ICより車で約10分
公式サイト 公式サイト

料金はシーズンで3倍近く動く|サイト種別ごとの早見表で全体像をつかむ

次に料金です。ここは事前に理解しておかないと、同じサイトを予約したのに支払額が倍近く違うという事態が起こります。仕組みはシンプルで、シーズン区分と追加料金の2階建てです。

バリュー・レギュラー・トップの3区分で、同じ区画の値段が変わる

料金体系は日付ごとにバリューシーズン、レギュラーシーズン、トップシーズンの3区分が割り当てられる方式です。もっとも標準的なオートキャンプサイトの場合、バリュー5,000円、レギュラー6,500円、トップ8,800円。同じ区画でも最大で1.76倍の差がつきます。もっとも高いツインキャビン”語らい”KATARAIになるとバリュー29,500円に対してトップ42,000円で、差額は12,500円です。

この差が生きるのは平日休みを取れる人です。バリューシーズンが割り当てられやすいのは需要の低い平日や冬季で、オートキャンプサイトなら5,000円で電源付きの区画が押さえられます。逆に夏休みやゴールデンウィークは当然トップシーズンで、料金も予約競争率も上がります。

ただし安い時期には見返りもあります。後述しますが、無料の露天風呂はバリューシーズンは休みです。「安い日に取れた」と喜んでいたら風呂が閉まっていた、というのはありがちなズレなので、料金だけでカレンダーを見ないようにしてください。カレンダー上でどの日がどのシーズンかは公式の料金・シーズンカレンダーページで日付ごとに確認できます。

サイト種別 バリュー レギュラー トップ
オートキャンプサイト 5,000円 6,500円 8,800円
チョイ広めオート 5,500円 7,500円 9,900円
広めのオート 6,000円 8,500円 10,500円
ドッグキャンプサイト 7,000円 9,500円 12,000円
プレミアムオート 8,000円 12,000円 14,000円
オート”GARAGE” 15,000円 22,000円 27,000円
コテージ 29,000円 36,000円 39,500円

※車中泊&キャンピングカーの教科書調べ。公式サイトの料金・シーズンカレンダー(2025年3月1日からの料金)を基に作成。テントサイトは大人2名+車1台の基本料金。

基本料金に含まれるのは大人2名+車1台。3台目からは別料金

見落としやすいのが基本料金の中身です。テントサイトの表示価格は大人2名+車1台が基準で、これを超える分は追加料金になります。追加は大人(18歳以上)が1人2,200円、車が1台1,650円、バイクが1台550円という設定です。

たとえば大人4人でオートキャンプサイトのレギュラーシーズンを予約し、車2台で行くと、6,500円+大人2人分4,400円+車1台分1,650円で合計12,550円。表示の6,500円だけを見て予算を組むと、倍近い請求に驚くことになります。大人数のグループで行くなら、最初から大人4人・車2台までを基本料金に含む”語らい”系サイトを選んだほうが総額で安くなるケースもあります。

もうひとつの注意点が、区画内に停められる台数です。オートキャンプサイトとチョイ広めオートキャンプサイト、プレミアムオートキャンプサイトは区画内の駐車が1台まで。広めのオートキャンプサイトとGARAGEは2台まで区画内に入れられます。2台目以降は別の駐車場を使うことになるため、「クルマの隣にテントを張って荷物を出し入れする」スタイルを2台分やりたいなら、広めのサイト以上を選ぶ必要があります。

建物サイトは16,000円台から。悪天候の逃げ場としても考える

建物サイトはカントリーキャビン”焚火”TAKIBIのバリュー16,000円が下限で、上はツインキャビン”語らい”KATARAIのトップ42,000円まで幅があります。コテージはバリュー29,000円、レギュラー36,000円、トップ39,500円。人数で割れば1人あたりの単価は宿泊施設として現実的な水準に収まります。

車旅の人がこの選択肢を検討する価値があるのは、天候が読めない時期です。富士山麓は標高がある分、真夏でも夜間の冷え込みや雷雨が起こります。1泊目はオートサイト、2泊目は建物という組み方をしておくと、雨が続いても旅の後半を立て直せます。

デメリットは、建物サイトのチェックアウトが11時である点です。テントサイトの12時もしくは13時と比べると1〜2時間短く、朝ゆっくりしたい人には窮屈に感じられます。撤収作業がないぶん建物のほうが楽ではあるので、「早く出て観光に回る日」と割り切れるかどうかで判断してください。

予算別に見た現実的な選び方

予算から逆算するなら、目安は3段階です。5,000〜7,500円の帯なら、オートキャンプサイトかチョイ広めオートキャンプサイトのバリュー〜レギュラーシーズン。電源付きで90㎡以上が確保でき、車中泊メインなら装備を積み込んでいる分これで十分足ります。ソロや夫婦2人旅の標準解です。

1万〜1万5,000円の帯では、広めのオートキャンプサイトのトップシーズン、あるいはプレミアムオートキャンプサイトが射程に入ります。プレミアムは区画の端にトイレ、その横に温水シンクが備わるため、夜中にトイレ棟まで歩かなくて済むのが利点です。小さな子ども連れや、夜間の移動に不安がある人はここに投資する価値があります。

2万円以上を出せるなら、GARAGE付きサイトや建物サイトが視野に入ります。ここまで来ると「キャンプ場に泊まる」というより「屋根付きの拠点を借りる」感覚です。注意点は、高い区画ほど数が少なく予約が集中すること。プレミアムオートキャンプサイトは11区画、広めのオートキャンプサイトは27区画と限られているので、狙うなら予約開始日を押さえる必要があります。

電源20A・2000Wで何が動く?ブレーカーを落とさない電力設計

電源20A・2000Wで何が動く?ブレーカーを落とさない電力設計の解説画像

電源付きサイトは万能ではありません。使える上限が決まっているからです。ここでは20A(2000W)という数字を、実際の家電の消費電力に置き換えて考えます。

20Aは2000W。家庭の1回路分と同じと考える

公式サイトが案内している電源容量は20A(2000W)程度です。100V×20A=2000Wという計算で、これは一般家庭のブレーカー1回路とほぼ同じ規模。決して小さくはありませんが、無制限でもありません。

消費電力の目安を並べると感覚がつかめます。電気ケトルは1200〜1300W程度、電子レンジは1300W程度、ホットプレートは1300W程度。一方でホットカーペットは1畳タイプが約200W、2畳用が480W、3畳用が700Wで、電気掛敷毛布は60W程度の製品もあります。つまり熱を作る調理家電が突出して重く、寝具系は驚くほど軽いということです。

使い方の指針としては、1200W級の家電は同時に1つまでと決めておくのが安全です。電気ケトルでお湯を沸かしている間はホットプレートを止める、という運用にすれば2000Wの枠内に収まります。ポータブル電源を充電しながら使う場合は、充電器自体の入力電力(数百W規模の製品が多い)も足し算に入れてください。

⚠️ 車中泊の注意点

よくある失敗が、朝の支度でブレーカーを落とすパターンです。電気ケトル1200Wでお湯を沸かしながら、3畳用ホットカーペット700Wをつけ、さらにポータブル電源を急速充電すると、合計が2000Wの枠を超えて落ちます。原因は「熱を作る家電を同時に動かした」こと。対策はシンプルで、調理家電を使う数分間だけホットカーペットとポータブル電源の充電を止めること。復旧のために管理棟まで走る朝は、それだけで予定が崩れます。

夏の山中湖でも、電源があると眠りの質が変わる

富士山麓は標高がある分、真夏でも平野部より夜間の気温が下がります。とはいえ日中に熱を溜め込んだクルマの中は、日没直後はまだ暑いままです。ここで電源があると、扇風機やサーキュレーターを一晩回しっぱなしにできます。消費電力は数十W程度の製品が多く、20Aの枠に対してはほぼ無視できる負荷です。

具体的な使い方としては、リアゲートやスライドドアに網戸を張り、車内の空気を対角線で抜くように送風機を置きます。ポータブルクーラーを使う場合は消費電力が数百W級になる製品もあるため、事前に定格を確認しておきましょう。ソロなら小型送風機1台、ファミリーで室内が広いミニバンなら2台使いという分け方が現実的です。

注意点は、エンジンをかけてエアコンで涼をとる選択をしないことです。場内は夜10時から朝7時まで静かに過ごすルールがあり、長時間のアイドリングは周囲の迷惑になります。せっかく電源付きのサイトを取っているのですから、エンジンを切って電気で涼む前提の装備を持ち込んでください。

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冬に効くのは、消費電力の小さい暖房を複数重ねる考え方

冬の山中湖は氷点下まで冷え込む日があります。ここでの電力戦略は「大きい暖房1つ」ではなく「小さい暖房を複数」です。電気掛敷毛布が60W程度、1畳のホットカーペットが約200Wという数字を思い出してください。この2つを併用しても300W以下で、2000Wの枠に対して余裕があります。

使い方としては、就寝スペースの下にホットカーペットを敷いて底冷えを断ち、上から電気毛布をかけます。人体に接する面から温める方式は、空気全体を暖める方式より圧倒的に電力効率がいいためです。夫婦2人ならこの組み合わせを2セット、ファミリーなら2畳用480Wのホットカーペットを1枚敷く形でも枠内に収まります。

デメリットは結露です。電気で暖めた車内は外気との温度差が広がり、窓の内側に水滴が付きます。対策として吸湿シートを窓際に置き、朝は必ず窓を開けて換気します。なお、燃焼式の暖房器具を密閉した車内で使うのは一酸化炭素中毒のリスクがあるため避けてください。電源付きサイトを選んだメリットは、まさにこの燃焼を伴わない暖房を安全に使える点にあります。

キャンピングカーの外部電源は、延長コードの太さで安全性が変わる

キャンピングカーで外部電源を引く場合、車体側の外部電源入力に電源ポールから直接ケーブルをつなぎます。このとき使うケーブルは、屋外用で許容電流に余裕のあるものを選んでください。細い家庭用の延長コードで大電流を流すと発熱の原因になります。

実際の場面としては、区画内に停めたクルマから電源ポールまでの距離が数メートル空くことがあります。10m程度のケーブルを1本積んでおくと、区画のどこに停めても届きます。巻いたままのドラム型コードで大電力を使うと熱がこもるため、使用時は全部伸ばしておくのが基本です。

注意点は雨天時の接続部の扱いです。地面に直置きした接続部が水没すると危険なので、防水キャップ付きのコネクタを使うか、コンテナの上など地面から離れた位置に置きます。20Aという容量は「一晩サブバッテリーを満充電に戻す」には十分な余裕があるので、無理に大電流を取り出す使い方をせず、余裕を持って一晩かけて充電するのが安全かつ確実です。

区画は90㎡から140㎡超まで|クルマのサイズで選び分ける

電源の次に重要なのが区画の広さです。公式サイトはサイトごとに面積と区画数を公開しているので、自分のクルマとテントの組み合わせから逆算できます。

オートキャンプサイト(約90〜105㎡)は乗用車+2ルームテント1張り

もっとも標準的なオートキャンプサイトは約90〜105㎡で17区画。乗用車1台と2ルームテント1張りが入るサイズです。電源は20A程度でコンセントは合計4口、ハンモックやランタン、物干しロープ、ペットのリードに使えるキャンポールが各区画に用意されています。

この広さがちょうどいいのは、ミニバンやSUVで車中泊しつつ、タープだけ張って日陰を作るスタイルです。テントを張らなければクルマの周りに十分な作業スペースが残るので、荷物の出し入れが楽になります。ソロや夫婦2人の車中泊旅なら、あえて上位サイトに投資する必要はありません。

注意点は、区画内に停められるのが1台までという制限です。友人と2台で来て隣り合った区画を取った場合でも、それぞれの区画に1台ずつという運用になります。また全長5m超のキャブコンで来る場合、車体で区画の3分の1近くを占めるため、タープを張るスペースは想定より狭くなります。大きなクルマならワンランク上を選んでおくと後悔しません。

サイト 面積 区画数 区画内駐車
オートキャンプサイト 約90〜105㎡ 17区画 1台
チョイ広めオート 約110〜130㎡ 29区画 1台
広めのオート 約140㎡〜 27区画 2台
プレミアムオート 約110〜130㎡ 11区画 1台

※車中泊&キャンピングカーの教科書調べ。公式サイトの各サイト紹介ページの記載値を基に作成。

チョイ広め(約110〜130㎡)と広め(約140㎡〜)の差はどこに出るか

チョイ広めオートキャンプサイトは約110〜130㎡で29区画。車1台にテント+タープ1張りが可能なサイズで、区画数も多いため予約は比較的取りやすい部類です。標準サイトとの価格差はバリューで500円、レギュラーで1,000円、トップで1,100円と小さく、費用対効果は高いといえます。

広めのオートキャンプサイトは約140㎡〜で27区画。車2台と2ルームテント2張りが可能とされ、区画内に2台停められる唯一の通常サイトです。友人家族との2家族キャンプ、あるいはキャンピングカーとサポートカーの2台旅では、この区画が実質的な最低ラインになります。

注意したいのは、面積の数字だけで判断しないことです。140㎡といっても形状が細長ければ、大型のキャンピングカーを停めた残りが使いにくい形になることがあります。予約時に区画の形を確認できない場合は、当日の受付でクルマのサイズを伝えて相談してみるのが確実です。

GARAGE付きサイトは、出入り口の高さ約2m10cmという制約がある

特別サイトのオートキャンプサイト”GARAGE”は、区画内に大きなガレージが建つ構成です。ガレージ内には温水シンク、トイレ、Wi-Fi、冷蔵庫、BBQグリル、バーカウンター、石油ストーブが備わり、区画内に2台まで駐車できます。バリュー15,000円、レギュラー22,000円、トップ27,000円という価格帯です。

ここで必ず確認すべきなのが、出入り口の高さです。公式サイトには約2m10cmと明記されており、ルーフキャリア装着車は全高に注意するよう案内されています。つまりガレージの中にクルマを入れる想定であれば、全高2m10cmを超えるハイエースのハイルーフやキャブコン、ルーフテント搭載車は入りません。

使い方としては、背の低い乗用車をガレージに入れて雨天時の作業場にする、あるいはクルマは外に停めてガレージを完全にリビングとして使う、という2通りが考えられます。冬の雨や強風の日にも屋根の下で調理と食事ができる価値は大きく、悪天候が予想される日程では検討する価値があります。

実は、キャンピングカー乗りほど高規格キャンプ場のコスパがいい

意外と知られていないのですが、装備を積んだキャンピングカーや車中泊仕様車で来る人ほど、こうした高規格キャンプ場の利用効率は高くなります。理由は、支払っている料金のうち「自分が使わない設備」の割合が小さくなるからです。

テント泊の人はサイト料金に加えてテント設営の時間と体力を使い、雨が降れば乾燥撤収の手間まで背負います。一方、車中泊派は到着してクルマを停めた時点で寝床が完成しています。浮いた時間で場内の風呂に入り、湖畔を散歩し、翌朝は12時のチェックアウトまでゆっくりできます。5,000円という金額に対して回収できる価値が単純に多いということです。

注意点は、それでも「クルマの中だけで完結させない」ほうが満足度が高いこと。せっかく電源とお湯の出る共用シンク、無料の露天風呂がある場所に来ているので、テーブルと椅子だけは外に出しましょう。逆に、装備を一切出さずに寝るだけなら、次章以降で触れるRVパークのほうが総額は安く済みます。

お風呂とシャワーの実情|無料露天風呂には落とし穴がひとつある

車旅で一番気になるのが入浴環境です。この施設は宿泊者が無料で入れる露天風呂を持っていますが、条件があります。

男女別の露天風呂が無料。ただしバリューシーズンは休み

場内中央には宿泊者が無料で利用できる男女別のシャワー室と露天風呂があります。営業時間はレギュラーシーズンが15:00〜21:00(22時までの場合あり)、トップシーズンが15:00〜22:00。予約は不要で、チェックイン後すぐに入れます。

ここが最大の落とし穴です。バリューシーズンは無料のお風呂が休みになります。つまり料金がもっとも安い日を狙って予約すると、風呂だけは使えないという組み合わせになるわけです。オートキャンプサイトのバリュー5,000円とレギュラー6,500円の差は1,500円。この1,500円で風呂が付くかどうかが変わると考えると、判断が変わる人もいるはずです。

持ち物にも注意が必要です。シャンプーやタオルの備え付けはないため持参してください。また入れ墨・タトゥー・タトゥーシールがある場合は無料のお風呂の利用を控え、別棟のコインシャワーを使うよう案内されています。同行者にタトゥーがある場合は、事前に共有しておくと当日のトラブルを避けられます。

💡 車旅メモ

バリューシーズンで予約したなら、チェックイン前に周辺の日帰り温泉へ寄ってから場内に入る段取りが有効です。チェックイン開始は14時、日帰り温泉の多くは11時開店。午前中に温泉で汗を流してから14時に入場すれば、風呂が休みでもその日の入浴は済んでいます。翌朝は別棟のコインシャワーを使えば十分です。

別棟のコインシャワーは、時間を選ばず使えるのが利点

無料の露天風呂とは別に、個室のコインシャワーが別棟に設けられています。露天風呂の営業時間外や、混雑を避けたいときの選択肢です。個室なので、子どもと一緒に入りたい場合や、人目が気になる場合にも使えます。

使いどころは翌朝です。露天風呂は15時からの営業なので、朝の入浴には使えません。チェックアウト前にさっぱりしてから出発したい人は、コインシャワーの場所を前日のうちに確認しておくとスムーズです。小銭を用意しておくと当日慌てずに済みます。

注意点は、混雑時の待ち時間です。トップシーズンの夕方は露天風呂もコインシャワーも人が集まります。子ども連れは18時前後を避け、17時台か20時以降にずらすと落ち着いて使えます。

場外の温泉に行くなら、車で向かえる紅富士の湯という選択肢

広い湯船にゆっくり浸かりたい日は、場外の日帰り温泉に足を伸ばす手もあります。山中湖村内には富士山を眺めながら入れる山中湖温泉 紅富士の湯があり、大人900円、中高生700円、小学生350円、未就学児無料で利用できます。駐車場は普通車220台、大型車4台分が用意されているため、キャンピングカーでも駐車の心配が小さいのが利点です。

営業時間は平日11:00〜19:00(最終受付18:15)、土日祝11:00〜20:00(最終受付19:15)。毎週月曜日・火曜日が定休日なので、月火に山中湖入りする予定なら別の入浴手段を確保しておく必要があります。チェックイン前に立ち寄る使い方と、いったん場内に入ってから夕方に出る使い方の両方が可能です。

デメリットは、場内から出入りする手間と時間です。撤収済みの荷物を積んだまま移動することになるので、夜間に戻る場合は場内の速度や消灯後の静粛ルールに配慮してください。夜10時以降に戻ると、エンジン音やドアの開閉音が周囲に響きます。

📍 山中湖温泉 紅富士の湯 〒401-0501 山梨県南都留郡山中湖村山中865-776
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犬連れ・子連れはどのサイトを選ぶのが正解か

この施設の強みは、犬連れと子連れの両方に対応する区画を持っていることです。ただし「どこでも同じ」ではないため、条件を整理します。

全区画ペット同伴可。ノーリードにできるのは2種類だけ

公式サイトでは全区画でペットと過ごせると案内されています。ケージがあれば建物の室内にも連れて入れます。ペットの追加料金は1区画あたり1,100円で、1〜3匹まで。ドッグサイトの場合は4匹まで対応します。

重要なのは、ノーリードで過ごせるのがドッグキャンプサイトとドッグガーデンキャビンに限られる点です。ドッグキャンプサイトは柵に囲まれた区画で、駐車場が区画の外にあるぶん区画内を広く使えます。料金はバリュー7,000円、レギュラー9,500円、トップ12,000円。標準のオートキャンプサイトとの差はレギュラーで3,000円です。

注意点は、駐車場がサイトの外にあるということは荷物を運ぶ距離が生まれるということです。車中泊派にとっては「クルマの中で寝られない」ことも意味します。犬をノーリードで遊ばせたいのか、クルマの横に停めて寝たいのか。この2つは両立しないので、優先順位を決めて選んでください。滞在中はドッグランが無料で使えるため、普通のオートサイトを取ってドッグランで走らせる形も現実的な折衷案です。

ドッグキャンプサイトのメリットデメリット
柵に囲まれノーリードで過ごせる
駐車場が区画外なので区画を広く使える
犬は4匹まで対応
クルマを横付けできず車中泊に不向き
荷物の運搬距離が発生する
レギュラーで9,500円と標準サイトより3,000円高い

子連れなら、遊び場との距離とトイレの近さで選ぶ

子ども連れで選ぶ基準は2つ、遊び場との距離と夜間のトイレです。場内にはじゃぶじゃぶ池や遊具ゾーン、ピザハウス、鉱物工房などがあり、子どもは放っておいても遊び場に吸い寄せられます。管理棟や遊び場に近い区画を取れると、親の移動負担が減ります。

夜間のトイレを重視するなら、プレミアムオートキャンプサイトが有力です。区画の端にトイレが設置され、その横に屋根付きの温水シンク(飲料可)が備わります。11区画しかありませんが、レギュラー12,000円で「区画内にトイレと水場がある」状態を買えると考えれば、小さな子どもがいる家庭には合理的な投資です。

注意点は、遊び場に近い区画ほど日中の人通りと音が多いことです。昼寝をさせたい乳幼児連れの場合は、あえて遊び場から少し離れた区画を選んだほうが結果的に休めます。子どもの年齢によって最適解が変わる、ということです。

夜10時から朝7時は静粛時間。子連れこそ守りやすい

場内では夜10時から朝7時まで静かに過ごすルールが設けられています。高規格キャンプ場でこのルールが明示されているのは、家族連れが多い施設だからこそです。子どもを早く寝かせたい家庭にとっては、むしろ守られる側のメリットが大きい規定といえます。

実際の場面では、22時以降のクルマの出入り、スライドドアの開閉音、車内での会話が響きます。車中泊の場合は特に、ドアの閉め方ひとつで隣の区画に音が伝わることを意識してください。夜間にトイレへ行く動線を昼のうちに確認し、真っ暗な中でドアを何度も開け閉めしなくて済むよう、必要なものは手元にまとめておきます。

あわせて覚えておきたいのが、場内は全て直火禁止という点です。焚き火をする場合は焚き火台と、地面を守る焚き火シートが必要になります。消灯時間に近づいたら火を落とし、灰は指定の方法で処理してください。

キャンプ&キャビンズ山中湖の予約が取れないときの代替案と当日の段取り

最後に実務です。予約から当日の動き、そして取れなかった場合の代替まで押さえておきます。

チェックインは原則14時〜17時。アーリーは予約できない

チェックインは原則14時から17時までです。対象日は20時まで受け付けられる仕組みもありますが、基本は17時と考えて計画を立ててください。チェックアウトは全ての建物が11時、テントサイトは12時もしくは13時です。

ここで注意したいのが、アーリーチェックインは一切予約できないという点です。当日9時から受付が始まる形なので、「早く着いて場所を作りたいから予約しておこう」という発想は通りません。同様にレイトチェックアウトも事前予約できず、当日の朝9時からフロントで受け付ける方式で、次の予約が入っている区画は延長不可、トップシーズンは延長そのものができません。

これを知らずに「17時半に着けばいい」と考えて渋滞にはまると、受付時間に間に合わない事態になります。中央自動車道の上り下りとも週末は渋滞が発生しやすいため、14時台の到着を狙って出発時刻を逆算するのが安全です。到着が遅れそうなら、電話受付時間の9:30〜17:00の間に連絡を入れておきましょう。

Q. 支払い方法は現金だけですか?
A. 現金のほか、クレジットカード(一括のみ)、電子マネー(チャージ不可)、二次元コード決済に対応しています。分割払いは選べず、電子マネーは場内でのチャージができないため、残高が足りない場合に備えて現金も少し持っておくと安心です。売店やコインシャワーで使う小銭も用意しておくとスムーズです。

予約は基本ネット。スケジュールを押さえて動く

予約は原則インターネット予約で、当日分のみ電話でも受け付ける方式です。予約開始のスケジュールは公式サイトのお知らせページで告知されるため、狙う日程がある場合は事前に確認しておきます。

特に区画数の少ないサイトは競争になります。プレミアムオートキャンプサイトは11区画、オートキャンプサイトは17区画。夏休みや連休のトップシーズンでこれらを狙うなら、予約開始と同時に動く必要があります。逆に29区画あるチョイ広めオートキャンプサイトや27区画の広めのオートキャンプサイトは、相対的に残りやすい枠です。

戦略としては、第一希望が埋まっても代替を即断できるよう、事前に「2番手・3番手の区画」を決めておくことです。面積と価格の差は前章の表で把握できるので、当日に迷わず選べます。振込の案内がある場合は、チェックイン時に請求書と振込の控え(スクリーンショット可)を提示できるよう準備しておきましょう。

取れなかった日は、周辺のRVパークに切り替える手がある

どうしても予約が取れないときは、車中泊に特化した施設へ切り替える選択肢があります。山中湖畔から車で約5分の道志みち沿いには、車中泊専用のキャラバンパークであるHygge Yamanakako(RVパークヒュッゲ山中湖)があります。大きなキャンピングカーでもアクセスしやすい立地で、敷地の一部からは富士山も見えます。

使い分けの考え方はシンプルです。テーブルや椅子を出してキャンプらしく過ごしたいならキャンプ場、寝るだけ・翌朝すぐ動きたいならRVパーク。前者は5,000円から、後者は施設によりますが同等かそれ以下の価格帯で、設営も撤収も不要です。富士五湖エリアを何日もかけて回る旅程なら、キャンプ場泊とRVパーク泊を交互に組むと体力と予算の両方が持ちます。

注意点は、RVパークは料金や運用が期間によって変わることがある点です。ヒュッゲ山中湖は公式サイトでイベント期間の料金が案内されており、宿泊6,000円(税込)という表示が出ている期間もあります。予約前に必ず最新の条件を確認してください。チェックインは7:00からいつでも、チェックアウトは22:30という柔軟な運用が案内されており、到着時刻が読めない旅には向いています。

📍 Hygge Yamanakako(RVパークヒュッゲ山中湖) 〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野1409番
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当日の持ち物チェック|この施設ならではの3点

最後に、この施設特有の持ち物を挙げておきます。1つ目はシャンプーとタオル。無料のお風呂に備え付けがないためです。2つ目は焚き火台と焚き火シート。場内は全て直火禁止なので、これがないと焚き火自体ができません。

3つ目は屋外用の延長コードです。電源ポールから区画内のクルマまで距離があるため、10m程度の余裕を持ったものが安心できます。ドラム型を使う場合は全部伸ばして使う、というのは前述の通りです。

加えて、小銭とモバイルバッテリーも入れておきましょう。コインシャワーや自販機で小銭を使う場面があり、場内を歩き回るとスマホの電池は思ったより減ります。逆に、電源付きサイトを取っているなら大容量のポータブル電源を無理に満充電で持ち込む必要はなく、現地で充電する前提で身軽に出発できます。

まとめ|電源20Aと無料露天風呂を使い倒すなら、シーズン選びが9割

🚐 この記事の結論

全オートサイトが電源20A付きで、車中泊派には5,000円からの価値がある施設。ただし無料露天風呂はバリューシーズン休みなので、日程選びで満足度が決まる。

✅ 要点チェック
  • 料金:オート5,000円/6,500円/8,800円の3段階
  • 電源:20A(2000W)程度・コンセント4口が全オートサイトに
  • 広さ:約90㎡/約110㎡/約140㎡〜から選ぶ
  • 風呂:無料露天風呂はバリューシーズン休み
  • 時間:IN14〜17時、OUT建物11時・テント12〜13時
  • ガレージ:出入り口の高さ約2m10cmに注意
  • :全区画同伴可、ノーリードは2種類のみ

キャンプ&キャビンズ山中湖は、2023年9月15日に開業した比較的新しい高規格キャンプ場です。車旅の視点で見たときの価値は、全オートサイトに20A(2000W)程度の電源が付き、区画面積が約90〜105㎡から約140㎡〜まで段階的に選べること。そして宿泊者無料の男女別露天風呂を持つことです。オートキャンプサイトのバリューシーズン5,000円という価格は、この装備に対して十分に見合っています。

一方で、押さえておくべき制約もはっきりしています。無料の露天風呂はバリューシーズンには休みになり、アーリーチェックインは一切予約できず、レイトチェックアウトはトップシーズンには適用されません。GARAGE付きサイトは出入り口の高さが約2m10cmで、背の高いクルマは中に入れられません。表示価格は大人2名+車1台が基準で、大人1人追加ごとに2,200円、車1台追加ごとに1,650円が加算されます。

最初の一歩は、公式サイトの料金・シーズンカレンダーで行きたい日程がどのシーズンに当たるかを確認することです。そのうえで、風呂を使いたいならレギュラー以上を選ぶ、平日休みが取れるならバリューで安く押さえて場外の温泉と組み合わせる、と方針を決めます。区画は自分のクルマの全長とテントの有無から逆算し、2台で行くなら広めのオートキャンプサイト以上を選ぶ。ここまで決めてから予約画面を開けば、迷う時間はほとんどなくなります。

富士山を眺めながら、電源を気にせず眠れる場所は多くありません。次の週末の候補地として、カレンダーと照らし合わせてみてください。※料金・営業時間・各種ルールは変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

キャンピングカー愛好家。RVパークや道の駅での車中泊体験を中心に、車中泊グッズの選び方やキャンピングカーの比較情報を発信しています。「自由に旅する暮らし」の楽しさと実用的なノウハウをお届けします。

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