岐阜の山あいで、川の音を聞きながら車中泊してみたい。そう思って候補に挙がるのが、関市板取にある板取川温泉オートキャンプ場です。ただ、調べてみると「料金は6,000円?7,000円?」「区画は60なのか70なのか」「温泉はどこにあるの?」と、サイトごとに書いてある内容が微妙に違って迷う人が多い施設でもあります。
結論から言うと、宿泊は1サイト6,000円(トップシーズン7,000円)、チェックイン12:00・チェックアウト11:00、営業期間は4月1日から11月末まで。板取川のすぐ横に約70サイトが2ヶ所に分かれて広がる、林間+川沿いのオートキャンプ場です。区画に車を横付けできるので、テントを張らずにクルマだけで寝る「車中泊スタイル」とも相性がいい場所になります。
この記事では、料金の内訳と予約方法、車中泊派としての区画の使い方、近くの板取川温泉バーデェハウスの入浴料と営業時間、さらに同じ敷地に併設されたRVパークとの使い分けまで、実際の公式情報をもとに整理します。板取エリアの周辺スポットもまとめたので、1泊2日の行程がそのまま組めるはずです。
・宿泊6,000円・日帰り4,000円の料金内訳とAC電源1,000円の考え方
・約70サイトの構成と、車中泊派に向く区画の使い方
・板取川温泉バーデェハウス(大人平日700円)の営業時間と定休日
・キャンプ場とRVパークHESTA板取川温泉、どちらを選ぶべきかの判断基準
・モネの池・株杉の森・道の駅ラステンほらどを回る周辺プラン
板取川温泉オートキャンプ場はどんな場所?川沿い約70区画の全体像

まずは施設の基本情報から押さえます。岐阜県関市の北部、板取川の流れに沿った林間に広がるオートキャンプ場で、バーベキュー場も併設されています。都市部から向かうと山道が続きますが、そのぶん夏でも空気が涼しく、標高の低い平野部とは体感温度がはっきり違うエリアです。
| 住所 | 〒501-2901 岐阜県関市板取3586-1 |
| 電話番号 | 080-3064-1704 |
| 営業期間 | 4月1日〜11月末 |
| チェックイン | 12:00 |
| チェックアウト | 11:00 |
| 宿泊料金 | 1サイト1泊 6,000円(トップシーズン7,000円) |
| 公式サイト | 板取川温泉オートキャンプ場 公式サイト |
板取川のほとりに約70サイト|2ヶ所に分かれた区画構成
サイト数は公式サイトの記載で約70サイト、しかも1ヶ所にまとまっているのではなく2ヶ所に分かれています。キャンプ場情報サイトでは約60サイトと紹介されていることもあり、シーズンや区画の使い方で運用数が変わっている可能性があります。予約時に「川に近い区画がいいのか、静かな奥まった区画がいいのか」を伝えておくと、希望に近い場所を用意してもらいやすくなります。
区画が2ヶ所に分散しているのは、車中泊派にとってむしろ利点です。大人数のグループが集まりやすいエリアと、そうでないエリアが自然に分かれるため、静かに眠りたい人は混雑エリアを避けられます。ソロや夫婦2人で行くなら、受付時に「夜は早く寝たい」と一言添えるだけで配置が変わることがあります。
注意したいのは、川沿いの区画ほど地面が砂利や小石になりやすい点です。ペグの打ちにくさもさることながら、クルマを停めたときの傾きが出やすくなります。車中泊で寝るなら、傾きを吸収するレベラーや、厚みのあるマットを持っていくと安心です。
夏でも涼しい林間サイト|標高と川風という2つの武器
板取エリアの魅力は、真夏でも過ごしやすい気温です。木立に囲まれた場内は直射日光が遮られ、すぐ横を流れる板取川からの風が抜けます。名古屋方面から2時間ほど走るだけで、平野部の熱帯夜とは別世界の夜が待っているのが、このキャンプ場が夏に人気の理由です。
この涼しさは車中泊派にとって決定的に有利です。夏の車中泊で最大の敵はエンジンを切ったあとの車内温度上昇ですが、林間で夜間気温が下がる環境なら、窓を数センチ開けて網戸を張るだけで眠れる日が増えます。ポータブルクーラーを持ち込まずに済むかどうかで、装備の重さも電力消費もまったく変わってきます。
ただし、涼しさは裏返すと「夜の冷え込み」でもあります。8月でも明け方は肌寒く、9月以降なら薄手のシュラフでは足りません。夏だからと毛布1枚で来て、明け方に震えながら車のエンジンをかけ直す人が毎年います。季節を問わず、寝袋か掛け布団は1枚多めに積んでおくのが板取での正解です。
場内でできること・できないこと
設備面では、温水シャワー、炊事棟、水洗トイレ、売店が揃っています。バーベキューハウスも併設されており、1名1,000円で利用できます。ペットは同伴可となっているので、犬と一緒の車旅でも候補に入れられる施設です。
一方で、山間部のキャンプ場である以上、コンビニやスーパーは近くにありません。買い出しは市街地で済ませてから向かうのが鉄則です。また営業期間が4月1日から11月末までなので、冬季は利用できません。真冬に板取方面へ行くなら、通年営業の施設を別途探す必要があります。
意外と知られていませんが、キャンプ場の住所(板取3586-1)と板取川温泉バーデェハウスの住所(板取4175-9)は別番地です。「温泉に併設されたキャンプ場」というイメージで来ると、思っていたより距離があると感じるかもしれません。温泉はクルマで移動する前提で計画を立てておくと、当日のスケジュールがずれません。
アクセス|美濃ICから県道を北上する山越えルート
公共交通で行く場所ではないため、実質的にマイカー前提の施設です。東海環状自動車道の美濃ICを降り、国道156号から県道81号、国道256号を経由して板取方面へ北上します。道の駅ラステンほらどを過ぎたあたりから板取川沿いの道になり、そこから先は集落と川が交互に現れる山間ルートになります。
キャンピングカーや全長5m超のバンコンで向かう場合、道幅が狭くなる区間があることは頭に入れておいてください。対向車とのすれ違いに気を使う場面があるので、日没後の初訪問は避け、明るいうちにチェックインするのが安全です。チェックインが12:00と早めに設定されているのも、この立地を考えると理にかなっています。
料金は1泊6,000円から|何にいくらかかるのかを分解する
キャンプ場の料金は「サイト代だけ見ていると当日に足が出る」のが常です。板取川温泉オートキャンプ場も、サイト代・電源代・駐車料金・バーベキューハウス代が別立てになっているので、行く前に組み合わせを決めておきましょう。
宿泊6,000円・日帰り4,000円という2本立て
公式サイトの料金表では、宿泊が1サイト1泊6,000円、トップシーズンは7,000円。日帰りキャンプは1サイト1日4,000円、トップシーズンは5,000円です。トップシーズンとはゴールデンウィークやお盆の繁忙期を指し、1,000円の上乗せになる形です。
この価格帯は、東海エリアの川沿いオートキャンプ場としては標準からやや上といったところです。ただし1区画あたりの価格なので、夫婦2人なら1人3,000円、4人家族なら1人1,500円という計算になります。ファミリーで行くほど1人あたりのコスパが良くなる料金体系です。
注意点として、料金は問い合わせ先や情報サイトによって表記が異なるケースがあります。人数の上限、追加人数の扱い、テントやタープの張り数による加算は、予約の電話で必ず確認してください。「サイト代だけ払えばいい」と思い込んで現地で追加が発生すると、気分よくスタートできません。
AC電源1,000円は使うべきか|ポータブル電源との損益分岐
AC電源の使用料は1,000円です。電源付き区画を扱っているキャンプ場情報サイトの記載では全区画に電源設備があるとされていますが、実際に使えるかどうかは予約時の確認が確実です。
車中泊派の判断基準はシンプルで、「夏に扇風機やクーラーを回すか」「秋冬に電気毛布を使うか」で決まります。ポータブル電源で一晩を賄うと、1,000Wh級でも電気毛布+スマホ充電で使い切ることがあります。AC電源1,000円を払えばその不安が消えるので、暑い日・寒い日は迷わず申し込む価値があります。
逆に、春や秋の穏やかな時期にソロで泊まるなら、電源なしでも十分足ります。500Wh程度のポータブル電源にLEDランタンとスマホ充電だけなら、2泊してもまだ余裕があります。ここで浮いた1,000円を温泉と地元の食材にまわすほうが、旅の満足度は上がります。
バーベキューハウスと駐車料金の扱い
バーベキューハウスは1名1,000円、駐車料金は1台1日1,000円という設定が公式サイトに記載されています。日帰りでバーベキューだけ楽しむ使い方もできる施設なので、キャンプ道具を持っていない人でも川沿いで火を囲めます。
車中泊の観点で気をつけたいのは、2台目以降のクルマを持ち込む場合です。友人と別々のクルマで来て2台停めるなら、その分の駐車料金が加算される前提で計算しておきましょう。1区画に2台停められるかどうかも含めて、事前に電話で確認するのが確実です。
予算別プラン|5,000円台から1万円超まで
| プラン | 節約プラン | 標準プラン | 快適プラン |
|---|---|---|---|
| サイト代 | 日帰り4,000円 | 宿泊6,000円 | 宿泊6,000円 |
| AC電源 | 使わない | 使わない | 1,000円 |
| 温泉(大人1名) | 700円(平日) | 700円(平日) | 800円(土日祝) |
| 大人2名の合計目安 | 約5,400円 | 約7,400円 | 約8,600円 |
※料金は各施設の公表値をもとに車中泊&キャンピングカーの教科書が試算。飲食費・燃料費は含みません。
この表を見るとわかるとおり、板取での1泊は大人2人で8,000円前後に収まります。宿に泊まる旅と比べれば十分安く、それでいて温泉と川と森がセットで手に入る。板取エリアが東海の車中泊派に長く選ばれてきた理由は、この費用対効果にあります。
車中泊派の区画の使い方|テントを張らずに泊まるという選択

オートキャンプ場は「テントを張る場所」と思われがちですが、区画に車を横付けできる以上、テントなしで車内に寝るのはまったく問題ない使い方です。むしろ設営・撤収がゼロになるぶん、川遊びや散策に時間を使えます。
車種別|1区画にどう停めてどう寝るか
軽バンやミニバンなら、区画のなるべく平らな位置にクルマを置き、後席を倒して寝床を作ります。ハイエースやキャラバンのようなロングボディなら、荷室だけで大人2人がまっすぐ横になれます。キャンピングカーの場合は、区画サイズと進入路の幅が問題になるので、全長5mを超える車両は予約時に必ず車両サイズを伝えてください。
川沿いの区画は景色がいい反面、地面の起伏が出やすい場所です。到着したらまず、運転席から降りて車体の傾きを確認しましょう。頭が下がる向きに停めると、一晩で頭に血が上って寝つけません。頭側が数センチ高くなる向きに調整するのが基本です。
段差解消は現地では直せない|出発前に完成させておく
車中泊の寝心地を決めるのは、区画の良し悪しより車内の段差です。後席を倒しただけの床は必ず凹凸が残り、腰の一点に体重が集中します。厚さ8cm前後のマットを敷くか、コンテナと板でベース面を作ってからマットを載せるか。どちらにせよ、キャンプ場に着いてから工夫できることではありません。
特に板取のような河原に近い区画では、地面からの冷気が車体を通して伝わります。夏でも明け方は床が冷たくなるので、断熱性のあるマットを選んでおくと快眠率が上がります。銀マットを1枚下に敷き足すだけでも体感が変わります。
マット選びで迷うなら、厚さと収納性のバランスから逆算するのが近道です。

「車中泊で寝てみたら、シートの段差が腰に当たって一睡もできなかった」——これ、車中泊を始めた人の多くが最初にぶつかる壁です。クルマのシートを倒しても完全な水平に…
電源計画|AC電源とポータブル電源をどう組み合わせるか
AC電源を申し込んだ場合でも、延長コードは自分で持参します。区画によって電源ボックスまでの距離が違うので、10m以上の延長コードがあると安心です。屋外用の防雨タイプを選び、コードは通路を横断させないように取り回してください。
ポータブル電源を併用するなら、日中にAC電源で満充電し、夜間はポータブル電源から給電する運用が扱いやすくなります。夜中にブレーカーが落ちるリスクを避けられますし、翌日の移動中もそのまま電源として使えます。
よくある失敗が「夏の山だから涼しいはず」と窓を閉め切って寝てしまうパターンです。林間で外気が下がっても、閉め切った車内は人の呼気と体温で温度と湿度が上がり、朝には窓が結露で真っ白になります。原因は換気不足。対策は、対角線上の2箇所の窓を数センチずつ開け、虫よけネットを張ったうえでUSB扇風機で空気を回すこと。エンジンをかけたまま寝るのは、排気ガスと騒音の両面で避けてください。
季節別の寝具|4月・8月・11月で必要な装備が変わる
営業期間が4月から11月末までなので、同じ施設でも季節によって装備が大きく変わります。4月と11月は山間部の朝晩が冷え込むため、冬用寝袋か毛布の重ね使いが前提です。逆に7月〜8月は薄手のタオルケットと接触冷感シーツで足りる日が多くなります。
迷ったら「暑さは脱げば対応できるが、寒さは着るものがなければ詰む」と考えて、1枚多めに積むのが安全側の判断です。特に11月の板取は、平野部が15℃でも明け方に一桁まで下がることがあります。電気毛布を使うならAC電源1,000円が効いてくる場面です。
温泉はどうする?板取川温泉バーデェハウスの使い方
板取での1泊を気持ちよくする鍵が、板取川温泉バーデェハウスです。キャンプ場から少し離れた別番地にありますが、クルマで移動すればすぐの距離。下呂温泉に近い泉質と紹介されることもある、地元で人気の日帰り温泉です。
| 住所 | 〒501-2901 岐阜県関市板取4175-9 |
| 電話番号 | 0581-57-2822 |
| 営業時間 | 4月〜10月 10:00〜21:00/11月〜3月 10:00〜20:00(受付は終業30分前まで) |
| 定休日 | 水曜日(祝日の場合は翌日)、12月30日〜1月1日 |
| 入浴料 | 大人(12才以上)平日700円・土日祝800円/小人(6才以上12才未満)400円/幼児無料 |
| 公式サイト | 板取川温泉バーデェハウス 公式サイト |
入浴料は大人700円|料金改定後の正しい金額
入浴料は大人(12才以上)が平日700円、土日祝800円。小人(6才以上12才未満)は400円で、幼児は無料です。この金額は令和7年4月1日に改定されたもので、関市の公式ページにも記載があります。古い情報サイトでは600円と書かれていることがあるので、財布の中身は700円以上を想定しておいてください。
キャンプ場の宿泊代6,000円に大人2名分の入浴料1,400円を足しても、合計7,400円。ビジネスホテル1泊分にも満たない金額で、川沿いの一夜と温泉が両方手に入る計算になります。ファミリーなら小人400円が効いて、さらに1人あたりの負担が下がります。
泉質はナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉|肌がすべすべになる理由
泉質は露天風呂「しゃくなげの湯」、内風呂「あじさいの湯」ともにナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉です。公式サイトではpH8.5のアルカリ性と紹介されており、皮脂汚れを落とすクレンジング効果があるとされています。いわゆる「美肌の湯」と呼ばれるタイプの温泉です。
アルカリ性の湯は、湯上がりに肌の油分が落ちた状態になります。乾燥肌の人は保湿ケアを持参しておくと快適です。露天ジャグジーもあるので、川遊びで冷えた体を温め直す使い方にも向いています。
水曜定休に当たってしまったときの動き方
この温泉の最大の落とし穴が水曜定休です。水曜が祝日の場合は翌日休みになるため、平日に休みを取って板取へ向かう人ほど当たりやすくなります。キャンプ場は営業していても温泉が閉まっている日はあり得るので、日程を決める段階でカレンダーを確認してください。
もし水曜に当たってしまっても、キャンプ場には温水シャワーがあります。汗を流すだけなら現地で完結できますし、翌朝の帰り道に別の日帰り温泉へ寄る手もあります。「温泉に入れないなら行く意味がない」と諦める前に、シャワー+帰路の温泉というプランBを持っておきましょう。
混む時間を外す|チェックイン直後がねらい目
日帰り温泉が混むのは17時以降の夕方から夜にかけてです。キャンプ場のチェックインが12:00と早いので、設営(車中泊なら荷ほどき)を済ませて14時台に温泉へ向かうと、ゆったり入れる可能性が高くなります。日が高いうちに入浴を終えれば、夕方から夜は焚き火と食事に集中できます。
キャンプ場とRVパーク、どちらを選ぶべきか
板取川温泉バーデェハウスと同じ住所には、日本RV協会公認のRVパーク「RVパーク HESTA板取川温泉」があります。同じ板取エリアで車中泊するのに2つの選択肢があるわけで、目的によって正解が変わります。
| 施設名 | RVパーク HESTA板取川温泉 |
| 住所 | 〒501-2901 岐阜県関市板取4175-9 |
| 料金 | 平日2,500円〜/土曜3,000円〜/特別期間・連休4,000円〜 |
| 区画サイズ | 長さ7m×幅4m(高さ制限なし) |
| 駐車可能台数 | 3台 |
| チェックイン/アウト | 14:00〜20:00/8:00〜11:00 |
| 設備 | 電源無料・24時間トイレ・水道無料・ゴミ処理無料・ペットOK |
料金と設備を並べて比べる
| 比較項目 | 板取川温泉オートキャンプ場 | RVパーク HESTA板取川温泉 | 三ッ石オートキャンプ場 |
|---|---|---|---|
| 1泊料金 | 6,000円 (繁忙期7,000円) |
2,500円〜 (連休4,000円〜) |
5,500円 |
| 電源 | 別途1,000円 | 無料 | 公式サイトで要確認 |
| チェックイン | 12:00 | 14:00〜20:00 | 13:00〜 |
| 受け入れ台数 | 約70サイト | 3台 | 公式サイトで要確認 |
| 営業期間 | 4月〜11月末 | 通年 | 年中無休 |
※各施設の公表値をもとに車中泊&キャンピングカーの教科書が比較。料金は時期・人数により変動します。
実は「安いほうが正解」とは限らない
数字だけ見ればRVパークのほうが安く、電源も無料です。ところが、意外と知られていないのは受け入れ台数の差です。RVパークは3台のみ。連休や夏休みは早い段階で埋まるため、思い立って向かうスタイルには向きません。一方でキャンプ場は約70サイトあるので、直前でも空きが残っている可能性が高くなります。
もう一つの差が「外で過ごせるかどうか」です。RVパークは基本的に車内で完結する宿泊場所で、タープを張って一日中くつろぐ場所ではありません。焚き火をして川辺で過ごしたいならキャンプ場、寝るだけで翌朝すぐ移動したいならRVパーク。この線引きが最も実用的です。

「岐阜の山奥に温泉付きのRVパークがあるらしい」——そんな噂を聞いて調べているあなたに、まず結論からお伝えします。RVパークHESTA板取川温泉は、pH8.5の…
選び方の基準を3つに整理する
| オートキャンプ場が向く人 | RVパークが向く人 |
|---|---|
| 川遊びやバーベキューで一日過ごしたい ファミリーやグループで区画を広く使いたい 直前予約でも空きを見つけたい テントと車中泊を組み合わせたい | 寝るだけで翌朝は次の目的地へ動きたい 電源を無料で使いたい 冬季(12月〜3月)に泊まりたい キャンピングカーで高さを気にせず停めたい |
予約の取りやすさという現実的な差
キャンプ場の予約は電話080-3064-1704で随時受け付けています。オンライン完結ではないぶん手間はかかりますが、電話だからこそ「川に近い区画は空いていますか」「大型車で入れますか」といった相談ができます。RVパークは3台しかないので、確実に泊まりたい日程が決まっているなら早めの確保が必須です。
板取川温泉オートキャンプ場を予約する前に確認したい4つのこと
ここからは、実際に予約の電話をかける前に整理しておきたい項目です。山間部のキャンプ場は都市部の施設と勝手が違うので、事前準備の質がそのまま満足度になります。
予約は電話|聞いておくべき5項目
予約先は080-3064-1704です。電話をかける前に、宿泊日・人数・車両の全長・テントを張るかどうか・AC電源を使うかどうかの5点をメモしておきましょう。この5つが決まっていれば、料金の総額もその場で確認できます。
特に車両の全長は重要です。キャンピングカーやトレーラーで向かう場合、区画の広さと進入路の幅で受け入れ可否が変わることがあります。「ハイエースのロングです」「全長5.5mのキャブコンです」と具体的に伝えれば、適した区画を割り当ててもらえます。
買い出しは市街地で|山に入ってからでは遅い
板取エリアに入ってしまうと、大型スーパーやコンビニは期待できません。食材・飲料・氷・カセットボンベは、美濃IC周辺か関市の市街地で調達してから北上するのが鉄則です。特に氷は現地調達が難しいので、クーラーボックス用に多めに買っておきましょう。
もう一つの典型的な失敗が、山間部の天候変化を軽く見ることです。板取川は美しい清流ですが、上流で雨が降ると下流の水位が急に上がることがあります。晴れているからと川辺にチェアや荷物を置きっぱなしにして、目を離した隙に流されるケースは各地の河川キャンプ場で起きています。対策は、川辺に置く荷物を最小限にし、就寝前は必ず車内か区画側へ引き上げること。雨予報の日は川沿いの区画を避け、一段高い区画を希望するのが安全です。
電波・ゴミ・消灯時間のローカルルール
山間部なので、携帯電話の電波はキャリアや場所によって弱くなることがあります。ナビの目的地は出発前に設定し、オフラインでも見られる地図やメモを用意しておくと安心です。決済も現金を用意しておくほうが確実です。
ゴミの扱いや消灯時間は施設ごとのルールがあります。チェックイン時に必ず確認し、夜間は音楽や大声を控えましょう。約70サイトが並ぶ環境では、隣の区画との距離が近くなる日もあります。静かに過ごすことが、結果として自分の睡眠も守ります。
よくある疑問
板取エリアの周辺スポット|1泊2日で回れる3か所
せっかく山奥まで来たのですから、キャンプ場だけで完結させるのはもったいない話です。板取エリアには、車中泊の翌朝に立ち寄れる見どころが揃っています。いずれも無料か低予算で楽しめる場所です。
名もなき池(通称モネの池)|早朝が最も美しい
板取といえば、この池を目当てに来る人も多いスポットです。根道神社の参道脇にある湧き水の池で、透明度の高い水面に錦鯉と睡蓮が浮かぶ様子が絵画のようだと話題になりました。入場は無料、駐車場も無料で用意されています。
車中泊の強みが活きるのがここです。日中は駐車場が満車になることもある人気スポットですが、キャンプ場に泊まっていれば朝いちばんに到着できます。水面が静かで光が斜めから入る早朝は、写真の写りも段違いです。カーナビは「モネの池」で出ないことがあるため、隣接するフラワーパーク板取を目的地に設定してください。
21世紀の森公園の株杉の森|樹齢400年超の異形の杉
1本の根元から幹が何本も立ち上がる「株杉」が約50株群生する、全国的にも珍しい森です。推定樹齢は400〜500年。苔むした根と何本もの幹が絡み合う姿は、屋久島の森を思わせる迫力があります。散策は自由で、普通車約80台の無料駐車場が整備されています。
散策路は起伏があり、雨上がりは足元が滑りやすくなります。サンダルではなく、履き慣れたスニーカーかトレッキングシューズで歩いてください。園内には森林学習展示館もあるので、子ども連れなら学習と散策をセットにできます。問い合わせは関市役所板取事務所(0581-57-2111)です。
道の駅ラステンほらど|行きの買い足しと帰りの土産に
板取へ向かう国道256号沿いにある道の駅です。令和5年3月にリニューアルオープンしており、物産館では地元の農産物が手に入ります。普通車53台、大型バス3台分の駐車場があるので、キャンピングカーでも立ち寄りやすい規模です。
| 住所 | 〒501-2814 岐阜県関市洞戸菅谷545 |
| 電話番号 | 0581-58-2940 |
| 営業時間 | 物産館 8:30〜16:00/情報館 4月〜11月 9:00〜17:00・12月〜3月 9:00〜16:00 |
| 定休日 | 物産館は4月〜11月無休、12月〜3月は木曜休館、年末年始休館 |
| 駐車場 | 普通車53台・大型バス3台 |
注意したいのは営業時間です。物産館は16:00で閉まるため、夕方にキャンプ場へ向かう道中では買い物ができません。買い足しに使うなら午前中に通過するプランを組んでください。帰りに寄る場合も、11:00にチェックアウトしてから南下すれば余裕をもって間に合います。
もう一つの選択肢|三ッ石オートキャンプ場
板取川沿いには他にもキャンプ場があり、年中無休で営業している三ッ石オートキャンプ場もその一つです。キャンプサイトは1泊5,500円(日帰り3,300円)、ミニハウス17,000円、バンガロー27,000円、コテージは棟によって44,000円〜55,000円という設定です。
| 住所 | 〒501-2901 岐阜県関市板取岩本2247-1 |
| 電話番号 | 0581-57-2500 |
| 受付時間 | 10:00〜17:00 |
| チェックイン/アウト | 13:00〜/翌日10:00 |
| 公式サイト | 三ッ石オートキャンプ場 公式サイト |
冬季に板取方面へ行きたい場合や、雨天でも屋根のある宿泊施設を確保したい場合の代替候補になります。原則として当日現地精算という運用なので、支払い方法もあわせて確認しておきましょう。岐阜県内の車中泊スポットをもっと広く比較したい人は、こちらも参考にしてください。

「岐阜で車中泊できる場所ってどこがいいの?」「温泉に入ってそのまま眠れるスポットが知りたい」——岐阜は白川郷・飛騨高山・郡上八幡といった観光地を、車1台で気まま…
まとめ|板取での一夜は8,000円で手に入る
板取川温泉オートキャンプ場は、川沿いの林間に約70サイトが広がる、車中泊とも相性のいいオートキャンプ場です。1サイト6,000円という料金は区画単位なので、人数が増えるほど1人あたりの負担は下がります。チェックインが12:00と早いため、到着後すぐに温泉へ動いて、夕方からは川辺でゆっくりという行程が組めます。
板取川温泉バーデェハウスの入浴料は大人平日700円・土日祝800円。宿泊代と合わせても大人2人で8,000円前後という金額で、森と川と温泉がまとめて手に入る計算です。ただし水曜が定休日なので、日程を決める段階でカレンダーを確認してください。同じ住所にはRVパークHESTA板取川温泉もあり、寝るだけで翌朝すぐ動きたい人にはそちらのほうが安く、電源も無料で使えます。3台限定という制約とのトレードオフです。
最初の一歩は、行きたい週末を1つ決めて080-3064-1704に電話し、空き状況と総額を確認することです。そのとき「車中泊で泊まりたい」「車両の全長は◯m」と伝えれば、区画の相談まで一度に済みます。あとは市街地で食材と氷を積み込み、板取川沿いを北上するだけ。設営のいらない車中泊なら、着いた瞬間から旅がはじまります。
※料金・営業時間・定休日は変更される場合があります。おでかけ前に各施設の公式サイトでご確認ください。

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