キャンプの夜、いちばん困るのがお風呂です。汗と焚き火の煙を落とせないまま寝袋に入ると、翌朝の目覚めがどんよりする。かといって温泉を探して30分もクルマを走らせるのは、せっかくのキャンプが台無しになります。
結論から言うと、答えは「温泉があるキャンプ場」を最初から選ぶことです。場内に日帰り温泉が併設されているキャンプ場なら、テントやクルマから歩いて数分で湯船に入れます。しかも入浴料は750円〜880円ほど、施設によっては宿泊当日は何度でも入り放題。設営して、温泉に浸かって、焚き火をして、寝る前にもう一度入る。この流れが組めるだけで、キャンプの満足度は別物になります。
この記事では、場内または敷地内に天然温泉を持つキャンプ場を全国から6か所ピックアップし、料金・泉質・電源の有無・入浴条件を公式情報ベースで比較します。あわせて、車中泊スタイルで利用するときの注意点や、予約が取れないときの回避策までまとめました。温泉付きキャンプ場は人気が高く、条件を知らずに予約すると「温泉が定休日だった」という事故が起きやすいジャンルです。そこも含めて先回りしておきましょう。
・温泉があるキャンプ場の3タイプと、快適さが変わる決定的な違い
・全国6か所の実料金(サイト料・入浴料・電源の有無)を並べた比較
・「温泉が定休日」「入浴は1回だけ」といった予約前に潰すべき落とし穴
・車中泊スタイルで温泉付きキャンプ場を使うときのマナーと防寒対策
温泉があるキャンプ場は3タイプ|場内・隣接・徒歩圏で満足度が変わる

ひとくちに「温泉付き」と言っても、実際の距離感は施設によってまるで違います。予約サイトの「温泉あり」タグだけを見て決めると、着いてから「クルマで15分の日帰り温泉の割引券がもらえるだけだった」というズレが起きます。まずは3タイプの違いを押さえてください。
場内型は湯冷めゼロ|サイトから浴場まで数十歩という贅沢
もっとも快適なのが、キャンプ場の敷地内に温泉浴場がある場内型です。塩原グリーンビレッジ(栃木県那須塩原市)は場内の「森のいで湯 福のゆ」まで徒歩ほぼ0分、湯河原温泉神谷キャンプ場(神奈川県湯河原町)にいたっては3本の源泉を持つ温泉宿の敷地がそのままキャンプ場になっています。
このタイプの価値は「湯冷めしない」の一点に尽きます。冬キャンプで温まった体が、駐車場まで歩くあいだに冷えきってしまうのはよくある話。場内型なら濡れた髪のままサンダルでサイトに戻れるので、就寝直前の入浴が現実的な選択肢になります。ソロキャンプでも夫婦旅でも、夜と朝の2回入るのが定番の使い方です。
注意点は、人気ゆえに予約が取りづらいこと。土日と連休は3か月前の受付開始日に埋まる施設が珍しくありません。また日帰り入浴客と時間帯が重なるため、17時〜19時の浴場は混みます。混雑を避けたいなら、設営後すぐの15時台か、日帰り営業が終わる直前を狙うのが現実的です。
隣接型は設備のグレードが高い|日帰り温泉の本気の浴場を使える
キャンプ場が日帰り温泉施設に併設されているのが隣接型です。十二坊温泉ゆらら ファミリーキャンプ場(滋賀県湖南市)や、ならここの里キャンプ場(静岡県掛川市)がこの形。運営母体が温泉施設なので、露天風呂・ドライサウナ・食事処・岩盤浴まで揃っていることが多く、浴場のグレードは場内型を上回るケースもあります。
十二坊温泉ゆららの場合、修験の湯と百伝の湯の2つの浴場にドライサウナが入り、露天風呂は源泉かけ流し。受付時に入浴券を購入すれば、宿泊日当日は何度でも利用できます。キャンプ場から歩いて行ける距離なので、実質的な使い勝手は場内型と変わりません。
デメリットは、温泉施設の定休日や営業時間がキャンプ場と別管理になっている点です。キャンプ場は年中無休でも、温泉が火曜定休というパターンがあります。予約時に「宿泊日に温泉が営業しているか」を必ず確認してください。混雑度も日帰り客に左右されるため、地元の人が集まる週末夕方は脱衣所が手狭になります。
徒歩圏・車移動型は選択肢が広がる|ただし飲酒後の移動が壁になる
3つめが、キャンプ場から徒歩10分以内、あるいはクルマで5〜10分の温泉を利用するタイプです。選べる施設数が一気に増え、有名温泉地の名湯に入れるという魅力があります。料金も日帰り温泉の通常料金なので、500円台から選べることも。
ただし車旅では致命的な制約が1つあります。焚き火をしながらビールを飲んだあとは、温泉までクルマを出せません。つまり「入浴を先に済ませる」という時間割が固定されてしまい、寝る前のひとっ風呂という選択肢が消えます。夏場は虫刺されや汗を落としてから寝たい場面が多く、この制約は思った以上に効いてきます。
徒歩圏なら飲酒後でも行けますが、冬は湯冷めのリスクが上がります。防寒着と替えのソックスをセットで持ち、浴場を出る前に髪をしっかり乾かしてから外に出るのが基本です。ファミリーで小さな子ども連れの場合は、暗い夜道の移動そのものが負担になるので、場内型か隣接型を選んだほうが無難です。
| 比較項目 | 場内型 | 隣接型 | 徒歩圏・車移動型 |
|---|---|---|---|
| 寝る前の入浴 | ◎ | ○ | ×(飲酒時) |
| 浴場の設備 | ○ | ◎ | ◎ |
| 予約の取りやすさ | × | △ | ○ |
| 冬の湯冷めリスク | 低い | 低い | 高い |
道の駅・RVパークとの違いは「焚き火ができるかどうか」
温泉に入って泊まるだけなら、温泉併設の道の駅やRVパークという選択肢もあります。実際、RVパークは温泉施設の駐車場を活用した区画が多く、入浴料込みで2,000円台という施設もあります。設営が不要なので、移動日の中継地としては合理的です。
キャンプ場との決定的な違いは、焚き火とタープ設営の可否です。道の駅やRVパークは原則として火気の扱いに制限があり、テーブルと椅子を出す程度にとどめるのがマナー。対してキャンプ場なら、焚き火台を出して炭火で肉を焼き、タープの下で夜を過ごせます。「移動の途中で温泉と睡眠だけ確保したい」ならRVパーク、「その場所で1日過ごしたい」ならキャンプ場、という使い分けが素直です。
もう1つの違いが滞在時間です。RVパークはチェックイン15時・アウト12時前後が多く、道の駅は「休憩の範囲」が原則。キャンプ場は13時イン・12時アウトで23時間滞在できる施設もあり、朝ゆっくりコーヒーを淹れる時間が取れます。時間の使い方で選ぶと失敗が減ります。

「温泉に入ってそのまま車で眠れたら、旅がどれだけラクになるだろう」——車中泊をしていると、一度はそう考えるものです。日帰り入浴施設を探して、駐車場を探して、また…
湯上がりを台無しにしない選び方|予約前に潰したい5つの条件
温泉付きキャンプ場は「温泉がある」だけで選ぶと外します。同じ「温泉あり」表記でも、総額も快適さも倍近く変わるからです。予約ボタンを押す前に、次の条件を確認してください。
温泉の定休日とキャンプ場の営業日は別カレンダーで動いている
もっとも多い失敗が、キャンプ場は営業しているのに温泉が休みだったというパターンです。ならここの湯(静岡県掛川市)は第1・3火曜が定休で、令和8年9月1日からは毎週火曜定休に変更予定。露天こぶしの湯(長野県駒ヶ根市)は毎週木曜が定休日です。平日の安い日を狙って予約したら、狙った曜日が温泉の定休日だった——これは実際に起きます。
対策はシンプルで、キャンプ場の予約ページと温泉施設のページを別々に開いて、宿泊日のカレンダーを両方確認することです。同じ運営でもWebサイトが分かれている施設が多いため、キャンプ場の予約完了メールだけでは温泉の営業可否はわかりません。祝日・GW・お盆・年末年始は定休日でも営業する施設が多いので、そこも合わせてチェックします。
もう1つ見落としがちなのが、最終受付時刻です。ならここの湯は営業終了20時に対して最終受付19時・入浴最終19時30分。設営に手間取って18時に到着すると、夕食前に入る余裕がありません。到着予定が遅くなりそうな日は、先に温泉、後から設営という順番に切り替えるのが現実的です。
失敗例:平日料金の安い火曜に予約したら、併設温泉が定休日で入れず、結局クルマで20分の日帰り温泉に走るはめになった。
原因:キャンプ場と温泉施設の営業カレンダーが別管理だったこと。
対策:予約前に「キャンプ場の営業日」と「温泉の定休日・最終受付時刻」を別々に確認する。電話1本でも確実に潰せます。
入浴料が宿泊費に含まれるか、別料金かで総額が2,000円変わる
温泉付きキャンプ場の料金表示は、サイト料金と入浴料が分かれているのが一般的です。湯河原温泉神谷キャンプ場は温泉が別料金で大人880円・小学生440円。大人2人と小学生1人なら1回入るだけで2,200円が加算されます。サイト料金だけを比較して「こっちが安い」と判断すると、実際の支払額で逆転することがあります。
逆に、宿泊者向けの割引が用意されている施設もあります。駒ヶ根Camping Resortの露天こぶしの湯は通常大人750円・小人500円のところ、宿泊者は100円引き。塩原グリーンビレッジには宿泊者専用の野天風呂があり、日帰り客とは別の湯船を使えます。こうした特典は予約サイトの一覧には出てこないので、公式サイトの宿泊者ページを読み込む価値があります。
比較するときは「サイト料金+人数料金+環境協力費+入浴料×人数×回数」で総額を出してください。とくに環境保全費・管理費の扱いは施設差が大きく、塩原グリーンビレッジは管理費が大人1,800円・子ども900円、駒ヶ根Camping Resortは環境保全費が1人500円(ペットも500円)。人数が増えるほど効いてくる項目です。
「入り放題」と「1回券」は、キャンプの組み立てそのものが変わる
同じ入浴料でも、1回きりなのか滞在中フリーなのかで価値がまったく違います。十二坊温泉ゆららは受付時に入浴券を購入すれば宿泊日当日は何度でも入浴可能。湯河原温泉神谷キャンプ場は源泉かけ流しの湯に24時間好きなだけ入れる仕組みです。
入り放題が効くのは、設営直後・夕食後・就寝前・起床後という4回のタイミングを自由に使えるからです。とくに夏は、汗をかいたら流せるという安心感が効きます。焚き火で服に煙のにおいが染みても、寝る前にもう一度流せば快適に眠れます。ソロキャンプで時間の自由が効く人ほど、入り放題の恩恵は大きくなります。
逆に1回券の施設では、入浴のタイミングを1回に賭けることになります。この場合は夕食前の入浴が定石。日没後は気温が下がり、髪を乾かしきる前に外へ出ると体が冷えます。子ども連れなら明るいうちに入れてしまうほうが、着替えの管理も楽です。なお入り放題でも、深夜の入浴が可能かどうかは施設ごとに違うので、24時間対応と書かれていない限り期待しないほうが安全です。
電源サイトの有無で、夏と冬の快適度が決まる
温泉があっても、寝床が寒ければ夜は台無しです。冬場に電気毛布やセラミックヒーターを使うなら、AC電源付きサイトを選んでください。塩原グリーンビレッジは総サイト数95ほどのうちAC電源付きが70区画と充実しており、電源サイトの確保という点では選びやすい施設です。
夏は逆に扇風機とサーキュレーターの電源として使います。標高の高い高原型キャンプ場なら夜は涼しくなりますが、平地の温泉キャンプ場は熱帯夜になることも。エンゼルフォレスト白河高原のように標高の高い高原に立地する施設を選ぶか、電源で送風を確保するかの二択です。
注意点は、電源サイトの消費電力上限です。多くのキャンプ場は1区画あたりの上限が決まっており、ドライヤーとヒーターの同時使用でブレーカーが落ちることがあります。上限を超えると自分だけでなく隣の区画にも迷惑がかかるため、消費電力の大きい機器は同時に使わないのが鉄則。ポータブル電源を併用すれば、上限を気にせず車内で扇風機や電気毛布を回せます。
関東・東海で選ぶ源泉かけ流し3か所|880円で24時間入り放題も

ここからは実際の施設を見ていきます。まずは首都圏から高速道路で2〜3時間圏内の3か所。いずれも敷地内または場内に温泉浴場を持ち、当日中に何度も入れる条件が整っています。
湯河原温泉神谷キャンプ場|3本の源泉を24時間ひとり占めできる
神奈川県湯河原町、3本の源泉を持つ神谷温泉が運営するキャンプ場です。源泉かけ流しの湯に24時間好きなだけ入れるという条件は、全国的にも珍しい部類に入ります。入浴料は大人880円・小学生440円の別料金ですが、これで滞在中フリーなら実質的な単価は下がります。
料金は区画利用料と人数利用料の2段構え。区画は平日3,000円・休日(金〜日、休日・休前日)5,000円・連休6,000円で、ソロなら平日2,000円・休日4,000円・連休5,000円。ここに人数利用料が大人1,000円・小学生500円で加算されます。ソロで平日に泊まれば、サイト2,000円+人数1,000円+温泉880円=3,880円で源泉かけ流し入り放題という計算になります。
管理棟には冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機といった共用設備があり、連泊や長期の車旅にも向きます。大型犬を含めてペット同伴が可能なのも、犬連れの車旅では大きな条件です。チェックインは13時〜17時、チェックアウトは11時まで。それ以外の時間を希望する場合は事前連絡が必要なので、遠方から向かう日は電話を入れておくと安心です。
| 住所 | 〒259-0311 神奈川県足柄下郡湯河原町宮上773-257 |
| 電話番号 | 090-7823-0369(平日9:30〜17:00) |
| チェックイン/アウト | 13:00〜17:00 / 11:00まで |
| 定休日 | 年中無休 |
| 温泉入浴料 | 大人880円 / 小学生440円(24時間入り放題) |
| 公式サイト | 湯河原温泉神谷キャンプ場 公式サイト |
| 施設名 | 湯河原温泉 神谷キャンプ場 |
| 運営 | 神谷温泉(源泉3本を自家保有) |
| 区画料金 | 平日3,000円 / 休日5,000円 / 連休6,000円(ソロは平日2,000円) |
| 人数利用料 | 大人1,000円 / 小学生500円 |
| 温泉 | 源泉かけ流し・24時間入り放題(別料金) |
| 特徴 | 管理棟に冷蔵庫・電子レンジ・洗濯機/大型犬を含むペット可 |
ならここの里キャンプ場|地下1,500mの源泉100%と清流サイト
静岡県掛川市、清流と緑に囲まれた山あいのキャンプ場です。併設の「ならここの湯」は地下1,500メートルから汲み上げた源泉100%の天然温泉で、泉質はナトリウム塩化物温泉(等張性・弱アルカリ性・温泉)。内風呂と露天風呂が1つずつあり、湯上がりに肌がなめらかになる湯として知られています。
キャンプ場の料金は入場料(環境維持費)が大人500円・小人150円。サイトはオートAC電源付きが1区画3,500円〜、オート林間が1区画2,500円〜で、宿泊施設はバンガロー3,000円〜、コテージ15,300円〜。3シーズン制で時期により変動します。入浴料は大人700円・小人300円ですが、令和8年9月2日から大人800円・小人400円に改定される予定です。
使い方としては、川遊びができる夏のファミリーキャンプが本領。テントサイトのほかにバンガローとコテージが選べるので、キャンプ道具を持たない家族でも参加できます。注意点は2つ。1つはチェックイン制限時間が16時で、これを過ぎるとキャンセル扱いになること。もう1つはならここの湯の定休日(現在は第1・3火曜、令和8年9月1日から毎週火曜)です。東名高速から山道に入るので、渋滞を見込んで早めに出発してください。
| 住所 | 〒436-0332 静岡県掛川市居尻179番地 |
| 電話番号 | 0537-25-2055(ならここの湯 0537-20-3030) |
| 温泉営業時間 | 10:00〜20:00(土曜は1時間延長/最終受付19:00) |
| 定休日 | ならここの湯 第1・3火曜(令和8年9月1日より毎週火曜) |
| 温泉入浴料 | 大人700円 / 小人300円(令和8年9月2日より大人800円・小人400円) |
| 公式サイト | ならここの里キャンプ場 公式サイト |
塩原グリーンビレッジ|宿泊者専用の野天風呂がある95サイトの大型施設
栃木県那須塩原市、塩原温泉郷にある大型キャンプ場です。場内に日帰り温泉「森のいで湯 福のゆ」があり、徒歩の移動時間はほぼゼロ。泉質は「温まりの湯」と言われる塩化物泉で、体の芯から温まるタイプ。冬キャンプで真価を発揮します。
規模は総サイト数95ほど、そのうちAC電源付きが70区画。電源サイトの比率が高いので、冬に電気毛布を使いたい人や、夏にサーキュレーターを回したい人でも予約が取りやすいのが強みです。料金はオートサイト1,100〜5,500円、グループサイト2,800〜7,700円に加え、管理費が大人1,800円・子ども900円。コテージは1名5,000〜15,000円、スモールキャビンは6,000〜10,000円で、テントを持たない層も受け入れています。
この施設の見どころは、宿泊者専用の野天風呂が用意されている点です。日帰り客で混み合う福のゆとは別に、キャンプ場利用者だけの湯船に入れます。福のゆの日帰り入浴料は750円、営業時間は平日・日曜10時〜20時、土曜・特定日10時〜21時。チェックインは13時、チェックアウトは12時で、23時間滞在できるのも高評価です。なお入浴料は2026年4月15日に改定予定と公式に案内があるため、最新の金額は公式サイトで確認してください。
| 住所 | 〒329-2921 栃木県那須塩原市塩原1230 |
| 電話番号 | 0287-32-2751 |
| チェックイン/アウト | 13:00 / 12:00 |
| 温泉営業時間 | 福のゆ 平日・日曜10:00〜20:00 / 土曜・特定日10:00〜21:00 |
| サイト数 | 総サイト数95ほど(AC電源付き70区画) |
| 公式サイト | 塩原グリーンビレッジ 公式サイト |
意外と知られていないのですが、温泉付きキャンプ場を選ぶなら「入浴料が安い施設」より「入り放題の施設」を優先したほうが満足度は上がります。1回880円でも滞在中フリーなら、夜と朝の2回入った時点で1回440円。逆に1回600円でも1回きりなら600円のままです。単価ではなく回数で割って考えると、料金表の見え方が変わります。
中部・関西・東北の名湯3か所|アルカリ性の美肌湯が待っている
続いては、首都圏から少し足を伸ばす3か所。高原の涼しさ、源泉かけ流しの露天、pH9.7のアルカリ泉と、それぞれ違う武器を持った施設です。
駒ヶ根Camping Resort|IC3分で中央アルプスとアルカリ性単純温泉
長野県駒ヶ根市、中央自動車道の駒ヶ根ICからクルマで約3分という好立地の大型キャンプ場です。場内に日帰り温泉「露天こぶしの湯」があり、泉質はアルカリ性単純温泉。入浴料750円にサウナ利用料が含まれているので、サウナ好きにはコストパフォーマンスの高い設定です。
サイト料金はシーズンによる3段階制。オートサイトが4,500円〜(ハイシーズン6,800円〜、トップシーズン7,800円〜)、ACサイトが6,500円〜(8,800円〜、9,800円〜)、フォレストサイトが6,500円〜(9,000円〜、11,800円〜)、ケビンが16,000円〜(23,800円〜、25,800円〜)。これに環境保全費が1人500円(ペットも500円)加算されます。露天こぶしの湯は大人750円・小人500円で、宿泊者は100円引きです。
ICから近いという条件は、車旅では想像以上に効きます。設営を終えてから駒ヶ根高原の観光に出かけ、夕方に戻って温泉というルートが組めるからです。注意点は、こぶしの湯が毎週木曜定休(祝祭日は営業)であること、そして営業時間が11時〜22時で入館締切21時であること。キャンプ場のチェックインは13時・アウト11時ですが、ケビンとグランピングは15時イン・10時アウトと時間が違うので、予約タイプごとに確認してください。
| 住所 | 〒399-4117 長野県駒ケ根市赤穂23-170 |
| 電話番号 | 0265-83-7228 |
| チェックイン/アウト | キャンプ13:00 / 11:00、ケビン・グランピング15:00 / 10:00 |
| 温泉営業時間 | 露天こぶしの湯 11:00〜22:00(入館締切21:00)/毎週木曜定休・祝祭日は営業 |
| 温泉入浴料 | 大人750円 / 小人500円(サウナ込み・宿泊者100円引き) |
| 公式サイト | 駒ヶ根Camping Resort 公式サイト / 露天こぶしの湯 |
十二坊温泉ゆらら ファミリーキャンプ場|露天は源泉かけ流し、当日は何度でも
滋賀県湖南市、十二坊の森のなかにある温泉併設キャンプ場です。泉質は単純弱放射能温泉(低張性弱アルカリ性温泉)で、露天風呂は源泉かけ流し。修験の湯と百伝の湯という2つの浴場があり、どちらにもドライサウナが備わっています。入浴料は大人800円・小人400円で、温泉と岩盤浴のセットなら1,500円です。
最大の魅力は、受付時に入浴券を購入すれば宿泊日当日は何度でも入浴できる仕組みです。温泉の営業時間は10時〜22時(最終受付21時20分)と長く、設営後・夕食後・就寝前という3回入りも現実的。キャンプ場のチェックインは13時〜18時で、アーリーチェックインは10時から可能、チェックアウトは12時までです。
サイトは電源付きのA・B・Sと小型サイトC、電源なしのTに分かれ、テントサイトAが6,000〜7,000円、Bが5,500〜6,500円、Sが5,000〜7,000円、小型サイトCが4,300〜5,500円、電源なしTが3,000〜4,000円。2泊目以降は1,500円の連泊割引が効くので、関西方面の車旅で拠点にするなら連泊が有利です。注意点は、予約が利用日の3か月前の1日から始まりWEB予約のみという点と、12月31日・1月1日が休業日である点です。
| 住所 | 〒520-3252 滋賀県湖南市岩根678-28 十二坊の森内 |
| 電話番号 | 0748-76-3811(キャンプ場10:00〜17:00)/0748-72-8211(温泉) |
| チェックイン/アウト | 13:00〜18:00(アーリー10:00〜) / 12:00まで |
| 温泉営業時間 | 10:00〜22:00(最終受付21:20) |
| 休業日 | キャンプ場 12月31日・1月1日 |
| 公式サイト | 十二坊温泉ゆらら 公式サイト |
| 施設名 | 十二坊温泉ゆらら ファミリーキャンプ場 |
| 泉質 | 単純弱放射能温泉(低張性弱アルカリ性温泉) |
| サイト料金 | A 6,000〜7,000円 / B 5,500〜6,500円 / S 5,000〜7,000円 / C 4,300〜5,500円 / T(電源なし)3,000〜4,000円 |
| 入浴料 | 大人800円 / 小人400円(温泉+岩盤浴セット1,500円) |
| 入浴条件 | 入浴券購入で宿泊日当日は何度でも利用可 |
| 特徴 | 露天風呂は源泉かけ流し/2浴場ともドライサウナあり/2泊目以降1,500円引き |
エンゼルフォレスト白河高原|pH9.7の彩光の湯と羽鳥湖高原の涼しさ
福島県天栄村、羽鳥湖高原に広がる大型リゾートです。約200万平方メートルという広大な敷地に、フリーサイト・区画サイト・グランピングサイトが配置され、サイトの基本料金は4,000円〜から。旧名称のエンゼルフォレスト那須白河で記憶している人も多い施設ですが、現在はエンゼルフォレスト白河高原という名称になっています。
温泉は天然温泉「彩光の湯」。pH値9.7というアルカリ性の湯で、湯上がりの肌がしっとりするタイプの泉質です。高原に立地しているため夏の夜が涼しく、平地の熱帯夜を避けたい8月のキャンプでは有力な選択肢になります。ペット同伴可のコテージが用意されているのも、犬連れの車旅では見逃せません。
使い方としては、羽鳥湖でのカヌーやサイクリングと組み合わせた2泊3日が本領。1泊では敷地内のアクティビティを回りきれない規模です。注意点として、サイトの詳細料金やチェックイン時刻は予約プランごとに設定されており、公式サイトの一覧だけでは把握しきれません。予約前に公式の予約ページで、宿泊プランに温泉利用が含まれるかを確認してください。
| 住所 | 〒962-0623 福島県岩瀬郡天栄村大字羽鳥字高戸屋39番地 |
| 電話番号 | 0248-85-2525(受付9:30〜18:00) |
| 温泉 | 天然温泉「彩光の湯」pH9.7のアルカリ性泉 |
| サイト料金 | 基本料金4,000円〜/サイト(プランにより変動) |
| 公式サイト | エンゼルフォレスト白河高原 公式サイト |
6か所の料金と入浴条件を横並び比較|結局1泊いくら払うのか

ここまで紹介した6か所を、同じ条件で並べます。予約サイトでは「サイト料金の最安値」だけが表示されるため、総額の感覚がつかみにくいのが実情です。数字を揃えて見ると、選ぶべき施設が見えてきます。
温泉があるキャンプ場6か所の料金・泉質比較(車中泊&キャンピングカーの教科書調べ)
各施設の公式サイトで公開されている料金をもとに、サイト料金の下限と入浴料、温泉の条件を一覧にしました。料金はシーズンや曜日で変動するため、下限値での比較です。
| 施設名 | サイト料金(下限) | 入浴料(大人) | 温泉の条件 |
|---|---|---|---|
| 湯河原温泉神谷キャンプ場 | 2,000円(ソロ平日) | 880円 | 源泉かけ流し・24時間入り放題 |
| ならここの里キャンプ場 | 2,500円(オート林間) | 700円 | 源泉100%・第1・3火曜定休 |
| 塩原グリーンビレッジ | 1,100円+管理費1,800円 | 750円 | 場内・宿泊者専用の野天風呂あり |
| 駒ヶ根Camping Resort | 4,500円+環境保全費500円 | 750円 | サウナ込み・宿泊者100円引き・木曜定休 |
| 十二坊温泉ゆらら | 3,000円(電源なしT) | 800円 | 露天は源泉かけ流し・当日何度でも |
| エンゼルフォレスト白河高原 | 4,000円〜 | 公式要確認 | pH9.7の彩光の湯 |
ソロなら4,000円前後、家族3人なら8,000円前後が現実的なライン
ソロキャンプの最安構成は、湯河原温泉神谷キャンプ場の平日利用です。区画2,000円+人数1,000円+温泉880円で3,880円。源泉かけ流しに24時間入れてこの金額なら、ビジネスホテルより安く上質な湯に浸かれる計算になります。十二坊温泉ゆららの電源なしサイトTなら3,000円+入浴800円=3,800円で、こちらも当日は入り放題です。
家族3人(大人2+小学生1)だと構造が変わります。湯河原温泉神谷キャンプ場の休日利用なら、区画5,000円+人数(1,000円×2+500円)+温泉(880円×2+440円)=10,700円。塩原グリーンビレッジならオートサイト最安1,100円に管理費(1,800円×2+900円)=4,500円が乗り、福のゆ750円×2で、電源付き区画でも8,000円台に収まる計算です。人数料金の構造まで見ると、家族向けには管理費型のほうが読みやすいことがわかります。
注意したいのは、人数課金の施設で大人数になると総額が跳ね上がる点です。4人以上のグループなら、区画料金が高くても人数課金の緩い施設のほうが安くなることがあります。予約前に必ず、実際の人数を入れて総額を計算してください。予約サイトの表示価格は最小構成であることが多く、そのまま鵜呑みにすると想定より2,000〜3,000円高くなります。
予算別の選び方|5,000円以下・1万円前後・1.5万円以上
予算5,000円以下なら、ソロ×平日×電源なしサイトの組み合わせ一択です。湯河原温泉神谷キャンプ場のソロ平日、十二坊温泉ゆららの電源なしTサイト、ならここの里のオート林間あたりが候補。電源がない分、ポータブル電源を持参して夏は扇風機、冬は電気毛布をまかなうスタイルになります。
1万円前後なら、家族3人でAC電源付きサイトが射程に入ります。塩原グリーンビレッジのAC電源付き(70区画)や、ならここの里のオートAC電源付き3,500円〜が有力。電源が使えると夏冬の快適度が変わるので、この価格帯からは電源付きを選んだほうが満足度は高くなります。
1.5万円以上を出せるなら、テントを持たない選択肢が開けます。ならここの里のコテージ15,300円〜、塩原グリーンビレッジのコテージ1名5,000〜15,000円、駒ヶ根Camping Resortのケビン16,000円〜など。キャンプ道具の準備と撤収が不要なぶん、温泉と食事に時間を使えます。キャンプ初心者を連れて行く回や、雨予報の日の保険としても有効な選択です。
車中泊スタイルで温泉があるキャンプ場を使うときの注意点
キャンピングカーやミニバンで乗り付けて、テントを張らずに車内で寝る。この使い方はキャンプ場でも一般的になりましたが、テント泊とは違う気配りが必要になります。
湯上がりの体は急速に冷える|就寝時の車内温度対策
温泉付きキャンプ場でありがちなのが、温まった体を過信して寝てしまい、深夜に寒さで目が覚めるパターンです。入浴直後は体表の血管が開いていて放熱しやすく、外気温が低い環境では30分ほどで平熱以下まで下がります。標高の高い駒ヶ根やエンゼルフォレスト白河高原では、真夏でも夜間の気温が下がるため、湯上がりに薄着のまま寝ると明け方に冷え込みます。
対策は3つ。まず入浴後は靴下とフリースを着てからサイトに戻ること。次に寝袋に入る前に、車内の窓に断熱シェードをセットしておくこと。金属のガラス面は外気で冷やされ、車内の熱を奪い続けます。3つめが、電源サイトを取っているなら電気毛布を敷いておき、入浴中に温めておくことです。戻ってすぐ温かい寝床に入れれば、湯冷めのタイミングを飛ばせます。
体調面での注意点として、飲酒後すぐの入浴と長湯は避けてください。入り放題の施設だと「もう1回」を重ねがちですが、脱水と血圧変動のリスクがあります。1回あたり10〜15分を目安に、水分を摂りながら回数を分けるのが安全です。体調に不安がある場合は無理をせず、施設のスタッフに相談してください。
失敗例:冷え込んだ夜、暖房のためにエンジンをかけたまま眠り、翌朝ほかの利用者から苦情を受けた。
原因:キャンプ場は静粛性が前提の空間で、深夜のアイドリングは振動と排気で周囲に届くこと。積雪時はマフラーが塞がれ、排ガスが車内に回り込む危険もあります。
対策:暖房はエンジンに頼らず、電源サイト+電気毛布、またはポータブル電源で確保する。寝袋は使用温度域が外気温を下回るものを選ぶ。
キャンプ場泊とRVパーク泊、どちらが車中泊向きか
温泉に入って車内で寝るという目的だけなら、RVパークのほうが合理的な場面もあります。両者の性格の違いを整理しておきます。
| 温泉付きキャンプ場 | 温泉付きRVパーク |
|---|---|
| 焚き火・タープ設営ができる 23時間滞在できる施設がある 川遊びや高原の自然を楽しめる 入り放題の温泉を持つ施設がある | 設営不要ですぐ休める 電源が標準装備の区画が多い 入浴料込みの料金設定がある 移動日の中継地として使いやすい |
使い分けの基準は「その場所で何時間過ごすか」です。8時間以上滞在して食事も現地で作るならキャンプ場、翌朝に走り出すだけならRVパーク。長距離の車旅では、往路はRVパーク、目的地はキャンプ場という組み合わせが機能します。

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温泉のマナーは「かけ湯」と「タオル」で9割決まる
キャンプ場併設の温泉は、地元の人が日常的に使う日帰り温泉であることが多い施設です。キャンプ帰りの体は土や汗、焚き火の煤で汚れているため、浴室に入る前のかけ湯は念入りに。手桶で3〜4杯、足元と下半身を中心に流してから湯船に向かうのが基本です。
タオルを湯船に入れない、髪を湯につけない、というのは温泉全般の共通ルールですが、キャンプ場併設ではもう1つ加わります。サンダルや靴の泥を脱衣所に持ち込まないこと。入口のマットで泥を落とし、可能なら濡れた靴は外に置きます。脱衣所の床が泥で汚れると、次に入る人の足裏が汚れ、浴室にも持ち込まれます。
入り放題の施設でも、混雑する時間帯の長湯は避けたいところです。17時〜19時は日帰り客と宿泊者が重なるピークで、脱衣所のロッカーが埋まります。キャンパー側は時間の自由が効くので、この時間帯を外して15時台や20時以降に回すのが、お互いに気持ちよく使うコツです。
季節ごとの楽しみ方と、人気施設の予約を取るコツ
温泉付きキャンプ場は季節で表情が変わります。同じ施設でも、狙う季節を変えるだけで満足度も予約の取りやすさも変化します。
夏は標高で選ぶ|平地の温泉キャンプ場は夜が暑い
夏に温泉付きキャンプ場を選ぶなら、判断軸は温泉の質より標高です。羽鳥湖高原のエンゼルフォレスト白河高原や、中央アルプスの麓にある駒ヶ根Camping Resortのような高原立地は、日没後に気温が下がり、寝袋なしでも眠れる夜があります。逆に平地の施設は、真夏の夜間も気温が下がりきりません。
冬は電源サイトと暖房計画がすべて|温泉の泉質も効いてくる
冬キャンプで温泉付きを選ぶ理由は明快で、「入浴で温まってから寝られる」からです。とくに塩化物泉は保温性が高く、塩原グリーンビレッジの福のゆが「温まりの湯」と呼ばれるのはこの泉質によります。湯上がりの持続時間が長い泉質を選ぶと、就寝までの体感が変わります。
ただし温泉だけでは朝まで持ちません。AC電源付きサイトを確保し、電気毛布かセラミックヒーターで寝床を温める前提で計画してください。電源サイトが取れなかった場合は、ポータブル電源で電気毛布をまかなうのが現実的です。電気毛布は消費電力が小さく、容量に余裕のあるポータブル電源なら一晩使えます。
注意点は、氷点下になる高原の施設では水道が凍結し、炊事場が使えない時間帯があること。飲料水と調理用の水はポリタンクで持参し、車内で凍らせない工夫が必要です。また積雪期は閉鎖されるサイトもあるため、冬季営業の可否を必ず確認してください。

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予約は「3か月前の1日」に動く|取れないときの回避策
温泉付きキャンプ場の予約開始は、利用日の3か月前の1日からという施設が多くあります。十二坊温泉ゆららは3か月前の1日から受付開始でWEB予約のみ。土日・連休を狙うなら、この開始日にアクセスするのが最短ルートです。
取れなかったときの回避策は3つ。1つめは平日にずらすこと。湯河原温泉神谷キャンプ場のように平日と休日で区画料金が2,000円以上違う施設もあり、金額面でも有利です。2つめは電源なしサイトを取ること。人気が集中するのは電源付きなので、電源なしなら空きが残っていることがあります。ポータブル電源を持参すれば実害はありません。
3つめがキャンセル拾いです。天候予報が崩れた週は直前キャンセルが出ます。前日〜3日前に予約サイトを見直すと、空き区画が復活していることがあります。ただしキャンセル待ちを当てにして装備を組むのは危険なので、代替の宿泊先を1つ確保したうえで狙ってください。
連泊割引と季節料金を使い分けて、同じ施設を安く使う
温泉付きキャンプ場は、連泊で真価を発揮します。1泊だと設営・入浴・撤収で時間が埋まりますが、2泊すれば中日を丸ごと温泉と読書に使えます。十二坊温泉ゆららは2泊目以降が1,500円引き、ならここの里は3シーズン制で時期による料金差が設定されています。
季節料金の設定がある施設では、シーズンの境目を狙うのが定石です。駒ヶ根Camping Resortはオートサイトが通常期4,500円〜、ハイシーズン6,800円〜、トップシーズン7,800円〜と3段階。同じサイトでも3,300円の差が出るため、夏休み明けの9月や、GW直前の4月下旬が狙い目になります。
注意点は、安い時期は温泉施設の定休日が通常運用に戻ることです。繁忙期は無休で営業していた温泉が、閑散期は週1回の定休に戻るケースがあります。安さを取ったら温泉が休みだった、では意味がないので、料金カレンダーと温泉の営業カレンダーはセットで確認してください。
まとめ:温泉があるキャンプ場は「距離」と「入り放題」で選ぶ
温泉があるキャンプ場を選ぶとき、つい「有名な温泉地かどうか」で判断しがちです。けれど実際に泊まってみると効いてくるのは、浴場までの歩数と、何回入れるかという条件のほうです。源泉かけ流しの名湯でも、クルマで15分かかって1回きりなら、キャンプの流れは分断されます。逆に、湯河原温泉神谷キャンプ場のように24時間入り放題なら、焚き火のあとにもう一度湯船に浸かって、そのまま寝袋に入るという贅沢が成立します。
今回紹介した6か所は、いずれも敷地内または場内に温泉浴場を持つ施設です。関東・東海なら湯河原温泉神谷キャンプ場、ならここの里キャンプ場、塩原グリーンビレッジ。中部・関西・東北なら駒ヶ根Camping Resort、十二坊温泉ゆらら、エンゼルフォレスト白河高原。ソロなら平日の電源なしサイトで4,000円以下、家族3人でも電源付きで1万円前後という価格帯に収まります。
最初の一歩としておすすめしたいのは、自宅から高速で2時間以内の1か所を選び、平日に1泊してみることです。平日なら予約が取りやすく、料金も下がり、温泉も空いています。そこで「浴場まで何歩か」「何回入れたか」を体で確かめれば、次に選ぶ基準が自分のなかにできます。あとは季節を変えて同じ施設に通うもよし、高原の涼しさを求めて標高を上げるもよし。温泉とキャンプという相性のいい組み合わせは、車旅の行き先を一気に増やしてくれます。
なお、料金・営業時間・定休日は改定されることがあります。とくにならここの湯は令和8年9月から料金と定休日が変更予定、塩原グリーンビレッジの福のゆも2026年4月15日に入浴料の改定が案内されています。予約前には各施設の公式サイトで最新情報をご確認ください。

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