久住高原オートヴィレッジ完全ガイド|100㎡区画・電源付き6,600円の高原車中泊

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九州の車旅を計画していて「久住高原オートヴィレッジって、車中泊でも使えるの?」と迷っていませんか。キャンプ場と聞くとテント泊専用に見えますが、ここはオートサイトなので車を横づけしたまま眠れます。車内で寝てもサイト料金は変わりません。

結論から書きます。久住高原オートヴィレッジは、1区画100平方メートル・電源付き23区画・電源なし50区画を備えたオートキャンプ場で、料金は電源付き6,600円、電源なし5,500円、フリーサイト3,850円(いずれも税込・1泊)。これに入村料として大人600円・小人400円が加わり、その入村料に温泉大浴場の入浴サービス券が付きます。つまり「区画に車を停めて、露天風呂に入って、そのまま車内で寝る」が1回の支払いで完結します。

この記事では、公式サイトで確認できた料金・設備・ルールを軸に、車中泊目線での区画の選び方、20A電源で動く家電と動かない家電、温泉の利用時間に潜む落とし穴、九重インターチェンジからのアクセスまでまとめました。予約は利用の6ヵ月前から電話のみという独特の方式なので、その手順も先に押さえておきましょう。

📌 この記事でわかること

・サイト3種の料金と入村料を足した「本当の支払い額」
・電源付き23区画(20A)で使える家電と、落ちる組み合わせ
・温泉大浴場の利用時間11時〜19時とチェックイン13時の関係
・直火禁止・ゴミ持ち帰り・ペットのつなぎ止めなど現地ルール

目次

久住高原オートヴィレッジの基本情報|100平方メートル区画と温泉が同居する高原サイト

久住高原オートヴィレッジの基本情報|100平方メートル区画と温泉が同居する高原サイトの解説画像

まずは施設の輪郭をつかみます。運営は同じ敷地内にある宿泊施設「久住高原コテージ」で、キャンプ場はその一角にあるオートサイトという位置づけです。予約も温泉も、窓口はコテージ側に集約されています。

電源付き23区画・電源なし50区画|西日本最大級と言われる内訳

区画数は電源付きが23、電源なしが50で、合計73区画。加えて区画割りのないフリーサイトがあります。公式サイトが「西日本最大級のサイト数」と表現する根拠がこの数字です。区画数が多いことは車中泊派にとって実利があります。連休でも満杯になりにくく、隣との間隔が詰まりにくいからです。エンジンをかけない車中泊であっても、乗り降りやドアの開閉音は隣に届きます。区画が広く取られている場所を選べるだけで、気を遣う場面が減ります。
一方で、電源付きはわずか23区画しかありません。ポータブルクーラーや電気毛布を前提に計画している場合、この23区画の争奪戦に勝つ必要があります。土日・連休・お盆・年末年始は電源付きから先に埋まると考えて、予約開始のタイミングを逃さないのが現実的な対策です。

🚐 スペック情報
施設名久住高原オートビレッジ
運営久住高原コテージ
料金電源付き区画6,600円/電源なし区画5,500円/フリーサイト3,850円(税込・1泊)
入村料大人600円/小人(3歳〜小学生)400円 ※温泉大浴場入浴サービス券付
区画電源付き23区画/電源なし50区画/1区画100平方メートル/電源容量20A
チェックイン/アウト13:00/11:00
設備水洗トイレ3箇所/炊事場3箇所/温泉大浴場(内風呂・露天風呂・サウナ、11:00〜19:00)

1区画100平方メートルが車中泊に効く理由

1区画100平方メートルという広さは、オートキャンプ場としてはゆとりのある部類です。10メートル四方に近い面積があるので、全長5メートル級のハイエースやキャブコンを停めても、残りのスペースでタープを張り、テーブルとイスを並べられます。車の全長が長いほど、この余白のありがたみが増します。
使い方の具体例で言うと、ソロなら車を区画の端に寄せてリアゲートを開け、後ろにタープを1枚。夫婦2人ならサイドにカーサイドタープを張って日陰のリビングを作る。ファミリーなら車+大型シェルターという構成も収まります。牽引タイプのキャンピングトレーラーでも、切り返しの余地が確保しやすい広さです。
注意点もあります。区画が広いということは、地面の起伏を自分で見極める必要があるということです。車中泊は車体の傾きがそのまま寝心地に直結します。停める前に一度車を降りて、フロントとリアのどちらが低いかを確認し、頭が高くなる向きに停め直すだけで眠りの質が変わります。レベラー(傾き調整用の樹脂スロープ)を1組積んでおくと現地で悩みません。

予約は6ヵ月前から電話のみ・予約金なしという方式

予約は利用日の6ヵ月前から受付で、久住高原コテージへの電話予約です。予約金は不要とされています。ウェブ予約が当たり前になった今、この方式は面倒に見えますが、電話ならではの利点があります。「キャンピングカーで全長が長いのですが停められる区画はありますか」「電源付きで平坦な場所はどのあたりですか」といった、フォームでは伝えきれない条件をその場で相談できる点です。
使いどころとしては、連休を狙うなら6ヵ月前の受付開始日に合わせて電話するのが確実です。逆に平日なら直前でも取れる可能性があります。
デメリットは、電話がつながる時間帯が限られること、そして予約金がない分キャンセルの心理的ハードルが低く、当日の空き状況が読みにくいことです。行けなくなったら必ず電話を入れる。これは次に使う人のためのマナーでもあります。

基本情報カード|住所・電話・チェックイン時刻

ナビ設定と電話予約に必要な情報をまとめておきます。カーナビは施設名で出ない場合があるので、住所か電話番号で入力するほうが確実です。

📍 久住高原オートビレッジ(久住高原コテージ)
住所 〒878-0205 大分県竹田市久住町白丹7571-23
電話番号 0974-64-3111
チェックイン 13:00
チェックアウト 11:00
営業期間 通年営業(無休。冬期は臨時休あり)
公式サイト 久住高原コテージ 公式サイト(オートビレッジ)

大分県内でキャンピングカーの購入やレンタルまで含めて計画している人は、県内の販売店とRVパークをまとめたこちらも参考になります。

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1泊いくらかかる?大人2人・車1台のリアルな支払い額

キャンプ場の料金は「サイト料金+人数分の料金」という二階建てになっていることが多く、ここも同じ構造です。サイト料金だけ見て予算を組むと現地で足が出ます。

サイト3種の料金表と、車中泊での選び分け

料金は明快です。電源付き区画サイトが6,600円、電源なし区画サイトが5,500円、フリーサイトが3,850円(いずれも税込・1泊)。電源の有無の差額は1,100円で、これは「1泊あたり1,100円でAC電源20Aを借りる」と読み替えられます。
ポータブル電源を持っていない人にとって、1,100円で電気毛布や扇風機、スマートフォンの充電をまかなえるのは安い部類です。逆に大容量ポータブル電源を積んでいるなら、電源なし区画で1,100円浮かせて、その分を温泉や食材に回すほうが満足度は上がります。
注意点として、料金はいずれも1区画あたりです。1区画に車1台が原則なので、2台で来る場合は区画も2つ必要になるのが一般的です。友人同士で複数台の車中泊を計画しているなら、予約時に台数を伝えて確認しておきましょう。

サイト種別 料金(税込・1泊) 区画数 車中泊での向き不向き
電源付き区画 6,600円 23区画 夏冬の空調・電気毛布を使う人。ポータブル電源なしでも成立
電源なし区画 5,500円 50区画 ポータブル電源持参派。区画数が多く予約を取りやすい
フリーサイト 3,850円 区画割りなし コスト最優先のソロ向け。場所取りと隣との距離は運次第

入村料600円を足した総額シミュレーション

ここが見落としやすいポイントです。サイト料金とは別に入村料が1人1泊かかります。大人600円、小人(3歳〜小学生)400円。そしてこの入村料には温泉大浴場の入浴サービス券が付きます。
具体的に計算してみましょう。大人2人・車1台・電源付き区画なら、6,600円+600円×2=7,800円。電源なし区画なら5,500円+1,200円=6,700円。フリーサイトなら3,850円+1,200円=5,050円です。大人2人+小学生2人のファミリーが電源付きを取ると、6,600円+600円×2+400円×2=8,600円になります。
この数字を「高い」と感じるか「安い」と感じるかは比較対象で変わります。温泉入浴が含まれている点を考えると、日帰り入浴に払うはずだった費用が入村料に吸収されている構造です。ソロで電源なし区画を使えば5,500円+600円=6,100円で、温泉付きの一泊になります。
注意点は、人数が増えるほど入村料が積み上がることです。大人4人のグループなら入村料だけで2,400円。予算を伝え合うときは「サイト料金の割り勘」ではなく「総額の割り勘」で話しておくと、現地で揉めません。

レンタル6品目の料金|積み忘れをその場で埋める

レンタル品は、テーブル500円、イス1脚500円、マット1枚300円、ランタン1,000円、毛布1枚300円、延長コード300円です。車中泊派にとって現実的に効くのは、毛布と延長コードの2つでしょう。
毛布300円は、想定より冷え込んだ夜の保険になります。高原の夜は平地より気温が下がるため、寝袋の性能が足りないと感じたら1枚借りるだけで朝までの体感が変わります。延長コード300円は、電源付き区画を取ったときに真価を発揮します。電源ボックスの位置と車の停め位置が離れていると、手持ちのコードでは届かないことがあるからです。
注意点として、レンタル品には数に限りがあるのが普通です。混雑期に「現地で借りればいい」と考えていると、確保できないおそれがあります。毛布と延長コードは、自前で積んでおくのが確実です。延長コードは屋外用(防雨型)を選んでください。屋内用を地面に這わせるのは危険です。

車中泊派はどのサイトを選ぶべきか|電源付き・電源なし・フリーの分岐点

車中泊派はどのサイトを選ぶべきか|電源付き・電源なし・フリーの分岐点の解説画像

ここからは車中泊に絞った実務の話です。テント泊とは最適解が変わります。

電源20Aで動く家電・動かない家電

電源付き区画の容量は20Aです。日本の一般的な100V換算なら、おおむね2,000Wまでが目安になります。ただしこれは「その区画に割り当てられた上限」であり、余裕があるわけではありません。
2,000Wという枠で考えると、電気毛布(50W前後)、扇風機(30W前後)、スマートフォン充電器(20W前後)、LEDランタン、ノートパソコンあたりは同時に使っても問題になりません。一方で、電気ケトル(1,200W級)とホットプレート(1,300W級)を同時に回す、あるいはドライヤー(1,200W級)と電子レンジを重ねる、といった使い方は上限に触れます。ポータブルクーラーも起動時の突入電流が大きい製品があるので、他の高出力家電と同時起動させないのが基本です。
使い分けの例を挙げます。ソロ車中泊で電気毛布とスマートフォン充電だけなら20Aは余ります。夫婦で電気ケトルとポータブルクーラーを使うなら、ケトルを使う間はクーラーを止める、という運用にすれば収まります。
失敗パターンとして多いのが、到着直後に電気ケトルでお湯を沸かしながらポータブル電源を急速充電し、同時にホットプレートで夕食を作ってブレーカーを落とすというケースです。原因は「合計W数を足し算していないこと」。対策は単純で、1,000Wを超える家電は同時に1台だけと決めることです。使いたい家電のW数を出発前にメモしておくと、現地で計算せずに済みます。

⚠️ 車中泊の注意点

キャンプ場のAC電源は共用設備です。ブレーカーが落ちると自分だけでなく周囲の区画にも影響が出ることがあります。1,000Wを超える家電は同時に1台まで、が守るべきラインです。また、車中泊だからといってエンジンをかけたまま夜を越すのは避けてください。排気ガスと騒音は隣接区画に直接届きますし、周囲に雪や落ち葉が積もると排気口がふさがれて一酸化炭素が車内に流れ込むおそれがあります。寒さは電源・寝袋・毛布で解決するのが正解です。

電源なし区画5,500円+ポータブル電源という現実解

ポータブル電源を持っているなら、電源なし区画が有力です。差額1,100円が浮くうえ、50区画あるので予約も取りやすくなります。
必要な容量の目安を出しておきます。電気毛布(50W)を8時間で400Wh、スマートフォン2台の充電で30Wh、LEDランタン数時間で20Wh。合計しても500Wh程度です。500Wh級のポータブル電源があれば、電源なしで一晩を越せる計算になります。夏に小型のポータブルクーラーを回すなら話は別で、消費電力200W級を6時間動かすと1,200Wh。1,000Whを超えるクラスが必要です。
場面別に言えば、春・秋のソロ車中泊なら300〜500Wh級で足ります。冬に電気毛布を2枚使う夫婦旅なら700Wh級以上。夏に空調を使うなら1,000Wh級以上、というのがひとつの線引きです。
注意点は、ポータブル電源は現地で充電できないことです。電源なし区画を選んだ以上、出発時に満充電にしておくのは当然として、走行中にシガーソケットやポータブル電源対応の車載充電器で継ぎ足せる装備があると安心度が上がります。

フリーサイト3,850円は車中泊向きか

フリーサイト3,850円は、3種類のなかで最も安い選択肢です。区画割りがないぶん自由度が高く、コストを抑えたいソロには魅力があります。
ただし車中泊視点では、いくつか確認が必要です。第一に、車を横づけできるかどうか。フリーサイトは駐車場から荷物を運ぶ形式の場合があるので、車の乗り入れ可否は予約時に必ず確認してください。車内で寝るのに車が離れた場所にあっては意味がありません。第二に、地面の傾き。区画サイトのように整地された枠がないため、平坦な場所は早い者勝ちになります。
使いどころとしては、ハイシーズンを外した平日のソロ車中泊です。空いていれば場所を選び放題で、料金は区画サイトより1,650〜2,750円安くなります。
デメリットは混雑期です。隣との距離を自分で決められない状況になると、ドアの開閉やエンジン始動の音に気を遣うことになります。静けさを買いたいなら、区画サイトのほうが結果的に満足度は高くなります。

車種別に見る停め方のコツ

1区画100平方メートルという条件を、車のサイズ別に翻訳しておきます。
軽バン・軽キャンパー(全長約3.4メートル)なら、区画の半分も使いません。車を端に寄せてタープを大きく張り、リビングを広く取るのが正解です。ミニバンやハイエース(全長約4.7〜5.4メートル)でも、車+タープ+テーブルセットが余裕をもって収まります。キャブコンなど全長5メートルを超えるキャンピングカーの場合は、区画への進入経路と、後ろのドアやオーニングを展開したときの張り出しを頭に入れて停めましょう。オーニングは片側に2〜3メートル張り出すため、隣の区画にはみ出さない向きに車を置くのが基本です。
牽引免許不要クラスのキャンピングトレーラーを引いてくる場合は、切り返しのスペースが要ります。到着が暗くなってからだと難易度が跳ね上がるので、チェックイン13:00に近い時間帯を狙うのが現実的です。
注意点は、どの車種でも共通して「排水と傾斜」です。雨の日は低い側に水が流れます。区画のなかで少しでも高い側に車を置くだけで、朝の撤収時に足元がぬかるむ確率が下がります。

高原の朝は平地より冷える|季節別の車中泊対策

久住高原は久住山・大船山の南麓、標高およそ600〜1,100メートルに広がる高原です(出典:久住高原 – Wikipedia)。標高が上がれば気温は下がります。この一点を計画に織り込めているかどうかで、夜の快適さが変わります。

夏|涼しさは味方、日射は敵

夏の高原は平地より過ごしやすく、これがこのキャンプ場の大きな価値です。ただし「涼しい」と「暑くない」は別物です。日中の直射日光が車体を直撃すると、車内温度は外気温をはるかに上回ります。
対策は3段構えです。まず遮光。フロントガラスにサンシェード、側面と後面に断熱材入りの目隠しを入れます。次に日陰づくり。タープやカーサイドシェルターで車体そのものに日を当てない。最後に換気。窓を数センチ開けて防虫ネットを張り、USB扇風機やベンチレーターで空気を回します。
失敗パターンとして起きやすいのが、日陰のない区画に日射をさえぎるものなしで車を停め、昼寝をしようとして車内が耐えられない温度になっていたというケースです。高原の草原サイトは開放感がある反面、遮蔽物が少ない場所があります。原因は「涼しい土地だからタープは不要」と判断したこと。対策は、季節を問わずタープを1枚積んでおくことです。夏は日除け、雨天は前室、秋は夜露よけになります。

冬|通年営業だが臨時休あり。氷点下を前提に

営業期間は通年で、無休(冬期は臨時休あり)とされています。裏を返せば、路面凍結や積雪の状況によっては営業しない日があるということです。冬に狙うなら、出発前に電話で営業状況を確認するのが確実です。
装備の目安を出します。冬用の寝袋(快適使用温度がマイナス表示のもの)、車体の底冷えを断つ厚手のマット、窓の断熱シェード、そして電源付き区画なら電気毛布。この4点が揃えば、氷点下の朝でも震えずに起きられます。
使い分けとしては、冬に高原で泊まるなら電源付き区画をおすすめします。1,100円の差額で電気毛布が一晩使える価値は、冬に限れば大きくなります。
注意点は移動そのものです。高原へ上がる道は標高差があり、麓が乾いていても現地は凍結していることがあります。冬タイヤは必須と考え、チェーンも積んでおきましょう。冬の車中泊全般の装備は、こちらで詳しく整理しています。

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春・秋|結露と夜露をどう処理するか

春と秋は気温的には快適ですが、車中泊で厄介なのが結露です。外気温と車内温度の差が大きいほど、窓ガラスの内側に水滴が付きます。高原の朝はこの差が生まれやすく、目覚めると窓が曇り、寝袋の足元がしっとりしていることがあります。
対策は換気と吸湿の組み合わせです。窓を数センチ開けて空気の逃げ道を作り、対角線上の2か所を開けると空気が流れます。加えて、寝袋の下に断熱マットを敷いて体温が床面に逃げるのを防ぐと、床付近での結露が減ります。撤収時にマイクロファイバークロスで窓を拭き上げれば、帰りの視界も確保できます。
場面別に言うと、ソロなら窓を2か所少し開けるだけで足ります。夫婦2人・ファミリーだと呼気の水分量が増えるため、ベンチレーターやUSB扇風機で強制的に空気を回すほうが確実です。
注意点は、換気のために窓を開けることと防犯・防虫は両立させる必要があるということです。防虫ネットを窓枠に貼り、開ける幅は数センチにとどめる。この程度なら外から手は入りませんし、虫も入りません。

満天望温泉を取りこぼさない使い方|11時〜19時の壁

満天望温泉を取りこぼさない使い方|11時〜19時の壁の解説画像

入村料に入浴サービス券が付くということは、温泉に入らないと払った分を取りこぼすということです。この温泉は施設の目玉でもあるので、段取りを組んでおきましょう。

炭酸水素塩泉・敷地内2ヶ所の源泉という中身

公式サイトによると、泉質は炭酸水素塩を主成分とする温泉で、敷地内に2ヶ所の源泉を保有しています。設備は内風呂・露天風呂・サウナ。露天風呂からは阿蘇五岳をはじめとする阿蘇くじゅう国立公園の景色が見渡せるとされ、雑誌「温泉博士」の読者投票で「お気に入りの露天風呂」第1位に選ばれた実績があると公式サイトに記載があります。
車中泊との相性で言えば、温泉が敷地内にあることの意味は「移動しなくていい」に尽きます。日帰り温泉を組み合わせる車中泊では、風呂上がりに車を運転して戻る時間が発生し、その間に体が冷めます。ここでは歩いて区画に戻れるので、温まった状態のまま寝袋に入れます。冬はこの差が眠りの質を左右します。
注意点として、泉質の効能を医療的な効果として受け取るのは避けてください。体調に不安がある場合や飲酒後の入浴は控えるのが基本です。

💡 車旅メモ

意外と知られていませんが、車中泊で温泉に入る順番は「設営してから」が正解です。風呂上がりに車の中を片づけたり寝床を作ったりすると、体が動いて再び汗をかきます。到着したらまず寝床を完成させ、着替えを枕元に置いてから風呂へ。戻ったら着替えてそのまま横になれる状態にしておくと、湯冷めせずに眠りに入れます。

大浴場は11時〜19時。チェックイン13時との時間割

キャンプ場利用者向けの温泉大浴場の利用時間は11:00〜19:00です。チェックインが13:00なので、実質的に使える時間は6時間ほど。ここに落とし穴があります。
失敗パターンとして起きやすいのが、到着してから設営・買い出し・夕食の準備を進めているうちに19時を回り、風呂に入れないまま夜を迎えるケースです。原因は「温泉はいつでも入れる」という思い込み。多くの温泉宿が深夜まで入浴できるため、19時終了という時間割が感覚から抜け落ちます。
対策は時間割を先に決めることです。13:00チェックイン、13:30までに車を停めて寝床を作る、14:00〜15:00に温泉、その後に夕食準備。この順番なら余裕をもって回せます。夕食を早めに済ませたい場合でも、17:30には風呂を終えておくと安心です。
翌朝も11:00から入れますが、チェックアウトが11:00なので、朝風呂を狙うなら受付で扱いを確認しておきましょう。

家族風呂は到着後受付・電話予約不可

家族風呂(貸切風呂)は用意されていますが、公式サイトによると受付は到着後で、電話での事前予約はできないとされています。つまり早く着いた人から順に枠が埋まる方式です。
これは家族連れや、大浴場が苦手な人にとって重要な情報です。小さな子ども連れの車中泊では、大浴場より貸切のほうが気楽という場面が多くあります。狙うなら、チェックイン13:00に合わせて到着し、受付でそのまま申し込むのが確実です。
料金は2,000円程度・50分という情報がありますが、確認できたのが1つの情報源のみのため、正確な金額は現地または公式サイトでご確認ください。
注意点は、混雑期は到着順の争いになるということです。連休で家族風呂を前提に計画を組むのはリスクがあります。大浴場でも問題ない構成にしておき、家族風呂は取れたら儲けもの、くらいの位置づけにしておくと予定が崩れません。

Q. キャンプ場に泊まらず温泉だけ利用することはできますか?
A. 久住高原コテージの大浴場「満天望温泉」は立寄り入浴に対応しているという情報があり、大人800円程度・小人500円程度とされています。ただし確認できたのが1つの情報源のみのため、料金と受付時間は公式サイトまたは電話(0974-64-3111)でご確認ください。なお、オートビレッジに泊まる場合は入村料(大人600円・小人400円)に入浴サービス券が付くため、別途入浴料を払う必要はありません。

アクセスと現地調達|インターから約2時間、買い出しはどこで

高原の施設は、着くまでの時間と補給計画がそのまま旅の快適さを決めます。ここを軽く見ると、到着後に「食材がない」「ガソリンが心もとない」という事態になります。

主要ルートと所要時間の目安

公式サイトのアクセス情報によると、大分自動車道の九重インターチェンジから約2時間、日田インターチェンジから約2時間30分、熊本方面からは国道57号経由で約1時間40分が目安とされています。高速を降りてからの道のりが長いのが特徴です。
この「降りてから2時間」を計画にどう織り込むかがポイントになります。チェックイン13:00に間に合わせたいなら、九重インターチェンジを11時前には通過しておきたい計算です。福岡方面から出るなら朝の出発になります。
使い分けとしては、初日を移動だけに使わない構成がおすすめです。午前中に出て昼過ぎに到着、午後は温泉と設営に充てる。翌日にくじゅう連山周辺の観光へ回ると、車中泊1泊でも密度の高い旅になります。
注意点は、山間路のガソリンスタンドです。高原に入ると営業時間が短い店舗が増えます。高速を降りたタイミングで満タンにしておくのが鉄則です。夜間や日曜に給油できずに困る、という事態を避けられます。

買い出しは高速を降りてから|道の駅という選択肢

食材と飲み物は、現地に上がる前に確保しておきましょう。竹田市街には道の駅があり、地元の農産物を積み込むのに向いています。営業時間は9:00〜17:00で、17時を過ぎると閉まる点だけ注意してください。

📍 道の駅竹田 大分県竹田市米納663-10974-66-3550/9:00〜17:00(年末年始休)

道の駅を車中泊の拠点にする旅と、キャンプ場・RVパークを使う旅では、できることが変わります。九州全体の泊まり場を比較したい人はこちらもどうぞ。

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翌日に組み込みやすい周辺スポット

チェックアウトが11:00なので、午前中に撤収してそのまま観光に回れます。久住高原エリアで車を停めやすいのは、広い駐車場を持つ観光施設です。
そのひとつがくじゅう花公園。開園時間は8:30〜17:30(最終入園17:00)で、季節ごとに花が入れ替わります。キャンプ場から近いエリアにあるため、11時にチェックアウトしてから昼過ぎまで滞在し、午後に帰路につくという流れが組めます。

📍 くじゅう花公園 〒878-0201 大分県竹田市久住町大字久住40500974-76-1422/8:30〜17:30(最終入園17:00)

注意点として、開園期間や入園料は季節によって変わります。訪問前にくじゅう花公園 公式サイトで最新の情報を確認してください。また、くじゅう連山の登山と組み合わせる場合、下山時刻を読み違えると帰路が夜間の山道になります。車中泊で疲れが残っている日は、無理のない行程に絞るのが安全です。

泊まる前に押さえるルールと、RVパーク・道の駅との違い

最後に、現地で守るべきルールと、他の泊まり方との比較を整理します。「キャンプ場で車中泊」という選択が自分に合っているかを判断する材料にしてください。

直火・花火は禁止、ゴミは持ち帰り、ペットはつなぐ

公式サイトに明記されているルールは3つです。花火・直火は禁止。ゴミは必ず持ち帰り。ペットは入場できるが場内では必ずつなぐこと。
直火禁止は、焚き火台を使えば焚き火自体はできるという意味で読むのが一般的ですが、草原サイトは芝や草を傷めやすいため、焚き火シートの併用は用意しておくべきです。花火が禁止なのは、乾いた草地での火の粉が危険だからです。
ゴミの持ち帰りは、車中泊派には有利なルールでもあります。車という収納があるので、45リットルのゴミ袋を積んで帰るのは難しくありません。臭い対策として、生ゴミは密閉できる袋か容器に入れてから積むと車内が快適に保てます。
ペットについては、リードでつなぐことが条件です。車中泊で犬を連れてくる場合、車内に残す時間帯の温度管理が最大の課題になります。夏はエンジンを切った車内が短時間で危険な温度になるため、犬だけを車に残す運用は避けてください。

【教科書調べ】キャンプ場・RVパーク・道の駅の実力比較

同じ「車で泊まる」でも、施設の種類によってできることは変わります。久住高原オートビレッジの条件を基準に、車中泊の3つの選択肢を並べてみました。

比較項目 久住高原オートビレッジ 一般的なRVパーク 道の駅の駐車場
1泊の目安料金 3,850〜6,600円+入村料600円 2,000〜4,000円台 無料(仮眠が前提)
1台あたりの広さ 100平方メートル 駐車1台分+α 駐車1台分
AC電源 20A(23区画のみ) 多くは標準装備 なし
入浴 敷地内の温泉(入村料に券付) 併設または近隣 併設は一部のみ
タープ・イスの展開 できる 施設により制限あり できない
向いている旅 1か所に連泊して過ごす旅 移動を挟む縦断旅 長距離移動の途中仮眠

※料金と設備は久住高原コテージ公式サイトの記載および一般的な施設相場をもとにした比較です(車中泊&キャンピングカーの教科書調べ)。RVパーク・道の駅の数値は施設ごとに差があります。

実は、車中泊派には電源なし区画のほうが向いている

電源付き区画は人気が高く、23区画しかないため予約競争になります。ですが、車中泊に限って言えば「電源なし区画のほうが快適」という結論になる人が少なくありません。
理由は3つあります。第一に、車中泊はテント泊より消費電力が小さいこと。テント泊では照明も暖房も外部電源に頼りますが、車中泊は車自体が断熱と遮光をある程度担ってくれるため、必要なのは電気毛布と充電程度に収まります。第二に、区画数が50と多いため、平坦で見晴らしのいい場所を選べる可能性が上がること。第三に、1,100円の差額です。2泊すれば2,200円、これは温泉の家族風呂1回分に近い金額になります。
もちろん、夏に空調を回したい人や、ポータブル電源を持っていない人は電源付きが正解です。「電源付きのほうが上位」ではなく「自分の装備に合うほうが正解」という考え方に切り替えると、予約が取りやすくなります。

予算別・人数別の使い分けプラン

最後に、条件別の組み立て方を整理します。
予算5,000円台に収めたいソロなら、フリーサイト3,850円+入村料600円=4,450円。温泉付きでこの金額なら文句のない構成です。ただし乗り入れ可否は予約時に確認してください。
1万円以内の夫婦旅なら、電源なし区画5,500円+入村料1,200円=6,700円。浮いた予算を道の駅での食材と土産に回せます。ポータブル電源500Wh級を積んでいけば、電気毛布とスマートフォン充電はまかなえます。
ファミリー(大人2+小学生2)なら、電源付き区画6,600円+入村料2,000円=8,600円。子ども連れは荷物が多く電力も使うので、電源付きの安心を買う判断が合理的です。到着後すぐ家族風呂の受付に並ぶ段取りも組みやすくなります。
長期の車旅で連泊するなら、電源なし区画で2泊し、日中はくじゅう連山周辺を回る構成が向いています。1か所に腰を据えると設営・撤収の回数が減り、疲労がたまりません。

まとめ:久住高原オートヴィレッジで高原の車中泊を楽しむために

🚐 この記事の結論

久住高原オートヴィレッジは1区画100平方メートルと敷地内温泉が強みの高原オートサイト。車中泊なら電源なし区画5,500円+入村料600円が現実解です。

✅ 要点チェック
  • 料金:電源付き6,600円/電源なし5,500円/フリー3,850円
  • 入村料:大人600円・小人400円。温泉入浴サービス券付き
  • 区画:電源付き23・電源なし50、いずれも100平方メートル
  • 温泉:大浴場は11:00〜19:00。設営前に時間割を決める
  • 予約:6ヵ月前から電話のみ、予約金なし
  • ルール:花火・直火禁止、ゴミ持ち帰り、ペットはつなぐ

久住高原オートヴィレッジは、車を横づけできるオートサイトに1区画100平方メートルという広さを確保し、そこに温泉大浴場を組み合わせた施設です。車中泊にとって重要なのは、車のそばに寝床を作れて、風呂に歩いて行けて、朝は静かに撤収できること。この3つが1か所で揃うため、テントを持たない車旅でも成立します。

費用の全体像はシンプルです。サイト料金に人数分の入村料を足すだけ。大人2人・電源なし区画なら6,700円で、温泉込みの一泊になります。ポータブル電源を持っていない人、夏に空調を使いたい人、冬に電気毛布を使いたい人は、1,100円足して電源付き区画を選べば解決します。

計画で外してはいけないのが2つあります。ひとつは温泉の利用時間11:00〜19:00。チェックイン13:00から逆算して、設営→入浴→夕食の順に組むこと。もうひとつは高速を降りてからの移動時間で、九重インターチェンジから約2時間かかります。給油と買い出しは高原へ上がる前に済ませておきましょう。

最初の一歩は、行きたい日を決めて0974-64-3111に電話することです。受付は利用の6ヵ月前から、予約金は不要。そのときに「車中泊で利用したい」「全長◯メートルの車です」と伝えれば、区画の相談にも乗ってもらえます。連休を狙うなら受付開始日、静かに過ごしたいなら平日。どちらを選んでも、高原の夜と朝の空気が待っています。

※料金・営業時間・設備の内容は変更される場合があります。最新情報は久住高原コテージ公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

キャンピングカー愛好家。RVパークや道の駅での車中泊体験を中心に、車中泊グッズの選び方やキャンピングカーの比較情報を発信しています。「自由に旅する暮らし」の楽しさと実用的なノウハウをお届けします。

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