「マットを敷いたのに、なんだか腰の下がガクッと落ちて眠れない」「シートを倒したら背もたれと座面のあいだに溝ができて、朝起きたら体が痛い」——車中泊で多くの人がつまずくのが、この“段差問題”です。フルフラットになると思っていた車内も、実際に寝てみると数cmの凹凸があちこちに残っているものです。
結論から言うと、車中泊の段差解消はわざわざ高価な専用ベッドキットを買わなくても、ダイソーをはじめとした100均グッズの組み合わせで十分にフラットにできます。1cm単位で高さを足せるジョイントマットを軸に、EVAスポンジシートやすのこ、突っ張り棒を使い分ければ、総額1,100円前後で寝床の凹凸を消せます。
この記事では、段差がどこにできるのかという基礎から、ダイソーで実際に買える6グッズの価格・サイズ、重ねる枚数の計算、予算別・場面別の組み合わせ、そして100均だけで済ませると失敗する落とし穴まで、車中泊仲間に教える感覚でまとめました。今夜の寝心地を底上げするヒントとして読んでください。
・車中泊の段差がどこに・何cmできるのかと、埋めるべき基準
・ダイソーの段差解消グッズ6種の価格・サイズと選び方
・ジョイントマットを何枚重ねれば段差が消えるかの計算方法
・予算別・ソロ/夫婦/ファミリー別の組み合わせと失敗回避のコツ
なぜ車中泊は段差解消が必要?1cmの凹凸が眠りを妨げる理由

そもそも、なぜ段差をそこまで気にする必要があるのでしょうか。自宅のベッドが快適なのは「平らで、適度な硬さがある」からです。車内はこの両方が崩れやすく、特に「平ら」が確保できないと、たった1cmの凹凸でも一晩で体に効いてきます。まずは段差が眠りに与える影響を整理しておきましょう。
段差解消の判断基準は「寝転んで体重をかけたとき、背中や腰がストンと落ちるかどうか」。落ちる感覚があれば、そこが100均グッズで埋める対象です。完璧な水平よりも、頭から腰までのラインがまっすぐつながることを優先しましょう。
段差を放置すると、体が痛む・寝返りできなくなる
段差解消を軽視すると、寝床の一部に体重が集中し、腰や肩が一点で支えられて痛みにつながります。人は一晩に20〜30回寝返りを打つと言われますが、背中の下に溝や落ち込みがあると、寝返りのたびに体が段差にはまり込み、無意識に力が入って眠りが浅くなります。とくに体重がかかる腰部分が落ち込むと、朝の腰痛の原因になりがちです。ソロでマット1枚を敷くだけのスタイルでも、下地が凹凸だと薄いマットは段差を吸収しきれません。注意したいのは「敷けば平らになる」という思い込みで、薄手のマットほど下の段差を拾うという点を押さえておきましょう。
段差はどこにできる?シート間の溝・足元の落ち込み・タイヤハウス
段差が生まれる場所はおおむね決まっています。第一にシートを前に倒したときの「背もたれと座面の継ぎ目の溝」、第二に後席を倒したときにできる「荷室との段差」や前方への傾斜、第三に「足元の落ち込み」、そして車種によっては「タイヤハウスの出っ張り」です。たとえばミニバンやSUVでは後席を倒すと前下がりの傾斜が残り、軽自動車では運転席側へ向かう段差ができやすい傾向があります。自分の車のどこに何cmの段差があるかを、メジャーで一度測っておくと必要な枚数が読めます。測らずに買い込むと、足りない・余るの両方が起きやすいので注意してください。

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段差は何cmまで許容できる?埋めるべき基準ライン
目安として、2〜3cm以内の段差であれば厚手マットや敷布団でほぼ吸収できますが、5cmを超える落ち込みや溝は下から埋めないと寝心地に直結します。厚さ8〜10cmのマットを使えば多少の段差は隠れますが、車中泊で使う薄手の銀マットやレジャーマット(厚さ1〜2cm)では段差がそのまま背中に伝わります。判断基準はシンプルで、「寝転んで体重をかけたとき、背中や腰がストンと落ちる感覚があるか」。落ちる感覚があれば、その下を100均グッズで埋める対象だと考えてください。完璧な水平を狙うより、頭から腰までのラインがまっすぐつながることを優先すると失敗しません。
車中泊の段差解消が100均で完結する3つの理由
段差解消には専用のベッドマットやフラットキットも売られていますが、最初の一台目はまず100均で十分です。理由は「調整のしやすさ・安さ・やり直せること」の3点に集約されます。ここでは100均が車中泊の段差解消と相性が良い理由を具体的に見ていきます。
1cm単位で高さを足せるから、ぴったり合わせられる
100均が段差解消に強い最大の理由は、ジョイントマットやEVAシートを使えば1cm前後の刻みで高さを積み上げられる点です。専用ベッドキットは高さが固定されがちですが、ダイソーのジョイントマット(厚さ約10mm/パズルマットは7mm)なら、2枚重ねれば約2cm、3枚で約3cmと、段差の深さに合わせて積み増せます。足りない数mmはEVAスポンジシート(厚さ4mm)で微調整します。たとえばシート間の溝が4cmなら、ジョイントマット3枚+EVA数枚で水平を出す、といった具合です。ぴったり合わせられるぶん、市販マットを敷いたときの「なんとなく傾いている」感が消えます。寸法を測ってから枚数を決めるのが前提になる点だけ意識しておきましょう。
総額1,100円台で揃う、コスパの高さ
段差解消に必要な道具は、ジョイントマット1〜2セット、EVAスポンジシート数枚、すべり止めシート1枚、用途に応じてすのこや突っ張り棒、合わせても総額1,100〜1,500円程度で揃います。市販の車中泊用フルフラットマットが5,000〜15,000円することを考えると、まずは100均で寝床の形を作ってみて、足りない部分だけ後から投資するという順番がムダになりません。とくに「自分の車で本当に車中泊するか」をまだ試している段階の人にとって、初期費用を抑えられるのは大きな利点です。デメリットを挙げるなら、耐久性は専用品に劣るため、毎週末に使うヘビーユーザーは消耗品と割り切る必要があります。
失敗しても買い直しが効く、気軽さ
100均グッズは1点110〜330円なので、サイズが合わなくても買い直しのダメージが小さいのも魅力です。車中泊の段差解消は一度で完璧に決まることは少なく、「思ったより溝が深かった」「マットがズレた」と微調整を繰り返すのが普通です。専用品だと失敗が痛いですが、100均なら追加のジョイントマットを数枚買い足すだけで済みます。カットして形を変えるのも気兼ねなくでき、タイヤハウスの出っ張りに合わせてハサミで切り欠く、といった加工も気軽にできます。注意点は、店舗ごとに在庫差があり、同じ商品でも入荷時期で仕様がわずかに変わることがあるため、まとめ買いするなら一度に同じロットで揃えると色味や厚みが揃って仕上がりがきれいです。
段差解消の主役|ダイソーのジョイントマットの選び方と重ね技

100均段差解消の中心になるのが、ジョイントマット(パズルマット)です。床にパズルのようにつなげて敷くマットで、つないでカットして重ねられるという3つの自由度が、車内の不規則な段差にぴったりはまります。ここでは選び方と、段差を消すための重ね技を具体的に解説します。
| 商品名 | ダイソー ジョイントマット(標準/パズルマット/大判) |
| 販売/ブランド | ダイソー(DAISO) |
| 価格 | 標準32cm角2枚 110円/パズルマット9枚 440円/大判(いずれも税込) |
| サイズ | 標準 約32cm角・厚さ約10mm/パズルマット 30.3cm角・厚さ7mm/大判 約46.7cm角 |
| 素材 | EVA樹脂(クッション性・断熱性あり) |
| 特徴 | つなげる・切れる・重ねられる。ハサミでカット可 |
標準・パズルマット・大判、どれを選ぶ?サイズと価格
ダイソーのジョイントマットには主に3タイプあります。標準タイプは約32cm角が2枚で110円・厚さ約10mm、パズルマットは30.3cm角が9枚で440円・厚さ7mm、そして大判タイプは約46.7cm角の1枚ものです。広い面積を一気に埋めるなら枚数が多いパズルマットが効率的、軽自動車のように狭い荷室で細かく敷き詰めるなら標準タイプが扱いやすい、という使い分けになります。木目調や大理石柄、ボア素材のタイプもあり、見た目を整えたい人は柄物を選ぶ手もあります。注意点として、厚さがタイプによって7mmと10mmで違うため、段差計算をするときは「自分が買ったマット1枚が何mmか」を必ず確認してから枚数を決めてください。混在させると水平が出ません。
何枚重ねれば段差が消える?高さの計算方法
段差解消の核心は「埋めたい深さ÷マット1枚の厚み=必要枚数」というシンプルな計算です。たとえばシート間の溝が3cmなら、厚さ10mmの標準マットを3枚、厚さ7mmのパズルマットなら4枚(=2.8cm)+EVAシート1枚(4mm)で水平が出ます。5cmの大きな落ち込みなら標準マット5枚、という具合です。実際には溝の底が斜めになっていることが多いので、深い側を多めに、浅い側を少なめに段階状に積むのがコツです。マットは上から体重がかかると数mm沈むため、計算値より1枚多めに見ておくと、寝たときにちょうど平らになります。逆に積みすぎると今度は出っ張るので、寝転んで確認しながら1枚ずつ足し引きするのが確実です。
カットして隙間にフィットさせる手順
ジョイントマットはハサミやカッターで簡単に切れるので、タイヤハウスの出っ張りや、半端な幅の隙間にもフィットさせられます。手順は、まず埋めたい場所に新聞紙やマットを置いて当たりを取り、はみ出す部分に線を引いてからカットします。EVA素材は厚みがあってもよく切れますが、定規を当ててカッターで2〜3回なぞると断面がきれいになります。連結ジョイント部分を切り落とすと単独のパネルとしても使えるため、狭いスペースには連結部をカットしたものを差し込むと収まりが良くなります。注意点は、一度切ると元に戻せないので、必ず2〜3mm大きめに切って現物合わせで削っていくこと。きつめに作っておくと、車の振動でズレにくくなります。
ジョイントマットのデメリットも正直に
万能に見えるジョイントマットですが、弱点もあります。1枚が薄いので寝心地そのものを良くする力は弱く、あくまで「段差を埋める下地」と割り切る必要があります。マットの上には別途、厚手の敷布団や車中泊マットを重ねるのが前提です。また連結部の溝が背中に当たる場合があるので、上に滑り止めシートやマットを敷いてラインを隠します。夏場はEVAが床の熱を多少伝え、冬場の断熱は専用マットより弱めです。とはいえ、段差を1cm単位で調整できる道具はほかになく、下地づくりの主役としては最有力です。寝心地は上に重ねるマットで、段差はジョイントマットで、と役割を分けて考えると失敗しません。
1cm未満の微調整に効く100均グッズ3選
ジョイントマットで大まかな段差を埋めたら、残る数mm〜1cmの微妙な凹凸を整える番です。ここで活躍するのがEVAスポンジシート・すべり止めシート・折りたたみクッションの3つ。仕上げを担当するこれらの細かな道具で、寝床のフィット感が一段上がります。
EVAスポンジシートで数mmの段差を詰める
EVAスポンジシートは、300×300mm・厚さ4mmで110円(A4・厚さ1.5mmの5枚入りもあり)の薄いシートです。ジョイントマットだけでは埋めきれない数mmの隙間や、わずかな傾斜の調整に重宝します。たとえばマットを3枚重ねたら2mmだけ低い、という場面で1枚挟むとぴたりと合います。複数枚を重ねたり、必要な形に切って差し込んだりと自由度が高く、白・青・ピンクなど5色あるので場所ごとに色分けして管理する使い方もできます。使い方の場面としては、ソロ車中泊で背中の一点だけ落ちるときの“点”の補正に最適です。注意点は、薄いぶん単体ではクッション性がほぼないこと。あくまで高さ調整の微調整材であり、体圧分散はマットに任せる前提で使ってください。
すべり止めシートでマットのズレを止める
段差をきれいに埋めても、走行後の車内は微妙に傾いており、寝ているうちにマットやジョイントマットがズレて段差が復活することがあります。これを防ぐのがダイソーのすべり止めシート(110円)です。網目状のシートをジョイントマットの下や、マットとマットのあいだに挟むだけで、寝返りや乗り降りの衝撃でズレにくくなります。複数サイズ・カラーがあり、必要な大きさにハサミで切って使えます。夫婦やファミリーで複数人が動く場面ほど効果が出やすく、一晩で寝床が崩れるストレスが減ります。注意点として、すべり止めは敷きっぱなしにすると湿気がこもりやすいので、撤収時にはマットと一緒に立てかけて乾かすと長持ちします。これ一枚で「朝起きたらマットがめくれていた」が防げます。

「車中泊で寝てみたら、シートの段差が腰に当たって一睡もできなかった」——これ、車中泊を始めた人の多くが最初にぶつかる壁です。クルマのシートを倒しても完全な水平に…
薄手のレジャーマット1枚だけを敷いて寝たところ、下の段差をマットが拾い、腰が落ち込んで朝に腰痛——という失敗はよくあります。原因は「敷けば平らになる」という思い込み。対策は、下地のジョイントマットで段差を消してから、その上にマットを重ねる二層構造にすること。薄手マット1枚で段差を吸収しようとしないのが鉄則です。
折りたたみクッションで足元の谷を埋める
シートを倒したときにできる足元の落ち込みや、深い谷状の隙間は、面で埋めるより詰め物のほうが速い場面があります。ダイソーの折りたたみクッション(110円・約28.5×38cm、500円や低反発ウレタンタイプもあり)は、たたんで隙間に押し込めば即席の埋め材になります。低反発タイプは沈み込んで隙間の形にフィットするので、不定形な谷にも収まりやすいのが利点です。ソロなら腰当てや枕の高さ調整にも転用でき、一つあると車内の細かな調整に効きます。使い分けの目安は、平らな面はジョイントマット、深い谷はクッションで詰める、という役割分担です。注意点は、クッションは沈むので体重がかかる背中の真下に単体で使うと不安定になること。背中の下は硬めのマットで支え、クッションは脇役に回すと寝心地が安定します。
大きな段差は土台で底上げ|すのこ・突っ張り棒の使い方

5cmを超える深い落ち込みや、荷室と座面の大きな段差を全部ジョイントマットで埋めるのは枚数がかさんで非効率です。そんなときは「土台で底上げする」発想に切り替えます。すのこや突っ張り棒、身近な廃材を使った、ひと回り大きな段差への対処法を紹介します。
桐は古くからタンスの材料に使われてきた木材で、調湿性と防虫効果が期待でき、軽くて加工しやすいのが特徴です。すのこを土台に使うと、底上げと同時にマット裏の通気が生まれ、車中泊の大敵である「結露でマットの裏がびっしょり」を和らげてくれます。
桐すのこで底上げ+通気して結露も防ぐ
ダイソーの桐すのこは、45×20cmや40×25cmが110円、50×33cm(厚さ約2.7cm)が220円、74×33cmが330円と複数サイズがあります。これを荷室に並べて土台にすると、一気に2.7cm前後の底上げができ、深い段差のかさ上げを少ない枚数でこなせます。さらにすのこのすき間がマット裏に空気の通り道を作るため、床とマットの間にこもる湿気が抜け、結露によるカビや濡れを軽減できます。長期の車旅や、結露しやすい冬の車中泊ほど効果を感じやすい使い方です。注意点として、すのこの上に直接寝ると桟の硬さが背中に当たるので、必ず上にジョイントマットや厚手マットを重ねること。また並べただけだと桟のあいだに隙間が残るので、端はクッションや毛布で詰めて段差をならします。
突っ張り棒を溝に渡してフラットな面を作る
シート間にできる細長い溝は、ダイソーの突っ張り棒を渡して“橋”を架けると、その上にマットを敷くだけでフラットになります。110円の標準タイプ(70〜120cm・耐荷重1〜2.5kg)でも軽い詰め物の支えになりますが、体重を受ける場所には220円の強力タイプ(85〜120cm・耐荷重5kg)を複数本渡すと安心です。溝の左右にしっかり突っ張れる平面がある車種で有効で、ミニバンの2列目と3列目のあいだなどに向きます。使い方は、溝の幅に合わせて数本を等間隔に渡し、その上にジョイントマットを敷いて荷重を分散させます。注意点は耐荷重で、突っ張り棒は本来カーテンや軽い棚向けの強度なので、体重を一点に集中させないこと。あくまで詰め物の補助と考え、不安があればすのこや板で面を作るほうが安全です。
段ボール・新聞紙を芯にしてかさ上げする(ほぼ0円技)
100均すら使わずに底上げするなら、段ボールと新聞紙という手があります。段ボールを段差の高さぶん重ねて芯にし、すき間に丸めた新聞紙を詰めて形を整え、上からジョイントマットとマットを重ねれば、深い谷もそれなりに埋まります。費用はほぼ0円で、撤収時はたためばゴミとして処理できる手軽さが魅力です。短期のお試し車中泊や、急きょ段差が気になったときの応急処置に向いています。デメリットは、段ボールは湿気を吸うとへたりやすく、結露の多い車内では一晩でやわらかくなることがある点。連泊には不向きで、あくまで一時しのぎと割り切ってください。長く使うなら、同じ形をジョイントマットやすのこで作り直すのが結局は快適です。新聞紙は防音・断熱の足しにもなるので、寒い時期の床冷え対策にも少し効きます。
段差解消100均グッズの組み合わせ|予算別・場面別の正解
道具がそろったら、あとは組み合わせです。同じ「段差解消」でも、ソロと家族では必要な面積も枚数も変わります。ここでは予算別・人数別の組み合わせと、6グッズを一覧で比べた独自の比較表、そして意外な視点をまとめます。
| グッズ | 価格(税込) | 厚み/サイズ | 得意な段差 |
|---|---|---|---|
| ジョイントマット | 110〜440円 | 7〜10mm/32〜46cm角 | 1〜5cmの面の段差 |
| EVAスポンジシート | 110円 | 1.5〜4mm/30cm角 | 数mmの微調整 |
| 桐すのこ | 110〜330円 | 厚2.7cm/最大74×33cm | 5cm前後の底上げ+通気 |
| すべり止めシート | 110円 | 薄手/複数サイズ | ズレ防止(段差の復活防止) |
| 突っ張り棒 | 110〜220円 | 70〜120cm/耐荷重1〜5kg | 細長い溝の橋渡し |
| 折りたたみクッション | 110〜500円 | 約28.5×38cm | 深い谷の詰め物 |
※価格・サイズは2026年6月時点・ダイソー公式情報を基にした「車中泊&キャンピングカーの教科書」調べ。店舗・時期で在庫や仕様が変わる場合があります。
予算別の組み合わせ|500円以下〜1,100円超
予算で考えると組み立てが楽になります。【500円以下】はジョイントマット標準2〜3セット+すべり止め1枚で、軽自動車のソロ車中泊の浅い段差ならこれで十分。【1万円もかけたくない/〜1,100円】はパズルマット1セット(440円)+EVAシート2枚+すべり止め+折りたたみクッションで、ミニバンの中程度の段差まで対応できます。【1,100円超】はここに桐すのこ(220〜330円)を足して底上げと通気を確保し、連泊や冬の結露対策まで見込む構成です。使い方の目安は、まず500円以下で試し、寝てみて足りない部分を買い足す順番。最初から全部そろえる必要はありません。注意点は、安く済ませたいあまりマットを省略しないこと。下地だけ完璧でも、上に敷くマットが薄いと寝心地は上がりません。
ソロ/夫婦/ファミリー別、必要な枚数の目安
人数で必要な面積が変わります。ソロなら幅60〜70cmぶん埋めれば足りるので、ジョイントマット標準2〜3セット(4〜6枚)で背中から腰のラインが作れます。夫婦・カップルで横に並ぶなら幅120cm前後が必要で、パズルマット1セット(9枚)+標準1セットを目安に。ファミリーで子ども含め3〜4人が寝るなら、荷室全面を埋めるためパズルマット2セット以上+すのこの底上げを組み合わせるのが現実的です。場面別の注意として、子どもは寝相で動くため段差が残ると落ち込みやすく、すべり止めでマットを固定しておくと安心です。長期の車旅では撤収・設営の手間も効いてくるので、毎回ばらすより、よく使う形のままジョイントマットを連結して保管しておくと設営が一気に楽になります。
実は、専用マット1枚より100均の重ね技が合う車もある
意外と知られていませんが、段差が複雑な車ほど、高価な一体型ベッドマットより100均の重ね技のほうがフィットすることがあります。一体型マットは平面が前提なので、タイヤハウスの出っ張りや左右非対称の段差がある車だと、マット側が浮いてかえって凹凸が出るのです。その点ジョイントマットは1枚ずつ高さを変えられるため、でこぼこな下地に“地形に合わせて”積めます。とくに軽自動車やSUVのように荷室形状が不規則な車では、100均の重ね技で下地を整えてから薄手マットを1枚かぶせるほうが、結果的に平らで安く仕上がるケースが珍しくありません。もちろん毎週末使うヘビーユーザーは耐久性で専用品が有利なので、「形が複雑な車・お試し段階は100均」「平らな車・ガチ勢は専用品」と切り分けると判断を誤りません。
100均で段差解消するときの注意点と失敗回避
最後に、100均グッズで段差解消するときに気をつけたいポイントをまとめます。安く手軽な反面、使い方を間違えると寝心地が出ない・かえって体調を崩すこともあります。よくある失敗とその回避策を知っておきましょう。
冬の車中泊で、段差を埋めることだけ考えて薄いEVAシートとジョイントマットだけで寝たら、床から冷気が上がってきて体の芯が冷え、さらに翌朝はマット裏が結露でびっしょり——という失敗もあります。原因は「段差=平らにすれば快適」と考え、断熱と通気を忘れたこと。対策は、すのこで通気層を作り、マットの上に厚手の断熱マットや銀マットを重ねること。段差解消と寒さ・結露対策はセットで考えてください。
ズレ・段ずれを防ぐ、固定のひと工夫
100均の段差解消で一番多いトラブルが「寝ているうちにズレて段差が復活する」現象です。ジョイントマットは連結しても車の傾斜と振動で少しずつ動き、継ぎ目が開くと背中に溝が当たります。対策は、まず連結ジョイントをしっかりかみ合わせ、最下層にすべり止めシートを敷くこと。さらに端をタイヤハウスや内装の壁にきつめに突き当てて“逃げ場”をなくすと動きにくくなります。複数人で寝る場合は、一人ぶんずつマットを区切らず全面を一枚板のようにつなげると、個々のズレが起きにくくなります。注意点は、固定を強くしすぎて内装を傷つけないこと。マットの角が硬いと内張りに跡が付くことがあるので、当たる面にはタオルやEVAシートをかませてください。
マットだけは投資すべき|100均で済ませない見極め
段差解消の“下地”は100均で十分ですが、直接体が触れる“寝心地マット”だけは、ある程度投資する価値があります。100均の薄手マットを最上層にすると、せっかく段差を消しても体圧分散が足りず、硬さで目が覚めることがあるからです。下地はジョイントマット、その上に厚さ5〜8cm以上のインフレーターマットや専用車中泊マットを重ねる二層構造が、コストと快適性のバランスが取れた現実解です。使い分けの目安は、段差解消(下地)に1,000円前後、寝心地マット(上層)に5,000円前後を配分するイメージ。全部を100均で固めると寝心地で妥協が出て、全部を専用品にすると段差にフィットせず割高になります。どこを節約し、どこに投資するかを分けて考えるのが、失敗しないコスト配分です。
安全とマナー|換気と火気・撤収の基本
段差解消で寝床を整えると車内で過ごす時間が長くなるぶん、安全面の基本も押さえておきましょう。冬に窓を閉め切って暖房器具を使うと一酸化炭素や酸欠のリスクがあるため、必ず換気の隙間を確保します。発泡素材のマット類は火気に近づけない、撤収時はマットを立てかけて裏の湿気を乾かす、といった習慣も結露やカビを防ぎます。道の駅やパーキングでの長時間アイドリングは騒音・排ガスで周囲に迷惑がかかり、マナー違反として注意されることもあるため、エンジンは止めて寝るのが基本です。段差を消して快適になったからこそ、安全と周囲への配慮もワンセットで。詳しい安全対策は専門機関の情報も確認しながら、無理のない範囲で車中泊を楽しんでください。

「車で寝るって、シートを倒すだけでしょ?」そう思っていませんか。たしかにシートを倒せば横になれますが、それだけでは翌朝、腰の痛みと寝不足に悩まされる可能性があり…
まとめ|車中泊の段差解消は100均6グッズで十分フラットにできる
車中泊の段差解消は、高価な専用ベッドキットを買わなくても、ダイソーを中心とした100均グッズの組み合わせで十分にフラットな寝床を作れます。ポイントは、1cm単位で高さを足せるジョイントマットを下地の主役にし、数mmはEVAスポンジシート、大きな底上げはすのこ、細長い溝は突っ張り棒、深い谷は折りたたみクッションと、段差の種類ごとに道具を使い分けること。総額1,100円前後で寝床の凹凸を消せて、合わなければ買い直しも気軽にできます。一方で、直接体が触れる寝心地マットだけは投資する価値があり、下地は100均・上層は専用マットの二層構造が現実的な正解です。
・まず自分の車の段差を測る(どこに何cmあるか)
・主役はジョイントマット。「埋めたい深さ÷1枚の厚み」で枚数を計算
・数mmはEVAシート、5cm超の底上げは桐すのこで通気も確保
・細長い溝は突っ張り棒、深い谷は折りたたみクッションで詰める
・すべり止めシートでズレを止め、段差の復活を防ぐ
・下地は100均、寝心地マット(厚さ5〜8cm)は投資する二層構造が正解
・冬は断熱と結露・換気対策をセットで考える
最初の一歩は、難しく考えず「メジャーで段差を測って、ジョイントマット標準を2セットとすべり止めを1枚買う」ことから。それだけで浅い段差は消え、足りなければEVAシートやすのこを買い足していけば、自分の車にぴったりの寝床が少しずつ完成します。まずは今度の週末、近所のダイソーで数百円ぶんを試してみてください。なお、価格・サイズ・在庫は店舗や時期で変わることがあるため、最新情報は各メーカー・店舗の公式サイトでご確認ください。

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