ハイエースのアイズブロッカー完全ガイド|穴あけ不要14,300円で雨風と視線を防ぐ

ハイエースで車中泊をしていると、「バックドアを開けて外の風を感じたいけれど、雨が吹き込む」「夜、後ろから車内が丸見えで落ち着かない」という壁にぶつかります。開けっぱなしにすれば開放的、でも天気と視線が気になって結局閉めてしまう——この”あと一歩”を埋めてくれるのが、株式会社アイズのアイズブロッカーです。

結論から言うと、アイズブロッカーはハイエースのリアゲート(バックドア)に取り付けるタープで、ドアを開けたまま横からの雨・風・日差し・視線をブロックできる車中泊アイテムです。価格は14,300円(税込)から、クルマに穴を開けないDIYで取り付けられ、一度貼れば装着したまま開閉できるのが最大の特徴です。

この記事では、アイズブロッカーの仕組みと価格、自分のハイエースに合う型番の選び方、取り付け手順の落とし穴までを、車中泊仲間に教える感覚でまとめました。あわせて「アイズ3兄弟」と呼ばれるスクリーン・ストッパー、真夏と真冬に効くマルチシェードまで、バックドア周りを丸ごと快適にする組み合わせも紹介します。

📌 この記事でわかること

・アイズブロッカーの仕組みと、リアゲートが”雨よけ屋根”になる理由
・14,300円〜のラインナップと、標準幅/ワイド幅/ハイルーフ別の選び方
・穴あけ不要の取り付け6ステップと、プライマー工程の落とし穴
・スクリーン・ストッパー・マルチシェードを組み合わせた予算別の快適化術

目次

ハイエースのアイズブロッカーとは?リアゲートを”雨よけ屋根”に変える仕組み

アイズブロッカーは、ハイエースのバックドアを跳ね上げたときにできる開口部の左右を、タープ生地でふさぐアイテムです。バックドアそのものが屋根になり、生地が両サイドの壁になることで、開けた真下が”濡れない・見えない半個室”に変わります。まずは基本の仕組みから押さえていきましょう。

開けたバックドアの下が”濡れない空間”になる

ハイエースのバックドアは上に大きく跳ね上がるので、開ければ雨の日でも頭上は守られます。ところが横は素通しで、少し風が吹くと雨が斜めに入り込み、荷室の端やマットが濡れてしまいます。アイズブロッカーは、この開口部の左右にタープ布を張って横風・横雨をふさぐ製品です。生地はブラックの1色で、撥水加工により水をはじきます。雨キャンプで濡れた道具を車内に置きたくないとき、バックドア下を”土間のような前室”にできるのが強みです。注意点として、これはタープであって完全防水のテントではないため、真横から吹き付ける強風雨や台風時は生地の隙間から吹き込みます。あくまで小雨〜中程度の雨をしのぐ装備と考えてください。

一度貼れば付けっぱなしでOK、撤収いらずの構造

車中泊グッズでありがちなのが「毎回設営・撤収が面倒で使わなくなる」問題です。アイズブロッカーは面ファスナーのベース(ホールドテープ)をボディとバックドアに接着しておく方式で、生地を付けたままバックドアを開閉できます。使うときはドアを上げるだけ、しまうときはドアを閉めるだけ。ポールもロープも張らないので、道の駅やRVパークで夜中に「ちょっと外を見たい」ときもワンアクションで開けられます。ソロの車中泊はもちろん、夫婦旅で片方が寝ていても静かに開閉できるのは地味に効くポイントです。デメリットは、常時装着するぶんリア周りの見た目が変わることと、洗車機に入れる際は生地を外す配慮が要ることです。

特許取得のタープ布伸縮で「ドアに挟まない」設計

アイズブロッカーは特許第6862023号を取得した構造で、バックドアの開閉に合わせてタープ布が伸縮します。普通の布を貼るとドアを閉じたときに生地がドア枠に挟まったり、たるんでバタついたりしますが、伸縮設計によりドアの動きに追従して挟み込みを防ぎます。これは公式サイトでも訴求されている核心機能で、「付けっぱなしでも開閉できる」を成立させている技術です。数値スペックが派手なグッズではありませんが、こうした地味な使い勝手の作り込みが、リピーターに支持される理由になっています。生地はストレッチ性・速乾性・耐候性を備え、シワになりにくい素材が使われています。

どんなシーンで活きる?雨キャンプ・車中泊・海遊び

活躍する場面は大きく3つあります。1つ目は雨のオートキャンプで、バックドア下を調理・着替えスペースにできます。2つ目は車中泊で、夜間にリアを少し開けて換気しつつ、外からの視線と虫の侵入経路を絞れます。3つ目は海や川、スノーボードなどの着替え・ギア置き場で、濡れた道具を車内に持ち込む前のワンクッションになります。逆に、日中の炎天下でずっと窓を締め切る場面では、ブロッカーだけでは車内温度は下がりません。暑さ対策は後述のマルチシェード、視線カットの徹底は網戸タイプのスクリーンと役割分担するのがおすすめです。

💡 車旅メモ

「ブロッカー」「スクリーン」「ストッパー」はいずれもハイエースのバックドア専用に作られた”リアゲート三兄弟”。役割が雨・虫・角度固定できれいに分かれているので、まず自分が一番困っている1つから足していくのが失敗しない買い方です。

ハイエースの荷室を寝室として仕上げる全体像は、こちらの記事にまとめています。あわせて読むとバックドア周りの位置づけが分かりやすくなります。

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なぜ車中泊派に選ばれる?穴あけ不要で選ぶ3つの理由

似たようなリアゲートタープや自作幕はほかにもありますが、アイズブロッカーが車中泊層に支持される理由は「クルマを傷つけない」「天候を選ばない生地」「純正の弱点を補う」の3点に集約されます。順番に見ていきます。

クルマに穴を開けずに元へ戻せる安心感

アイズブロッカーの取り付けは、面ファスナーのベースを強力両面テープとプライマーでボディに貼るだけで、ボディへの穴あけやビス止めは不要です。リセールを気にするハイエースオーナーにとって、これは大きな判断材料になります。将来手放すときにベースを剥がして原状回復しやすく、賃貸ガレージや社用車ベースの車両でも手を出しやすい方式です。ただし両面テープの接着なので、剥がすときに塗装面のケアが必要な点と、貼り付け位置は一度決めたらやり直しにくい点は理解しておきましょう。位置決めはマスキングテープで仮合わせしてから本貼りするのが安全です。

撥水・UVカットの生地で天候を選ばない

生地には撥水機能に加え、UVカット・耐候性・速乾性が備わっています。夏の強い日差しをある程度さえぎり、急な小雨でも水をはじき、濡れても乾きやすいので、旅先で連日使ってもカビや生乾き臭が出にくいのが利点です。ソロで身軽に動きたい人にも、ファミリーで道具が多い人にも、天候に振り回されず使える汎用性があります。注意点として、UVカットは日差しを”やわらげる”ものであって、遮光カーテンのように光を完全に遮るわけではありません。真夏の車内温度対策としては不十分なので、そこは断熱シェードの担当だと割り切ってください。

純正リアゲートの雨だれ・視線という弱点を補う

ハイエースのバックドアは大開口が魅力ですが、開けると左右がガラ空きで、雨だれが横から入り、後方から車内が丸見えになります。とくに車中泊では、この”背後の抜け”が心理的な落ち着かなさにつながります。アイズブロッカーは左右をふさぐことで、雨だれ・横風・視線をまとめて軽減し、バックドア下を居場所に変えます。デメリットも正直に言うと、生地はブラック1色のみでカラー選択の自由度はなく、装着したままだと後方視界の一部にタープ生地が入る点は慣れが必要です。とはいえ、純正の弱点をピンポイントで埋める費用対効果は高いと言えます。

メリット デメリット
穴あけ不要で原状回復しやすい
付けっぱなしで開閉できる
横雨・横風・視線をまとめて軽減
撥水・UVカットで天候を選ばない
完全防水ではなく強風雨は苦手
生地はブラック1色のみ
真夏の車内温度は下げられない
貼り直しがしにくい

価格とラインナップ|自分のハイエースに合う型番の選び方

アイズブロッカーはハイエース200系(1〜9型)に対応し、ボディサイズとルーフ高さで4つの型番に分かれます。ここを間違えると装着できないので、まず自分のハイエースが「標準幅かワイド幅か」「ルーフの高さはどれか」を確認しましょう。

14,300円〜16,500円、型番の価格早見

公式サイトでの価格(税込・送料別)は、標準幅ロング・ロールーフ/標準ルーフとワイド幅ロング・ミドルルーフが14,300円、ワイド幅スーパーロング・ハイルーフと標準幅ロング・ハイルーフが16,500円です。ルーフが高い車両ほど開口面積が大きく生地量が増えるため、2,200円上乗せされるイメージです。この価格帯はリアゲートタープとしては中位で、自作の防水幕より高いものの、特許構造と適合設計を考えれば納得のラインです。送料は別途かかるため、後述のスクリーンやストッパーとまとめ買いすると送料効率が良くなります。まずは自分の型番を確定させてから注文しましょう。

🚐 スペック情報

製品名 アイズ-ブロッカー(リアゲートタープ)
メーカー 株式会社アイズ
価格 14,300円〜16,500円(税込・送料別)
対応車種 ハイエース200系 1〜9型(スーパーハイルーフ非対応)
カラー ブラック
特徴 特許第6862023号・穴あけ不要・付けたまま開閉可

標準幅・ワイド幅・ハイルーフの見分け方

選び方の起点は3つの寸法情報です。まず車幅で標準ボディ(5ナンバー系の幅)かワイドボディ(1ナンバーの幅広)かを判別し、次に車検証やグレード名でロング/スーパーロングを確認、最後にルーフ高さ(標準ルーフ・ミドルルーフ・ハイルーフ)を見ます。DX系やスーパーGLの標準ボディなら「標準幅ロング」、ワイドボディのバンやワゴンGLなら「ワイド幅ロング・ミドルルーフ」に該当することが多いです。判断に迷うときは、公式サイトの適合ページで型式と年式を照合するのが確実です。誤発注を防ぐため、注文前に自分のハイエースの型式(例:CBF-TRH200Vなど)をメモしておきましょう。

スーパーハイルーフは非対応という注意点

見落としがちなのが、キャンピングカーのベースなどに使われるスーパーハイルーフ(最も背の高いルーフ)にはアイズブロッカーが非対応という点です。対応するのはロールーフ・標準ルーフ・ミドルルーフ・ハイルーフまでで、ここを勘違いすると届いてから装着できません。自分の車両がどのルーフか分からない場合は、リアの高さや天井形状を写真に撮ってメーカーへ問い合わせると確実です。また、標準ボディ・ワイドボディともに年式(1〜9型)で細部が異なるため、中古で購入したハイエースは特に型式確認を丁寧に行ってください。「安く買えたのに付かなかった」を避けるための、最初にして最大の関門です。

アイズ製品の価格を横並びで比較する

バックドア快適化を検討するなら、ブロッカー単体だけでなく、後述のスクリーン・ストッパー・マルチシェードも含めた予算感を先に把握しておくと計画が立てやすくなります。以下は当サイト(車中泊&キャンピングカーの教科書)が公式サイト情報をもとにまとめた、アイズ主要4製品の価格比較です。目的別にどれから買うかの判断材料にしてください。

製品 価格(税込) 主な役割
アイズ-ブロッカー 14,300円〜16,500円 横雨・風・視線をブロック
アイズ-スクリーン 19,800円〜24,200円 防虫・目隠し・間仕切り
アイズ-ストッパー 8,800円 バックドアを好きな角度で固定
マルチシェード(リア5枚) 25,300円 遮光・断熱・保温

※価格は株式会社アイズ公式サイト掲載情報(2026年7月時点・税込)。仕様・型番により変動します。最新価格は公式サイトでご確認ください。

ハイエースのアイズブロッカー取り付け6ステップ|プライマーの落とし穴

アイズブロッカーはDIYで取り付けられますが、接着剤を使うぶん、手順を守らないと後で剥がれてくるトラブルが起きます。全体の流れと、最もつまずきやすいプライマー工程を具体的に見ていきます。

取り付けの全体像(面ファスナー接着式・6ステップ)

取り付けは大きく、脱脂→プライマー塗布→ホールドテープ(面ファスナーのベース)貼り付け→ボディ側アンカー固定→バックドア側の固定→生地の装着、という流れで、公式では6ステップで完成するとされています。工具は基本的に不要で、脱脂用のパーツクリーナーとウエス、付属のプライマーがあれば進められます。所要時間は初めてでも1〜2時間程度が目安で、慣れれば単独作業でも問題ありません。ポイントは「一気に全部貼らず、片側ずつ位置を確かめながら進める」こと。仮合わせをせずに勢いで貼ると、左右の生地の張り具合がちぐはぐになり、見た目と防水性の両方で損をします。

⚠️ 車中泊の注意点

よくある失敗が「プライマーを塗った直後、乾ききる前にテープを貼ってしまう」ケース。半乾きのまま貼ると接着力が本来の強さに達せず、数週間後の高速走行中に端からめくれてバタつく——という報告があります。プライマーは説明書の指定どおり指触乾燥させてから貼るのが鉄則です。

失敗しやすいプライマー工程を丁寧にやる

接着トラブルの原因の多くは、貼り付け面の油分残りとプライマーの扱いにあります。ボディの塗装面には見えない油膜やワックスが残っているため、まずパーツクリーナーでしっかり脱脂し、完全に乾かしてからプライマーを塗ります。プライマーは揮発性が高く、公式でも「取り付けを後日に延ばす場合は冷凍庫で保管」と案内されるほどデリケートな材料です。塗ったら指定時間しっかり乾かし、ホコリが付かないうちにテープを圧着します。気温が低い冬場は乾燥・接着ともに時間がかかるので、できれば15℃以上の環境で作業するのが安心です。ここを面倒がると「せっかく買ったのに剥がれる」という一番もったいない失敗につながります。

貼る前の脱脂と気温、成功のコツ

きれいに長く保たせるコツは3つです。1つ目は徹底した脱脂で、指で触った跡すら残さないつもりでウエスを替えながら拭きます。2つ目は気温管理で、真夏の炎天下でボディが熱いときや、真冬の冷え切ったボディは避け、日陰・適温で作業します。3つ目は圧着で、テープを貼ったら数十秒しっかり押さえ、貼った当日は洗車や強い力を加えないことです。これらを守れば、面ファスナー方式でも走行風で剥がれる心配はほぼありません。DIYが苦手な人は、ハイエースを扱うカスタムショップに持ち込んで取り付けだけ依頼する手もあります。自信がなければ無理をせず、確実に貼れる環境を選びましょう。

アイズ”3兄弟”で完成する快適バックドア|スクリーン・ストッパー併用術

アイズブロッカーは単体でも便利ですが、同社の「スクリーン」「ストッパー」と組み合わせると、バックドア下がぐっと居心地の良い空間になります。この3つはリアゲート専用に役割分担された”三兄弟”で、目的に応じて足していくのが定石です。

アイズ-スクリーン|虫と視線を防いで風だけ通す

アイズスクリーンは、バックドアの開口部に張るメッシュの網戸兼目隠しです。価格は標準幅で19,800円(税込)〜、ワイド幅ロング・ミドルルーフで24,200円(税込)。ウェザーストリップに挟み込んで装着し、ファスナーで開き方をアレンジできます。夏の車中泊で「窓を開けて風を通したいけれど虫が入る」「換気したいけれど中を見られたくない」という悩みをまとめて解決します。ブロッカーが”雨と横風”担当なら、スクリーンは”虫と視線と通気”担当です。注意点は、挟み込み式のため慣れないと装着に時間がかかること。実使用では2時間ほどかかったという声もあり、初回は明るいうちに練習しておくと安心です。

網戸や自作シェードを含めた目隠しの全体像は、こちらの記事で予算別に整理しています。スクリーン選びの参考にどうぞ。

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アイズ-ストッパー|好きな角度でバックドアを固定

アイズストッパーは、跳ね上げたバックドアを好きな角度で固定できる8,800円(税込)のパーツです。純正のダンパーは全開位置でしか止まりませんが、ストッパーを使えば半開で止めて雨よけの庇にしたり、換気量を細かく調整したりできます。さらにレバーをひねって角度を決める構造で、荷物を吊るすフックとしても使えます。背の低い人や、風の強い日に全開にしたくない場面で重宝します。3兄弟の中では最も安く、まず1つ試すなら入り口として最適です。ハイエース200系のほか、日産キャラバンE26系にも対応する仕様があります。デメリットは単体では雨や視線は防げないことで、あくまで”角度を決める”役割に特化しています。

3兄弟の合わせ技で”バックドア個室”が完成する

3つを組み合わせると、ストッパーで庇の角度を決め、ブロッカーで左右の雨と視線をふさぎ、スクリーンで虫を止めて風だけ通す——というふうに、バックドア下が屋根付きの半個室になります。合計金額の目安は、ブロッカー14,300円+スクリーン19,800円+ストッパー8,800円で約42,900円(いずれも税込・標準幅想定)。決して安くはありませんが、市販の車中泊用オーニングやタープを一式そろえるより設営が圧倒的に楽で、常時装着で撤収いらずという価値があります。ソロなら「ストッパー+ブロッカー」、家族や虫の多い季節に出かけるなら「3兄弟フル」がバランスの良い組み合わせです。

Q. ブロッカーとスクリーンはどちらを先に買うべき?
A. 雨の日のキャンプや天候対策が主目的ならブロッカー、夏の車中泊で虫と視線が悩みならスクリーンが先です。オールシーズン1つで、と言うなら雨風を防ぐブロッカーのほうが出番が多く、最初の1枚に向いています。

夏の暑さ・冬の結露はマルチシェードで解決|遮光断熱の実力

アイズブロッカーは雨風と視線には強い一方、車内の温度は下げられません。真夏の車中泊の暑さ、真冬の底冷えと結露に効くのは、同社の主力である遮光断熱シェード「マルチシェード」です。バックドア周りと窓、それぞれの役割を分けて考えましょう。

中綿180g/㎡、夏10℃・冬5℃の断熱効果

マルチシェードは、窓ガラスの内側に吸盤で装着する断熱シェードです。外側は太陽熱を跳ね返すアルミ蒸着シート、中間に180g/㎡の高密度中綿、内側は難燃性のフレンチパイル生地という3層構造で、公式では夏は最大10℃以上の車内温度低下、冬は最大5℃以上の保温効果をうたっています。ハイエース200系リアの5枚セットで25,300円(税込)、フロント3枚で14,300円(税込)が目安です。カラーは車外側にシルバーとメタリックブラック(ブラッキー)があり、目立ちにくさ重視ならブラッキーが人気です。窓ピッタリに作られているので隙間からの光漏れが少なく、遮光カーテンより車中泊の”寝床感”が高いのが利点です。

⚠️ 車中泊の注意点

真夏にシェードなしで昼寝をしようとして、締め切った車内が短時間で高温になり、頭がぼんやりして熱中症になりかけた——という失敗は珍しくありません。エンジンを切った車内は数分で危険な温度に上がります。日中の仮眠でも必ず遮光・断熱と換気を確保し、体調に異変を感じたらすぐ車外の風通しの良い場所へ移動してください。

ブロッカーとシェードの役割分担を理解する

混同しやすいのですが、ブロッカーとマルチシェードは守る対象が違います。ブロッカーはバックドアを開けた”外向き”の空間で雨・風・視線を防ぐ装備、マルチシェードは窓を閉めた”内向き”の空間で熱と光を防ぐ装備です。夏の日中に窓を締め切って仮眠するならシェード、夜にリアを開けて涼みたいならブロッカー+スクリーン、と場面で使い分けます。両方そろえると、日中は断熱で涼しく、夜は開放して快適に、というオールシーズン運用が可能になります。逆に言えば、どちらか片方だけでは真夏の車中泊は乗り切れないため、暑い時期に本格的に泊まるなら両方の導入を検討する価値があります。

結露・防犯にも効く”寝床の仕上げ”

マルチシェードは断熱だけでなく、冬の結露対策にも役立ちます。窓とシェードの間に空気層ができることで、冷えたガラスに室内の湿気が直接触れにくくなり、朝の窓びっしょり結露をやわらげます。また、外から車内が見えなくなるため防犯・プライバシー面でも安心感が増します。ソロの車中泊女性や、サービスエリアで仮眠する長距離ドライバーにとって、視線を完全に遮れることは睡眠の質に直結します。注意点は、吸盤式のため長期間つけっぱなしにすると吸盤跡が残ることがある点と、窓を少し開けての換気とセットで使わないと車内の湿気がこもる点です。

予算・使い方別の選び方|ソロ・夫婦・ファミリーの正解

ここまでの製品を、予算と使い方に落とし込んで整理します。全部を一度にそろえる必要はなく、自分のスタイルに合わせて優先順位をつけるのが賢い買い方です。

5,000〜1万円: まずはストッパーから始める

「いきなり数万円は不安」という人は、8,800円のアイズストッパーから始めるのがおすすめです。バックドアを好きな角度で止められるだけでも、雨よけの庇や換気調整ができるようになり、車中泊の快適度が一段上がります。ソロで身軽に動く人、まずアイズ製品の質感を試したい人に向いた入り口です。この予算帯なら失敗しても痛手が小さく、使い方のイメージがつかめます。逆に、雨対策や虫対策まで求めるとストッパー単体では物足りないので、「気に入ったら上位を足す」前提で考えましょう。

1万〜3万円: ブロッカー+シェードの黄金コンビ

もっとも費用対効果が高いのが、ブロッカー(14,300円〜)とマルチシェード(フロント14,300円〜/リア25,300円)の組み合わせです。夜はブロッカーでリアを開けて涼み、日中や就寝時はシェードで断熱・遮光する。この2枚があれば、雨・暑さ・視線という車中泊の三大ストレスをほぼカバーできます。夫婦2人旅や、季節を問わず出かける中級者に最適な構成です。予算配分に迷ったら、泊まる季節が暑い時期中心ならシェード優先、雨の多いエリアや海・川遊びが多いならブロッカー優先で選んでください。

3万円以上: 3兄弟+シェードで上級者仕様

虫の多い季節に長期で旅をする人や、ファミリーでバックドア下を生活空間として使う人は、ブロッカー・スクリーン・ストッパーの3兄弟にマルチシェードを加えたフル装備が快適です。合計で6万円前後になりますが、市販のオーニングやテントを別々にそろえるより設営が楽で、常時装着で撤収いらずというアドバンテージがあります。子ども連れで着替えや食事をバックドア下で完結させたい、長期の車旅で毎晩の設営を省きたい、という人ほど恩恵が大きい構成です。導入は一度にでなく、季節ごとに買い足していく形でも問題ありません。

実は”目隠し”としては過信禁物という視点

意外と知られていないのですが、アイズブロッカーは名前に反して「完全な目隠し」ではありません。あくまでバックドアを開けたときの左右をふさぐタープであり、車内を四方から見えなくするものではないのです。夜間、車内で明かりをつければ、開口部の隙間や前方の窓からシルエットは見えます。しっかり視線を遮りたいなら、窓にはマルチシェード、開口部にはスクリーンやカーテンを併用するのが正解です。「ブロッカーを買えばプライバシーは完璧」と考えると期待外れになります。役割は”雨風の防御”と割り切り、目隠しは別の装備で補うのが、失敗しない考え方です。

バックドア周りを仕上げたら、荷室のベッド化も気になるところ。跳ね上げ式ベッドキットの選び方はこちらにまとめています。

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まとめ|アイズブロッカーはハイエース車中泊の”あと一歩”を埋める1枚

アイズブロッカーは、ハイエースのバックドアを開けたまま横からの雨・風・日差し・視線をブロックする、株式会社アイズのリアゲートタープです。14,300円(税込)から、クルマに穴を開けずDIYで取り付けられ、一度貼れば付けっぱなしで開閉できる手軽さが最大の魅力でした。特許構造で生地がドアに挟まらず、面倒な設営や撤収もいりません。まさに車中泊の”あと一歩”を埋める1枚です。

一方で、完全防水ではなく強風雨は苦手、車内温度は下げられない、目隠しとしては万能ではない、という限界もはっきりしています。だからこそ、虫と視線を防ぐスクリーン、角度を決めるストッパー、熱と光を防ぐマルチシェードと役割分担させるのが、快適なバックドア空間への近道です。

  • アイズブロッカーは14,300円〜16,500円、ハイエース200系1〜9型対応(スーパーハイルーフ非対応)
  • 穴あけ不要・付けたまま開閉可・特許第6862023号のタープ布伸縮構造
  • 取り付けは脱脂とプライマー乾燥が命。半乾きで貼ると剥がれの原因に
  • スクリーン(19,800円〜)=虫・視線、ストッパー(8,800円)=角度固定と役割分担
  • 真夏・真冬はマルチシェード(リア5枚25,300円)で断熱・遮光・結露対策
  • 予算別なら、入門はストッパー、王道はブロッカー+シェード、上級は3兄弟フル

まず始めるなら、自分のハイエースの型式とルーフ高さを確認し、一番困っている悩み(雨か、虫か、暑さか)に対応する1つを選ぶこと。そこから季節に合わせて買い足していけば、無駄なくバックドアを快適空間に育てられます。正確な適合と最新価格は、必ず株式会社アイズ公式サイトでご確認ください。

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この記事を書いた人

キャンピングカー愛好家。RVパークや道の駅での車中泊体験を中心に、車中泊グッズの選び方やキャンピングカーの比較情報を発信しています。「自由に旅する暮らし」の楽しさと実用的なノウハウをお届けします。

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