山中湖の湖畔で、クルマを横付けしたまま眠れる場所を探していて「みさきキャンプ場」にたどり着いた方は多いはずです。ところがネットで調べると、料金がバラバラだったり、そもそも施設名が違っていたりして、いまひとつ実態がつかめません。予約サイトを開いても、区画サイト・林間サイト・フリーサイトと種類が多く、どれを取れば愛車の隣で寝られるのかが分かりにくいのが正直なところです。
結論から書きます。みさきキャンプ場は2021年12月に「sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき」としてリニューアルされ、現在はキャンプギア専門店ソトソトデイズが運営しています。クルマを乗り入れて車中泊スタイルで泊まれるのは区画サイト(10,000円)と区画電源サイト(12,000円)の2種類だけで、6,000円の林間ソロサイトは徒歩・自転車・バイク専用です。ここを取り違えると、駐車場から荷物を担いで往復する羽目になります。
この記事では、公式料金表と山中湖観光協会の施設情報をもとに、サイト5種類の料金の違い、車中泊目線での選び方、標高980.5mという立地ならではの季節対策、そして満室だったときの代替スポットまでをまとめました。周辺の温泉2施設は住所・電話・入浴料まで載せてあるので、そのまま行程表として使えます。
・旧みさきキャンプ場は現在「sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき」として通年営業
・クルマ横付けで泊まれるのは区画サイト10,000円と区画電源サイト12,000円の2種類
・シャワーは宿泊料金に含まれ、追加料金なしで使える
・満室時は道志みちのRVパーク・道の駅がリカバリー先になる
みさきキャンプ場は今どうなっている?運営交代で変わった3つのこと

検索でヒットする情報が新旧入り混じっているのは、この場所が数年前に運営ごと入れ替わっているからです。まずは現在の姿を正確に押さえておきます。
旧名のまま呼ばれ続けている理由と、正式名称のズレ
現在の正式名称は「sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき」です。2021年12月にキャンプギア専門店ソトソトデイズが運営を引き継ぎ、リニューアルオープンしました。それでも検索需要が「みさきキャンプ場」に残り続けているのは、山中湖北岸の岬(みさき)という地形名がそのまま定着していたからです。予約サイトや地図アプリでも「旧みさきキャンプ場」と併記されているケースが多く、名称の違いで別施設と勘違いする必要はありません。
実務上の注意点は、古いブログ記事の料金をそのまま信じないことです。運営交代前の情報には1泊数千円台の記載も残っていますが、現在の区画サイトは1区画10,000円です。予約時に「思っていた金額と違う」となるのは、たいていこの新旧混在が原因になります。行く前に必ず公式の料金ページを開いて、その日の設定を確認してください。繁忙期料金の設定もあるため、カレンダーによって金額が動きます。
両側が湖に面した地形は山中湖でもここだけ
この場所の価値は、湖に突き出した岬の上にサイトが並んでいる点にあります。公式が「両側が湖畔に面した、唯一無二のキャンプ場」と表現している通り、左右どちらを向いても水面が見える構造です。山中湖の湖畔キャンプ場は湖岸線に沿って細長く区画を取るタイプが主流なので、視界の抜け方が根本的に違います。
車中泊スタイルとの相性で言えば、リアゲートを開けた向きで景色が決まるという点が重要です。バックドアを湖側に向けて停めれば、跳ね上げたゲートの下がそのまま湖に面したリビングになります。逆に区画の向きを意識せず停めると、隣の区画のテントを眺めながら朝を迎えることになります。チェックインのときにスタッフへ「リアゲートを湖側に向けたい」と伝えておくと、区画の割り当てで配慮してもらいやすくなります。
注意点として、岬の地形は風が抜けます。両側が開けているということは、風向きによっては真横から吹き抜けるということです。タープやカーサイドシェルターを張るなら、ペグは20cm以上の長さのものを用意し、風が強い日は無理に設営しない判断も必要です。
基本情報とアクセス|東富士五湖道路の山中湖ICから
所在地は山梨県南都留郡山中湖村平野です。山中湖の北岸、平野エリアにあり、東富士五湖道路の山中湖インターチェンジから湖の北側を回り込むルートが分かりやすい経路になります。チェックインは13:00、チェックアウトは翌11:00と、キャンプ場としては標準的な設定です。
| 住所 | 〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野2431-2 |
| 電話番号 | 0555-65-7981 |
| チェックイン | 13:00 |
| チェックアウト | 翌11:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 公式サイト | 公式サイト |
デイキャンプの利用時間は10:00〜16:00です。宿泊せずに湖畔でランチだけ楽しむ使い方もできますが、料金は1区画8,000円なので、時間あたりの割安感は宿泊のほうが上になります。施設情報は山中湖観光協会の公式ページにも掲載されており、夜間連絡先が別に用意されている点も確認できます。
1泊10,000円は高いのか?サイト5種類を料金で分解する
料金表を眺めて「湖畔だから高い」で終わらせると選択を誤ります。含まれるものと使える設備で割り算すると、印象はかなり変わります。
区画サイト10,000円に何が含まれているのか
区画サイトは1区画10,000円です。ここで見落とされがちなのが、シャワーの利用料が宿泊料金に含まれているという点です。男女別で新設され、親子用の大型シャワーも用意されています。日帰り温泉に立ち寄れば大人1人900円かかるので、夫婦2人なら1,800円分がここに乗っていると考えられます。
使い方の面では、区画サイトはクルマの乗り入れが可能なので、車中泊でもテント泊でも成立します。ミニバンやハイエースで行き、テントは張らずにタープだけ立てて荷室で寝るスタイルなら、設営時間は15分ほどで済みます。到着が夕方になる金曜夜発の行程でも、暗くなる前に居場所が完成します。
デメリットも書いておきます。10,000円という金額は、無料で泊まれる道の駅や2,000円台のRVパークと比べれば明確に高い設定です。景色と設備にお金を払う施設なので、「安く寝られればいい」という目的だけで選ぶと割高に感じます。逆に、湖畔で朝を迎えることそのものが目的なら、宿に泊まるより安い、という比較になります。
電源サイト12,000円の差額2,000円は元が取れるのか
区画電源サイトは1区画12,000円で、差額は2,000円です。電源は1000Wまで対応しています。実は、この2,000円は「電気が使えるようになる料金」ではなく、「ポータブル電源の残量を気にしなくてよくなる料金」と捉えると判断しやすくなります。意外と知られていませんが、電源サイトの本当の価値は家電が動くことより、翌日以降の行程で電力を温存できる点にあります。
具体的には、1,000Wh級のポータブル電源を持っていても、真夏に扇風機とサーキュレーターを一晩回せば残量は目に見えて減ります。連泊や、翌日も車中泊を続ける長期の車旅なら、初日を電源サイトにして満充電で朝を迎えるだけで、以降の自由度がまったく違ってきます。1泊だけの週末旅で、しかも電気毛布も冷蔵庫も使わないなら、差額2,000円は払わなくても困りません。
注意点は容量の上限です。1000W対応ということは、消費電力1,000Wを超える家電(大型のドライヤー、電気ケトル、ホットプレートなど)は使えないと考えるべきです。ブレーカーが落ちれば周囲にも迷惑がかかります。持ち込む家電の消費電力は、出発前に本体の表示を確認しておいてください。
林間ソロサイト6,000円は安いが、クルマは入れない
最安の林間ソロサイトは6,000円です。ソロ専用で、林の中に設けられたフリーサイトになります。ここで最重要なのは、林間サイト(林間ソロサイト・林間フリーサイト)は徒歩・自転車・バイク専用で、自動車の乗り入れができないという点です。バイクで走ってきてテントを張る人には理想的ですが、クルマで来て荷室に寝るつもりなら選んではいけません。
林間フリーサイトは10,000円で、こちらもクルマは入れられません。料金だけを縦に見て「フリーサイトのほうが安いかも」と判断すると、当日になって条件が違うことに気づきます。予約画面ではサイト名の末尾まで読んで、「区画」か「林間」かを必ず確認してください。
使い分けの目安はシンプルです。ソロツーリングでバイク+テントなら林間ソロサイト6,000円、ソロでも軽バンやミニバンで寝るなら区画サイト10,000円。夫婦やファミリーで荷物が多いなら区画サイト、家電を使うなら区画電源サイト。この4パターンで、ほぼ迷わなくなります。
デイキャンプ8,000円と「当日1.5倍」ルールの落とし穴
デイキャンプは1区画8,000円、利用時間は10:00〜16:00です。宿泊が10,000円なので、6時間の日帰り利用としては強気の設定に見えますが、湖畔の区画をまるごと6時間使えると考えれば、グループでの日帰り利用には成立します。
それより重要なのが、予約なしで当日ふらっと訪れた場合のルールです。公式には、当日予約なしで来場した場合は利用日の通常価格の1.5倍になると明記されています。区画サイトなら10,000円が15,000円です。さらに、空きサイトがない場合は宿泊自体を断られます。「行けばなんとかなる」が通用しない施設だと理解しておいてください。
販売品は薪・炭・氷・ゴミ処理代が300〜1,000円の範囲で用意されています。ゴミを持ち帰らずに処理できるのは車中泊派にとって実利があります。帰り道でゴミ袋を積んだまま温泉に寄る、という気まずい状況を避けられます。
湖畔サイトの料金は「1人あたり」ではなく「1区画あたり」で設定されています。ソロで使うと割高、2〜4人で使うと一気に割安になる構造です。夫婦2人で区画サイトなら1人5,000円、シャワー込みと考えれば宿泊費としては現実的な水準になります。
| サイト種別 | 料金 | クルマ乗り入れ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 区画サイト | 10,000円/1区画 | ○ | 車中泊・ファミリー |
| 区画電源サイト | 12,000円/1区画 | ○(1000W対応) | 家電を使う人・連泊 |
| フリーサイト | 10,000円 | 要確認 | レイアウト自由に張りたい人 |
| 林間フリーサイト | 10,000円 | × | 木陰で過ごしたい人 |
| 林間ソロサイト | 6,000円 | ×(徒歩・自転車・バイク) | バイクソロキャンプ |
| デイキャンプ | 8,000円/1区画 | ○ | 10:00〜16:00の日帰り |
※料金は公式料金ページ掲載値(繁忙期料金設定あり)。車中泊&キャンピングカーの教科書調べ。
クルマを横付けして眠れるのはどの区画か

ここからは車中泊目線の実務に入ります。キャンプ場での車中泊は「オートサイトを取れば合法的に堂々と眠れる」という点が最大の利点です。道の駅のように周囲の目を気にする必要がありません。
車中泊が成立するのは区画サイトと区画電源サイトの2択
結論として、荷室で寝るスタイルが成立するのは区画サイトと区画電源サイトだけです。公式の施設情報でも、この2種は自動車利用可、林間サイトは徒歩・自転車・バイク専用と明確に区別されています。乗用車だけでなくキャンピングカーやバイクの乗り入れにも対応しているため、キャブコンやバンコンで訪れても区画に収まれば問題ありません。
実際の使い方としては、区画内にクルマを停め、リアゲートまたはスライドドア側に居住スペースを作る形になります。テントを張らないぶん、区画のスペースをタープやチェア、焚き火台に回せるので、同じ1区画でもゆとりが生まれます。ファミリーで来て「子どもは車内、大人はタープ下」という分け方もできます。
注意点は、サイトの地面が土を基調としている点です。雨が続いた後は柔らかくなり、重量のあるキャブコンでは轍ができやすくなります。天候が崩れた翌日に訪れる場合は、区画の入り方をスタッフに相談してから進入すると安心です。
キャンプ場内でもエンジンをかけたままの空調は避けてください。排気音は静かな湖畔ほど響き、隣の区画のテント泊の人にとっては一晩中続く騒音になります。暑さ・寒さは電源サイトかポータブル電源で解決するのが、この場所での正しい作法です。
【失敗パターン】林間ソロサイトを予約して荷物を担ぐことになる
最も多い失敗が、料金の安さだけで林間ソロサイトを予約してしまうケースです。6,000円という数字は区画サイトより4,000円安く、ソロなら十分と判断したくなります。ところが林間サイトはクルマの乗り入れができないため、当日は駐車スペースに停めてから荷物を運ぶことになります。
原因は、予約画面で「サイト名の種別」を読み飛ばしていることです。「ソロサイト」という言葉から、単に人数の制限だと解釈してしまうと、乗り入れ可否まで気が回りません。クーラーボックス、寝袋、焚き火台、水のペットボトルを抱えて往復すれば、設営前に体力を使い切ります。
対策は単純で、予約時に「区画」の2文字が入っているかを確認することです。区画サイト・区画電源サイトのどちらかであれば乗り入れができます。迷ったら予約前に電話(0555-65-7981)で「クルマを横付けして車中泊したい」と伝えれば確実です。1本の電話が、当日の往復20回を防ぎます。
キャンピングカーで行くときに事前に確認したいこと
キャブコンやバスコンで訪れる場合、確認すべきは全長と全高よりも、区画までのアプローチです。山中湖北岸の道路は湖岸沿いに細く、対向車とのすれ違いに気を使う区間があります。全長5m超の車両で初めて向かうなら、明るいうちに到着する行程を組んでください。チェックインは13:00なので、午前中に出発すれば十分間に合います。
電源についても、キャンピングカーは家庭用100Vの外部入力を備えている車両が多いため、区画電源サイト(1000W対応)との相性が良好です。サブバッテリーの充電をしながら泊まれるので、連泊の初日に電源サイトを取る使い方が効きます。ただし1000Wを超える機器は使えないため、車載エアコンの消費電力は事前に取扱説明書で確認しておきましょう。
デメリットとして、大型車両は区画の幅に対して余白が少なくなります。タープを張る余地が減るため、リアゲート側にサイドオーニングを展開できる車両かどうかで、居住性が大きく変わります。オーニングがない車両なら、カーサイドタープを持参する前提で荷物を組んでください。
電源サイトを取るか、ポータブル電源を積むか
差額2,000円で電源が付くなら、ポータブル電源は不要では、と思うかもしれません。判断の分かれ目は「その旅で何泊するか」と「電源のない場所にも泊まるか」の2点です。みさきキャンプ場だけで完結する1泊2日なら電源サイトで十分ですが、道志みちを走って道の駅に寄る、翌日は別の無電源スポットで泊まるといった行程なら、ポータブル電源が旅全体を支えます。
容量の目安は、夏に扇風機とスマホ充電だけなら500Wh級、電気毛布を一晩使うなら1,000Wh級、電気ケトルやポータブルクーラーまで動かすなら1,500Wh級です。区画電源サイトで満充電しておけば、翌日以降の無電源泊でも同じ装備が使えます。この「充電拠点として使う」発想が、電源サイトの費用対効果を最大化します。
注意点は、ポータブル電源を車内に置きっぱなしにしないことです。夏の日中の車内は高温になり、リチウムイオン電池にとって過酷な環境になります。日中はタープの日陰に下ろす、走行中は直射日光の当たらない位置に置く、といった扱いを習慣にしてください。

「キャンプや車中泊で電源ってどう確保するの?」「電源サイトのないところでもスマホやクーラーを使いたい」——車旅を始めると、必ずぶつかるのが電気の問題です。夏の車…
トイレ・シャワー・炊事場は実際どう使うのか
設備は「あるかないか」より「どう使えるか」が快適さを決めます。ここは運営交代で最も変わった部分でもあります。
| 施設名 | sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき(旧みさきキャンプ場) |
| 運営 | キャンプギア専門店 ソトソトデイズ |
| 料金 | 区画サイト10,000円/区画電源サイト12,000円/林間ソロサイト6,000円 |
| トイレ | 男女別の温水シャワートイレ |
| シャワー | 男女別・親子用大型あり(宿泊料金に含む) |
| 炊事場 | 一部温水利用可・汚れ物用水道を別設 |
| 電源 | 区画電源サイトのみ1000W対応 |
シャワーは宿泊料金に含まれる|親子用の大型も完備
シャワーは男女別に用意され、宿泊料金に含まれています。追加のコイン投入が不要という点は、夜のうちに汗を流したい夏場や、焚き火の煙を落としたいときに効いてきます。親子用の大型シャワーも設けられているので、小さい子ども連れでも順番待ちのストレスが減ります。
使いどころとしては、日帰り温泉との使い分けが現実的です。到着日は温泉に寄って湯船に浸かり、翌朝の出発前はキャンプ場のシャワーでさっぱりする。この組み合わせなら、温泉の入浴料は1回分で済みます。大人1人900円の入浴料が2日で1,800円になるところを、900円に抑えられます。
注意点は、標高980.5mの立地ゆえに、春先や晩秋の夜間はシャワー後の湯冷めが早いことです。脱衣後すぐに羽織れるフリースやダウンを持って行くだけで、体感がまったく違います。特に子どもは体が冷えるのが早いので、タオルと防寒着はセットで持ち込んでください。
炊事場は一部温水が使える|汚れ物用の水道は別
炊事場は一部で温水が使えます。標高980.5mの水は真夏でも冷たく、油汚れの食器を冷水だけで洗うのは骨が折れます。温水が使える設備があるだけで、夕食後の片付け時間は目に見えて短くなります。さらに、汚れ物専用の水道が別に設けられているため、食器を洗う流しに泥や炭が混ざりにくい設計になっています。
車中泊派にとってのメリットは、車内に汚れ物を持ち込まずに済むことです。焚き火で煤のついたシェラカップやグリルを、区画から炊事場へ直行させて洗って戻す。この動線ができるだけで、寝床の清潔さが保てます。荷室で寝る以上、車内が汚れることは睡眠の質に直結します。
注意点として、温水は「一部利用可」という条件付きです。全ての流しで湯が出るわけではないため、混雑する夕食後の時間帯は順番待ちが発生します。食事の片付けを19時台に集中させず、少し前後にずらすだけで待ち時間を避けられます。
ゴミは300〜1,000円で処理できる|持ち帰り不要の価値
販売品として、薪・炭・氷とあわせてゴミ処理代が300〜1,000円で用意されています。量に応じた設定です。車中泊の旅で意外と厄介なのが、翌日以降もゴミを積んだまま走ることです。夏場は車内の温度が上がり、におい移りの原因になります。
具体的な使い方として、連泊や周遊の初日にみさきキャンプ場を組み込み、ここでゴミを処理してから次の目的地に向かう行程が合理的です。道の駅ではゴミの持ち帰りが原則なので、処理できる場所を旅程の中に1か所挟んでおくと全体が楽になります。
注意点は、分別ルールに従うことです。有料だからといって何でも捨てられるわけではありません。受付でルールを確認し、指定の袋や分別区分を守ってください。マナーが崩れると、次の利用者に対してサービス自体が縮小されます。
チェックイン13:00・アウト11:00をどう使い切るか
チェックインは13:00、チェックアウトは翌11:00です。滞在時間は22時間で、キャンプ場としては標準的ですが、車中泊スタイルなら設営・撤収が短いぶん、この22時間をほぼ遊びに使えます。テント泊だと設営1時間・撤収1時間が消えますが、荷室で寝るなら合計30分程度で済みます。
おすすめの時間割は、13:00にチェックインしてタープだけ張り、14:00〜16:00は湖でSUPやカヤック、17:00に温泉へ移動、19:00に戻って焚き火と夕食、というものです。翌朝は6時前後に湖面の朝もやを眺め、9時に朝食、11:00にチェックアウト。詰め込みすぎず、湖畔にいる時間を長く取れます。
注意点は、11:00のチェックアウト後に山中湖周辺の道路が混み始めることです。特に夏休みとゴールデンウィークは東富士五湖道路方面が渋滞します。渋滞を避けたいなら、11:00に出て道志みち方面へ抜けるルートを取ると流れが読みやすくなります。
標高980.5mの夜をなめない|季節別に必要な装備
山中湖の湖面標高は980.5mで、富士五湖の中で最も高い位置にあります。国内の湖としても中禅寺湖・榛名湖に次ぐ高所です。この数字が、装備選びのすべての前提になります。
気温は標高100mごとにおよそ0.6℃下がります。標高980.5mの山中湖なら、海抜0mの平地との差はおよそ6℃。都心の予想最低気温が26℃の夜でも、ここでは20℃前後まで下がる計算です。天気予報を見るときは「山中湖村」でピンポイント検索するのが確実です。
【失敗パターン】8月なのに夏用寝袋で震える
真夏の車中泊で最も多い失敗が、平地の感覚で寝具を選んでしまうことです。標高980.5mの湖畔は、日中に汗ばんでいても夜間から明け方にかけて気温が大きく下がります。タオルケットや夏用の薄い寝袋だけで荷室に入ると、深夜2時ごろに寒さで目が覚めることになります。
原因は、標高が100m上がるごとに気温がおおむね0.6℃下がるという単純な物理です。標高980.5mなら、平地との差はおよそ6℃前後。都心が熱帯夜でも、ここでは長袖が必要になる計算です。加えて、湖面からの放射冷却が効くため、体感はさらに下がります。
対策は、夏でも化繊のインナーシュラフや薄手の毛布を1枚積んでおくことです。荷室の隅に圧縮袋で丸めておけば場所も取りません。逆に言えば、この1枚があるだけで真夏の山中湖は「涼しくて眠りやすい場所」に変わります。標高は敵ではなく、装備さえ合えば最大の武器になります。
春と秋は結露との戦い|朝の窓が濡れる理由
春と秋、特に4〜5月と10〜11月は、日中と夜間の寒暖差が大きくなります。車中泊で問題になるのは結露です。呼気に含まれる水分が冷えた窓ガラスに触れて水滴になり、朝には窓の内側がびっしり濡れます。放置すると内装のカビや、断熱マットの湿りにつながります。
対策は換気の確保です。対角線上の2か所の窓を1〜2cm開け、虫除けネットを噛ませておくだけで、車内の湿度は大きく下がります。USB駆動の小型ファンを1つ回すと空気が動き、さらに効果が上がります。湖畔は湿度が高いため、密閉した車内は水蒸気の逃げ場がなくなります。
注意点として、窓を開ける以上は防犯面の配慮が必要です。キャンプ場は道の駅より安全性は高いものの、貴重品を窓際に置かない、開ける幅は手が入らない程度にとどめる、といった基本は守ってください。朝に濡れた窓は、マイクロファイバークロス1枚で拭き取れます。
冬季は凍結対策が必須|湖が全面結氷することもある
山中湖は富士五湖で最も水深が浅く、厳寒期には全面結氷することがあります。それだけ冷え込む土地だということです。冬に車中泊で訪れるなら、寝袋は快適使用温度がマイナス表記のものを選び、床面には厚さ8cm以上のマットか銀マットの重ね敷きで底冷えを断ってください。
アクセス面でも冬季は装備が要ります。標高が高く路面凍結が起こるため、スタッドレスタイヤは必須と考えるべきです。チェーンだけで向かうと、朝の凍結した路面で身動きが取れなくなります。特に早朝のチェックアウト後、日陰の路面が凍っている区間には注意してください。
注意点として、車内での燃焼式暖房(カセットガスストーブ、石油ストーブ)を使ったまま就寝することは避けてください。密閉空間での燃焼は一酸化炭素の発生につながります。暖房は電気毛布とポータブル電源の組み合わせが、車中泊では最も安全な選択です。

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予算別に揃える|5,000円・3万円・それ以上
装備は一気に揃える必要はありません。5,000円以下の段階なら、銀マット2枚(約2,000円)、100均の窓用シェード(約1,100円)、インナーシュラフ(約2,000円)で、春〜秋の1泊は問題なくこなせます。まずはこの構成で1回泊まってみて、足りない部分を見極めるのが失敗しない順序です。
1万〜3万円の段階では、厚さ8cm前後の車中泊マット(1万〜2万円)と、500Wh級のポータブル電源(2万円前後)が候補になります。マットは段差を消して睡眠の質を根本から変える投資で、効果が最も分かりやすい部類です。ポータブル電源があれば、電源のない道の駅泊にも行動範囲が広がります。
3万円以上を投じるなら、1,000Wh級のポータブル電源と電気毛布、夏はポータブルクーラーという構成になります。ここまで来ると、みさきキャンプ場の電源サイトを「充電基地」として使い、周辺の無電源スポットを自由に回る旅が組めます。ただし重量が20kgを超える機種もあるため、積載重量と積み下ろしの負担は事前に確認してください。
みさきキャンプ場が満室だったときの代替2スポット
週末や夏休みは予約が埋まります。当日予約なしの来場は通常価格の1.5倍、しかも空きがなければ断られる以上、リカバリー先を持っておくのが車旅の保険になります。山中湖から道志みちへ抜けるルート上に、性格の違う2か所があります。
RVパークAnnex道志|電源付きで3,500円から
山中湖から国道413号(道志みち)を東へ走った道志村にあるRVパークです。ガーデンサイトは9m×6mの砂利敷きで15台、駐車場サイトは5m×5mのアスファルトで6台、合計21台を受け入れます。料金は駐車場サイトが平日3,500円、週末・休前日4,500円、ハイシーズン5,500円。ガーデンサイトはそれぞれ4,500円・5,500円・6,500円です。電源(20A)は1泊500円で追加できます。
| 住所 | 〒402-0222 山梨県南都留郡道志村下善之木10171-2 |
| 電話番号 | 090-5095-0575 |
| チェックイン | 12:00〜18:00 |
| チェックアウト | 〜11:00 |
| 受入台数 | 最大21台(ガーデン15台・駐車場6台) |
| 公式サイト | 公式サイト |
使いどころは、湖畔の景色より設備と静けさを優先したい夜です。全館無料WiFi、コインランドリー、24時間使えるトイレが揃っているため、連泊で洗濯が必要になったタイミングにも合います。デメリットは湖が見えないこと。景色を求めて山中湖まで来たなら、第一希望はやはりみさきキャンプ場になります。施設情報は日本RV協会のRVパーク公式ページでも確認できます。

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道の駅どうし|無料で仮眠できるが「宿泊」ではない
道志みちの中間にある道の駅です。駐車場は普通車100台(うち身障者用3台)と大型車5台。営業時間は9:00〜18:00で、7・8月は19:00まで延長されます。休館は年末年始(12月28日〜1月1日)です。駐車料金はかからないため、予定が崩れたときの最後の受け皿になります。
| 住所 | 〒402-0219 山梨県南都留郡道志村9745 |
| 電話番号 | 0554-52-1811 |
| 営業時間 | 9:00〜18:00(7・8月は19:00まで) |
| 休館日 | 年末年始(12月28日〜1月1日) |
| 駐車場 | 普通車100台(身障者用3台)・大型車5台 |
| 施設情報 | 全国「道の駅」連絡会 |
道の駅はあくまで「ドライバーの休憩施設」で、宿泊施設ではありません。テーブルや椅子を外に出す、タープを張る、長時間アイドリングする——いずれも施設側が最も嫌う行為です。到着したら静かに車内で過ごし、翌朝は早めに出る。この姿勢を守れないなら、最初から有料のRVパークを選ぶべきです。
3か所をどう使い分けるか
選び方の基準は「その夜に何を優先するか」です。湖畔の景色と焚き火を優先するならみさきキャンプ場、設備と静けさと電源を優先するならRVパークAnnex道志、コストと機動力を優先するなら道の駅どうし。金額で言えば10,000円・3,500円〜・0円という3段階で、得られるものが明確に違います。
| みさきキャンプ場を選ぶメリット | デメリット |
|---|---|
| 両側が湖に面した区画で朝夕の湖面が見える シャワーが宿泊料金に含まれる 焚き火とタープを堂々と使える SUP・カヤックを湖ですぐ楽しめる | 1区画10,000円と道の駅・RVパークより高い 予約必須で当日は1.5倍かつ空き次第 林間サイトはクルマを乗り入れられない 岬の地形で風が抜けやすい |
実務的には、金曜夜に道の駅どうしで仮眠 → 土曜13:00にみさきキャンプ場イン → 日曜11:00アウト、という組み合わせが効率的です。前泊を安く済ませ、本命の1泊にお金を集中させる形になります。
温泉と湖上遊びで滞在を厚くする周辺スポット
山中湖平野エリアは、キャンプ場から車で10分圏内に日帰り温泉が2か所あります。どちらも大人900円で、車中泊の旅と相性のいい価格帯です。
石割の湯|pH10.2の高アルカリ性で肌がつるつるになる
キャンプ場と同じ平野エリアにある温泉です。泉質は国内でも有数の高アルカリ性で、水素イオン濃度はpH10.2。入浴料は大人900円、中高生700円、小学生350円で、いずれも入湯税込みです。営業時間は11:00〜19:00(最終受付18:15)、定休日は毎週水曜日・木曜日です。
| 住所 | 〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野1450 |
| 電話番号 | 0555-20-3355 |
| 営業時間 | 11:00〜19:00(最終受付18:15) |
| 定休日 | 毎週水曜日・木曜日 |
| 入浴料金 | 大人900円/中高生700円/小学生350円 |
| 公式サイト | 公式サイト |
キャンプ場と同じ平野地区なので、チェックイン後に設営を済ませてから向かうのが自然な流れです。注意点は水曜・木曜が定休日であること。平日に有給を取って空いている日を狙うと、まさにその2日が休みという事態が起こります。訪問予定日の曜日は、出発前に必ず確認してください。
紅富士の湯|露天から富士山、土日祝は20時まで
山中湖の北側、山中地区にある日帰り温泉です。露天風呂から富士山を望める立地で知られています。入浴料は大人900円、中高生700円、小学生350円、未就学児は無料。営業時間は平日11:00〜19:00(最終受付18:15)、土日祝は11:00〜20:00(最終受付19:15)です。定休日は毎週月曜日・火曜日となっています。
| 住所 | 〒401-0501 山梨県南都留郡山中湖村山中865-776 |
| 電話番号 | 0555-20-2700 |
| 営業時間 | 平日11:00〜19:00/土日祝11:00〜20:00 |
| 定休日 | 毎週月曜日・火曜日 |
| 駐車場 | 普通車220台・大型車4台 |
| 公式サイト | 公式サイト |
駐車場は普通車220台・大型車4台と大きく、キャンピングカーで訪れても停めやすい部類です。石割の湯が水曜・木曜休み、紅富士の湯が月曜・火曜休みなので、この2軒を知っておけば週のどの日に行っても、どちらかは開いている計算になります。この組み合わせが平野エリアで車中泊する最大の利点です。
SUPとペダルカヤックは現地でレンタルできる
キャンプ場では湖のアクティビティもレンタルできます。SUPは90分3,000円、半日5,000円、1日7,000円。ペダルカヤックは2人乗りが30分3,000円、4人乗りが30分5,000円です。ライフジャケットは1日500円で借りられます。道具を積んでいく必要がないため、車中泊で積載に余裕がない軽バンやコンパクトカーでも遊べます。
使いどころは、チェックイン直後の14時台です。午前中は富士山に雲がかかりやすく、夕方は風が出やすいため、湖面が比較的落ち着いている午後の早い時間が狙い目になります。4人乗りのペダルカヤックなら、小さい子どもを乗せてファミリーでも楽しめます。
注意点は、濡れた装備を車内に持ち込まないことです。ウェットスーツや濡れたタオルをそのまま荷室に放り込むと、車内の湿度が上がって夜の結露が悪化します。大きめのドライバッグか、防水のトランクカーゴを1つ積んでおくと、濡れ物の置き場が確保できます。
ソロ・夫婦・ファミリー別の1泊2日モデルプラン
ソロなら、林間ソロサイト6,000円にバイクで入り、テント泊で身軽に過ごすのが最安構成です。クルマで来るなら区画サイト10,000円で車中泊にし、浮いた設営時間をSUPに回します。夕方は石割の湯で900円、夜は焚き火。1人あたりの総額は12,000円前後に収まります。
夫婦2人なら、区画サイト10,000円を折半して1人5,000円。シャワーが料金に含まれるので、温泉は到着日の1回だけにして翌朝はキャンプ場のシャワーで済ませます。ペダルカヤック2人乗り30分3,000円を足しても、2人で15,000円台の週末になります。
ファミリーなら区画電源サイト12,000円が有力です。子どもが小さいと親子用シャワーの有無が快適さを左右しますし、電源があれば夏は扇風機、冬は電気毛布で温度管理ができます。4人乗りペダルカヤック5,000円と紅富士の湯(大人900円×2+小学生350円×2)を組み合わせても、総額20,000円前後で1泊2日が組み立てられます。
まとめ|山中湖の湖畔で眠るなら、区画サイトの2文字を確認する
みさきキャンプ場、正式には「sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき」は、両側が湖に面した岬の上という、山中湖でも代えのきかない立地にあります。1区画10,000円という料金は道の駅やRVパークと比べれば高い設定ですが、シャワーが宿泊料金に含まれ、焚き火とタープを堂々と使えて、目の前でSUPに乗れることまで含めた金額です。景色そのものを買う場所だと理解すれば、納得のいく価格帯といえます。
車中泊派が最初に確認すべきは、サイト名に「区画」の2文字が入っているかどうかです。区画サイト10,000円と区画電源サイト12,000円はクルマの乗り入れが可能で、キャンピングカーやバイクにも対応します。一方、6,000円の林間ソロサイトと10,000円の林間フリーサイトは徒歩・自転車・バイク専用です。料金の安さだけで選ぶと、荷物を担いで往復することになります。
そして忘れてはいけないのが標高980.5mという数字です。山中湖は富士五湖で最も高い位置にあり、真夏でも夜間は冷え込みます。逆にこの標高があるからこそ、平地が熱帯夜の日でも快適に眠れます。夏はインナーシュラフを1枚、冬はマイナス対応の寝袋とスタッドレスタイヤ。装備さえ合わせれば、通年で使える湖畔の拠点になります。
- 正式名称は「sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき」、旧みさきキャンプ場
- 車中泊できるのは区画サイト10,000円・区画電源サイト12,000円の2種類
- 電源サイトは1000W対応。連泊の充電拠点として使うと差額2,000円が生きる
- チェックイン13:00・チェックアウト11:00、シャワーは宿泊料金に含まれる
- 当日予約なしの来場は通常価格の1.5倍、空きがなければ宿泊不可
- 満室時はRVパークAnnex道志(3,500円〜)や道の駅どうしがリカバリー先
- 石割の湯・紅富士の湯はどちらも大人900円。定休日が異なるので週のどの日でも入れる
最初の一歩は、行きたい日の空き状況を公式の予約ページで確認し、「区画サイト」または「区画電源サイト」で押さえることです。予約が取れたら、寝床のマットと標高に合わせた寝具、そして温泉代900円を用意すれば準備は完了します。湖の両側から朝日が差し込む区画で目を覚ます体験は、車中泊の行き先としてかなり上位に入るはずです。
※料金・営業時間・定休日は変更される場合があります。最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。

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