Ogawa Plum Garden for campersは車中泊不可|1名3,000円と全ルール

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「Ogawa Plum Garden for campersって、車を横づけしてそのまま車中泊できるの?」——埼玉県小川町の梅林にあるこのキャンプ場を調べていて、そこで手が止まった人は多いはずです。結論から言うと、サイトへの車の乗り入れはできません。駐車場は管理棟の手前に5台ほど、そこからサイトまで約50mをリヤカーで荷物を運ぶスタイルです。つまり「車で寝る」前提の車中泊拠点としては成立しません。

ただ、それは欠点ではなく設計思想です。電源なし、水道は沢の水、トイレはバイオトイレ。一日数組しか受け入れない小さな場内で、21時消灯という明確なルールを敷いて「静けさ」を守っている。車の音もエンジン音も入り込まない場所を、あえて作っているわけです。

この記事では、1名3,000円という料金の内訳から、貸切・デイキャンプの使い分け、電源なしをどう乗り切るかの装備設計、当日の動線とルール、そして車ごと泊まりたい人のための小川町周辺の代替拠点まで、公式サイトと利用規約で確認できた情報をもとに整理します。行ってから「聞いてない」を作らないための下調べとして使ってください。

📌 この記事でわかること

・Ogawa Plum Garden for campersの料金・時間・設備の全体像
・車の乗り入れ不可で車中泊が成立しない具体的な理由
・電源なし・飲用不可のオフグリッド環境に必要な装備
・車ごと泊まりたい人向けの小川町周辺の代替スポット

目次

Ogawa Plum Garden for campersはどんな場所?梅林に一日数組だけ泊まる小川町のキャンプ場

Ogawa Plum Garden for campersはどんな場所?梅林に一日数組だけ泊まる小川町のキャンプ場の解説画像

埼玉県比企郡小川町、外秩父の山裾にある小さなキャンプ場です。2020年秋にオープンし、敷地に梅の木が多く植わっていることが名前の由来になっています。関越自動車道の嵐山小川ICから約15分、東武東上線・JR八高線の小川町駅からは2.5kmで徒歩約30分、タクシーなら約5分。都心から高速で1時間強の距離にありながら、場内に届くのは沢の音と鳥の声だけ、という立地です。

一日数組限定という受け入れ方が場の空気を決めている

このキャンプ場の一番の特徴は、区画数を増やさないことです。フリーサイト形式で、5組ほど入るとほぼ満席という規模感。区画を細かく切って詰め込めば売上は伸びますが、そうしていません。結果として、隣のグループとの距離が十分に取れ、テントを張る位置もある程度自由に選べます。

この設計が効くのは、ソロキャンプと夫婦2人での利用です。焚き火を眺めながら本を読む、コーヒーを淹れて何もしない——そういう過ごし方をしたい人には、周囲の話し声が届かない距離が確保されているかどうかが決定的に効いてきます。逆に、大人数でにぎやかに過ごしたい人、子どもが走り回れる広場を期待する人には向きません。利用規約でも宴会など周囲への迷惑行為は禁止と明記されています。

注意点は予約の取りにくさです。受け入れ枠が小さいぶん、土曜や連休は早めに埋まります。予約可能な期間は2か月先までなので、行きたい日が決まっているなら2か月前に動くのが現実的な戦略になります。

オフグリッドの中身は「電源なし・沢の水・バイオトイレ」

ここは電源設備を持ちません。管理棟側で太陽光発電を使っているものの、サイトにAC電源はなく、ポータブル電源かガス・ガソリン器具で自給する前提です。水は近くの沢から引いた水をタンクで運んで炊事場に供給していて、炊事場は場内に1か所、温水は出ません。そして重要なのが、この水は飲用不可という点。飲み水と調理に使う水は、ペットボトルやウォータージャグで自分で持ち込む必要があります。

トイレはバイオトイレ(コンポスト仕様)の木造小屋で、男女兼用1棟と女性専用1棟の2棟構成です。水洗ではなく、使用後におがくずをかける方式。においが気にならないという声が多い一方、洋式水洗に慣れた人は最初戸惑います。小さな子ども連れや、トイレ環境に不安がある人は、ここが許容できるかを先に判断しておくのが安全です。

シャワー・入浴設備はありません。汗を流したい場合は、後述する周辺の日帰り温泉を組み合わせる前提でスケジュールを組みます。

荷物運搬は約50mのリヤカー移動|到着から設営までの動線

駐車場は管理棟の手前に5台程度。その先はUターンできない構造なので、案内された場所に確実に停めます。そこからサイトまでは約50m。リヤカー(カート)が無料で借りられるので、クーラーボックス、テント、焚き火台、水タンクをまとめて積んで一往復で運ぶのが基本です。

この動線が意味するのは、「積載の仕方を変える必要がある」ということ。オートキャンプなら車から3mでテント、で済むものが、ここでは一度荷物をまとめ直す作業が発生します。細かいギアをコンテナボックスにまとめておく、水タンクは満水にせず現地で汲む、といった準備をしておくと往復回数が減ります。

バイクはサイトへの乗り入れが可能です。ソロのモトキャンプ派にとっては、荷物を積んだまま入れる分むしろ相性がいい場所と言えます。一方、大型のキャンピングカーやトレーラーで乗り付ける使い方はできません。

基本情報とアクセスを一枚で確認する

予約は公式サイトの問い合わせフォーム、Instagram、LINE公式アカウントから受け付けています。代表者名・利用日・人数・テントやタープの数・到着予定時間を伝える形式です。なお、管理棟に空調がない事情から、7〜8月の盛夏は営業について問い合わせが必要とされています。夏休みに予定を組む人は、まずここを確認してから他の準備を進めてください。

📍 Ogawa Plum Garden for campers
住所 〒355-0333 埼玉県比企郡小川町飯田985-1
電話番号 050-5308-4728
チェックイン 13:00〜17:00(デイキャンプは10:00〜18:00)
チェックアウト 翌12:00まで
駐車場 あり(管理棟手前に5台程度・サイトへの乗り入れ不可)
アクセス 嵐山小川ICから約15分/小川町駅から2.5km
公式サイト Ogawa Plum Garden for campers 公式サイト

料金は1名3,000円から|貸切・デイキャンプ・追加料金を早見表で把握する

料金体系はシンプルですが、人数によって「通常利用」と「貸切」のどちらが得かが入れ替わります。ここを理解しておくと、同じ予算でまったく違う過ごし方が選べます。

宿泊は大人3,000円・18歳以下1,500円・未就学児無料

宿泊のサイト料金は1名3,000円。18歳以下は1,500円で、未就学児は無料です。首都圏の高規格キャンプ場が1区画5,000〜10,000円の設定であることを考えると、ソロで泊まるなら安い部類に入ります。人数課金なので、ソロほど割安、大人数ほど割高になる構造です。

薪は1束500円で場内販売されています。焚き火を主目的にするなら2〜3束は見込んでおくと、夜の時間に余裕が生まれます。ゴールデンウィークなどの大型連休期間は1名あたり1,000円が加算され、現地決済になります。

注意すべきは追加料金の情報が発信元によって分かれている点です。アーリーチェックイン(10時から)とレイトチェックアウト(15時まで)の追加額は1,000円とする情報と1,500円とする情報の両方があります。使う予定があるなら予約時に金額を確認してください。

貸切は4名まで20,000円|土・祝前日は25,000円

場内貸切のプランがあり、4名までで日〜金が20,000円、土曜と祝前日が25,000円です。単純計算すると、大人だけで7名以上になる週末なら貸切のほうが安くなります。ただし貸切の価値は金額よりも、他のグループが一切入らないという環境そのものにあります。

使いどころは、気心の知れた仲間だけで焚き火を囲みたいとき、写真や動画の撮影をしたいとき、子連れで周囲に気を遣いたくないときです。21時消灯のルールは貸切でも変わらないので、深夜まで盛り上がる使い方はできません。そこを勘違いすると期待外れになります。

デイキャンプは10時から18時まで|日帰りで焚き火だけ楽しむ選択肢

デイキャンプは10:00〜18:00の利用で、大人1名3,000円、18歳以下1,500円という案内が確認できます(一部媒体では4,000円との記載もあるため、予約時に確認してください)。宿泊装備を持っていない人でも、チェアとバーナーと焚き火台だけで半日過ごせる設定です。

この使い方が刺さるのは、キャンプ道具を揃える前の試し打ちをしたい人と、片道1時間強で来られる首都圏在住者です。18時までいられるので、日が長い季節なら夕暮れの時間まで焚き火ができます。デメリットは、朝の静かな時間帯を体験できないこと。このキャンプ場の魅力の半分は早朝の空気にあるので、余裕があれば宿泊を選ぶ価値があります。

ふるさと納税の宿泊券・割引券という裏ルート

小川町のふるさと納税の返礼品に、このキャンプ場の1名様一泊券、最大4名の一泊貸切券、1,500円分の割引券が登録されています。寄附額1万円以上のコースから設定があり、発券日から1年間有効。チケット到着後に予約を入れ、当日持参する流れです。

使う際の注意点は3つ。大型連休は別途1,000円の現地決済が必要なこと、払い戻しができないこと、そして予約枠が小さいため券を持っていても希望日が取れるとは限らないことです。「券があるから行ける」ではなく「行ける日を先に押さえる」順番で考えてください。

利用人数 通常利用 貸切(日〜金) 貸切(土・祝前日)
大人1名 3,000円 20,000円 25,000円
大人2名 6,000円 20,000円 25,000円
大人2名+18歳以下2名 9,000円 20,000円 25,000円
大人7名 21,000円 20,000円 25,000円

※公表料金をもとに車中泊&キャンピングカーの教科書が試算(2026年8月時点)。大型連休加算・薪代は含みません。

車を横づけできない理由と、それでも行く価値がある理由

車を横づけできない理由と、それでも行く価値がある理由の解説画像

車旅視点でこのキャンプ場を評価するとき、避けて通れないのがここです。利用規約に「車の乗り入れ不可」と明記されており、約50m離れた駐車場に停めて荷物を運ぶ運用になっています。この一行が、車中泊派にとっての意味を大きく変えます。

駐車場は5台・サイトまで約50m|車中泊が成立しない構造的な理由

車中泊が成立するには、寝る車の隣に生活空間があることが前提です。夜中にトイレへ行く、荷物を取りに戻る、雨が降ったら車内に退避する——この距離が数十mになった時点で、車中泊の利便性はほぼ失われます。加えて駐車場は5台程度と限られており、宿泊者の駐車スペースとして機能している場所です。ここで就寝することは想定されていません。

もう一つが21時消灯のルール。21時以降は談笑、音響機器の使用、キャンプ場外への出入り、食器洗いを控えるよう規約で求められています。車中泊で一般的な「エンジンをかけて空調を回す」行為は、この静けさを守る運用と真正面からぶつかります。

結論として、ここは「テントを張って泊まる場所」であり、車で寝る場所ではありません。車中泊を目的に向かうと、駐車場に着いた時点で計画が崩れます。

⚠️ よくある失敗①:車で寝るつもりで来て荷物を往復する

「キャンプ場なら車を停めた場所で寝られるだろう」と考えて到着し、サイトまで約50mあることに現地で気づく——これが一番多い誤算です。テント泊装備を持っていなければ、その日は寝る場所がありません。リヤカーでの搬入を含め、テント泊前提で装備を組んでから予約してください。車ごと泊まりたい日は、最初から別の施設を選ぶのが正解です。

バイクなら乗り入れOK|モトキャンプとの相性は良い

一方で、バイクの乗り入れは認められています。荷物をパニアやシートバッグに積んだまま張り場所まで移動できるので、搬入の手間がありません。ソロツーリングの延長でキャンプをする人にとっては、むしろ扱いやすい部類のキャンプ場です。

嵐山小川ICから約15分、周辺は外秩父の峠道が続くエリアなので、走りとキャンプをセットにした一泊ツーリングの目的地としても組み立てられます。装備は電源なし前提で、LEDランタンとモバイルバッテリー、飲料水2L程度を積んでいけば足ります。

注意点は、雨天時に逃げ場が少ないこと。屋根付きの共用スペースが充実したタイプの施設ではないので、タープかシェルターは必ず持っていきます。

それでも行く価値はどこにあるのか

車が入らないということは、場内にエンジン音もヘッドライトも入らないということです。オートキャンプ場では、深夜に到着した車のライトがテントを照らす、朝に出発する車の音で目が覚める、という現象が起きます。ここではそれが構造的に発生しません。

さらに小川町という土地の背景も効いています。町は有機農業の産地として1970年代から取り組みを重ね、オーガニックビレッジ宣言を行っています。手漉き和紙の「細川紙」は2014年にユネスコ無形文化遺産に記載された、埼玉県初の登録案件です。キャンプ前後に町を回ると、単なる宿泊地ではない一日になります。

車ごと泊まれる場所を探している人は、埼玉県内の車中泊スポットを別記事でまとめているので、そちらと組み合わせて計画を立ててみてください。

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メリットデメリット
一日数組限定で隣との距離が確保できる
場内に車が入らず夜間の物音・光が少ない
ソロ3,000円と首都圏では安い部類
バイクは張り場所まで乗り入れ可
嵐山小川ICから約15分でアクセス良好
サイトへの車乗り入れ不可・約50mの搬入
AC電源なし・炊事場の水は飲用不可
シャワー・入浴設備なし
ペット同伴不可・直火禁止
予約枠が小さく週末は埋まりやすい

電源なし・飲用不可をどう乗り切る?オフグリッド装備の組み立て方

ここで失敗する人は、装備の中身ではなく「電気と水の総量」を読み違えています。必要量を先に数字で押さえてから道具を選ぶと、荷物が減って搬入も楽になります。

ポータブル電源は何Wh必要か|使う機器から逆算する

1泊2日で使う電力を積み上げると、LEDランタン2灯で約20Wh、スマホ2台の充電で約40Wh、電気ブランケット1枚を5時間で約200Wh、USB扇風機を8時間で約80Wh。合計すると、季節家電を使わない春秋なら100Wh前後、電気毛布を使う冬なら350Wh前後が目安になります。

この計算でいくと、春秋のソロキャンプなら300Wh級の小型モデルで足ります。冬に電気毛布を回すなら500Wh級、夫婦2人で毛布2枚なら700Wh級が安心圏です。重量は300Wh級で約3kg、700Wh級で約7kg。約50mをリヤカーで運ぶことを考えると、この重量差は無視できません。

注意点は、寒い時期にポータブル電源の実効容量が落ちること。リチウムイオン電池は低温で出力が下がるため、冬は表示容量の7〜8割で見積もっておくと計画が崩れません。就寝時は電源本体を寝袋の足元に入れて保温する、といった対策が効きます。

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飲み水は全量持参|1人あたり何リットル持っていくか

炊事場の水は沢から引いたもので、飲用には使えません。飲料と調理に使う水は全量を持ち込みます。目安は1人1泊で3L。内訳は、飲料に1.5L、調理(米・スープ・コーヒー)に1L、歯磨きや食器のすすぎに0.5Lという配分です。夏場は飲料分を2Lに増やして合計3.5Lで計算します。

持ち運びは2Lペットボトルより、折りたたみのウォータージャグのほうが搬入で扱いやすくなります。空の状態で持ち込んで自宅で汲んでおく、または途中のスーパーで買い足す。道の駅おがわまちが手前にあるので、直売所に寄って食材と一緒に調達するルートが組みやすいです。

洗い物には沢の水が使えますが、温水は出ません。油汚れは現地で落としにくいので、キッチンペーパーで拭き取ってから軽くすすぐ、汚れの出にくいメニューにする、といった段取りをしておくと夜の作業が短くなります。

💡 車旅メモ:車を「動く倉庫」として使い切る

車中泊はできませんが、駐車場に停めた車は使えます。予備の毛布、着替え、追加の水、雨が強まったときの避難先として機能させると、サイトに運ぶ荷物を最小構成まで削れます。「全部運ぶ」のではなく「一晩に必要なものだけ運ぶ」。この切り替えができると、約50mの搬入は往復1回で終わります。

照明・暖房・調理は非電化でまとめると軽くなる

電源に頼らない構成にすると、荷物は目に見えて軽くなります。照明はガスランタンかオイルランタン、調理はCB缶のシングルバーナーかカセットコンロ、暖房は焚き火と湯たんぽ。この組み合わせなら、ポータブル電源を持たずに一晩を過ごせます。

特に湯たんぽは効率が良い装備です。焚き火の上でお湯を沸かすついでに準備でき、寝袋の足元に入れれば朝までぬるく保たれます。電気毛布のように電力を消費せず、重量も1kg前後。冬のソロキャンプで、ポータブル電源を1ランク小さくできる効果があります。

注意すべきは一酸化炭素です。燃焼器具をテントやシェルターの中で使う場合、換気の確保と一酸化炭素チェッカーの携行は省略できません。就寝時は燃焼器具を必ず消してから寝る。この原則を崩さないでください。

予約から撤収まで|当日つまずかないための全手順

ルールが明確な施設ほど、事前に流れを把握しておく価値があります。ここは規約が公開されているので、読んでおけば当日の迷いはほぼゼロにできます。

予約は2か月先まで|フォーム・Instagram・LINEの3ルート

予約は公式サイトの問い合わせフォーム、Instagram、LINE公式アカウントの3つから受け付けています。伝える内容は、代表者名、連絡先、利用日、利用人数、テント・タープの数、到着予定時間。予約可能期間は2か月先までで、電話番号は050-5308-4728、メールはplumgarden.ogawa@gmail.comが公開されています。

連休や土曜を狙うなら、2か月前の解禁日に動くのが現実的です。平日ならば直前でも取れることがあり、金曜の夜から土曜の昼まで、という使い方をすると混雑を避けられます。

キャンセルポリシーは7日前で50%、前日・当日は100%。ただし台風や大雪などの災害時はキャンセル料が不要とされています。天候が読めない時期は、7日前のラインを一つの判断ポイントとして押さえておいてください。

チェックインは13時〜17時|到着時刻の設計を間違えない

チェックインは当日13:00〜17:00、チェックアウトは翌12:00までです。アーリーチェックインは10時から、レイトチェックアウトは15時まで対応があり、いずれも追加料金がかかります。

ここで効いてくるのが、駐車場からの搬入時間です。受付を済ませてリヤカーに荷物を積み、約50m運び、張り場所を決めてテントを立てる。初めての場所なら、この一連で1時間は見ておくべきです。冬場は17時前に日が落ちるので、17時ぎりぎりのチェックインでは暗闇の中で設営することになります。

⚠️ よくある失敗②:17時チェックインで暗闇設営になる

受付時間の上限=設営に間に合う時刻ではありません。12月〜1月の関東は16時半には薄暗くなり、街灯のない場内ではヘッドライト頼みの作業になります。荷物運搬とペグ打ちを暗がりでやると、道具の紛失やペグの打ち込み不足が起きます。冬に泊まるなら14時台の到着を基準にし、遅れそうな日はアーリーチェックインではなく到着予定時間の連絡を入れて調整してください。

21時消灯・直火禁止・ゴミ持ち帰り|守るべき4つのルール

規約で定められている主なルールは4つです。1つ目は21時消灯。以降は談笑、音響機器の使用、場外への出入り、食器洗いを控えます。2つ目は直火の禁止で、焚き火は指定の焚火スペースか焚き火台を使います。3つ目はゴミの持ち帰り。灰と炭は焚火スペース、生ゴミはコンポストへ入れられます。4つ目はペットの同伴不可です。

ほかに、花火とキャンプファイヤーの禁止、18歳未満のみでの利用不可が定められています。どれも「静けさを守る」という一貫した方針から来ているルールなので、この方針に共感できるかどうかが、このキャンプ場を楽しめるかの分かれ目になります。

ペット不可は、愛犬と車旅をしている人にとって決定的な条件です。犬連れの場合は、この記事の後半で紹介するRVパークなどペット同伴可の施設を選んでください。

撤収は12時まで|朝の時間の使い方で満足度が変わる

チェックアウトは12時なので、朝はゆっくり動けます。おすすめの配分は、6時台に起きて焚き火の残り火でお湯を沸かし、7時から8時にコーヒーと朝食、9時から撤収を始めて11時に完了、という流れ。撤収も搬入と同じくリヤカーでの運搬が発生するので、片付け開始を早めに設定しておくと余裕が生まれます。

結露が出た日は、テントとタープを乾かす時間を30分足します。12時までに乾かしきれない場合は、たたんで持ち帰り自宅で干す前提にしておくと、時間に追われません。

撤収後は道の駅おがわまちで直売所を回り、日帰り温泉で汗を流してから帰る——この動線が組めるのが、都心から近い立地の強みです。

Q. キャンピングカーで行って、駐車場に停めたまま泊まることはできますか?
A. できません。駐車場は宿泊者が車を置くための5台程度のスペースで、車中泊用に開放されている場所ではありません。サイトへの車乗り入れも規約で禁止されています。キャンピングカーやバンコンで車旅をしている人は、記事後半で紹介するRVパークや道の駅を拠点にしてください。

ソロ・夫婦・グループ|人数と予算で変わる楽しみ方

同じキャンプ場でも、人数が変わると最適な使い方が変わります。料金体系が人数課金なので、予算設計もあわせて考えておくと迷いません。

ソロ3,000円|静けさを最大限に受け取れる使い方

このキャンプ場の設計が一番活きるのがソロです。宿泊3,000円に薪1束500円を足して3,500円。ここに飲食費を2,000円ほど見込んでも、1泊5,500円で完結します。装備はテント、寝袋、マット、チェア、焚き火台、バーナー、ランタン、水3L。リヤカー1往復で運びきれる量です。

過ごし方としては、13時に入って設営を14時に終え、日が暮れるまで本を読むか散歩をする。17時から焚き火を始め、20時半には火を落として21時の消灯に合わせる。この時間割にすると、朝5時台の静けさを気持ちよく迎えられます。

注意点は、悪天候時の逃げ場が少ないことです。ソロでタープを張らずにテントだけで来ると、雨の日は寝るしかなくなります。1〜2人用の小型タープを1枚足しておくと、雨天でも屋外で過ごせます。

夫婦・カップル6,000円|温泉とセットで一泊二日にする

2名なら6,000円。ここに玉川温泉の入浴料と食材費を足しても、2人で12,000円台で一泊二日が組めます。宿に泊まるより安く、それでいて時間の密度は濃い、という選択肢です。

組み立て方は、午前中に小川町の和紙工房や町並みを歩き、道の駅で食材を仕入れて13時にチェックイン。夕方まで焚き火を育てて、翌日は撤収後に温泉で汗を流して帰る。移動距離を短くして「町を味わう」構成にすると、車での往復時間が無駄になりません。

デメリットは、シャワーがないので夏場は汗が気になること。前日夜に入浴を済ませて朝一で移動する、翌日の温泉を確定させておくなど、入浴のタイミングを先に決めておくと快適さが変わります。

💡 実は、電源がないほうが「初心者向け」になる場面がある

電源付きサイトを選ぶと、電気毛布・電気ケトル・ホットプレートと持ち物が増え、結果的に積載も設営時間も膨らみます。オフグリッド前提のここでは、持てる電力の上限が最初から決まっているぶん、装備が自然と絞られます。「何を持っていくか」で迷わなくなるので、キャンプ2〜3回目の人が装備を固める場としてはむしろ扱いやすい。設備の少なさは、選択肢の少なさとしてプラスに働くことがあります。

4名以上・グループ|貸切20,000円をどう割るか

大人4名の通常利用は12,000円、貸切は20,000円。差額8,000円を「他のグループが入らない環境」に払うかどうかの判断になります。大人7名なら通常21,000円に対し貸切20,000円で、金額でも貸切が上回ります。

グループで使う場合の現実的な注意点は搬入量です。4名分のテント、テーブル、クーラーボックス、水12Lとなると、リヤカーで2〜3往復が必要になります。人数がいるぶん手は多いので、到着後すぐに搬入班と受付班に分かれると時間を短縮できます。

もう一つ、21時消灯はグループ利用で最も効いてくるルールです。大人数だと会話が弾んで時間を忘れがちですが、貸切であっても近隣への配慮が求められます。20時台に焚き火をピークに持っていき、21時に静かに切り替える。この段取りを事前に共有しておいてください。

車ごと泊まりたい人へ|小川町周辺の代替拠点と立ち寄りスポット

キャンピングカーやバンコンで来る人、車中泊で旅程を組んでいる人は、Plum Gardenを「立ち寄り先」ではなく「別枠」として考えるのが正解です。周辺で車ごと泊まれる拠点と、キャンプ前後に使える施設を整理します。

RVパーク ヘリテイジ リゾート|電源込み5,000円で車ごと泊まれる

小川町から車で30分ほどの熊谷市小江川にあるRVパークです。1区画1泊5,000円(税込)で、100V・15Aの電源が料金に含まれています。区画は4台分で、7m×7mが3区画、6m×7mが1区画。キャブコンやバスコンでも収まるサイズが確保されています。

トイレは24時間利用可能な洋式水洗が4個、温水洗浄便座付き。入浴は天然温泉「四季の湯」が徒歩4分の距離にあり、大人1,300円、中学生・小学生850円です。チェックインは13:00〜18:00、チェックアウトは12:00。ゴミは550円のゴミ袋をチェックイン時に受け取る有料方式です。

注意点は区画数が4台と少ないこと。週末は早めの予約が要ります。電話は24時間対応なので、旅程が固まった時点で押さえておくと安心です。

📍 RVパーク ヘリテイジ リゾート
住所 〒360-0103 埼玉県熊谷市小江川228
電話番号 048-536-1212(24時間対応)
料金 1区画5,000円/泊(税込・電源代込)
受付時間 チェックイン13:00〜18:00/チェックアウト12:00
駐車場 4台(7m×7m 3区画・6m×7m 1区画)
公式情報 くるま旅公式サイト 施設ページ

道の駅おがわまち|2025年リニューアルの補給拠点

国道254号沿いにある道の駅で、2025年5月30日に「手漉き和紙と有機の里」をコンセプトにリニューアルオープンしました。駐車場は普通車186台、大型車10台、EV充電2基を備えています。物販・飲食棟は9:00〜17:00で年中無休、伝統工芸施設は9:30〜17:00(和紙工房のみ月曜定休)です。

使い方は補給と観光の2軸。直売所で有機野菜や地元食材が手に入るので、キャンプの食材調達に向いています。里山ごはん食堂やベーカリー、ソフトクリームの店もあり、撤収後の昼食にも使えます。和紙工房では細川紙の技術に触れられます。

注意点は、ここは車中泊が公認されている施設ではないという点。営業時間外の長時間駐車や車中泊目的の利用は控え、あくまで休憩と買い物の場所として使ってください。宿泊は前述のRVパークを利用するのが筋の通った選択です。

📍 道の駅おがわまち
住所 〒355-0321 埼玉県比企郡小川町大字小川1220-1
電話番号 0493-72-1220
営業時間 物販・飲食棟 9:00〜17:00/伝統工芸施設 9:30〜17:00
定休日 物販・飲食棟は年中無休(和紙工房のみ月曜定休)
駐車場 普通車186台/大型車10台/EV充電2基
公式サイト 道の駅おがわまち 公式サイト

昭和レトロな温泉銭湯 玉川温泉|撤収後に汗を流す

キャンプ場にシャワーがないため、入浴施設を旅程に組み込む必要があります。小川町の南隣、ときがわ町玉川にある日帰り温泉が使いやすい選択肢です。pH10以上の強アルカリ性単純泉で、駐車場は無料で約100台。大型車でも入れる余裕があります。

料金は平日10:00〜20:00が大人980円・小学生400円、土日祝8:00〜20:00が大人1,180円・小学生400円。平日20時以降は大人580円まで下がります。土日祝は朝5時から営業しているので、キャンプ場を早朝に出て朝風呂に入る、という使い方もできます。

なお、小川町内にあるおがわ温泉花和楽の湯は休館の情報が出ているため、この記事では入浴先の候補から外しています。訪問前に営業状況を確認してから予定を組んでください。温泉とキャンプを組み合わせる旅程の作り方は、別記事でも整理しています。

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Ogawa Plum Garden for campersは誰に向いているのか|まとめ

🚐 この記事の結論

車の乗り入れができないため車中泊拠点にはならないが、ソロ3,000円で静けさを買えるキャンプ場。車ごと泊まるなら周辺のRVパークと使い分けよう。

✅ 要点チェック
  • 料金:宿泊1名3,000円、18歳以下1,500円、未就学児無料
  • 貸切:4名まで日〜金20,000円、土・祝前日25,000円
  • :サイト乗り入れ不可、駐車場からリヤカーで約50m
  • 設備:電源なし、炊事場の水は飲用不可、バイオトイレ
  • ルール:21時消灯、直火禁止、ペット不可、ゴミ持ち帰り
  • 代替:車ごと泊まるならRVパーク ヘリテイジ リゾート5,000円

Ogawa Plum Garden for campersは、設備の充実で勝負するキャンプ場ではありません。一日数組しか受け入れず、車を場内に入れず、21時に灯りを落とす。その代わりに手に入るのが、外秩父の山裾の静けさです。電源がなく、水は飲用不可で、シャワーもない。この条件を「不便」と読むか「余計なものがない」と読むかで、評価は正反対になります。

車旅視点でまとめると、判断はシンプルです。テント泊装備を持っていて静かな夜を求めるなら、ソロ3,000円は価値のある投資になります。一方でキャンピングカーやバンコンで車ごと泊まりたいなら、ここは候補から外し、熊谷市のRVパーク ヘリテイジ リゾート(1泊5,000円・電源込み)を押さえるのが合理的です。両方を同じ旅程に組むこともできます。1日目にキャンプ場でテント泊、2日目にRVパークで車中泊、という二段構えなら、静けさと利便性の両方を味わえます。

最初の一歩は、行きたい日を決めて2か月前に予約を入れることです。予約枠が小さいので、装備を揃えるより先に日程を押さえるほうが確実に進みます。日程が取れたら、水3L/人の準備、ポータブル電源の容量確認、入浴施設の営業時間チェックの順に潰していけば、当日に慌てることはありません。デイキャンプから試して、場の空気が合うと感じたら宿泊に進む——この順番でも十分です。

※料金・営業時間・各種ルールは変更される場合があります。訪問前にOgawa Plum Garden for campers公式サイトで最新情報をご確認ください。

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この記事を書いた人

キャンピングカー愛好家。RVパークや道の駅での車中泊体験を中心に、車中泊グッズの選び方やキャンピングカーの比較情報を発信しています。「自由に旅する暮らし」の楽しさと実用的なノウハウをお届けします。

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