車中泊やキャンプの積載で、荷物が荷室の中でゴチャゴチャになって「あれどこ行った?」と探し回った経験はありませんか。段ボールやレジ袋のまま積むと、走行中に崩れるし見た目も生活感まる出しです。そこで車旅好きが行き着く定番が、頑丈な収納コンテナ「トランクカーゴ」を自分好みにカスタムして使う方法です。
結論から言うと、トランクカーゴは耐荷重100kgの本体に「天板」と「キャスター」を足すだけで、収納ボックスが一気にテーブル兼スツール兼キャリーに化けます。しかも本体は3,480円〜5,980円と手が届きやすく、DIYの難易度も低め。軽バンからミニバン、キャンピングカーまで、荷室のサイズに合わせて積み重ねられるのも人気の理由です。
この記事では、トランクカーゴの4サイズの寸法と耐荷重といった基本から、天板カスタム(純正 vs DIY)、キャスター取り付け、内部の仕切り術、外装ドレスアップ、そして予算別のカスタムプランまで、車中泊仲間に教える感覚でまとめました。数値はすべてメーカー公式(トランクカーゴ公式サイト)で確認した最新スペックをもとにしています。
・トランクカーゴ4サイズ(22L〜70L)の寸法・重量・価格と選び方
・天板カスタムの純正(3,588円)とDIY(型紙キット)の違いと手順
・キャスター取り付けと車内での崩れない固定術
・予算5,000円〜のレベル別カスタムプラン
トランクカーゴカスタムの前に|サイズと耐荷重100kgの基本を押さえる
カスタムの話に入る前に、まずトランクカーゴがどんな箱なのかを知っておくと、失敗しない選び方ができます。トランクカーゴは樹脂メーカーのリス(JEJアステージ)が展開する頑丈収納ボックスで、フタの上に人が座れるほどの耐荷重が最大の武器です。ここではサイズ展開と耐荷重、タイプの違いを整理します。
22L・30L・50L・70Lの4サイズ|まず外寸と容量を頭に入れる
トランクカーゴのスタンダード(スタッキング)タイプは、容量22L・30L・50L・70Lの4展開です。外寸はTC-20Sが約W392×D294×H357mm、TC-30が約W400×D390×H370mm、TC-50が約W600×D390×H370mm、TC-70が約W780×D390×H370mmとなっています。奥行きと高さは30L以上で共通(D390×H370mm前後)で、横幅だけが伸びていくイメージなので、荷室に何個並ぶかを計算しやすいのが特徴です。ソロ車中泊なら30L1個、夫婦旅なら50Lを2個、ファミリーや長期旅なら70Lを組み合わせる、といった使い分けが定番。ただし70Lは満載にすると片手で持てない重さになるので、後述のキャスターとセットで考えるのがおすすめです。下の早見表で全体像をつかんでください。
| サイズ | 外寸(W×D×H) | 重量 | 価格(税込) |
|---|---|---|---|
| TC-20S(22L) | 392×294×357mm | 1.4kg | 3,480円 |
| TC-30(30L) | 400×390×370mm | 1.9kg | 3,480円 |
| TC-50(50L) | 600×390×370mm | 2.6kg | 4,980円 |
| TC-70(70L) | 780×390×370mm | 3.9kg | 5,980円 |
※車中泊&キャンピングカーの教科書調べ(出典:トランクカーゴ公式サイズ一覧/2026年7月時点)
耐荷重100kgだからイスにもテーブルにもなる
トランクカーゴがカスタムベースとして選ばれる最大の理由が、スタッキングタイプ全サイズ共通の耐荷重100kgです。フタの上に大人が座ってもたわまない強度があるので、収納しながらそのままスツールとして使えます。天板を1枚のせればサイドテーブルに、2個並べてその上に板を渡せばローテーブルにと、キャンプの調理台や車中泊時の荷物置き場として一台三役です。使う場面はソロキャンプの焚き火まわり、夫婦での朝食テーブル、ファミリーのお子さんの踏み台など幅広く、椅子やテーブルを別に持っていく必要が減るので積載の節約にもつながります。注意点は、あくまで静止した状態での耐荷重である点。走行中に上に立ったり、フタが半開きのまま体重をかけたりすると割れる可能性があるので、座るときは平らな場所でフタを完全に閉めてから使いましょう。
トランクカーゴは「収納・イス・テーブル」を1個でこなせる耐荷重100kgの箱。カスタムの基本は、この頑丈さを活かして天板とキャスターを足すことです。
スタンダードとLOWタイプ|車中泊での使い分け
トランクカーゴには高さ370mm前後のスタンダードのほか、高さを抑えたLOWタイプがあります。たとえばLOWの50L相当(TC-50SE LOW)は外寸W600×D390×H240mmで容量は30Lと、同じ横幅でも背が低くなる分だけ容量が減ります。結論として、天井の低い軽自動車やミニバンの荷室では、LOWタイプのほうが積み重ねても圧迫感が出にくく、上に寝具マットを敷いてベッド展開する車中泊スタイルと相性が良いです。逆にキャンピングカーのギャレー下や広いラゲッジには、容量を稼げるスタンダードが向きます。使う場面をイメージすると、軽バンで日常+週末車中泊ならLOWで2段、大人数キャンプの物量ならスタンダードで70L、という選び分けになります。デメリットはLOWは深さがない分、寝袋やランタンなど背の高い道具が入りにくいこと。何を入れるかを決めてから高さを選ぶと失敗しません。
実は無印・トラスコとの違いは“天板と拡張性”にある
意外と知られていませんが、この手の頑丈ボックスは無印良品の「ポリプロピレン頑丈収納ボックス」やトラスコ(TRUSCO)のコンテナなど類似品が複数あり、見た目もよく似ています。ただ、車中泊カスタムの土台として考えると、トランクカーゴは純正の天板・仕切り・インナーケースといった拡張パーツが公式に用意されている点で一歩リードしています。無印は価格の手頃さとシンプルさが魅力ですが専用天板は基本なく、DIY前提。トラスコは業務用の堅牢さが強みで屋外作業向きです。車旅でテーブル化まで見据えるなら、後付けパーツが揃うトランクカーゴを軸にすると拡張で詰まりません。注意点として、サイズ規格はメーカーごとに微妙に違い、天板やスタッキングの互換はないので、途中でブランドを混ぜると積み重ねがガタつきます。最初にどのブランドで揃えるか決めておきましょう。
車の荷室に合わせたサイズ選び|積載力が変わる寸法の話
トランクカーゴ選びで一番つまずくのが「大きければいい」という思い込みです。荷室の間口や高さに合わないサイズを買うと、積めるけれど出し入れできない箱になってしまいます。ここでは車種別の目安と、スタッキング(積み重ね)の考え方を具体的な数字で見ていきます。
軽バン・ミニバンで積みやすいサイズはどれ?
結論として、軽バン(エブリイ・ハイゼットカーゴ等)なら30Lまたは50Lを横向きに並べる構成が扱いやすいです。軽バンの荷室間口は左右で1,300〜1,400mm前後あるので、幅600mmの50Lなら2個、幅400mmの30Lなら3個が目安に収まります。ミニバンやSUVのラゲッジは奥行きが取れるので、50Lを前後に置いて手前を日用品・奥を予備という分け方が便利です。使う場面としては、後席を倒してフルフラットにする車中泊時に、トランクカーゴをベッド下や足元にまとめると就寝スペースが平らに保てます。注意点は、荷室の開口高さより箱の高さがわずかでも勝つと、スライドドアやバックドアから水平に出し入れできないこと。カタログの荷室開口寸法と、トランクカーゴの外寸(高さ357〜370mm)を必ず突き合わせてから選んでください。

「軽バンで車中泊ってどうなの?」「普通車じゃないとキツい?」——そんな疑問を持つ方は多いかもしれません。結論から言えば、軽バンは車中泊の入門車として最適な選択肢…
何個スタッキングできる?高さの計算式
トランクカーゴは同サイズ同士なら上下に積み重ね(スタッキング)できるのが強みです。高さの計算はシンプルで、フタのかみ合わせ分を差し引いても、スタンダード(高さ約370mm)を2段積むと概ね650〜700mm前後になります。軽バンの荷室高(床から天井まで1,200mm前後)なら余裕で2段、荷室の低いミニバンでも1段+薄いLOWの組み合わせで天井に当てず積めます。使う場面は、限られた床面積を縦に使いたい長期車旅や、ギアが多いファミリーキャンプ。下段に重い調理器具・水、上段に軽い衣類や寝具を置くと重心が安定します。デメリットは、2段目を降ろさないと下段が開けられないこと。よく使うものを上段、予備を下段にするか、後述のキャスター付き台車化で下段ごと引き出せるようにすると解決します。
【失敗パターン①】大きすぎて出し入れできず後悔した
ありがちな失敗が「たくさん入るから」と70Lばかり揃えてしまうケースです。70Lは満載にすると20kg近くになり、女性ひとりでは荷室から降ろせず、結局トランクを開けたまま中身だけ出し入れする“開かずの箱”になってしまいます。原因は、容量だけを見て「持ち運ぶ重さ」と「荷室からの取り出しやすさ」を計算していないこと。対策は、頻繁に出し入れするものは30L〜50Lに小分けし、70Lは車から降ろさない前提の“据え置き倉庫”として使い分けること。もしくは最初からキャスターを付けて、重くても引いて移動できるようにしておくことです。箱のサイズは「入る量」ではなく「自分が運べる重さ」で決めると後悔しません。
70Lを満載にすると20kg近くになり、腰を痛める原因になります。重い箱は「持ち上げる」より「引く(キャスター)」前提で設計しましょう。
天板カスタムでテーブルにする|純正とDIYを徹底比較
トランクカーゴカスタムの花形が、フタの上にのせる「天板」です。天板を1枚足すだけで、収納ボックスがそのままテーブルやカウンターに変わります。選択肢は純正天板を買うか、公式配布の型紙で自作するか、100均でそれっぽく仕上げるかの3択。それぞれの費用と仕上がりを比べます。
純正天板3,588円|手間ゼロで天然木の質感
いちばん手っ取り早いのが純正天板です。50Lタイプ用は天然木製で価格は3,588円(税込)、サイズは約幅53×奥行38×厚み0.9cmと本体にぴったり合う設計になっています。フタを裏返して天板をはめ込むと、ガタつかずにテーブルとして固定できるのがメリット。天然木のラフな質感でキャンプサイトの雰囲気も上がり、専用の収納ケースが付くので使わないときは箱の中にしまえます。使う場面は、DIYの道具や時間がない人、賃貸で電動工具が使えない人にうってつけ。デメリットは、既製品なのでサイズや色を自由に選べない点と、木材から作るより割高になる点です。とにかく失敗なく、すぐテーブル化したいなら純正が正解です。下に基本スペックをまとめました。
| 製品名 | トランクカーゴ 純正天板(50Lタイプ用) |
| メーカー | リス(JEJアステージ) |
| 価格 | 3,588円(税込) |
| サイズ | 約幅53×奥行38×厚み0.9cm |
| 素材/重量 | 天然木/約1.5kg |
| 特徴 | フタ裏にはめてガタつかずテーブル化、専用ケース付き |
公式の型紙キットでDIY|4mm厚の木材でつくる手順
コストと自由度を取るなら、メーカーが公式サイトで無料配布している天板DIYの型紙キットを使う手があります。TC-50Sの場合、上板248×300mmと下板243×290mmの木材板(4mm厚)をそれぞれ2枚ずつ用意し、型紙どおりに切り出して貼り合わせる方式です。手順は、①型紙を原寸印刷して厚紙に貼りカット、②木板に型紙を写して下書き、③曲線をカット(ホームセンターのカットサービス利用可)、④ヤスリで整えて、⑤上板と下板を木工用接着剤で圧着して乾かす、の5ステップ。使う場面は、好きな樹種や塗装で自分だけの一枚に仕上げたい人や、複数サイズ分をまとめて安く作りたい人。注意点は、ミリ単位のカットがずれるとフタにはまらないので、公式も「少し小さめにカット」を推奨している点です。材料費は木材次第で1,000〜2,000円程度に抑えられます。
100均・リバーシブル天板という選択肢
もっと安く済ませたいなら、100均やホームセンターの板材で天板を代用する方法もあります。セリアやダイソーの木製ボードや、桐のすのこを箱の内寸に合わせてカットし、裏に滑り止めを付ければ即席の天板になります。片面は焚き火向きの無骨仕上げ、もう片面をニス塗りのきれい仕上げにする“リバーシブル天板”にすると、シーンで使い分けできて便利です。使う場面は、まずお試しでテーブル化したい初心者や、汚れてもいいラフな作業台が欲しい人。総額は板2枚+滑り止めで500〜1,000円程度に収まります。デメリットは、100均材は反りや割れが出やすく耐久性で純正に劣ること。長く使うメインの一枚は純正かDIY、サブや汚れ仕事用は100均、と割り切るのが賢い使い分けです。3つの選択肢を下表で比較しました。
| 天板タイプ | 費用目安 | 手間 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 純正天板 | 3,588円 | なし | 失敗なく即テーブル化したい人 |
| 公式型紙DIY | 1,000〜2,000円 | 中 | 樹種・塗装にこだわりたい人 |
| 100均代用 | 500〜1,000円 | 小 | まずお試し・汚れ仕事用 |
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キャスターを付けて移動をラクにする|重い箱でも引き出せる
天板の次に効果が大きいのがキャスター化です。満載のトランクカーゴは持ち上げるのが一苦労ですが、底にキャスターを付ければ台車のように引いて移動できます。駐車場からサイトまでの運搬や、車内での引き出しがぐっとラクになる定番カスタムです。
キャスター取り付け2つの方法|貼るかボルト固定か
キャスターの付け方は大きく2通りあります。ひとつは強力両面テープや接着で底面に貼る方法で、穴を開けないので賃貸的に元に戻せるのがメリット。ただし重い荷物を入れると剥がれやすいので、軽い衣類ボックス向きです。もうひとつが、底にドリルで穴を開けてボルトとナットで固定する方法。手間はかかりますが、70Lを満載にしても外れず、車旅のヘビーユースに耐えます。使う場面は、水や調理器具など重量物を入れる箱ほどボルト固定、着替えなど軽い箱は両面テープ、と中身で使い分けるのがコツ。注意点は、キャスターを付けると当然その分だけ全高が上がること。2段スタッキングや荷室高ギリギリで使う場合は、キャスターの高さ(40〜75mm程度)を足しても天井や上段に干渉しないか、先に測っておきましょう。
車内での二段スタッキング固定術
トランクカーゴを車内で積み重ねて使うなら、走行中にズレない固定がカスタムの肝です。結論は、ラゲッジのフックやDリングとトランクカーゴのハンドル部をラチェットベルトやゴムバンドで縛って一体化すること。段ボールと違って側面にしっかりした持ち手があるので、ベルトを通しやすいのがトランクカーゴの利点です。使う場面は、峠道やダート路を走る車旅、急ブレーキの多い街乗り。下段を車体に固定し、上段は下段のフタのくぼみにはめ込む純正のスタッキング構造を活かすと、2段でも安定します。デメリットは、固定を優先しすぎると降ろすのが面倒になること。よく使う箱は一番上・手前に置き、ベルトはワンタッチで外せるバックル式にしておくと、快適さと安全を両立できます。
【失敗パターン②】固定せず走って車内で荷崩れした
もうひとつの典型的な失敗が、トランクカーゴを積んだだけで固定せずに走り、カーブや急ブレーキで荷崩れさせてしまうケースです。フタが閉まっていても、2段積みの上段が前方へ滑って助手席側に倒れ込み、中の調理器具が散乱……というのはよくある話。原因は「箱が重いから動かないだろう」という油断です。対策は、前述のとおりラゲッジフックとハンドルをベルトで結ぶこと、そして重い箱を下・前寄りに積んで重心を下げること。とくにキャスター付きの箱は転がりやすいので、走行前にストッパー付きキャスターをロックするか、輪留め代わりのマットを噛ませておくと安心です。積載は「積む」まででなく「固定する」までがワンセットです。
キャスターは「自在4輪」より「自在2輪+固定2輪」のほうが直進しやすく、狭い駐車場でも取り回しがラク。うち2輪をストッパー付きにすると車内固定にも役立ちます。
内部を仕切って“探さない収納”にする|シンデレラフィット術
外側のカスタムが済んだら、次は箱の中身です。トランクカーゴは容量が大きいぶん、そのまま放り込むと底のものが取り出せません。仕切りや小箱で区画を作る“シンデレラフィット”で、どこに何があるか一目でわかる収納に仕上げましょう。
純正インナーカーゴ・仕切りで小分けする
トランクカーゴには、内部にぴったり収まる純正のインナーケース類が用意されています。浅型のインナーカーゴ(R-9=内寸W284×D203×H140mm、容量9Lなど)を並べれば、深い箱の中を上下・左右に区切って、小物が底に沈むのを防げます。メリットは寸法が本体に合わせて設計されているのでデッドスペースが出ないこと。使う場面は、細かい調理小物・カトラリー・救急セットなど「バラけると探しにくいもの」の収納です。ソロなら1箱の中でインナーを2〜3個使い、ジャンルごとに分けるだけで一気に使い勝手が上がります。デメリットは純正品はそのぶん費用がかかること。まずは仕切りたい場所を決めて、必要な数だけ足していくのが無駄がありません。
100均スクエアボックスでシンデレラフィットさせる
コストを抑えるなら、100均のスクエア収納ボックスやファイルケースが強い味方です。ダイソーやセリアのA4ファイルボックス、積み重ねできる整理トレーは、トランクカーゴの内寸(50Lで約W504×D306×H293mm)に合わせて2〜4個並べるとぴったり収まる組み合わせが見つかります。メリットは1個110円で試せる手軽さと、汚れたら気軽に買い替えられること。使う場面は、キッチン道具・焚き火道具・洗面用品などをジャンル別に分けたいとき。S字フックやマグネットを併用すれば、フタ裏に軽いものを吊るす拡張もできます。注意点は、メーカーやシリーズを混ぜるとサイズがちぐはぐになり隙間が生まれること。ぴったり並ぶ組み合わせを最初に確定させ、同じものを買い足していくのがシンデレラフィットのコツです。

ジャンル別パッキングで積み込みを高速化する
収納の最後の仕上げが、箱ごとにテーマを決める“ジャンル別パッキング”です。結論として、「キッチン箱」「焚き火箱」「就寝・衣類箱」のように用途で1箱を割り当てると、出発前の積み込みが箱を運ぶだけで完了します。理由は、使うシーンごとに中身がまとまっているので、現地で必要な箱だけ開ければよく、探し物がゼロになるから。使う場面は、荷物が多いファミリーキャンプや、設営撤収を短くしたい長期車旅。箱のフタや側面に中身ラベルを貼れば、暗い車内でもヘッドライトの明かりで判別できます。デメリットは、ジャンルをまたぐ道具(軍手やゴミ袋など)の置き場に迷うこと。そういう共用品は「よろず箱」を1つ作ってまとめると、探す時間を減らせます。
見た目を格上げする外装カスタム|無骨にもおしゃれにも
機能が整ったら、最後は見た目のドレスアップです。トランクカーゴは平らな面が多くカスタムしやすい形状で、ステッカーや塗装、ベルトの足し方ひとつで印象が大きく変わります。サイトや車内の雰囲気に合わせて、自分だけの一台に育てましょう。
ステッカー・ロゴで個性を出す
いちばん手軽な外装カスタムがステッカーチューンです。アウトドアブランドやガレージメーカーのロゴ、好きなイラストを側面やフタに貼るだけで、量産品の樹脂ボックスが一気に“自分のギア”らしくなります。メリットは剥がせるので気軽に試せること、複数箱を同じテイストで揃えると統一感が出ること。使う場面は、SNS映えを意識したソロキャンプや、家族それぞれの箱を色分け・ロゴ分けして区別したいファミリー。屋外で使うので、耐水・耐候タイプのステッカーを選ぶのがコツです。注意点は、貼りすぎると逆にゴチャつくこと。フタに1枚、側面に1〜2枚など“余白を残す”とセンス良く見えます。中古で手放す可能性があるなら、跡が残りにくいステッカーを選んでおくと安心です。
ベルト・ゴムバンドで固定と装飾を兼ねる
実用と見た目を同時に上げられるのが、カラーベルトやゴムバンドの活用です。箱に付属のハンドル部分にナイロンベルトを回してバックルを付ければ、フタの不意な開きを防ぎつつ、色でアクセントを付けられます。フタ上にゴムバンド(ラゲッジネット)を渡せば、ブランケットやレジャーシートなど薄い物を挟んで持ち運べる収納も増設できます。使う場面は、運搬中にフタが開くと困る重い箱や、天板の上に物を積んで移動したいとき。差し色になるベルトを選ぶと、無骨なボックスもぐっとおしゃれになります。デメリットは、ベルトを増やしすぎると開閉が手間になること。開ける頻度の高い箱はワンタッチのゴムバンド、めったに開けない箱はしっかりベルト、と使い分けましょう。
天板を天然木・塗装でおしゃれに仕上げる
外装の主役はやはり天板です。DIY天板ならオイルステインやワックスで木目を活かした仕上げにでき、車内やサイトの雰囲気に合わせて色をコントロールできます。ダーク系のウォールナット色なら締まった無骨スタイル、明るいオーク色ならナチュラルなカフェ風にと、塗装ひとつで世界観が変わります。使う場面は、テーブルとして人目に触れる機会が多いグループキャンプや、写真を撮りたいおしゃれ車中泊。木部用の耐水塗料を選べば、飲み物をこぼしてもサッと拭けます。注意点は、塗装は換気した屋外で行い、しっかり乾かしてから食卓に使うこと。塗りたての臭いが残ると食事の場に向きません。仕上げに滑り止めを底面へ貼ると、テーブル使用時に天板がずれず実用性も上がります。

| トランクカーゴカスタムのメリット | デメリット・注意点 |
|---|---|
| 本体3,480円〜と低コスト 収納・イス・テーブル1台三役 荷室に合わせ積み重ね可能 純正・DIY・100均で自由に拡張 |
満載70Lは約20kgと重い 固定しないと走行中に荷崩れ ブランドを混ぜると互換なし キャスターで全高が上がる |
予算別トランクカーゴカスタムプラン|5,000円から始める
ここまでのカスタムを、予算別のプランに落とし込みます。いきなり全部やる必要はありません。まずは本体だけで始めて、使いながら天板・キャスター・仕切りを足していくのが、無駄なく自分に合うカスタムに育てるコツです。予算と場面に合わせて選んでください。
5,000円以下|本体+100均でまず始める
最初の一歩は、トランクカーゴ本体1個+100均グッズの最小構成です。30L(3,480円)に、ダイソーの仕切りボックスや滑り止めシートを数点足しても総額5,000円以内に収まります。この段階での狙いは、まず「1箱に何を入れると使いやすいか」を体で覚えること。ソロ車中泊やデイキャンプなら、この1箱に調理小物と食材をまとめるだけで、荷室の散らかりが目に見えて減ります。天板は100均のすのこで代用すれば即席テーブルも完成。デメリットは、1箱だとジャンル分けに限界があること。使ってみて足りなければ、次の箱やパーツを買い足していけばいいので、最初から完璧を目指さないのがコツです。
1万〜3万円|天板+キャスターで完成度を上げる
車中泊に慣れてきたら、テーブル化と運搬性を強化する中位プランです。50L(4,980円)を2個そろえ、片方に純正天板(3,588円)、両方の底にキャスターを付けると、合計でおよそ1万5,000〜2万円。これで「引いて運べるテーブル付き収納が2段」という、車旅でかなり戦える構成になります。夫婦旅なら1箱をキッチン、1箱を衣類・寝具に割り当てると役割が明確です。天板をのせた箱は現地でそのまま調理台になり、椅子代わりにも使えて設営がスムーズ。注意点は、2個・天板・キャスターと足すと総重量が増えるので、車の積載バランスと荷室高を確認しておくこと。ここまで揃えると、市販の車中泊テーブルを別に買う必要がなくなります。
3万円以上|多段スタッキングでフルカスタム
長期車旅やファミリーの物量に対応するなら、3個以上を組み合わせるフルカスタムです。50L・70Lを3〜4個そろえ、天板・キャスター・純正インナー・固定ベルトまで揃えると総額3万円台〜。荷室に「キッチン」「焚き火」「就寝」「よろず」の箱を並べ、2段スタッキングで床面積を縦に使えば、キャンピングカー顔負けの整った積載になります。使う場面は、連泊のファミリーキャンプや、道具の多い釣り・写真などの趣味旅。デメリットは、数が増えるほど総重量と車両の積載制限(最大積載量)に注意が必要なこと。人が乗る車中泊では、乗車人数分の体重も加わるため、箱を積みすぎて定員オーバー・重量オーバーにならないよう、カタログの積載量を確認しながら箱を増やしてください。
まとめ|トランクカーゴカスタムは「頑丈さ」を活かす足し算
トランクカーゴカスタムの本質は、耐荷重100kgという頑丈な土台に、天板・キャスター・仕切りを足していく“足し算”です。本体は3,480円〜5,980円と手が届きやすく、収納・イス・テーブルを1個でこなせるうえ、荷室のサイズに合わせて積み重ねられるのが車中泊で選ばれる理由でした。天板は純正(3,588円)・公式型紙のDIY・100均代用の3択、運搬はキャスター化、中身は仕切りでのシンデレラフィットと、段階的に完成度を上げていけば、市販の車中泊家具を買い足すより安く、自分の車と旅にぴったり合った積載が組めます。
最後に、この記事の要点を整理します。
・サイズは22L/30L/50L/70Lの4展開、全て耐荷重100kg(TC-30は3,480円、TC-50は4,980円、TC-70は5,980円)
・サイズは「入る量」でなく「自分が運べる重さ」で選ぶ(70L満載は約20kg)
・天板は純正3,588円/公式型紙DIY/100均代用の3択で選べる
・重い箱はキャスター+ボルト固定、走行前はベルトで車体に固定
・中身は純正インナーや100均ボックスでジャンル別に小分け
・カスタムは本体だけの5,000円以下から始めて段階的に足していけばよい
まずやるべき最初の一歩は、あなたの車の荷室開口の「幅・高さ」を測ることです。そのうえで30Lか50Lを1個だけ買い、100均の仕切りを入れて1シーズン使ってみてください。「もっとこうしたい」が見えてきたら、天板やキャスターを足していけば、失敗なく自分だけの車中泊収納が完成します。正確なサイズ・価格はトランクカーゴ公式サイトで最新情報をご確認ください。
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