「草津温泉に車中泊で行きたいけれど、湯畑の近くに泊まれる場所はあるの?」「標高が高いから夏でも涼しいって本当?」——日本三名泉のひとつ草津温泉は、車で気軽に立ち寄れる一方で、いざ車中泊しようとすると「どこに停めていいのか分からない」という声がとても多いエリアです。
結論から言うと、草津温泉での車中泊は「くるま旅パーク」「RVパーク」「道の駅」「町営の観光駐車場」の4スポットを使い分ければ、湯畑徒歩圏から温泉入り放題まで自分に合った泊まり方が選べます。標高約1,200mの高原にあるため夏は涼しく、逆に冬は氷点下の雪国。だからこそ、泊まる場所選びと季節対策で快適さが大きく変わります。
この記事では、実際に車中泊利用できる4スポットの料金・電源・温泉の有無・湯畑からの距離を公式情報ベースで比較し、それぞれの詳しい使い方、失敗しやすいポイント、夏冬の対策まで、車中泊仲間に教える感覚でまるごと解説します。読み終えるころには、あなたの車と旅のスタイルに合った「草津での寝床」が決まっているはずです。
・草津温泉で車中泊できる4スポットの料金・電源・温泉・湯畑からの距離
・湯畑徒歩圏で泊まる方法と温泉入り放題のRVパーク
・道の駅・観光駐車場を使うときのマナーと落とし穴
・標高1,200mならではの夏冬の車中泊対策と持ち物
草津温泉車中泊は「どこで寝るか」で9割決まる|標高1,200mの前提知識

草津温泉の車中泊は、車種やグッズよりも先に「どこに停めて寝るか」を押さえることが何より大切です。温泉街の中心・湯畑の周辺は観光客で常に混み合い、原則として車中泊向きではありません。まずは草津という土地の前提を理解しておきましょう。
標高約1,200m|夏は避暑地、冬は氷点下の雪国という二面性
草津温泉は標高約1,200mの高原に位置し、道の駅草津運動茶屋公園は群馬県内の道の駅で最も高い場所にあります。この標高がもたらすのが、はっきりした二面性です。夏は平地より5〜10℃ほど涼しく、エアコンなしでも窓を少し開ければ眠れる日が多い一方、冬は氷点下まで冷え込み雪が積もります。つまり夏は関東屈指の避暑車中泊スポットになり、冬は本格的な防寒装備が必須の雪国という顔を併せ持ちます。ソロでふらっと涼みに来るなら夏、雪見風呂を狙うなら冬と、季節で装備の重さがまったく変わる点を最初に頭に入れておくと、持ち物選びで迷いません。標高が高い分、天候の急変や朝晩の冷え込みにも注意が必要です。
湯畑周辺は原則「車中泊禁止」|寝る場所と観光は分けて考える
草津温泉に車中泊で来る人が最初につまずくのが、「湯畑の目の前に泊まれる場所はない」という現実です。湯畑周辺は観光の中心で、コインパーキングや民間駐車場は時間貸しが基本。夜通し停めての車中泊は想定されていません。草津での正解は、「寝る場所」と「観光する場所」を切り分けて考えることです。徒歩圏のくるま旅パークや、車中泊可の町営駐車場を寝床にして、日中は湯畑や西の河原へ歩いて観光する。あるいは少し離れたRVパークや道の駅に泊まり、日中だけ温泉街へ移動する。この発想の切り替えができると、草津の車中泊は一気にラクになります。「湯畑の真横で寝る」ことにこだわらないのがコツです。
ゴミ・アイドリング・長時間駐車|草津で守りたい車中泊マナー
草津は年間を通して観光客が多く、地元の方や他の旅行者と駐車場を共有します。だからこそマナーは念入りに。まずゴミは必ず持ち帰るか指定の場所へ。夜間のアイドリングは排気音と排ガスで周囲の迷惑になり、注意を受けやすい行為です。エンジンを切って眠れる装備を整えるのが基本です。道の駅や観光駐車場はあくまで休憩・観光目的の施設で、キャンプ場ではありません。テーブルや椅子を広げての宴会、洗濯物干し、長時間の占有は避けましょう。マナーを守る車中泊が増えれば、草津で泊まれる場所も守られます。逆にトラブルが増えれば規制が強まるだけ、という意識を持ちたいところです。
道の駅・観光駐車場は「宿泊施設」ではありません。連泊や長時間の占有、機材を広げてのキャンプ行為は控え、あくまで「仮眠・休憩」の範囲で利用しましょう。堂々と車中泊したいなら、後述のくるま旅パークやRVパークが安心です。
そもそも車中泊できる場所の種類を体系的に知りたい方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。

「車中泊をしてみたいけれど、どこに泊まればいいのかわからない」「道の駅って本当に車中泊していいの?」――これから車中泊を始める人が最初にぶつかる壁が、場所選びで…
草津で車中泊できる4スポットを料金・電源・温泉で徹底比較
草津温泉エリアで実際に車中泊利用できる主要4スポットを、料金・電源・温泉・湯畑からの距離で並べて比較します。「堂々と泊まりたい」「安く済ませたい」「温泉に何度も入りたい」など、あなたの優先順位で選べるように整理しました。
4スポット比較表|料金・電源・温泉・湯畑距離が一目でわかる
まずは全体像です。下の表は各施設の公式情報をもとにした比較で、料金や設備の傾向がひと目で分かります。堂々と泊まれて設備が整うほど料金は上がり、無料に近づくほど「休憩扱い」でマナーへの配慮が求められる、という関係が見えてきます。
| 施設 | 1泊料金 | 電源 | 温泉 | 湯畑まで |
|---|---|---|---|---|
| くるま旅パーク軒先珈琲 | 8,000円〜 | 有料500円 | 周辺外湯 | 徒歩4〜5分 |
| RVパーク応徳温泉 道の駅六合 | 3,000円 | 込み | 併設500円 | 車で約30分 |
| 道の駅 草津運動茶屋公園 | 無料 | なし | なし | 車で約4分 |
| 湯畑観光駐車場 | 宿泊1,200円〜 | なし | 周辺外湯 | 徒歩すぐ |
※車中泊&キャンピングカーの教科書調べ。各施設公式サイト掲載情報(2026年7月時点)。料金・設備は変動するため最新は各公式でご確認ください。
タイプ別の選び方|「湯畑徒歩」「温泉重視」「無料重視」で決める
4スポットは向いている人がはっきり分かれます。湯畑まで歩いて夜も朝も温泉街を満喫したいなら、徒歩圏のくるま旅パークか湯畑観光駐車場。堂々と泊まれて温泉にも入り放題のコスパを求めるなら、少し離れたRVパーク応徳温泉。とにかく費用を抑えたい、仮眠だけできればいいという割り切り派なら道の駅、という住み分けです。夫婦やファミリーで設備を重視するならくるま旅パークやRVパーク、ソロで身軽に動きたいなら道の駅や観光駐車場が合います。「何を一番大事にするか」を先に決めると、迷いが消えます。予算・観光動線・温泉の入りやすさの3つを天秤にかけるのがポイントです。
予約が要る施設・要らない施設|繁忙期は事前確保が安心
草津は紅葉シーズンや年末年始、夏休みなどの繁忙期に一気に混みます。くるま旅パークとRVパーク応徳温泉は予約制で、台数も限られるため(応徳温泉は3台)早めの確保が安心です。一方、道の駅と湯畑観光駐車場は予約不要で先着順ですが、その分ハイシーズンは満車リスクがあります。特にRVパーク応徳温泉は駐車区画が3台と少なく、週末は埋まりやすいので要注意。予約制の施設は「今夜泊まれるか」を電話で確認してから向かうと、現地で寝床難民になる失敗を防げます。ふらっと行って停められる保証はない、と考えて動くのが賢明です。
草津だけでなく群馬県内のRVパークを広く比較したい方は、こちらもチェックしてみてください。

「群馬で車中泊デビューしたいけれど、どこに泊まればいいの?」「電源が使えて、近くに温泉があるRVパークを知りたい」——そんな車旅仲間からよく聞かれる質問に、この…
湯畑徒歩5分「くるま旅パーク軒先珈琲草津温泉」で街歩き拠点にする

「とにかく湯畑の近くに堂々と泊まりたい」という人に最有力なのが、くるま旅パーク軒先珈琲草津温泉です。坂の上の小さなカフェが運営する車中泊スポットで、温泉街まで歩いて行ける立地が最大の魅力です。
| 住所 | 〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町草津566-1 |
| 電話番号 | 090-9144-5109 |
| 料金 | 1泊1台8,000円〜(会員7,000〜7,500円)/電源・水道 各500円 |
| 設備 | Wi-Fi無料・ペット可(カフェ建物内は不可) |
| 湯畑まで | 徒歩4〜5分 |
| 公式サイト | くるま旅公式ページ |
湯畑まで徒歩4〜5分|夜も朝も温泉街を歩いて満喫できる
このスポット最大の価値は、なんといっても立地です。湯畑まで徒歩4〜5分なので、車を置いたまま夜のライトアップされた湯畑を散歩したり、早朝の人が少ない時間に外湯へ入りに行ったりと、温泉街をとことん歩いて楽しめます。車中泊で温泉地に来ると「駐車場から観光地まで遠くて結局あまり歩けなかった」となりがちですが、ここならその心配がありません。夫婦でのんびり湯めぐりしたい、ソロで夜の温泉街の雰囲気を味わいたいという旅にぴったりです。カフェが運営母体なので、朝にコーヒーを飲んだり焙煎体験をしたりと、車中泊+αの過ごし方ができるのも他にはない魅力といえます。
料金と電源|1泊8,000円〜、電源・水道は各500円で利用可
気になる料金は1泊1台8,000円〜で、くるま旅の会員になると7,000〜7,500円になります。電源と水道はそれぞれ1泊500円の有料オプション、Wi-Fiは無料で使えます。正直に言えば、道の駅の無料車中泊と比べると割高に感じるかもしれません。ただ湯畑徒歩5分という一等地で、堂々と一晩過ごせる安心感と利便性を考えれば納得できる価格設定です。夏場にポータブル電源を充電しながら過ごしたい、翌朝に洗い物や給水をしたいといった快適さを求めるなら、電源・水道オプションを付ける価値があります。最新の空き状況や料金は電話予約時に確認しておきましょう。
こんな人におすすめ|街歩き重視・ペット連れ・カフェ好き
くるま旅パーク軒先珈琲が向いているのは、まず「温泉街を歩いて満喫したい人」。そしてペット同伴OKなので、愛犬と一緒に草津を旅したい人にも心強い選択肢です(カフェ建物内はペット不可のため、そこだけ注意)。コーヒー好きなら、高原の小さな焙煎所でドリップ講座や焙煎体験ができるのも楽しいポイント。デメリットを挙げるなら、台数が限られる小規模施設のため予約必須であること、そして無料の道の駅に比べて費用がかかることです。「多少お金を払ってでも、湯畑近くで気持ちよく泊まりたい」という人にこそフィットするスポットです。
温泉入り放題が魅力「RVパーク応徳温泉 道の駅六合」でコスパ泊
「予約制で堂々と泊まれて、しかも源泉かけ流しの温泉に入れる」——コスパと安心感を両立したいなら、RVパーク応徳温泉 道の駅六合が有力です。草津の中心からは車で30分ほど離れますが、その分ゆったりと静かに過ごせます。
| 住所 | 〒377-1704 群馬県吾妻郡中之条町小雨21-1 |
| 電話番号 | 0279-95-3122(受付12:00〜20:00・水曜定休) |
| 料金 | 1泊1台3,000円(電源込・入浴料別) |
| 温泉 | 応徳温泉くつろぎの湯 大人500円・子供300円 |
| チェックイン/アウト | IN 15:00〜20:00/OUT 12:00〜15:00(冬季は最終IN19:00) |
| 公式サイト | くるま旅公式ページ |
1泊3,000円で電源込み|源泉かけ流し温泉もすぐ隣
RVパーク応徳温泉の魅力は、なんといってもコストパフォーマンスです。1泊1台3,000円に電源利用料が含まれ、敷地内にある応徳温泉くつろぎの湯(源泉かけ流し)に大人500円で入れます。黒い湯花と白い湯花が舞う100%天然温泉で、草津の強い酸性泉とはまた違った、弱アルカリ性の柔らかいお湯を楽しめます。電源込みでこの価格、しかも歩いてすぐ温泉に入れる立地は、車中泊派にとってかなり贅沢な条件です。ポータブル電源を充電しながら、夕方と朝の2回温泉に浸かる——そんな過ごし方ができるのがこの施設の醍醐味。長距離の車旅で疲れた体を癒すベース基地として重宝します。
車両サイズは7mまで・3台限定|早めの予約が必須
利用時に必ず押さえておきたいのが、車両サイズと台数の制限です。駐車区画は6m×7mで、7m以上の大型キャンピングカーは利用不可、受け入れは3台まで。普通車やバンコン、軽キャンパーなら問題なく泊まれますが、区画数が少ないため予約は早めが鉄則です。受付は12:00〜20:00で水曜定休、電話で空き状況を確認してから向かいましょう。チェックインは15:00〜20:00、チェックアウトは12:00〜15:00と時間に余裕があるのも嬉しいポイント。冬季(12月1日〜4月30日)は最終チェックインが19:00に早まるので、雪道で到着が遅れそうなときは特に注意してください。トイレは屋外の洋式で24時間利用できます。
草津から車で約30分|静けさと引き換えの距離をどう見るか
この施設の唯一にして最大のハードルが、草津温泉街まで車で約30分という距離です。湯畑まで歩けるくるま旅パークとは対照的で、「草津観光の拠点」としてはやや遠く感じるかもしれません。ただ見方を変えれば、観光地の喧騒から離れて静かに眠れるのは大きなメリット。昼間に草津や周辺(野反湖、チャツボミゴケ公園など)を回り、夜は静かな六合エリアでぐっすり、という使い方がハマります。国道沿いの道の駅と違い交通量も少なめで、車中泊の睡眠環境としては上質です。「観光の便利さ」より「静かな夜と温泉のコスパ」を取る人に、迷わずおすすめできるスポットです。
無料で泊まれる「道の駅 草津運動茶屋公園」の実力と落とし穴
「費用をかけずに仮眠だけできればいい」という割り切り派の定番が、道の駅草津運動茶屋公園です。草津温泉まで車で約4分と近く、標高約1,200mの涼しさも魅力。ただし、道の駅ならではの注意点もしっかり理解しておく必要があります。
| 住所 | 〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町大字草津2-1 |
| 電話番号 | 0279-88-0881 |
| 営業時間 | 施設9:00〜17:00(駐車場・トイレは24時間) |
| 駐車場 | 普通車99台・大型車4台・身障者用2台(駐車無料) |
| 標高/草津まで | 約1,200m/車で約4分 |
| 公式サイト | 道の駅公式サイト |
標高1,200mで夏は涼しい|無料・24時間トイレの安心感
道の駅草津運動茶屋公園の魅力は、まず駐車場もトイレも24時間利用できて無料という点です。群馬県内の道の駅で最も標高が高く、約1,200mの高原にあるため、夏は平地より格段に涼しく過ごせます。真夏でも夜は窓を開ければ心地よい風が入り、エアコンなしで眠れる日が多いのは大きな強み。売店やレストラン、ベルツ記念館、広々とした公園も併設され、日中の休憩や情報収集にも便利です。草津温泉街まで車で約4分と近いので、朝いちばんで温泉街へ向かう前泊拠点としても使いやすい立地。費用を抑えつつ草津観光の足がかりにしたい、ソロや身軽な旅のスタイルにフィットします。
国道292号沿いの騒音とライト|耳栓とシェードは必携
無料で便利な一方、快適な睡眠という点では弱点もあります。この道の駅は国道292号沿いにあり、夜間も大型車の走行音やヘッドライトの影響を受けやすいのです。せっかく涼しくても、トラックの通過音で目が覚めたり、車内にライトが差し込んで眠りが浅くなったり……という声は少なくありません。対策はシンプルで、耳栓と遮光シェード(目隠し)をしっかり用意すること。窓全面を覆うシェードがあれば光対策になり、防犯・プライバシーの面でも安心です。また夜間は駐車場の一部が閉鎖される場合もあるため、停める場所は現地の案内表示に従いましょう。静かさを最優先するなら、前述のRVパーク応徳温泉の方が上手です。
【失敗パターン】長時間駐車で注意されない使い方のコツ
ここで一つ、ありがちな失敗を共有します。道の駅を「無料のキャンプ場」感覚で使い、朝から夕方まで車を停めっぱなしにして車の外にテーブルや椅子を広げていたら、施設側から注意を受けた——というケースです。道の駅はあくまで休憩施設で、長時間の占有やキャンプ行為は想定されていません。実際、公式にも長期の駐車は控えるよう案内があります。対策は明快で、①車外に道具を広げない、②連泊しない、③あくまで仮眠・休憩の範囲にとどめる、の3点。堂々と一晩過ごしたい、道具を広げてくつろぎたいなら、それはRVパークやくるま旅パークの役割です。無料スポットは「借りている」意識で、静かにスマートに使うのが長く愛される秘訣です。
湯畑目の前「湯畑観光駐車場」で外湯めぐり車中泊をする
「多少料金を払ってでも、とにかく湯畑のすぐそばで寝たい」——そんな人の裏技的な選択肢が、町営の湯畑観光駐車場です。180台収容の大型駐車場で、宿泊利用にも対応しているのが特徴です。
| 住所 | 群馬県吾妻郡草津町草津(湯畑近く) |
| 電話番号 | 0279-88-2704 |
| 料金 | 日中:普通車700円(2時間未満)/宿泊:各車1,200円〜 |
| 収容台数 | 180台(24時間利用可) |
| 湯畑まで | 徒歩すぐ |
| 公式サイト | 草津温泉観光協会 |
湯畑まで徒歩すぐ|外湯めぐりの拠点として最高の立地
湯畑観光駐車場の圧倒的な強みは立地です。草津温泉のシンボル・湯畑まで徒歩すぐで、白旗の湯や千代の湯といった無料の外湯めぐりにも歩いて出かけられます。車を置いたら、あとはひたすら歩いて温泉三昧という、温泉好きにはたまらない過ごし方が実現します。宿泊利用が可能で、24時間出入りできるのも便利。夜遅くに湯畑のライトアップを見て、朝いちで人の少ない外湯に浸かる——徒歩圏だからこそできる贅沢です。トイレも整備され、ゴミの回収にも対応しているため、観光駐車場としては車中泊しやすい環境が整っています。「湯畑の真横で寝たい」という夢を、比較的リーズナブルに叶えてくれるスポットです。
宿泊料金1,200円〜|前金制の宿泊プレート運用に注意
料金は日中が普通車700円(2時間未満)、宿泊は各車1,200円〜となっています。町営らしい良心的な価格で、湯畑徒歩圏という立地を考えれば十分にリーズナブルです。宿泊利用の際は、係員に「宿泊」の旨を伝え、前金制で宿泊プレートを受け取ってダッシュボードに掲示するという運用が基本になります(受付方法・料金は変更される場合があるため、現地または電話で確認を)。RVパークのような電源はなく、あくまで駐車場での車中泊なので、電気が必要ならポータブル電源を持参しましょう。設備の快適さよりも「立地の良さ」に全振りしたい人向けのスポットです。料金や運用の最新情報は、事前に草津温泉観光協会へ確認しておくと安心です。
【逆張り視点】実は「湯畑徒歩」より「静かな郊外」が快眠には有利
意外と知られていないのですが、車中泊の「快眠」という一点だけで見ると、湯畑徒歩圏は必ずしもベストではありません。温泉街の中心は夜も人通りや車の出入りがあり、朝は観光客で早くから賑わうため、繊細な人ほど眠りを妨げられがちです。逆に、少し離れたRVパーク応徳温泉のような郊外スポットは、夜がぐっと静かで朝もゆっくり眠れます。「観光の便利さ」と「睡眠の質」はしばしばトレードオフの関係にあるのです。夜の温泉街も楽しみたいなら湯畑徒歩圏、とにかくぐっすり眠って翌日に備えたいなら郊外——自分がその旅で何を優先するかで、正解は変わります。この視点を持っておくと、スポット選びの解像度が一段上がります。
草津温泉車中泊を快適にする季節対策と持ち物リスト
草津は標高約1,200mの高原。だからこそ、季節ごとの対策で快適さが大きく変わります。夏の避暑を最大限に活かす工夫と、冬の氷点下を凍えずに乗り切る防寒、そして予算別の持ち物を整理しておきましょう。
夏の車中泊|高原の涼しさを活かしつつ夕立と虫に備える
夏の草津は、車中泊派にとって関東屈指の避暑地です。標高が高く夜は涼しいため、平地では必須のポータブルクーラーがなくても、窓を少し開けて網戸(虫除けネット)を張れば快適に眠れる日が多いのが強み。ただし油断は禁物で、高原特有の夕立や急な冷え込み、そして虫対策は必要です。日中に晴れていても夕方に雨が降りやすいので、窓を開けたまま離れないこと。虫は標高が高くても出るので、窓用の防虫ネットや車内用の虫除けを準備しましょう。朝晩は夏でもひんやりするため、薄手の毛布が1枚あると安心です。「夏=暑さ対策」という平地の常識を捨て、「涼しさを活かす+α」の発想で臨むのが草津流です。
草津の夏は「涼しさが最大の武器」。真夏の平地では2〜3万円クラスのポータブルクーラーが欲しくなりますが、標高1,200mの草津なら網戸+送風ファンだけで乗り切れる夜が多く、電源の心配がぐっと減ります。避暑目的なら夏の草津車中泊はコスパ抜群です。
【失敗パターン】冬に軽装備で来て氷点下に凍えかけた
もう一つの典型的な失敗が、冬の草津を平地感覚の軽装備で訪れて凍えるケースです。「群馬だし、そこまで寒くないだろう」と薄い寝袋1枚で来たら、夜中に氷点下まで冷え込んで一睡もできなかった——これは草津の冬で本当に起こります。標高1,200mの雪国だという意識を、装備でしっかり形にすることが対策です。具体的には、冬用の高性能シュラフ、電気毛布やポータブル電源、床からの底冷えを防ぐ厚手のマット、窓の断熱シェードをセットで用意します。エンジンを切っての就寝が前提なので、FFヒーターがない車は電気毛布+断熱が生命線。一酸化炭素中毒の危険があるため、車内での火気を使う暖房は換気を徹底し、原則として就寝中は使わないでください。冬の草津は装備さえ整えれば、雪見の車中泊という最高のご褒美が待っています。
冬の草津は積雪・路面凍結が当たり前。スタッドレスタイヤは必須で、チェーンの携行も推奨します。車内でのカセットガス暖房や練炭は一酸化炭素中毒の重大リスクがあるため、就寝中の使用は絶対に避け、換気を徹底してください。
冬の車中泊の防寒対策をさらに詳しく知りたい方は、こちらの記事が役立ちます。

「冬でも車中泊してみたいけれど、あの寒さで本当に眠れるのだろうか」——そう不安に感じて検索した人は多いはずです。結論から言えば、冬の車中泊は正しい装備と知識さえ…
予算別・持ち物リスト|5,000円以下からしっかり装備まで
最後に、予算別の持ち物の目安を整理します。【5,000円以下】ならまず遮光シェード(目隠し)と耳栓、車中泊マット、夏なら防虫ネット。道の駅や観光駐車場での最低限の快眠グッズはこの価格帯で揃います。【1万〜3万円】では、ここに厚手のインフレーターマットや冬用シュラフ、電気毛布を追加。季節を問わず快適度が一段上がります。【3万円以上】なら、ポータブル電源を軸に、夏はUSBファン、冬は電気毛布やFFヒーターまで視野に入ります。草津は夏なら装備が軽くて済むぶん、浮いた予算を温泉や食事に回せるのも魅力。自分の旅のスタイルと季節に合わせて、必要なものから段階的に揃えていくのが賢い装備の整え方です。
まとめ:草津温泉車中泊は4スポットの使い分けで自由自在
草津温泉の車中泊は、車種やグッズよりも「どこで寝るか」で快適さの9割が決まります。湯畑まで歩いて温泉街を満喫したいなら徒歩圏のくるま旅パーク軒先珈琲か湯畑観光駐車場、堂々と泊まって温泉にも入り放題のコスパを取るならRVパーク応徳温泉、費用を抑えて仮眠だけなら道の駅草津運動茶屋公園。それぞれに向き不向きがはっきりあるので、自分の旅で何を一番大事にするかを先に決めるのが失敗しないコツです。
標高約1,200mの草津は、夏は涼しく冬は氷点下という二面性を持ちます。夏は網戸と送風で快適に眠れる避暑地、冬はスタッドレスと防寒装備が必須の雪国。季節に合わせた対策さえ整えれば、どちらも忘れられない車中泊になります。最初の一歩は、行きたい季節と優先順位を決めて、予約が要る施設なら電話で空き状況を確認すること。それだけで、あなたの草津車中泊はぐっと現実味を帯びます。まずは気になったスポットの公式サイトをのぞいて、次の週末の計画を立ててみてください。
※本記事の料金・営業情報は2026年7月時点の各施設公式サイト掲載情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。

コメント