RVパーク用宗の完全ガイド|1泊3,500円・温泉徒歩3分で楽しむ港町の車中泊

RVパーク用宗の完全ガイド|1泊3,500円・温泉徒歩3分で楽しむ港町の車中泊のアイキャッチ画像

「RVパーク用宗って実際どうなの?」「静岡で温泉に入れる車中泊スポットを探している」——そんな車旅好きに、まさにうってつけの場所があります。静岡市駿河区、しらす漁で知られる用宗(もちむね)漁港のすぐそばにある「RVパーク用宗〜Mochimune〜」です。

結論から言うと、RVパーク用宗は「1泊3,500円から」「100V電源つき」「徒歩3分で富士山の見える天然温泉」という、車中泊デビューにも旅慣れた人にもちょうどいいバランスの施設です。6台限定の小さなRVパークですが、そのぶん港町のゆったりした空気を独り占めできます。

この記事では、RVパーク用宗の料金・予約方法・電源やトイレといった設備を数字で整理したうえで、目の前に広がる用宗みなと温泉や生しらす丼グルメ、静岡のほかのRVパークとの比較、そして予約や車内環境で失敗しないコツまで、車中泊仲間に教える感覚でまとめました。読み終えるころには「次の週末、用宗に泊まってみよう」と予約の電話をかけたくなるはずです。

📌 この記事でわかること

・RVパーク用宗の料金・予約・チェックイン時間の全体像
・電源・トイレ・ゴミ処理など設備の使い勝手
・徒歩3分「用宗みなと温泉」と生しらすグルメの楽しみ方
・静岡の他RVパークとの比較と、用宗が向く人・向かない人

目次

RVパーク用宗とは?用宗漁港の目の前で叶う港町の車中泊

RVパーク用宗とは?用宗漁港の目の前で叶う港町の車中泊の解説画像

RVパーク用宗〜Mochimune〜は、静岡県静岡市駿河区用宗にある、日本RV協会認定の車中泊専用駐車場です。しらす漁で全国に名を知られる用宗漁港から歩いてすぐ、潮の香りと漁船のエンジン音で目覚められる立地が最大の個性。ここでは施設の基本像と、どんな車旅にハマるのかを整理します。

用宗漁港のそばに6台だけ|こぢんまりした穴場

RVパーク用宗の駐車台数はわずか6台。大型のRVパークのような区画のにぎわいはありませんが、そのぶん静かで落ち着いた夜を過ごせるのが魅力です。住所は静岡県静岡市駿河区用宗3-17-10で、東名高速の静岡インターから車でおよそ12分。都市部からアクセスしやすいのに、着けば港町のゆるやかな時間が流れています。普通車での車中泊はもちろん、キャブコンやバンコンといったキャンピングカーでの利用も想定された施設です。ただし6台限定ということは、週末や連休は早い段階で満車になりやすいということでもあります。「行けば停められるだろう」という感覚だと痛い目を見るので、後述する予約の確保が前提になると考えておきましょう。

🚐 スペック情報
施設名RVパーク用宗〜Mochimune〜
運営居酒屋ぷん(2026年4月〜)
料金1泊3,500円〜(2026年7月改定)
駐車台数6台
電源あり(100V・無料/料金に含む)
特徴用宗みなと温泉まで徒歩3分・漁港グルメが充実

2026年に運営者が変わった|今は「居酒屋ぷん」が管理

RVパーク用宗を語るうえで押さえておきたいのが、2026年4月1日から運営のバトンが地元の「居酒屋ぷん」へ引き継がれたことです。運営が変わると、料金体系や受付方法、送迎サービスなどが以前の情報と食い違うことがよくあります。ネットの古い口コミやまとめ記事には旧運営時代の料金がそのまま残っていることも多いので、予約前には必ず最新情報を確認しましょう。地元の飲食店が管理しているぶん、受付や案内は人の手が入った温かみのある対応が期待できます。土日祝日には無料の送迎を行っているとの情報もあり、車を停めたまま温泉や漁港グルメへ出かけたいときに心強い存在です。運営者が地元事業者だからこそ、用宗の食や街歩きの生きた情報を教えてもらえるのも、こうした小規模RVパークならではの良さと言えます。

意外な主役は「駐車場」じゃない|温泉と漁港がセットの立地

実はRVパーク用宗の本当の価値は、駐車スペースそのものより「歩いて完結する港町の楽しみ」にあります。徒歩3分で富士山の見える天然温泉、歩いてすぐの漁港では朝どれの生しらす丼——車を停めた瞬間から、飲んで食べて湯に浸かる小旅行が始まるのです。単なる「安く眠れる場所」としてRVパークを探している人にとっては、この立地の価値は見落とされがち。けれど一度泊まってみると、「温泉と食事が徒歩圏にあること」がどれほど車中泊を快適にするかがわかります。とくにお酒を楽しみたい人にとって、飲んだあと運転せずに歩いて車へ戻れる環境は何ものにも代えがたい安心感です。用宗は「車を降りてからが本番」の車中泊スポット。そう捉えると、この記事の後半で紹介する温泉やグルメの情報がぐっと重要になってきます。

そもそも「車中泊の場所をどう選ぶか」で迷っている人は、RVパーク以外の選択肢も含めて基準を整理しておくと失敗しません。

あわせて読みたい
車中泊の場所はどこがベスト?7種類の候補地と失敗しない選び方を徹底解説
「車中泊をしてみたいけれど、どこに泊まればいいのかわからない」「道の駅って本当に車中泊していいの?」――これから車中泊を始める人が最初にぶつかる壁が、場所選びで…

RVパーク用宗の料金と予約|1泊3,500円からの体系を整理

車中泊スポットで一番気になるのが料金と予約のしくみです。RVパーク用宗は2026年7月に料金が改定されたばかり。ここでは最新の料金体系と予約方法、チェックインの流れを具体的な数字で整理します。まずは全体像を店舗情報カードで確認しておきましょう。

📍 RVパーク用宗〜Mochimune〜
住所 〒421-0122 静岡県静岡市駿河区用宗3-17-10
電話番号 070-8314-5524(24時間対応)
チェックイン 13:00〜(時間制限なし)
チェックアウト 翌12:00まで
駐車場 6台
公式情報 くるま旅公式(日本RV協会)掲載ページ

1泊3,500円〜|曜日とシーズンで変わる料金体系

RVパーク用宗の車中泊料金は、2026年7月の改定で次のように設定されています。通常日が1泊3,500円、金曜・土曜・祝前日が4,000円、大型連休が4,500円です。いずれも100V電源の利用料が含まれた金額なので、追加でポータブル電源を充電しても電気代を気にせず使えるのはうれしいポイント。RVパークの相場は全国的におおむね2,000〜4,000円台なので、温泉が徒歩圏にあることを踏まえると、この価格は妥当かむしろ割安と言えます。支払いはチェックイン時に行う形が基本です。注意したいのは、曜日で料金が変わるぶん、連休をまたぐ旅程だと日ごとに金額が変動する点。予約時に「何泊で合計いくらになるか」を電話で確認しておくと、当日の会計でとまどいません。ソロでも夫婦でも料金は1区画あたりなので、2人で使えば一人当たりの負担はぐっと軽くなります。

予約は電話のみ|当日の空きも狙える

RVパーク用宗の予約は電話(070-8314-5524)で受け付けています。ネットの予約フォームは用意されていないため、行き先が決まったら早めに電話を入れるのが確実です。電話は24時間対応とされており、当日の空き状況も相談できるので、旅の途中で「今夜どこに泊まろう」となったときの駆け込みにも対応してもらえる可能性があります。ただし前述のとおり駐車台数は6台のみ。週末や連休、しらすシーズンの土日は早めに埋まることを前提に、予定が固まった段階で押さえておくのが安全です。電話予約のときは、車のサイズ(全長・車高)と到着予定時刻を伝えておくとスムーズ。キャンピングカーの場合、区画に収まるかを事前にすり合わせておけば、当日「停められなかった」というトラブルを避けられます。

⚠️ 失敗パターン:予約せず当日行って満車

「RVパークなら空いているだろう」と予約せずに向かい、しらすシーズンの土曜に到着したら6台すべて埋まっていた——という失敗はありがちです。対策はシンプルで、日程が決まった時点で電話予約を入れること。とくに3〜1月のしらす漁シーズンの週末は、温泉・グルメ目当ての車中泊客で混み合います。当日移動なら、午前中のうちに空き確認の電話を入れておきましょう。

チェックインは13時から|到着後の流れ

チェックインは13:00から可能で、時間の上限は設けられていません。仕事終わりに出発して夜に到着する、といった旅程でも柔軟に対応してもらいやすいのは、電話1本でやり取りする小規模RVパークならではの強みです。チェックアウトは翌12:00までとゆったりめ。朝は漁港の朝market をのぞき、昼前まで温泉でくつろいでから出発、という理想的な滞在ができます。到着したらまず受付で料金を支払い、指定された区画に駐車。あとは電源を接続し、温泉やグルメへ徒歩で繰り出すだけです。チェックインからチェックアウトまでの時間が長いぶん、「1泊で港町をまるごと味わう」プランを組みやすいのがRVパーク用宗の使い勝手の良さ。到着が遅れそうなときは、必ず事前に電話で連絡を入れておくのがマナーです。

電源・トイレ・ゴミ処理|設備と使い勝手を細かくチェック

電源・トイレ・ゴミ処理|設備と使い勝手を細かくチェックの解説画像

RVパークを選ぶうえで、料金と同じくらい大事なのが設備です。電源が使えるか、トイレは清潔か、ゴミはどう処理するのか——このあたりが快適さを大きく左右します。RVパーク用宗の設備を、実用目線で細かく見ていきましょう。

100V電源が無料|ポータブル電源も車載家電も安心

RVパーク用宗には100Vの電源が備わっており、その利用料は宿泊料金に含まれています。追加料金なしで使えるので、ポータブル電源の充電、電気毛布、車載冷蔵庫、スマホやパソコンの充電まで、電力を気にせず使えるのが大きな魅力です。夏の車内で扇風機やポータブルクーラーを回す、冬に電気毛布で底冷えを防ぐといった季節対策も、外部電源があれば格段に楽になります。とくに車中泊でネックになりがちなのが電力不足。エンジンを切ったままエアコン代わりの家電を使うと、車のバッテリーはあっという間に上がってしまいます。その点、外部電源が引ける環境は「バッテリー上がりの心配なく家電が使える」という安心感につながります。ただし一般的な家庭用コンセントと同じ容量が前提なので、消費電力の大きい家電を複数同時に使うとブレーカーが落ちることも。使う家電のワット数は事前に把握しておきましょう。

車内で使う電気毛布や扇風機など、快適に眠るためのグッズ選びに迷ったら、定番の必需品をまとめた記事も参考にしてみてください。

あわせて読みたい
車中泊おすすめグッズ8選|2,980円から揃える快眠・電源・虫対策の必需品
「車中泊を始めたいけれど、まず何を買えばいいのか分からない」——これは車中泊デビュー前のほとんどの人がぶつかる壁です。マット、寝袋、ポータブル電源、網戸、サンシ…

24時間使えるトイレ|温水洗浄便座つき

トイレは24時間利用可能で、洋式・水洗、温水洗浄便座つきの1基が用意されています。夜中にトイレに行きたくなっても安心して使えるのは、車中泊では想像以上に重要なポイントです。道の駅やコンビニ頼みだと、深夜に施錠されていたり車を移動させたりと面倒がつきまとうもの。その点、敷地内で完結するトイレがあるだけで夜の安心感がまるで違います。ただし6台の利用者で1基を共用する形なので、朝の混み合う時間帯は譲り合いが必要です。歯みがきや洗顔などの身支度は、混雑する時間を少しずらすとスムーズ。温水洗浄便座がついているのは、寒い時期の車中泊では地味にありがたい装備です。清潔に保たれているかは利用者のマナーにも左右されるので、次に使う人のことを考えてきれいに使うのが、小規模RVパークを気持ちよく利用するコツです。

ゴミは1袋200円で処理可能|水道・ペットもOK

車中泊で悩ましいのがゴミの持ち帰り問題ですが、RVパーク用宗ではゴミ処理に対応しています。専用のゴミ袋を1袋200円(現金)で購入する形で、施設内のガチャガチャで購入するというユニークな仕組み。旅先でゴミを持ち帰らずに済むのは、荷物を増やしたくない車中泊では大きな助けになります。加えて水道も利用でき、調理や洗い物、給水もその場で完結。ペット同伴も可能なので、愛犬と一緒の車旅にも向いています。一方で、BBQ・焚き火・花火は禁止されている点は要注意。ここはキャンプ場ではなく、あくまで住宅地に隣接した車中泊専用の駐車場です。屋外での火気やにぎやかな宴会は近隣への配慮からNGなので、食事は温泉併設のレストランや漁港グルメを活用するのが正解。ルールを守って使えば、街なかとは思えない快適さを味わえます。

💡 車旅メモ

ゴミ袋の購入に現金が必要なほか、電話予約時の会計も現金が基本になりがちです。用宗は昔ながらの港町で、漁港の直売所や小さな食堂は現金のみのところも少なくありません。キャッシュレス派の人も、1万円前後の現金を用意しておくと安心して過ごせます。

徒歩3分「用宗みなと温泉」で富士山を見ながら湯に浸かる

RVパーク用宗を語るうえで外せないのが、徒歩3分・約240mの場所にある「用宗みなと温泉」です。ここは単なる近所の銭湯ではなく、露天風呂から富士山と漁港を望める本格的な日帰り天然温泉。車中泊の質を一段引き上げてくれる、この立地最大の主役です。

📍 用宗みなと温泉
住所 静岡県静岡市駿河区用宗2-18-1
電話番号 054-256-4126
営業時間 10:00〜24:00(最終受付23:00)※土日祝は9:00開館
定休日 年中無休(不定期メンテ休あり)
公式サイト 用宗みなと温泉 公式サイト

富士山の見える露天風呂|港町の湯に浸かる贅沢

用宗みなと温泉の一番の見どころは、露天風呂からの眺めです。晴れた日には富士山を、そして目の前には漁港の景色を眺めながら湯に浸かれます。車の運転で凝り固まった体を、開放的な露天でほぐす時間はまさに車旅のごほうび。天然温泉なのでお湯そのものも楽しめます。RVパークから徒歩3分という近さは、車中泊との相性が抜群です。夜は湯上がりに歩いて車へ戻り、そのまま就寝。朝は起きて再び一風呂浴びてから出発、といった贅沢な使い方ができます。運転して大きな入浴施設まで行く必要がないぶん、飲酒後でも安心して温泉を楽しめるのは大きなメリット。車中泊でネックになりがちな「お風呂どうする問題」が、この立地なら徒歩だけで完結します。人気の温泉なので夕方以降は混み合うことも多く、ゆっくり入りたいなら開館直後の時間帯が狙い目です。

入浴料は平日1,000円・土日祝1,200円|子ども料金も明確

用宗みなと温泉の入浴料は、大人が平日1,000円、土日祝日1,200円。小学生までは平日・土日祝ともに350円、3歳以下の幼児は無料です。家族連れでも料金がわかりやすく、財布への負担を見積もりやすいのが親切なところ。会員登録をすると平日850円・土日祝1,000円と割引になる仕組みもあり、静岡近郊で何度も訪れる人にはお得です。営業時間は10:00〜24:00(最終受付23:00)で、土日祝は9:00開館。夜は24時まで開いているので、夕食後にゆっくり浸かってから車で眠る、という車中泊の理想的な流れが組めます。定休日は基本的に年中無休ですが、衛生・安全管理のためのメンテナンスで不定期に休館することがあるため、遠方から向かうときは事前に営業状況を確認しておくと確実です。じゃらんなどの予約サイトでは割引チケットが出ていることもあるので、チェックしてから行くとさらにお得に楽しめます。

サウナとクラフトビールも|湯上がりの一杯まで徒歩圏

用宗みなと温泉には、サウナと水風呂も備わっています。露天でととのう「サ活」目当てに訪れる人も多く、温泉とサウナの両方を楽しめるのは車中泊スポットとしてかなり贅沢な部類です。さらにうれしいのが、施設周辺にはクラフトビールの醸造所(West Coast Brewing)があること。湯上がりに、車の運転を気にせず地ビールで乾杯できるのは、歩いて車へ戻れるRVパーク用宗ならではの特権です。飲酒運転の心配がまったくないこの環境は、お酒好きの車旅にとって理想的。温泉→サウナ→クラフトビール→徒歩で車へ、という流れが徒歩圏だけで完結します。ただし、飲みすぎて夜中に騒いだり大声で話したりするのは近隣・他の利用者の迷惑になるので厳禁です。あくまで住宅地に近いRVパークであることを忘れず、ほろ酔いの心地よさは車内で静かに味わいましょう。

生しらす丼に朝の漁港|用宗で食べて遊ぶ楽しみ方

生しらす丼に朝の漁港|用宗で食べて遊ぶ楽しみ方の解説画像

用宗といえば、なんといっても「しらす」。RVパーク用宗に泊まる醍醐味は、この港町ならではの食と、朝の漁港の空気を存分に味わえることにあります。車を停めたら、あとは徒歩で用宗のグルメと景色を楽しみ尽くしましょう。

朝どれ生しらす丼|漁協直営どんぶりハウスの名物

用宗漁港のグルメの代表格が、漁協直営の「どんぶりハウス」で味わえる生しらす丼です。漁港の目の前にあり、朝どれのしらすを使った丼が名物。ただし生しらすは漁船が出た日にしか味わえない、まさに一期一会の逸品です。営業時間は11:00〜14:00(ラストオーダー)で、直売所は9:00〜16:30。時化や休漁の日は生しらすが並ばないので、どうしても食べたい人は事前に漁の有無を確認しておくと空振りを防げます。テント下でセルフのお茶をいただくような素朴なスタイルですが、鮮度は港町ならでは。RVパークから歩いて行ける距離なので、朝ゆっくり起きて漁港へ散歩がてら向かうのが理想の過ごし方です。生しらすが入荷しない日でも、釜揚げしらす丼など加工品を使ったメニューは楽しめることが多いので、しらす好きなら一度は立ち寄りたいスポットです。

📍 漁協直営どんぶりハウス(清水漁協用宗支所) 静岡県静岡市駿河区用宗 用宗漁港前

朝6時の漁港風景|50隻の漁船が出る港町

用宗漁港では、朝6〜7時ごろに50隻を超える漁船が一斉に出港していきます。年間の水揚げはしらすを中心に約1,000トンにのぼる、現役バリバリの漁港です。RVパークに泊まれば、この朝の漁港の活気を間近で味わえるのが大きな魅力。早起きして港へ散歩に出れば、漁船が海へ向かう光景や、水揚げの様子を眺められることもあります。都会の観光地では味わえない、生活と海が地続きの風景は、車中泊だからこそ体験できる特権です。しらす漁のシーズンはおおむね春から冬にかけて(2026年は3月21日解禁)で、解禁初日には大量の水揚げでにぎわいます。漁港は現役の作業場でもあるので、漁の邪魔にならないよう見学マナーを守るのは大前提。早朝の澄んだ空気のなか、港町の一日が始まる瞬間に立ち会えるのは、忘れられない旅の思い出になります。

用宗の街歩き|レトロな港町と再生スポット

用宗は近年、古い建物を生かした街の再生が進み、静かな注目を集めている港町です。漁港のそばには温泉やクラフトビール醸造所、飲食店が集まる「港町の日常」と呼ばれるエリアが整備され、レトロな雰囲気とあたらしいカルチャーが同居しています。RVパークに車を停めておけば、こうした街歩きも徒歩でこなせるのが強み。昼はしらす丼、午後は街をぶらり、夕方は温泉、夜はクラフトビール——と、車を動かさずに港町を一日中楽しめます。用宗駅からも近く、電車でのアクセスも良いエリアなので、車を置いて公共交通で少し足を延ばすことも可能です。観光地化されすぎていない、生活感の残る港町の空気こそが用宗の魅力。派手なアクティビティはありませんが、のんびりした時間の流れそのものを味わいたい車旅にぴったりのスポットです。散策の際は住宅地への配慮を忘れず、静かに街の雰囲気を楽しみましょう。

静岡の他RVパークと比べて用宗はどう?独自データで比較

RVパーク用宗の魅力は伝わってきたと思いますが、静岡県内にはほかにも個性的なRVパークがあります。ここでは代表的な3施設を、料金・電源・立地の観点で比較し、用宗がどんな人に向くのかを明らかにします。

静岡3施設を数字で比較|料金・電源・立地の違い

まずは客観的な数字で見比べてみましょう。以下は当メディア「車中泊&キャンピングカーの教科書」が各施設の公式・認定情報をもとにまとめた比較表です。料金は変動する場合があるため、予約前に各施設で最新情報を確認してください。

比較項目 RVパーク用宗 RVパーク御殿場 RVパーク伊豆黒根岬
1泊料金 3,500円〜 3,850円〜 2,000円〜
電源 100V・無料 20A・無料 無料
駐車台数 6台 9台 6台
チェックイン 13:00〜 14:00〜22:00 12:00〜19:00
立地の魅力 温泉徒歩3分・漁港グルメ 富士山麓・観光拠点 伊豆の海岸沿い

こうして並べると、RVパーク用宗の強みは「料金は標準的ながら、温泉とグルメが徒歩圏で完結する」バランスの良さにあるとわかります。安さだけなら伊豆黒根岬、富士山観光の拠点なら御殿場と、それぞれ役割が違うのです。

御殿場・伊豆と何が違う?用宗が輝く場面

RVパーク御殿場は全長8m以内で3,850円、9台と用宗より収容力があり、富士山観光や御殿場アウトレットの拠点として便利です。20Aの電源が無料で使えるので、電力を多く使いたい人にも向いています。一方の伊豆黒根岬はサイトによって2,000円〜と料金の幅が広く、コスト重視の人や伊豆の海を目当てにする人に魅力的。ただしどちらも「温泉やグルメが徒歩3分」という手軽さでは用宗に及びません。用宗が輝くのは、「車を降りたら、あとは歩いて温泉と食事を楽しみたい」という場面です。運転の疲れを最小限にして港町の夜を満喫したい人、お酒を飲みたい人、しらすグルメが目的の人——こうした旅には用宗が最適解になります。逆に、大人数や大型トレーラーで広い区画がほしい、富士山の絶景を第一に据えたいという場合は、御殿場など別の選択肢が合うでしょう。目的に合わせて選ぶのが、静岡の車中泊を成功させるコツです。

ソロ・夫婦・ファミリー別|用宗のおすすめ滞在スタイル

用宗は使う人の構成によって楽しみ方が変わります。ソロ車中泊なら、電源で快適な車内をつくり、温泉とクラフトビールでひとり時間を満喫するのが王道。1泊3,500円を一人で負担してもコスパは十分で、静かな港町での「ひとり旅リセット」にぴったりです。夫婦・カップルなら、料金を2人で分けられるうえ、温泉と漁港グルメというデートにも向くコンテンツがそろっているのが魅力。湯上がりに地ビールで乾杯、という大人の旅が徒歩圏で完結します。ファミリーの場合は、幼児無料・小学生350円の温泉料金が家計にやさしく、朝の漁港見学は子どもの学びにもなります。ただし6台のみで区画に限りがあるため、大人数のグループやトレーラー複数台での利用には不向き。1〜2台のこぢんまりした旅で、港町のゆったりした時間を味わうのが用宗流の楽しみ方です。

快適に泊まるための注意点とマナー、モデルプラン

最後に、RVパーク用宗をトラブルなく気持ちよく楽しむための注意点とマナー、そして1泊の過ごし方のモデルプランを紹介します。ここを押さえておけば、はじめての用宗車中泊も安心です。

住宅地に近いRVパーク|アイドリングと騒音に注意

RVパーク用宗は港町の市街地にあり、住宅地に隣接しています。だからこそ気をつけたいのが、エンジンのアイドリングと夜間の騒音です。夏場に「暑いから」とエンジンをかけっぱなしにしてエアコンを使うと、排気音やエンジン音が近隣の迷惑になり、注意を受けることもあります。実際、車中泊のマナー違反で最も多いのがこのアイドリング問題。対策は、外部電源を活用してポータブルクーラーや扇風機で暑さをしのぐこと、そして就寝時は必ずエンジンを切ることです。夜遅くの大声での会話や、ドアの開け閉めの音にも配慮しましょう。RVパークはキャンプ場ではなく、地域に受け入れてもらって成り立っている施設。マナーを守る車中泊客が増えることが、こうしたスポットを長く残すことにつながります。近隣への感謝の気持ちを持って、静かに港町の夜を過ごしましょう。

⚠️ 失敗パターン:夏にエンジンをかけっぱなしで注意された

「暑くて眠れないから」と夜通しエンジンをかけてエアコンを使い、排気音とアイドリングで近隣から苦情が来た——という失敗は各地のRVパークで起きています。原因は暑さ対策を車のエアコン頼みにしてしまうこと。対策は、無料の100V電源でポータブルクーラーや扇風機を使い、断熱シェードで日中の熱をためないこと。エンジンを切っても眠れる準備をしておけば、マナーも守れて快眠もできます。

夏の車中泊はとくに暑さ対策が勝負どころです。エンジンを切っても眠れる具体的な方法は、こちらの記事で詳しくまとめています。

あわせて読みたい
夏の車中泊暑さ対策|エンジンを切っても眠れる9つの方法と熱中症を防ぐ準備
「夏の車中泊は暑くて眠れない」——これは車旅を始めた人がほぼ全員ぶつかる壁です。日中に太陽を浴びた車のボディは熱を溜め込み、エンジンを切った車内は夜になっても3…

1泊モデルプラン|到着から出発までの過ごし方

RVパーク用宗を満喫する1泊のモデルプランを組んでみましょう。13時にチェックインし、まずは車を停めて電源を接続。荷物を落ち着けたら、午後は用宗の街をのんびり散歩し、レトロな港町の雰囲気やクラフトビール醸造所をのぞきます。夕方になったら徒歩3分の用宗みなと温泉へ。富士山を眺めながら露天とサウナでととのえたら、湯上がりに地ビールで一杯。飲んでも歩いて車へ戻れるので運転の心配はいりません。夜は静かに車内で就寝。翌朝は早起きして漁港へ散歩に出れば、漁船の出港風景が見られるかもしれません。11時ごろにどんぶりハウスで朝どれの生しらす丼を味わい、もう一度温泉でさっぱりしてから12時までにチェックアウト。これで港町の食・湯・景色をまるごと楽しむ、贅沢な1泊2日の完成です。車をほとんど動かさずにこれだけ満喫できるのが、用宗の底力です。

持って行くと快適なもの|予算別の準備リスト

用宗の車中泊をより快適にするための持ち物を、予算別に整理します。5,000円以下で揃えるなら、まずは車中泊マット(段差解消・底冷え防止)と目隠しシェードが必須。この2つだけで睡眠の質が大きく変わります。1万〜3万円の予算があれば、電気毛布や小型扇風機、LEDランタンを加えると、電源のあるRVパーク用宗の強みを活かせます。3万円以上かけられるなら、ポータブルクーラーやポータブル電源を導入すると、夏でもエンジンを切ったまま快適に眠れる環境が整います。用宗は外部電源が無料で使えるので、消費電力の大きい家電も気兼ねなく使えるのが利点。とはいえ、温泉やグルメが徒歩圏で完結するぶん、車内で凝った調理や大がかりな設備は必要ありません。最低限の快眠グッズさえあれば、あとは港町の楽しみに集中できる——それが用宗のミニマルな魅力です。忘れ物として多いのが現金とタオルなので、この2つは必ず用意しておきましょう。

まとめ:RVパーク用宗は「温泉と港町グルメ」で選ぶ車中泊スポット

RVパーク用宗〜Mochimune〜は、静岡・用宗漁港のそばで「温泉・グルメ・車中泊」が徒歩圏で完結する、コンパクトながら満足度の高いRVパークです。1泊3,500円からという標準的な料金に、100V電源が無料で含まれ、徒歩3分には富士山の見える天然温泉。車を降りたあとの楽しみが充実しているからこそ、運転の疲れを癒やしながら港町の夜をゆっくり味わえます。6台限定の小さな施設だからこそ静かで落ち着いた滞在ができる反面、週末や連休は早めに埋まるため、電話予約での確保が前提。住宅地に近いぶん、アイドリングや騒音への配慮も欠かせません。ルールとマナーを守って使えば、これほど気持ちのいい車中泊スポットはなかなかありません。

最後に、RVパーク用宗を楽しむための要点を整理します。

  • 料金は1泊3,500円〜(金土祝前日4,000円・大型連休4,500円/2026年7月改定)で100V電源込み
  • 予約は電話(070-8314-5524)のみ。6台限定なので週末・しらすシーズンは早めに確保
  • チェックイン13:00〜、チェックアウト翌12:00までとゆったり滞在できる
  • 徒歩3分の用宗みなと温泉は露天・サウナつき、大人平日1,000円・土日祝1,200円
  • 朝どれ生しらす丼や漁港の朝景色など、港町グルメと風景が徒歩圏で完結
  • 電源・トイレ・ゴミ処理・水道・ペット可と設備が充実、ただしBBQ・焚き火は禁止
  • 住宅地に近いためアイドリング・騒音は厳禁、暑さ対策は外部電源の活用で

最初の一歩は、行きたい週末を決めて電話予約を入れること。あとは車中泊マットと目隠し、そして少しの現金を積み込めば準備は完了です。温泉に浸かって生しらすを味わう、用宗ならではの港町車中泊を、次の休みにぜひ体験してみてください。

※本記事の料金・営業時間などの情報は2026年7月時点のものです。最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

キャンピングカー愛好家。RVパークや道の駅での車中泊体験を中心に、車中泊グッズの選び方やキャンピングカーの比較情報を発信しています。「自由に旅する暮らし」の楽しさと実用的なノウハウをお届けします。

コメント

コメントする

目次