キャンプの後に汗を流したい。でも近くの日帰り温泉まで車で30分走るくらいなら、最初から温泉のあるキャンプ場を選びたい——九州で車旅をしていると、必ず一度はそう考えます。九州は源泉数・湧出量ともに国内トップクラスで、キャンプ場の敷地内や徒歩圏に温泉が湧いている施設が他の地方より圧倒的に多いエリアです。
結論から言うと、九州で温泉付きキャンプ場を選ぶなら「入浴料が利用料に含まれているか」「温泉の定休日と受付終了時刻」「電源サイトの有無」の3点で絞り込むのが最短です。この3つを外すと、せっかく温泉目当てで走ったのに「今日は水曜で休みでした」という事態になります。
この記事では、熊本・大分・宮崎・鹿児島・福岡・佐賀の6県から、実際に温泉が敷地内または隣接にある6か所を公式情報ベースで紹介します。料金は税込・2026年8月時点で公式サイトに掲載されている金額をそのまま載せ、電源の有無やチェックイン時刻、車中泊スタイルで泊まれるかどうかまで踏み込みます。
・九州6県の温泉付きキャンプ場6か所の料金・電源・入浴料の実データ
・「場内温泉」「隣接温泉」「徒歩圏温泉」の違いと選び分けの基準
・大人1人あたり総額800円台から泊まれる高コスパ施設の見つけ方
・車中泊スタイルで温泉付きキャンプ場を使うときの注意点と季節対策
九州の温泉付きキャンプ場が車旅で選ばれる3つの理由

温泉が「移動ゼロ」で入れると、夜の予定が丸ごと自由になる
温泉付きキャンプ場の最大の価値は、入浴のために車を動かさなくていいことです。一般的なキャンプ場だと最寄りの日帰り温泉まで車で15〜30分、往復で1時間近く持っていかれます。しかも入浴後に運転するので、ビールを開けるのは帰ってきてから。設営→入浴→夕食という段取りが、移動で2回分断されるわけです。
敷地内に温泉がある施設なら、設営が終わった時点でサンダル履きで湯に向かえます。熊本県南小国町の山鳥の森オートキャンプ場は敷地内の源泉から湧く天然温泉「山鳥の湯」を宿泊者が何度でも使え、利用時間は15時30分から翌朝8時20分まで。夕方と朝の2回入るという、旅館に近い使い方ができます。
使い方の場面で言えば、夫婦2人の車旅なら「到着後にすぐ一風呂→焚き火→就寝→朝風呂」という流れが組め、ファミリーなら子どもが泥だらけになっても即座に洗えるのが効きます。長期の車旅で洗濯・シャワーの回数を確保したい人にとっては、連泊しても入浴料が追加でかからない施設が経済的です。
注意点は、場内温泉ほど営業時間が短い傾向にあること。旅館併設型は日帰り受付が17時台で終わる施設もあり、到着が遅れると入れません。チェックイン時刻ではなく「入浴の最終受付時刻」から逆算して出発時間を決めてください。
九州は入浴料そのものが安い|大人300円台の温泉が普通にある
九州の温泉付きキャンプ場を語るうえで外せないのが、入浴料の安さです。鹿児島県霧島市の霧島高原国民休養地にある「シンフォニースパ」は入浴料が大人380円・小人150円。源泉温度69度の単純温泉を源泉かけ流しで使っており、露天風呂もあってこの価格です。佐賀県鳥栖市のとりごえ温泉 栖の宿に至っては大人300円・中学生200円・小学生100円。
この価格帯は関東・関西の日帰り温泉(700〜1,200円が中心)と比べると半額以下です。家族4人で3泊すれば入浴料だけで1万円近く差が出ることもあり、九州の車旅が「宿代がかからないのに温泉に毎日入れる」と言われる理由がここにあります。
使い分けとしては、ソロで安く回りたいなら入浴料が安い公営系、家族で確実に湯船を確保したいなら家族風呂のある施設、というのが基本です。福岡県赤村の源じいの森温泉は大人700円と九州の中では標準的な価格ですが、露天岩風呂・露天ジャグジー・ファミリー風呂と湯船の種類が多く、毎月26日の「ふろの日」は400円になります。
ただし安い施設ほど定休日が明確に設定されています。シンフォニースパは毎週水曜定休、とりごえ温泉 栖の宿は火曜定休(祝日は営業)。この曜日に当たると「温泉付きキャンプ場に泊まったのに温泉に入れない」という笑えない事態になるので、予約時に必ず確認してください。
実は「キャンプ場の温泉」は日帰り客が引けた夜がいちばん空いている
意外と知られていないのですが、キャンプ場併設の温泉は日帰り入浴客と宿泊者が同じ浴場を使う施設が多く、混雑のピークは夕方17〜19時台に集中します。日帰り客の多くは夕食前に入って帰るためで、逆に20時以降は宿泊者しか残りません。
大分県竹田市の久住高原オートビレッジのように大浴場の利用時間が11時〜19時と早じまいの施設もありますが、山鳥の森オートキャンプ場のように翌朝8時20分まで入れる施設なら、夜遅くや早朝はほぼ貸切状態になります。写真を撮りたい人や、人目が気になる人ほど時間をずらす価値があります。
具体的な使い方としては、到着日は設営を優先して夕食後の20時以降に入浴、翌朝は撤収前に朝風呂という2回入浴が理想です。ソロキャンプなら深夜の星空と露天風呂を独占できますし、小さい子ども連れなら他の利用者が少ない時間帯のほうが気兼ねなく洗えます。
注意したいのは、施設によって「宿泊者は何度でも無料」ではなく「1回分のサービス券が付く」形式があること。久住高原オートビレッジは入村料(大人600円・子ども400円)に大浴場のサービス券が付く形式です。2回入りたいなら追加料金が必要かどうかを受付で確認しましょう。
温泉付きキャンプ場を探すときは「キャンプ場に温泉がある」で検索するより、「温泉施設がキャンプ場を持っている」で探すほうが当たりが多いです。とりごえ温泉 栖の宿も源じいの森も、本体は温泉・宿泊施設で、キャンプ場が後から併設された形。だから浴場のクオリティが本格的なのです。
失敗しない選び方|「場内」「隣接」「徒歩圏」で快適さは激変する
3つの距離パターンを知れば、予約前に快適さが読める
温泉付きと書かれていても、実際の距離感は3パターンに分かれます。ひとつ目が「場内型」で、キャンプ場の敷地内に浴場がある形。山鳥の森オートキャンプ場のように源泉が敷地から湧いているケースもあります。サンダルで行けるので、湯冷めせず戻れるのが最大の利点です。
ふたつ目が「隣接型」。久住高原オートビレッジは家族風呂・露天風呂を完備した温泉施設とレストランが隣接しており、キャンプ場から歩いて移動できます。青井岳キャンプ場(VALLEY PARK AOIDAKE)も青井岳温泉が同じ敷地圏内にあり、入浴料は入場料に含まれます。
3つ目が「徒歩圏・車で数分型」で、源じいの森キャンプ場がこのタイプ。キャンプ場の住所は福岡県田川郡赤村赤6933-1、温泉である赤村ふるさとセンターは赤5251-3と番地が別で、園内を少し歩く形になります。冬場はタオルを持って歩く距離が地味に効いてくるので、防寒着は必須です。
注意点として、予約サイトの「温泉あり」表示は徒歩圏の外部施設を含んでいる場合があります。予約前に公式サイトで浴場の位置と入浴料の扱い(込みか別料金か)を確認するのが確実です。この確認を怠ると、想定より1人700円×人数分の出費が増えます。
| 場内・隣接型のメリット | 場内・隣接型のデメリット |
|---|---|
| 入浴のための移動と運転がゼロ 入浴後すぐ焚き火・晩酌に移れる 朝風呂を組み込める施設がある 入浴料込みの料金設定が多く総額が読める | 浴場の定休日がそのまま響く 日帰り客と同じ浴場で夕方は混む サイト料金は割高な傾向 受付終了が早い施設がある |
電源サイトの有無で、泊まれる季節が変わる
九州は温暖なイメージがありますが、阿蘇・久住・霧島といった温泉付きキャンプ場が集まるエリアはいずれも高原です。冬は氷点下まで下がり、電気毛布やセラミックヒーターを使うならAC電源付きサイトが現実的な選択肢になります。夏も標高が高いぶん涼しいとはいえ、盆地の熊本市街地から上がってくると寒暖差に驚きます。
電源の実データで比較すると、久住高原オートビレッジは20A電源付きが23区画で1泊6,600円(電源なしは5,500円)。霧島高原国民休養地は20A電源付き27区画で、AC電源使用料が540円/泊と別立てになっています。使用料が別料金の施設は、電源を使わない季節に安く泊まれるのが利点です。
使い方の場面で言えば、冬に電気毛布1枚(消費電力40〜60W前後)を使うだけなら10Aでも足りますが、電気ケトルやドライヤーを併用するなら20Aは欲しいところ。ポータブル電源を持っている人は、電源なしサイトを選んで差額を入浴料に回すという判断もできます。
注意点は、電源付き区画は数が少なく真っ先に埋まること。久住高原オートビレッジの23区画、霧島高原国民休養地の27区画はいずれも予約必須です。特に霧島高原国民休養地は「AC電源は予約必須」と明記されているので、当日申し込みで使えると思わないでください。
水曜に霧島高原国民休養地へ行き、シンフォニースパが定休日で入浴できなかった——という失敗は繰り返し起きています。原因は「キャンプ場が営業していれば温泉も営業している」という思い込み。対策はシンプルで、予約時に温泉側の定休日と最終受付時刻を別々に確認すること。とりごえ温泉 栖の宿は火曜定休(祝日は営業)、シンフォニースパは毎週水曜定休(GW・夏休み・シルバーウィークは営業)と、施設ごとに条件が違います。
予算別に見る、九州の温泉キャンプの現実的な総額
温泉付きキャンプ場の総額は「サイト料+人数分の利用料+駐車料+入浴料」で決まります。ここを分解しておくと、予約サイトの表示価格に惑わされません。もっとも安いのは公営・第三セクター系で、青井岳キャンプ場のテント宿泊は平日で大人800円+駐車料1,000円から。青井岳温泉の入浴料は入場料に含まれるので、ソロなら総額1,800円で温泉付きキャンプが成立します。
中間帯が1万円以下のオートキャンプ場です。久住高原オートビレッジは電源なしサイト5,500円+入村料大人600円×2人で6,700円。100平方メートルの区画に6名まで入れるので、ファミリーなら1人あたりの単価はさらに下がります。
上位帯は貸切風呂やバンガローを組み合わせるスタイル。山鳥の森オートキャンプ場のバンガロー(トイレ・洗面台・シンク付き)は1棟11,000円からで、2026年4月3日より予約日によって料金が変わる価格変動制が導入されています。テント泊が難しい真冬や雨予報の日に、切り替え先として押さえておく価値があります。
注意点は、駐車料が別立ての施設があること。霧島高原国民休養地は普通自動車1,610円/台・泊、軽自動車1,070円/台・泊が入村料とテント代とは別にかかります。2台で行くと駐車料だけで3,000円を超えるので、乗り合わせたほうが得です。

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熊本・大分編|阿蘇と久住高原、源泉に浸かる2か所

山鳥の森オートキャンプ場|敷地内の源泉を朝8時20分まで使い倒す
熊本県阿蘇郡南小国町、黒川温泉にもほど近い山あいにあるのが山鳥の森オートキャンプ場です。最大の特徴は敷地内の源泉から湧く天然温泉「山鳥の湯」で、内湯と外湯を備え、宿泊者は滞在中何度でも利用できます。利用時間は15時30分から翌朝8時20分までと長く、夜と朝の2回入浴が前提の設計になっているのが車旅にはありがたいところです。
料金はオートサイトがサイトS 3,000円、サイトM 4,000円、サイトL 5,000円という区画サイズ別。2026年4月3日から予約日によって金額が変わる価格変動制が導入されているため、実際の金額は予約時に確認してください。バンガローは1棟11,000円からで、トイレ・洗面台・シンクが付いています。AC電源付きサイトもあります。
場面としては、阿蘇・黒川温泉エリアを回る車旅の拠点に向いています。プール(大人500円・子供300円)やテントサウナ、釣り堀もあるので、子連れで丸1日場内で遊ぶ使い方も可能。チェックインは14時、チェックアウトは11時と滞在時間が長めに取れます。
注意点は、電話の問い合わせ対応が土日の9時〜16時に限られること。平日の確認事項はメール(info@yamadori.group)を使うことになります。また高原地帯なので朝晩の冷え込みが強く、真夏でも長袖の上着があると安心です。
| 住所 | 〒869-2402 熊本県阿蘇郡南小国町満願寺6298 |
| 電話番号 | 0967-44-0997(土日9:00〜16:00) |
| 温泉 | 敷地内源泉の天然温泉「山鳥の湯」内湯・外湯/宿泊者は何度でも利用可(15:30〜翌8:20) |
| 料金 | オートサイト S 3,000円/M 4,000円/L 5,000円、バンガロー1棟11,000円〜(価格変動制) |
| チェックイン/アウト | 14:00/11:00 |
| 公式サイト | yamadori.group |
久住高原オートビレッジ|大草原の100平方メートル区画と露天・サウナ
大分県竹田市の久住高原にあるのが久住高原オートビレッジです。くじゅう連山を望む大草原の中に区画が並び、1区画は100平方メートル。6名まで利用できる広さで、大型テントとタープを張っても余裕があります。隣接する温泉施設には内風呂・露天風呂・サウナを備えた大浴場に加えて家族風呂もあり、キャンプ場から歩いて向かえます。
料金体系はサイト料と入村料の2階建てです。サイト料は電源付(20A)6,600円、電源なし5,500円、フリーサイト3,850円。入村料は大人600円・子ども(3歳〜小学生)400円で、これに大浴場のサービス券が付きます。6名を超える場合は小学生以上1名につき1,000円の追加です。
使う場面としては、阿蘇から やまなみハイウェイを南下する車旅の中継地に最適です。標高が高く夏でも夜は涼しいため、8月の九州でエアコンなしで眠れる数少ないエリア。チェックインは13時、チェックアウトは11時と余裕があり、朝はゆっくり撤収できます。
注意点は大浴場の利用時間が11時〜19時と早じまいであること。18時に到着して設営してから、では間に合わない可能性があります。到着予定が夕方になる日は、設営より先に入浴を済ませるのが正解です。電源付は23区画しかないため、冬の週末は早めの予約が必須になります。
| 住所 | 〒878-0205 大分県竹田市久住町白丹7571-23 |
| 電話番号 | 0974-64-3111 |
| 温泉 | 隣接温泉施設に大浴場(内風呂・露天風呂・サウナ)・家族風呂/利用時間11:00〜19:00、入村料にサービス券付き |
| 料金 | 電源付サイト6,600円/電源なし5,500円/フリーサイト3,850円+入村料 大人600円・子ども400円 |
| チェックイン/アウト | 13:00/11:00 |
| 公式サイト | 久住高原コテージ公式 |
阿蘇〜久住を1泊2日でつなぐルートの組み立て方
この2か所は直線距離で40km ほど、車で1時間半前後の位置関係にあります。1日目に山鳥の森オートキャンプ場(南小国町)、2日目に久住高原オートビレッジ(竹田市)という順で回ると、やまなみハイウェイを南下しながら阿蘇の外輪山と久住の大草原を両方味わえます。逆回りにすると午後の光を背にして走ることになるので、写真を撮るなら南下がおすすめです。
時間配分の目安は、山鳥の森を11時にチェックアウト→黒川温泉周辺で昼食→やまなみハイウェイ経由で13時のチェックインに合わせて久住着。移動が短いので、途中で瀬の本高原の展望所に寄る余裕があります。連泊で温泉を2種類楽しめるのが、温泉密度の高い九州ならではの組み方です。
予算面では、ソロで電源なしサイトを使った場合の2泊総額はサイト料3,000円+5,500円+入村料600円で9,100円前後。宿に2泊すると2万円は超える エリアなので、温泉に毎日入れることを考えると割安です。夫婦2人なら入村料が1,200円になるだけで、ほぼ同額で泊まれます。
注意点は冬季の路面です。やまなみハイウェイは標高1,000mを超える区間があり、12月〜3月は積雪・凍結があります。ノーマルタイヤでの走行は避け、通行止め情報を出発前に確認してください。高原の夜は氷点下になるため、電源付きサイトか十分な防寒装備が前提になります。

「大分でキャンピングカーを始めたいけど、どこで買えるの?」「いきなり買うのは不安だから、まずはレンタルで試したい」——温泉とグルメ、そして海も山もそろう大分は、…
宮崎・鹿児島編|入浴料込みで泊まれる高コスパ2か所
青井岳キャンプ場|入浴料込みで大人800円、RVパークも併設
宮崎県都城市の青井岳キャンプ場(VALLEY PARK AOIDAKE)は、コストパフォーマンスで見れば九州随一です。テント宿泊の入場料+施設使用料は平日800円/大人、土日祝前日1,200円/大人、ハイシーズン1,600円/大人。これに駐車料が1,000〜1,400円/台かかりますが、青井岳温泉の入浴料は入場料に含まれています。
この記事を読んでいる車中泊派にとって見逃せないのが、RVパークが併設されている点です。RVパークは平日2,000円/台、土日祝前日2,400円/台、ハイシーズン2,800円/台で電源・水場あり。テントを張らずにキャンピングカーや車中泊仕様のミニバンでそのまま泊まり、温泉に入って眠るという使い方が成立します。電源・水場のない車中泊エリアもあります。
場面別に見ると、ソロの弾丸車旅ならテント宿泊で総額1,800円、装備を出したくない雨の日はRVパークで2,000円+温泉、家族で連泊するならケビン(平日1室10,000円)と、同じ敷地内で3通りの泊まり方を選べるのが強みです。宮崎自動車道の山之口スマートICから近く、九州縦断の中継地としても機能します。
注意点はチェックイン・アウト時刻が宿泊形態ごとに違うこと。テント宿泊はイン9:30〜17:00/アウト9:30〜12:00、RVパーク・車中泊はイン12:00〜17:00/アウト9:30〜12:00、ケビンはイン15:00〜17:00/アウト9:30〜10:00です。いずれも受付は17時までなので、遅い到着はできません。
| 住所 | 〒889-1803 宮崎県都城市山之口町山之口2123 |
| 電話番号 | 090-1246-5907(キャンプ場)/0986-57-2177(青井岳温泉) |
| 温泉 | 青井岳温泉。入浴料は入場料に含む |
| 料金 | テント宿泊 平日800円/大人〜(別途駐車料1,000〜1,400円/台)、RVパーク 平日2,000円/台〜、ケビン1室 平日10,000円〜 |
| チェックイン/アウト | テント9:30〜17:00/9:30〜12:00、RVパーク12:00〜17:00/9:30〜12:00 |
| 公式サイト | VALLEY PARK AOIDAKE |
霧島高原国民休養地|源泉かけ流し380円と約300サイトのフリーエリア
鹿児島県霧島市牧園町の霧島高原国民休養地は、規模で圧倒するキャンプ場です。車の乗り入れができるフリーサイトが約300サイト分あり、繁忙期でも場所を探して途方に暮れることが少ないのが強み。20A電源付きの区画が27あり、こちらは予約必須です。山小屋風のケビン(6畳・畳部分5畳)は1泊4,400円。
温泉は場内の「シンフォニースパ」。泉質は単純温泉で源泉温度69度、源泉かけ流しの露天風呂があって入浴料は大人380円・小人150円です。営業は9時〜20時(最終受付19時30分)と、キャンプ場併設の温泉としては長め。定休日は毎週水曜(GW・夏休み・シルバーウィークは営業)です。
料金の組み立ては細分化されています。入村料が大人220円・小人170円、持ち込みテントが普通サイズ1,610円/張・一人用810円/張、駐車料が普通自動車1,610円/台・泊、軽自動車1,070円/台・泊、AC電源540円/泊、ごみ処分料300円/3袋セット。ソロで軽自動車+一人用テントなら、入村料220円+テント810円+駐車料1,070円=2,100円に入浴料380円という計算になります。
注意点はチェックイン・アウト時刻の変則さです。チェックインは12時から日没まで(水曜のみ16時30分まで)、チェックアウトは12時。水曜は温泉が休みで受付も早じまいなので、この曜日は候補から外すのが無難です。ごみは有料処分が基本なので、持ち帰り前提の装備にしておくと出費を抑えられます。
| 住所 | 鹿児島県霧島市牧園町高千穂3311 |
| 電話番号 | 0995-78-2004 |
| 温泉 | シンフォニースパ/単純温泉・源泉温度69度・源泉かけ流し・露天風呂あり/9:00〜20:00(最終受付19:30)・水曜定休 |
| 入浴料 | 大人380円/小人150円 |
| キャンプ料金 | 入村料 大人220円・小人170円/持ち込みテント1,610円(一人用810円)/駐車料 普通車1,610円・軽1,070円/AC電源540円/ケビン4,400円 |
| 公式サイト | 霧島高原 国民休養地 |
南九州を回るなら、火山と温泉の距離感を頭に入れておく
青井岳(都城市)と霧島高原国民休養地(霧島市牧園町)は車で1時間ほど。宮崎自動車道と九州自動車道でつながっており、南九州の車旅では自然に組み合わせられる2か所です。どちらも霧島連山の火山活動が生んだ温泉地帯に位置し、湯量の豊富さがそのまま入浴料の安さに反映されています。
ルートとしては、宮崎市方面から入るなら青井岳→霧島、鹿児島市方面からなら霧島→青井岳。霧島側からえびの高原を経由して熊本方面へ抜ければ、そのまま久住・阿蘇の温泉キャンプ場につなげられます。九州を縦に貫く温泉キャンプ旅が1週間で組めるのは、他の地方にはない密度です。
予算の目安は、ソロ・軽自動車で2泊した場合、青井岳1,800円+霧島2,480円(入村料+一人用テント+軽自動車駐車料+入浴料)で合計4,280円前後。宿泊費としては驚くほど安く、その分を食事やガソリンに回せます。
注意すべきは火山情報です。霧島連山は活火山で、噴火警戒レベルによって周辺道路や登山道が規制されることがあります。えびの高原方面へ抜ける計画がある人は、出発前に気象庁の火山情報を確認してください。硫黄の匂いが強いエリアでは、車内での長時間の窓閉め切りも避けたほうが無難です。
福岡・佐賀編|都市部から1時間で行ける温泉キャンプ2か所
源じいの森キャンプ場|露天岩風呂とジャグジー、区画は2,200円から
福岡県田川郡赤村の源じいの森は、キャンプ場・宿泊施設・温泉が一体になった自然学習村です。福岡市内から車でおよそ1時間半、北九州市からなら1時間圏内で、週末に思い立って行ける距離にあります。源じいの森温泉(赤村ふるさとセンター)には露天岩風呂・露天ジャグジー風呂・ファミリー風呂があり、入浴料は大人700円です。
キャンプ場の料金はフリーサイトがA日程3,000円(5名・2幕まで)/B日程3,300円、区画サイトがA日程2,200〜4,500円/B日程2,500〜5,000円。区画によって値段が変わる設定で、安い区画なら2,200円から泊まれます。宿泊キャンプのチェックインは13時(18時までに完了)、チェックアウトは11時です。
使い方の場面としては、平成筑豊鉄道の源じいの森駅が目の前という立地を活かした「乗り鉄+キャンプ」が定番。車で行く場合も、川遊びや遊歩道の散策と温泉をセットにできるので、小さい子どもを連れた1泊デビューに向いています。デイキャンプは9時〜17時で、日帰りで温泉と焚き火だけ楽しむのも可能です。
注意点は電源事情です。コイン式電源(100V)とコイン式照明があるのは区画17(東屋)のみで、各1時間100円。他の区画では電源が使えないため、冬に電気毛布を使いたいならポータブル電源の持参が前提になります。温泉は大浴場が10時〜21時(受付終了20時)、家族風呂の受付終了は19時です。
| 住所 | 〒824-0431 福岡県田川郡赤村赤6933-1 |
| 電話番号 | 0947-62-2911(キャンプ場)/0947-62-2851(温泉) |
| 温泉 | 源じいの森温泉(赤村ふるさとセンター・赤5251-3)/露天岩風呂・露天ジャグジー・ファミリー風呂/大浴場10:00〜21:00(受付終了20:00) |
| 入浴料 | 大人700円(毎月26日「ふろの日」は400円) |
| キャンプ料金 | フリーサイト3,000円〜3,300円/区画サイト2,200〜5,000円/IN 13:00・OUT 11:00 |
| 公式サイト | 源じいの森キャンプ場 |
とりごえ温泉 栖の宿|総額1,400円台、入浴料300円の一軒宿キャンプ
佐賀県鳥栖市河内町の「とりごえ温泉 栖の宿」は、日帰り温泉と宿泊を兼ねた一軒宿にキャンプ場が併設された施設です。全区画がオートサイトで車を横付けでき、荷物の積み下ろしが楽なのが特徴。九州自動車道の鳥栖ICから近く、福岡・佐賀・久留米方面からのアクセスが良好です。
料金の安さが際立ちます。宿泊利用は区画料550円+大人550円・中小学生400円・幼児無料。デイ利用は区画料550円+大人450円・中小学生300円です。温泉の入浴料は大人300円・中学生200円・小学生100円で、ソロなら区画料550円+大人550円+入浴料300円の合計1,400円で温泉付きキャンプが成立します。
場面としては、金曜の仕事終わりに走って1泊するような週末キャンプに向いています。チェックインが11時〜18時と幅広く、チェックアウトは10時30分。夫婦2人で泊まっても区画料550円+大人550円×2+入浴料300円×2=2,250円と、外食1回分に収まります。
注意点は火曜定休(祝日は営業)であること。また電源の有無は公式サイトの料金表に記載がないため、電気毛布やポータブル電源前提の装備を考えている人は予約時の電話確認が必要です。日帰り入浴は10時30分〜18時(最終受付17時30分)で、夜遅くの入浴はできません。
| 住所 | 佐賀県鳥栖市河内町2352番地 |
| 電話番号 | 0942-82-5005 |
| 温泉 | とりごえ温泉/日帰り入浴10:30〜18:00(最終受付17:30) |
| 入浴料 | 大人300円/中学生200円/小学生100円 |
| キャンプ料金 | 宿泊 区画料550円+大人550円・中小学生400円/デイ 区画料550円+大人450円・中小学生300円 |
| チェックイン/アウト | 11:00〜18:00/10:30(火曜定休・祝日は営業) |
| 公式サイト | とりごえ温泉 栖の宿 |
初めての1泊なら、都市近郊の温泉キャンプ場から始める
温泉付きキャンプ場デビューでいきなり久住や霧島の高原へ向かうと、荷物の不足に気づいても買い足しに30分以上かかります。福岡・佐賀の2か所は市街地から近く、ホームセンターやスーパーが車で15分圏内。忘れ物のリカバリーが効くという意味で、初回に向いています。
装備の目安としては、初回は「寝具(マット+シュラフ)」「照明」「クーラーボックス」の3点だけ本気で揃えて、調理器具は最小限にするのが失敗しないコツ。温泉があるならシャワー設備を気にしなくていいので、その分の予算を寝具に回せます。マットの厚みが不足していると地面の凹凸で眠れないので、ここだけはケチらないでください。
予算別で言えば、5,000円以下ならとりごえ温泉 栖の宿でソロ1,400円+食材費、1万〜3万円なら源じいの森の区画サイトで家族4人+温泉、3万円以上を出すなら山鳥の森のバンガローで天候リスクをゼロにする、という組み立てになります。
注意点は、都市近郊ほど週末の予約が埋まりやすいこと。特に源じいの森は福岡都市圏からのアクセスが良く、春秋の連休は早い段階で満場になります。日程が固まった時点で押さえ、天候が悪ければキャンセル規定の範囲で調整するほうが確実です。

「福岡で車中泊してみたいけど、どこに泊まれば安心なの?」——博多や天神の観光、糸島の海、久留米のグルメと、福岡は車旅の目的地が詰まったエリアです。でも、いざ泊ま…
6か所の料金・電源・入浴料を横並び比較|九州温泉付きキャンプ場の総額データ
ソロ1泊の総額で並べると、順位がはっきり見える
各施設の公式料金をもとに、ソロ・普通自動車1台・電源なしで1泊した場合の総額を算出したのが下の表です(車中泊&キャンピングカーの教科書調べ、2026年8月時点の公式サイト掲載金額)。入浴料が別立ての施設は大人1回分を加算しています。予約日や季節によって変動する施設があるため、実際の金額は予約時に確認してください。
| 施設名(県) | サイト料等 | 入浴料 | ソロ1泊総額目安 | 電源 |
|---|---|---|---|---|
| とりごえ温泉 栖の宿(佐賀) | 区画550円+大人550円 | 300円 | 1,400円 | 要確認 |
| 青井岳キャンプ場(宮崎) | 平日800円+駐車1,000円〜 | 入場料に込み | 1,800円〜 | RVパークのみ○ |
| 霧島高原国民休養地(鹿児島) | 入村220円+テント810円〜+駐車1,610円 | 380円 | 3,020円〜 | ○(540円・27区画) |
| 山鳥の森オートキャンプ場(熊本) | サイトS 3,000円〜 | 宿泊者は何度でも可 | 3,000円〜 | ○ |
| 源じいの森(福岡) | 区画2,200円〜 | 700円 | 2,900円〜 | 区画17のみ(100円/時) |
| 久住高原オートビレッジ(大分) | フリー3,850円+入村600円 | 入村料にサービス券 | 4,450円〜 | ○(6,600円・23区画) |
この表から読み取れるのは、九州温泉付きキャンプ場の価格帯が1,400円から4,500円という、本州の同等施設と比べて明確に安い水準にあること。入浴料が込みの施設(青井岳・山鳥の森・久住高原)は連泊するほど得になり、入浴料が別立ての施設(霧島・源じいの森・とりごえ)は入らない日を作れば節約できます。
家族4人になると、料金体系の差が一気に効いてくる
人数が増えると、料金体系の違いが総額を大きく動かします。区画あたりの定額制と、1人あたりの人数課金制では、4人家族の総額が倍近く変わることがあります。久住高原オートビレッジはフリーサイト3,850円+入村料(大人600円×2+子ども400円×2)で5,850円。1区画100平方メートルに6名まで入れるので、大人数ほど単価が下がります。
一方でとりごえ温泉 栖の宿は区画料550円+大人550円×2+中小学生400円×2=2,250円に入浴料(大人300円×2+小学生100円×2)800円で3,050円。人数課金でありながら単価が安いため、家族連れでも総額を抑えられます。
青井岳キャンプ場は大人1人あたりの入場料に入浴料が含まれる形式なので、平日に大人2人+子ども2人なら入場料と駐車料の合計で3,000円前後。入浴料が別途かからないぶん、風呂好きの家族には有利です。
注意点は、施設によって「小人」の年齢区分が違うこと。久住高原オートビレッジは3歳〜小学生が子ども料金、霧島高原国民休養地は小学生のみが小人扱いで中学生は大人料金です。中学生の子どもがいる家庭は、大人料金で計算しておくと予算がぶれません。
連泊するなら、入浴料込みの施設に軍配が上がる
3泊以上の長期滞在を考えると、選び方の基準が変わります。入浴料が別立ての霧島高原国民休養地で大人2人が3泊すると、入浴料だけで380円×2人×3泊=2,280円。源じいの森なら700円×2人×3泊=4,200円になります。この金額は、サイト料1泊分に匹敵します。
これに対して山鳥の森オートキャンプ場は宿泊者が何度でも温泉を使えるので、3泊しようが入浴コストはゼロ。1日2回入れば実質6回分の入浴が料金に含まれる計算になり、単価で見ると最も割安になります。青井岳キャンプ場も入浴料が入場料に含まれる形式で、連泊向きです。
使い分けの目安としては、1〜2泊の週末キャンプなら安さ優先でとりごえ温泉 栖の宿や青井岳、3泊以上の車旅なら入浴料込みで温泉のクオリティが高い山鳥の森や久住高原、という判断になります。長期旅で洗濯や食材補給が必要な人は、都市部へのアクセスも加味してください。
注意点は、連泊割引の有無が施設によって違うこと。今回の6か所は公式サイトに連泊割引の記載がないため、単純に泊数分の料金がかかる前提で予算を組んでください。また山鳥の森オートキャンプ場は2026年4月3日から価格変動制になっており、連休中は平日より高くなる可能性があります。
車中泊スタイルで温泉付きキャンプ場に泊まるときの注意点
キャンプ場は「テント前提」|車中泊が可能かは事前確認が鉄則
キャンピングカーや車中泊仕様の車で温泉付きキャンプ場を使いたい場合、まず確認すべきは「テントを張らずに車内で寝ることを認めているか」です。オートキャンプ場は車の乗り入れができても、車中泊を料金体系上どう扱うかは施設ごとにバラバラ。テント1張り分の料金を求められることも、車中泊専用の区分が用意されていることもあります。
今回の6か所で明確に車中泊に対応しているのが青井岳キャンプ場です。RVパーク(電源・水場あり)が平日2,000円/台から用意され、電源・水場なしの車中泊エリアもあります。チェックインは12時〜17時、チェックアウトは9時30分〜12時。キャンピングカーでそのまま乗り付けて温泉に入れる、車旅派には理想的な構成です。
他の施設では、霧島高原国民休養地のように駐車料が台数課金の施設だと、テント代を別途払う形になります。持ち込みテント(一人用)810円を払ってタープだけ張り、寝るのは車内という使い方は現実的ですが、事前に電話で確認しておくとトラブルになりません。
注意点は、車中泊を断っている施設で無断で車内泊をしないこと。管理人が巡回する施設も多く、翌年から利用を断られるリスクがあります。「車で寝てもいいですか」と一言聞くだけで済む話です。
夏の高原でも油断は禁物|エンジン停止で寝る前提の装備を
久住高原や霧島高原は標高が高く、真夏でも夜は過ごしやすいエリアです。ただし「高原だから涼しいはず」と装備を持たずに行くと痛い目を見ます。とくに梅雨明け直後の無風の夜や、標高の低い青井岳・源じいの森・とりごえ温泉のような場所では、車内温度が下がりきらないことがあります。
対策の基本は、エンジンを切った状態で眠れる装備を用意すること。USB扇風機(消費電力3〜5W程度)とポータブル電源の組み合わせは、容量500Wh前後の機種なら一晩中回しても余力があります。窓に網戸を付けて対角線上の2か所を開ければ、風が抜けて体感温度が下がります。
場面別に見ると、ソロなら扇風機1台で足りますが、家族4人で車中泊するなら人数分の熱がこもるので、車内高の高いキャンピングカーやハイルーフ車でないと厳しくなります。真夏に4人で行くなら、テント泊とケビン泊を検討したほうが確実です。
注意点として、エアコンを使うためのアイドリングは避けてください。排気ガスが車体の下に滞留し、一酸化炭素が車内に入り込む危険があります。加えて隣のサイトへの騒音・排気の迷惑にもなり、キャンプ場によっては明確に禁止されています。体調に異変を感じたらすぐに車外に出て、必要なら医療機関に連絡してください。
「標高が高いから涼しい」と扇風機もマットも持たずに車中泊し、無風の夜に寝苦しくて一睡もできなかった——というパターンは毎年繰り返されます。原因は気温だけを見て、車内にこもる熱と湿気を計算に入れていないこと。対策は、扇風機とポータブル電源、そして地面からの熱を遮る厚手のマットを標準装備にすること。九州は9月いっぱいまで暑さが残るエリアなので、装備の切り替えは10月からと考えておくと安全です。
温泉の後こそ、水分と休憩を挟む
温泉に入った直後は血圧が変動しやすく、脱水も進んでいます。キャンプ場の温泉は入浴料が安いぶん何度も入りたくなりますが、続けて長湯をすると立ちくらみを起こしやすくなります。とくに源泉温度69度の霧島高原国民休養地のような高温泉は、湯船での滞在時間を短めに区切るのが基本です。
実践的な対策は、入浴前と入浴後にそれぞれコップ1杯以上の水を飲むこと。クーラーボックスに水のペットボトルを常備しておき、脱衣所から戻ったらまず1本開けるという習慣にすると忘れません。アルコールは入浴前後どちらも避け、乾杯は水分を取って落ち着いてからにしてください。
場面別に言えば、朝風呂を組み込む山鳥の森オートキャンプ場のような施設では、起き抜けの入浴が特に注意です。就寝中に失われた水分が回復していない状態で高温の湯に入ることになるので、起床後に一杯飲んでから向かいましょう。
注意点として、体調に不安がある人や持病のある人は、入浴の可否を主治医に相談してください。この記事は施設情報の紹介であり、医学的な判断を提供するものではありません。異変を感じたら無理をせず、施設のスタッフに声をかけるのが最優先です。
荷物は「温泉セット」を分けておくと動きが速い
温泉付きキャンプ場を使いこなす人ほど、入浴道具を1つのバッグにまとめています。タオル・着替え・シャンプー・小銭・サンダルをひとまとめにしておけば、設営が終わった瞬間にそれだけ持って湯へ向かえます。逆に道具が車内に散らばっていると、探すだけで10分溶けます。
小銭を入れておく理由は、コインロッカーや自動販売機、そして源じいの森のようなコイン式電源(1時間100円)に対応するためです。キャッシュレス決済に対応していない施設も多く、入浴料が現金のみというケースもあります。100円玉を20枚ほど常備しておくと安心です。
場面としては、雨の日に効果が出ます。温泉セットが一箇所にまとまっていれば、車から浴場までの往復が1回で済み、荷物も濡れません。撤収時も、濡れたタオルだけを分けて袋に入れられます。
注意点は、シャンプー・ボディソープの備え付けがない施設があること。とくに公営系の安価な浴場は備え付けなしのことがあり、現地で買うと割高です。予約時に確認するか、常にトラベルサイズを車に積んでおくのが車旅の基本装備になります。
まとめ|九州の温泉付きキャンプ場は1,400円から始められる
九州の温泉付きキャンプ場を選ぶ基準は、突き詰めると3つです。ひとつ目は入浴料が利用料に含まれるかどうか。連泊するほど「込み」の施設が有利になり、山鳥の森オートキャンプ場のように宿泊者が何度でも入れる施設は実質的な単価が最も安くなります。ふたつ目は温泉の定休日と最終受付時刻。キャンプ場が営業していても温泉が休みという事態は普通に起こります。3つ目は電源サイトの有無で、高原の冬に泊まるなら死活問題になります。
今回紹介した6か所は、いずれも公式サイトで料金が公開されている施設です。とりごえ温泉 栖の宿の1,400円から久住高原オートビレッジの4,450円まで、ソロ1泊の総額は本州の同等施設の半額程度。九州の車旅が「毎日温泉に入っても宿代より安い」と言われる根拠が、この価格帯にあります。
最初の一歩としておすすめなのは、自宅から2時間以内の1か所を選んで週末に1泊してみることです。福岡・佐賀圏なら源じいの森かとりごえ温泉 栖の宿、宮崎・鹿児島圏なら青井岳キャンプ場、熊本・大分圏なら久住高原オートビレッジ。1回泊まれば「温泉が場内にあるとこんなに楽なのか」という感覚が掴め、次の遠征先を選ぶ目が変わります。
そのうえで、車中泊スタイルを試したいなら青井岳キャンプ場のRVパークが入口として最適です。テント設営が不要で、電源・水場が使えて、温泉が入場料に含まれる。車で寝る旅の快適さを確かめるには、これ以上ない条件が揃っています。まずは予約サイトで空き状況を見て、温泉の定休日と重ならない日程を押さえるところから始めてみてください。
※料金・営業時間は2026年8月時点で各施設の公式サイトに掲載されている情報です。最新情報は公式サイトでご確認ください。

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