山中湖の北岸に、両側が湖に挟まれた細長い土地があります。かつて「みさきキャンプ場」と呼ばれていたその場所は、いま「sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき」という名前で営業しています。検索で「ソトソトデイズ 山中湖」にたどり着いた人の多くは、名前が変わったこと自体は知っていて、その先の「で、いくらで、どう使えるのか」を知りたいはずです。
結論から書きます。サイト料金は6,000円から12,000円で、車で入れるのは区画サイトと区画電源サイトの2種類だけ。電源付きは1000Wまで使えて、しかも1区画に停められる車は1台のみ。夜20:00から翌9:00までは車を出せません。この「車1台・夜間出庫禁止」というルールが、車で旅をする人にとっては予約前に必ず押さえておきたい線引きになります。
この記事では、公式サイトの料金表とルールページから拾った数字をそのまま並べて、サイトの選び分け、キャンピングカーや車中泊装備との相性、レンタルと売店で現地調達できるもの、そして山中湖で温泉に入る場合の現在の状況まで通しで整理します。ソトソトデイズという店そのものの成り立ちと、姉妹施設である南足柄のキャンプ場についても最後に触れます。
・5種類あるサイトの料金と、車で入れるサイト・入れないサイトの境目
・1区画1台/夜間出庫禁止など、車旅派が引っかかりやすい場内ルール
・電源1000Wで動かせる暖房・冷房と、持ち込んではいけない機材
・山中湖の温泉事情と、電源なしでも泊まれる近隣のRVパーク
ソトソトデイズ 山中湖みさきは、何が変わったキャンプ場なのか

小田原のギア専門店が湖畔の老舗を引き継いだ
このキャンプ場を運営しているのは、神奈川県小田原市にあるキャンプギアのセレクトショップ「sotosotodays」です。公式サイトの記録では2021年12月にリニューアルオープンしており、それまで「みさきキャンプ場」として親しまれていた区画を、ギアを売る側の目線で作り直したかたちになります。管理棟が新しくなり、トイレも新設され、炊事場は一部で温水が使えるようになりました。
ショップが運営していることの実利は、レンタルの中身に出ています。スノーピークのアメニティドームMセットが7,700円、エントリー2ルームセットが9,900円、テンティピのジルコン9CPに薪ストーブを組み合わせたセットが11,000円で借りられます。テントを持っていない同行者を連れて行くとき、あるいは冬に薪ストーブを試したいときに、現地で完結できるのは大きい。一方で、レンタル品は数に限りがあるため、繁忙期に当日その場で頼めると期待するのは危険です。予約時に押さえておくのが確実です。
両側が湖に面する立地は、風の抜け方が独特
公式サイトが「両側が湖畔に面した」と表現しているとおり、この場所は山中湖の北岸から湖に向かって突き出した地形にあります。左右どちらを向いても水面が見えるロケーションは、山中湖のキャンプ場の中でも数が限られます。日の出の時間帯と夕方で、光の当たり方が正反対になるのも面白いところです。
ただし、湖に挟まれているということは、風を遮るものが少ないということでもあります。公式のルールにも「強風時のタープ設営はご遠慮ください」「強風時はテントの張り綱をしっかりとペグダウンしてください」と明記されています。富士五湖エリアは春先と秋口に風が強まる日があり、タープを張ったまま昼寝をしていたらポールが倒れた、という事故が起きやすい条件です。車を風上に置いて壁代わりにする、タープは低く張る、といった基本を守る場所だと考えてください。
運営は株式会社丸江、キャンプ場は2か所体制
sotosotodaysの運営元は株式会社丸江で、直営のキャンプ場は山中湖みさきと神奈川県南足柄市の2か所です。同じ会社が運営しているため、ルールの組み立て方や料金表の書き方がよく似ています。たとえば「直火禁止」「発電機禁止」「時速10km以下の徐行」「上半身はだかで場内を歩かない」といった条項は、2施設でほぼ共通です。片方を使ったことがある人なら、もう片方でも戸惑うことは少ないはずです。
注意したいのは、両施設ともキャンセル料の設定が同じで、2日前まで無料、前日50%、当日100%という点です。天候を見て前日にやめる判断をすると半額が発生します。富士五湖エリアは天気が読みにくいので、この2日前という線をカレンダーに入れておくと無駄な出費を防げます。
| 施設名 | sotosotodays CAMPGROUNDS 山中湖みさき |
| 運営 | 株式会社丸江(sotosotodays) |
| 料金 | 6,000円〜12,000円(繁忙期料金あり) |
| チェックイン/アウト | 13:00(受付16:00まで)/翌11:00 |
| 電源 | 区画電源サイトのみ1000Wまで |
| 特徴 | 両側が山中湖に面した北岸の立地 |
| 住所 | 〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野2431-2 |
| 電話番号 | 0555-65-7981 |
| 公式サイト | 公式サイト |
旧名称の時代から通っていた人向けに、名前が変わる前後で何が入れ替わったのかを整理した記事もあります。

山中湖の湖畔で、クルマを横付けしたまま眠れる場所を探していて「みさきキャンプ場」にたどり着いた方は多いはずです。ところがネットで調べると、料金がバラバラだったり…
サイトは5種類|6,000円から12,000円までの選び分け
区画サイト10,000円は「車1台とファミリー1組」が前提
もっとも標準的なのが区画サイトで、料金は10,000円です。自動車・ファミリー専用の区画オートキャンプサイトで、公式には「ソロおよびファミリー(1家族)でのご利用をお願いいたします」「複数家族・グループでのご予約はできかねます」と書かれています。友人同士で2家族分をまとめて借りる、という使い方はできません。
使いどころは、夫婦や親子でテントを1張り立てて、その横に車を停める形です。車が2台になる場合は1区画分を追加して予約する決まりで、1家族につき2区画までという上限もあります。つまり、大人数で押しかける前提の場所ではないということ。逆に言えば、隣の区画から大人数の宴会の声が飛んでくる可能性が構造的に低く、静かに湖を眺めたい人には向いています。デメリットは、区画の場所を事前に指定できないこと。当日入場順の案内になるため、湖に近い区画を狙って早めに着く人が出てきます。
区画電源サイト12,000円は1000Wの上限を先に確認する
電源を使いたいなら区画電源サイトで、料金は12,000円です。区画サイトとの差は2,000円。公式サイトには「電源を利用した扇風機や暖房器具などを使用することができます」「1000Wまでの家電をご利用いただけます」と明記されています。この1000Wという数字が、持ち込む家電の上限を決めます。
電気毛布は1枚あたりの消費電力が小さいので複数枚でも問題になりませんが、消費電力の大きいセラミックファンヒーターやホットプレートを同時に回すと上限に触れます。真冬に暖房、加湿、調理を全部電気でやろうとすると足りません。逆に、夏の夜に扇風機とスマホ充電、ポータブル電源の充電を並行させる程度なら余裕があります。使い方としては「暖房または冷房のどちらか1系統+小物」と考えておくと、ブレーカーを落として周囲に迷惑をかける事態を避けられます。
林間ソロサイト6,000円は徒歩・自転車・バイク専用
もっとも安いのが林間ソロサイトの6,000円です。ただしここには明確な条件があり、公式の設備案内では「徒歩・自転車・バイクのソロキャンプ専用サイトです」とされています。車で行く人は選べません。同じ林間でも、林間フリーサイトは10,000円です。
バイクで山中湖まで走ってきて一晩泊まる、という使い方には最適な価格帯です。富士五湖はバイク旅のルートに乗せやすく、道志みちを抜けて山中湖に入る流れなら、この6,000円という設定は現実的な選択肢になります。注意点は、ソロ専用でありグループ利用は遠慮するよう書かれていること。バイク仲間3人で林間ソロサイトを3つ取って固まる、といった使い方は想定されていません。また車がない以上、荷物は自分で運ぶ量が上限になります。
フリーサイトとデイキャンプの立ち位置
フリーサイトと林間フリーサイトはどちらも10,000円、デイキャンプは8,000円で、利用時間は10:00から16:00です。デイキャンプの8,000円は、宿泊の区画サイト10,000円との差が2,000円しかありません。日中だけ湖畔で過ごしてどこかへ移動する予定なら選ぶ価値がありますが、あと少し足せば泊まれてしまうという構図は覚えておいてよいと思います。
ここで注意したいのが、公式サイトに「繁忙期料金があります」と書かれている点です。表示されている金額は通常期のもので、夏休みや連休はこれより上がります。実際に支払う額は予約サイトで日付を入れて確認するのが確実です。金額が変わるのはサイト料金だけなので、レンタルや売店の価格表はそのまま参考にできます。
| サイト種別 | 料金 | 車の乗り入れ | 電源 |
|---|---|---|---|
| 区画サイト | 10,000円 | ○(1区画1台) | × |
| 区画電源サイト | 12,000円 | ○(1区画1台) | ○(1000Wまで) |
| フリーサイト | 10,000円 | 要確認 | × |
| 林間フリーサイト | 10,000円 | 徒歩・自転車・バイク | × |
| 林間ソロサイト | 6,000円 | 徒歩・自転車・バイク | × |
| デイキャンプ | 8,000円 | ○(1区画1台) | × |
※公式料金表をもとに車中泊&キャンピングカーの教科書調べ。表示は通常期の税込価格で、繁忙期は別料金。
予約前に知らないと痛い目を見る場内ルール

「1区画につき車両1台」は同行者の車も対象
公式のルールページの冒頭に近い位置にあるのが、「1区画につき車両1台」となります、という一文です。車両が2台になる場合は1区画分を追加して予約する必要があり、追加できるのは1家族につき2区画までで、しかも同一家族利用に限られます。
これが効いてくるのは、現地集合で友人と合流する場合です。1つの区画に2台分の車を寄せて停めることはできず、追加区画を取るにも同一家族という条件がかかります。別々の家族が現地で合流して1区画をシェアする使い方は成立しません。予約の段階で「誰が何台で来るのか」を確定させておくことが、当日のトラブルを防ぐ唯一の方法です。区画内でも車は枠線内に停めるよう指定されているため、大きな車の場合は駐車位置の余白も想定しておきたいところです。
夜20:00から翌9:00まで車を出せない
車で旅をする人がもっとも見落としやすいのが、「車両は20:00~翌9:00までの間、出庫することができません」というルールです。夕食の買い出しを忘れた、コンビニに行きたい、温泉に入りに行きたい——どれも20:00を過ぎたら実行できません。朝も同じで、日の出を撮りに行こうと5時に出発することはできず、9:00まで待つ必要があります。
この時間帯を前提に組むと、当日の動線はこうなります。13:00にチェックインする前に買い物と給油を済ませ、温泉に入るなら設営後・20:00より前に済ませる。翌朝は9:00以降にゆっくり出る。チェックアウトが翌11:00なので、9:00から11:00の2時間が撤収と移動の窓になります。逆にこのルールがあるおかげで、夜中にエンジン音とヘッドライトで起こされる心配がほぼありません。静かな夜は、この不便さとセットで成立しています。
予約なしで到着すると通常価格の1.5倍になる
失敗パターンとして実際に起きやすいのが、飛び込みでの来場です。公式には「当日予約なくご来場された場合は、割増料金(利用日通常価格の1.5倍)となります」とあり、さらに「その際、空きサイトがない場合は宿泊をお断りさせていただきます」と続きます。つまり、割増を払う覚悟があっても泊まれるとは限りません。
原因は、このキャンプ場が私有地であり、受付時間を13:00から16:00に区切って運用していることにあります。16:00を過ぎてからの無断立ち入りや無断使用は禁止と明記されており、下見や見学の際も管理棟に声をかけるルールです。対策はシンプルで、移動の途中でも構わないので予約サイトから当日枠を押さえてから向かうこと。富士五湖エリアは道が混みやすく、到着が遅れる読み違いも起きます。受付終了の16:00を意識した出発時刻を組んでください。
直火・発電機・打ち上げ花火は不可
禁止事項も具体的です。直火は禁止で焚火台を使うこと、発電機は騒音になるため禁止、花火は手持ちのみで条例により22時まで、就寝時間は22:00から翌6:00で焚き火とランタンの灯りを消して静かに過ごすこと。場内は時速10km以下の徐行が求められ、ジェットスキーやラジコンなどキャンプ以外の目的での予約もできません。
車旅の視点で重要なのは発電機の禁止です。ポータブル電源ではなくエンジン発電機を積んでいる人は、ここでは使えません。電気を確保したいなら区画電源サイトを選ぶか、事前に充電したポータブル電源を持ち込むかの二択になります。ペットは同伴できますが、引き綱の着用と糞の処理は自己管理という条件付きです。
夜20:00から翌9:00は車を動かせません。買い出し・給油・入浴はチェックイン前か設営直後に済ませてください。到着が遅れて受付終了の16:00を過ぎると入場そのものができなくなります。
キャンピングカーと車中泊派は、ここで眠れるのか
乗り入れの可否は「予約前に電話で確認」が正解
キャンプ場検索サイトのなっぷに掲載されている施設情報では、乗用車・キャンピングカー・バイクの乗り入れが可能と記載されています。一方で、公式サイトの設備案内やルールページには、キャンピングカーのサイズ制限や車中泊の可否についての記述が見当たりません。区画のサイズが公表されていないため、大型のキャブコンやバスコンが枠線内に収まるかどうかは、公開情報だけでは判断できないのが実際のところです。
したがって現実的な手順は、予約前に管理棟へ電話して車両の全長・全幅を伝え、収まる区画があるかを確認することです。特に区画電源サイトは数が限られる可能性があり、大型車が入れる区画とのかけ合わせになると条件が厳しくなります。バンコンや軽キャンパーのサイズであれば、区画サイトの枠線内に収まる想定で組んでよいでしょう。到着してから停められないと判明するのが最悪の展開なので、この一本の電話は惜しまないでください。
電源1000Wで動くもの、動かないもの
区画電源サイトの1000Wという上限は、車中泊装備を持ち込むときの設計図になります。電気毛布、扇風機、サーキュレーター、LEDランタンの充電、スマホやカメラの充電は、まとめて使っても余裕があります。小型のセラミックヒーターも1台であれば動きますが、消費電力の大きいモードで運転すると上限に近づきます。
逆に、ポータブルクーラーとホットプレートの同時使用、あるいは電気ケトルと暖房の同時使用は避けたほうが無難です。1000Wは一般家庭のコンセント1口とほぼ同じ感覚で、家中の家電を回せる容量ではありません。おすすめの組み方は、暖房または冷房を1系統に絞り、残りをポータブル電源経由で分散させる方法です。ポータブル電源を電源サイトで充電しながら使えば、翌日以降の車中泊にも電気を持ち越せます。
電源の容量から暖房器具を逆算する考え方は、キャンプ場でも車内でも同じです。器具ごとの消費電力と安全面の整理はこちらにまとめています。

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電源なしサイトで暖房が使えず眠れなくなる失敗
もうひとつの典型的な失敗が、電源付きとのわずかな料金差を惜しんで区画サイトを選び、夜になって暖房が使えないと気づくパターンです。山中湖は標高が高く、平地の感覚で装備を組むと春や秋でも夜間に冷え込みます。電気毛布を持ってきたのに差すところがない、という状況は精神的にこたえます。
原因は、予約画面でサイト名の違いだけを見て決めてしまうこと。区画サイトと区画電源サイトは名前が似ていて、料金差も小さいため、見落としが起きます。対策は2つ。予約時に「電源」の2文字が入っているかを声に出して確認すること、そして電源なしを選ぶ場合は必ずポータブル電源か湯たんぽを積むことです。電源の有無は現地では変更できません。
車中泊そのものより「拠点として使う」発想が合う
意外と知られていませんが、このキャンプ場は「車の中で寝る場所」としてよりも、「車を横につけてテントで寝る拠点」として設計されています。ファミリー専用の区画オートキャンプサイトという位置づけであり、車中泊専用サイトやRVパークのような区分は用意されていません。SUPやペダルカヤックのレンタルが宿泊者限定で用意されているのも、湖で遊ぶための滞在を想定しているからです。
車中泊装備で身軽に旅をしている人にとっては、ここを1泊の「滞在地」として使い、翌日以降の移動日はRVパークや道の駅で調整する、という組み立てが現実的です。1泊10,000円という価格は、RVパークの相場と比べると高く感じますが、シャワー使用料が利用料金に含まれ、湖畔のロケーションとアクティビティが付いてくると考えれば納得感は出ます。目的が「移動の途中で眠る」なのか「湖畔で1日過ごす」なのかで、選ぶべき施設は変わります。
設備とレンタルは、どこまで現地で頼れるか
シャワー代が料金に含まれているのは地味に効く
シャワールームは男女別で、公式には「使用料はご利用料金に含まれており、当キャンプ場の宿泊者様のみご利用いただけます」とあります。親子で入れる大型のシャワールームも備えているため、小さな子ども連れでも回しやすい構成です。コイン式で都度支払う施設が多いなか、追加料金なしで使えるのは実利があります。
ただしドライヤーの備え付けはないと明記されているため、各自で用意が必要です。ここで区画電源サイトを選んでいると、ドライヤーを自分の区画で使うという手が使えます。1000Wの上限に対してドライヤーは消費電力が大きい部類なので、暖房や調理と同時に回さないよう順番を決めておいてください。トイレは男女別で新設されていますが、公式によれば温水洗浄便座は未装備です。
炊事場は温水が使えるが、油と食べ残しは流さない
炊事場はリニューアルに伴って一部で温水が使えるようになりました。冬場に食器を洗うとき、温水があるかないかは体感がまったく違います。泥など汚れ物を洗うための水道が別に用意されているのも、川遊びや湖遊びのあとを考えると助かる設計です。
一方で「油や食べ残しなどは流さないようご協力ください」という注意が明記されています。湖畔という立地上、排水が環境に直結する場所です。フライパンの油はキッチンペーパーで拭き取ってから洗う、食べ残しはゴミとして処理する、という段取りを持ち込みましょう。ゴミは各自持ち帰りが原則ですが、ごみ処理代1,000円を払えば可燃・不燃の袋を1枚ずつ受け取れます。分別は必須です。
売店の薪・炭・氷は、価格を知っておくと計画が立つ
管理棟のショップでは、薪の針葉樹が1束500円、広葉樹が1束900円、炭が1箱3kgで847円、氷が1.1kgで300円という価格設定です。針葉樹は火付きがよく、広葉樹は火持ちがよいという性格の違いがあるので、着火に針葉樹、その後に広葉樹という組み合わせが使いやすい。この2種類が両方置いてあるのは、ギアショップが運営している施設らしいところです。
車で行くなら薪を積んでくることもできますが、荷室に薪を積むと虫や木くずが残るのが難点です。現地調達が可能とわかっていれば、その分の積載を寝具や防寒具に回せます。氷が300円で買えることも、クーラーボックス運用の計算に組み込めます。注意点は、売店の営業が受付時間と連動している点で、夜になってから薪を買い足すのは難しいと考えてください。
SUPとペダルカヤックは宿泊者限定
湖のアクティビティも用意されています。SUPはパドルとライフジャケット込みで90分3,000円、半日5,000円、1日7,000円。ペダルカヤックは2人乗りが30分3,000円、4人乗りが30分5,000円で、ライフジャケットのみの貸し出しは1日500円です。いずれも宿泊者限定と明記されています。
使い方としては、13:00にチェックインして設営を済ませ、日が高いうちに90分のSUPを1本というのが組みやすい流れです。デイキャンプの利用時間は10:00から16:00なので、日帰りで湖遊びだけを目的にするなら時間の使い方を先に決めておく必要があります。注意点は天候で、風が強い日は湖上の危険度が上がります。強風時にタープ設営を控えるよう案内されるような日は、水上も同じ条件だと考えてください。
薪は針葉樹500円・広葉樹900円の2種類が置いてあります。着火用に針葉樹1束、メインに広葉樹1束という買い方なら、荷室に薪を積まずに済み、木くずも車に持ち込まずに帰れます。
泊まる前後に寄る温泉と、山中湖のもうひとつの車中泊拠点
石割の湯は同じ平野エリアにある高アルカリ性温泉
キャンプ場と同じ山中湖村平野エリアにあるのが、山中湖平野温泉の石割の湯です。入館料は大人900円、中学生700円、小学生350円で、いずれも入湯税を含んだ金額です。小学生未満は無料。営業時間は11:00~19:00で最終受付は18:15、休館日は毎週水曜日・木曜日です。なお公式のお知らせによれば、2026年9月の休館日は木曜日のみとされています。
泉質は水素イオン濃度10.2という高アルカリ性で、県産の栗材と檜を使った木造ドーム形式の建物も特徴です。車旅の視点で組むなら、20:00の出庫禁止に間に合うよう設営後すぐに向かうか、チェックイン前に入ってからキャンプ場に入るかの二択になります。最終受付が18:15なので、夕方の行動が詰まりやすい点は覚えておいてください。館内へは食べ物のみ持ち込み可で、飲み物は売店で購入する決まりです。
| 住所 | 〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野1450 |
| 電話番号 | 0555-20-3355 |
| 営業時間 | 11:00~19:00(最終受付18:15) |
| 定休日 | 毎週水曜日・木曜日 |
| 公式サイト | 公式サイト |
紅富士の湯は長期休館に入るため要注意
山中湖でもう1つの定番だった山中湖温泉 紅富士の湯は、公式サイトが休館を告知しています。告知によれば、令和8年9月28日(月)から令和9年3月までを休館期間(予定)としています。この期間に山中湖へ行く計画を立てている人は、紅富士の湯を前提にした行程を組まないでください。
休館前の情報として、入館料は大人900円、中高生700円、小学生350円で入湯税を含み、営業時間は平日11:00~19:00(最終受付18:15)、土日祝は11:00~20:00(最終受付19:15)、定休日は毎週月曜日・火曜日でした。まとめサイトや地図アプリには休館前の情報が残り続けるため、現地に着いてから閉まっていたという事態が起きやすいタイミングです。この冬に山中湖で温泉に入るなら、石割の湯を軸に組むのが現実的な判断になります。
電源なしでも安く泊まるならRVパークという選択肢
キャンプ場ではなく車中泊として山中湖に泊まりたい場合、同じ平野エリアにRVパークがあります。Hygge Yamanakako RVパークヒュッゲ山中湖は12台の区画を持ち、利用料金は平日2,200円、土日祝3,300円。チェックインは12:00から17:00、チェックアウトは11:00までです。トイレは24時間利用可能でシャワーは無料、給水設備もあり、ゴミは可燃・不燃とも1袋550円で処理を頼めます。
注意点は電源です。公式の案内では、電源ありのC区画は調整中のため現時点で電源付きサイトはないとされています。したがってポータブル電源は必須と考えてください。ペットは可で、ドッグランは隣接施設で貸切・有料という扱いです。営業は通年ですが、台風や積雪など悪天候での臨時休業があります。予約はRV-Park.jpから行う方式で、公式サイトは電話番号をメール請求により開示する運用になっています。
| 住所 | 〒401-0502 山梨県南都留郡山中湖村平野1409 |
| 公式サイト | 公式サイト |
湖畔でゆっくり過ごす1泊ならソトソトデイズの区画電源サイト、移動の途中で眠るだけならRVパーク。同じ平野エリアで目的別に使い分けられるのが山中湖の強みです。
山中湖には全サイト電源付きのキャンプ場もあり、電源重視で選ぶなら比較対象になります。

富士山のふもとで、電源付きのサイトにクルマを横付けして眠りたい。そう考えて候補に挙がるのが、山中湖村にある「キャンプ&キャビンズ山中湖」です。ファミリ…
ソトソトデイズをもっと使い倒す|小田原本店と南足柄のキャンプ場
小田原の本店は「見てから買える」ギアショップ
キャンプ場の運営元であるsotosotodaysの実店舗は、神奈川県小田原市にあります。営業時間は月~金が11:00-18:00、土日祝が10:00-18:00で、水曜定休(祝日は除く)です。キャンプギアのセレクトショップという位置づけで、スタッフ全員がキャンパーだと公式サイトに書かれています。
車旅の準備という観点で使い勝手がよいのは、店頭展示の仕組みです。店舗横でテントを展示しており、取扱ブランドであれば来店予約で希望のテント展示や講習にも対応するとされています。ただし条件があり、希望展示日の2週間前までに連絡が必要です。カーサイドタープやシェルターを車に合わせて選びたい場合、実物を立てた状態で見られるかどうかは判断精度を大きく変えます。通販だけで決めてサイズが合わなかった、という失敗を避けたい人には向いた仕組みです。
| 住所 | 神奈川県小田原市扇町2-32-6 |
| 電話番号 | 0465-40-4410 |
| 営業時間 | 月~金 11:00-18:00/土日祝 10:00-18:00 |
| 定休日 | 水曜定休(祝日を除く) |
| 公式サイト | 公式サイト |
南足柄のキャンプ場は「電源付きキャビン」という別の答え
同じ会社が運営するもう1つのキャンプ場が、神奈川県南足柄市のsotosotodays CAMPGROUNDS 南足柄です。夕日の滝の近くにあり、キャビンサイトとテントサイトを備えています。料金はキャビンサイトが宿泊プラン18,700円、ゆっくりプラン24,200円、デイプラン13,200円。テントサイトは宿泊プラン5,500円、ゆっくりプラン7,700円で、プライベートテントサイトは宿泊プラン11,000円、ゆっくりプラン15,400円です。
キャビンは全9棟で1棟5名まで、全棟エアコン完備、うち1棟はペット同宿可。2口コンセントの電源があり、車はキャビンに横付けできます。冷蔵庫の設備はありません。テントサイトは全6区画で車の乗り入れができず専用駐車場を使う方式、電源もありません。プライベートテントサイトは1家族限定で車の乗り入れが可能です。チェックインは13:00で、宿泊プランのチェックアウトは翌10:00、ゆっくりプランは翌16:00という設定になっています。
2施設の使い分けは「湖で遊ぶか、川と滝で涼むか」
山中湖みさきと南足柄は、同じ運営でも性格が違います。山中湖みさきは湖畔でSUPやカヤックを楽しむ場所で、標高が高いぶん夏でも夜は涼しい。南足柄は夕日の滝の近くで川遊びができ、足柄峠の金時山登り口まで車で約15分という立地です。関東方面から向かう場合、南足柄は東名高速道路の大井松田ICから約30分と近く、週末の1泊に組みやすい距離感があります。
ルール面では、南足柄も19:30から翌朝8:00まで車の移動・外出・出発ができない設定になっており、山中湖みさきの20:00~翌9:00と考え方が同じです。両施設とも直火は不可で焚火台を使う運用。カーナビは住所ではなく「夕日の滝」を目的地に設定するよう公式が案内しているので、南足柄へ向かう際はこの点を忘れないでください。デメリットとして、キャビンの価格帯は宿泊プランで18,700円と、テントサイトの5,500円とは大きな開きがあります。予算と快適さのどちらを取るかで選択が分かれます。
| 住所 | 〒250-0136 神奈川県南足柄市矢倉沢滝下2230 |
| 電話番号 | 0465-46-7535 |
| 営業時間 | 8:30~17:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| アクセス | 伊豆箱根鉄道大雄山線 大雄山駅から箱根登山バス地蔵堂行きに乗車、地蔵堂下車 徒歩15分 |
| 公式サイト | 公式サイト |
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 両側が湖に面した立地で景色が開ける シャワー使用料が利用料金に含まれる スノーピーク等のレンタルが現地で完結 薪は針葉樹・広葉樹の2種類を販売 1家族単位の運用で夜が静か | 1区画につき車1台の制限がある 夜20:00から翌9:00は出庫できない 電源は区画電源サイトのみ1000Wまで 区画の場所は事前指定できない 風を遮るものが少なく強風時は注意 |
まとめ|ソトソトデイズ 山中湖みさきは「湖畔で1日過ごす」ための拠点
ソトソトデイズ 山中湖みさきは、車を横につけてテントを立て、湖を眺めながら1日を過ごすための場所です。移動の途中で仮眠を取る用途には向いていませんが、SUPやカヤックで湖に出て、シャワーを浴びて、静かな夜を過ごすという時間の使い方には強い。最初の一歩は、公式の料金ページで泊まりたい日の繁忙期料金を確認し、電源が必要かどうかを決めてから予約サイトを開くことです。大型のキャンピングカーで向かうなら、そこに管理棟への電話を1本足してください。
※料金・営業時間・休館情報は変動します。おでかけ前にキャンプ場公式サイト、石割の湯公式サイト、紅富士の湯公式サイトで最新情報をご確認ください。

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