「静岡でRVパークを使って車中泊してみたいけれど、どこがいいのか分からない」「電源やトイレは本当にちゃんとしているの?」——そんな不安を持ったまま出発をためらっている方は多いはずです。静岡は富士山、駿河湾、伊豆半島、そして西部の里山まで、車旅の目的地としては全国屈指のバリエーションを誇るエリア。RVパークを上手に使えば、道の駅より安心して、キャンプ場より手軽に、静岡の絶景と温泉を味わえます。
結論からお伝えすると、静岡のRVパークは1泊3,000〜5,500円前後が中心で、多くが電源・24時間トイレを備えています。富士山ビュー重視なら富士宮・御殿場エリア、海と街歩きなら静岡市、温泉旅なら伊豆——と、目的でエリアを絞るのが失敗しないコツです。
この記事では、実在する静岡のRVパーク6施設を、公式情報をもとに料金・電源・チェックイン時間まで具体的に比較します。さらにソロ・夫婦・ファミリーといった旅のスタイル別の選び方、予約前に知っておきたい料金と電源の落とし穴、はじめての車中泊で失敗しないマナーまで、車中泊仲間に教える感覚でまとめました。
・静岡RVパークの料金相場と道の駅・キャンプ場との違い
・富士山ビュー〜伊豆の温泉まで実在6施設の料金・電源・住所
・ソロ/夫婦/ファミリー/長期旅のスタイル別の選び方
・料金改定・電源容量など予約前に知っておきたい注意点
静岡RVパークは車中泊の強い味方|道の駅との違いと基礎知識

RVパークは、日本RV協会が認定する「車中泊が公式に認められた駐車場」です。道の駅のように「仮眠は黙認だが宿泊は原則NG」というグレーな場所ではなく、料金を払って堂々と泊まれるのが最大の魅力。静岡には富士山周辺から伊豆まで多くのRVパークがあり、車中泊デビューの一歩目としてぴったりです。まずは仕組みと相場を押さえておきましょう。
RVパーク・道の駅・キャンプ場は何が違う?
3つの最大の違いは「宿泊の可否」と「設備」です。RVパークは有料で宿泊が正式に認められ、電源・トイレ・ゴミ処理などが整った車中泊専用スペース。道の駅はあくまで休憩施設で、長時間の宿泊やアイドリングは原則マナー違反とされます。キャンプ場はテント泊が主体で、車の横づけ(オートサイト)ができる場所は限られます。
静岡のRVパークの多くは1区画が縦7〜8m×横5m前後で確保され、キャンピングカーやトレーラーでも余裕。ソロのミニバン車中泊なら持て余すほどの広さです。一方でキャンプ場のような焚き火・大がかりな調理は施設ごとにルールが分かれます。「静かに車で寝て、翌朝すぐ観光へ動きたい」という車旅スタイルにはRVパークが一番相性が良いと言えます。注意点として、道の駅感覚で「無料で泊まれる」と思い込むと予約や料金でつまずくため、事前確認は必須です。
車中泊できる場所の全体像を知りたい方は、こちらの記事も参考になります。

「車中泊をしてみたいけれど、どこに泊まればいいのかわからない」「道の駅って本当に車中泊していいの?」――これから車中泊を始める人が最初にぶつかる壁が、場所選びで…
料金相場は3,000〜5,500円|電源・トイレ・ゴミの扱い
静岡のRVパークの料金相場は、1泊あたり3,000〜5,500円が中心です。今回紹介する6施設でも、最安は遠州森RVパークのSサイト3,000円、高規格な富士山ビューのRVパーク TiC! ふじさん朝霧高原が5,500円と、設備と立地で価格が変わります。電源は無料で使える施設もあれば、追加料金の施設もあり、事前チェックが欠かせません。
設備面では、静岡のRVパークは24時間使えるウォシュレット付き水洗トイレを備えるところが多く、女性やファミリーでも安心。ゴミは「持ち帰り」の施設と「有料または無料で引き取り」の施設があり、これは現地ルールに従います。電源は100V/15Aや20Aが一般的で、電子レンジや電気ケトルなど消費電力の大きい家電を同時に使うとブレーカーが落ちることも。過信せず、ポータブル電源を併用すると安心です。相場より極端に安い場所は電源やトイレがない場合があるので、価格だけで選ばないのがコツです。
| RVパークのメリット | RVパークのデメリット |
|---|---|
| 宿泊が正式に認められ気兼ねしない 電源・24時間トイレが使える 1区画が広くキャンピングカーもOK 観光地の近くに立地 | 道の駅と違い有料(3,000円〜) 予約が必要な施設が多い 入浴施設は併設されないことも 繁忙期は満車になりやすい |
予約からチェックインまでの流れ
結論として、静岡のRVパークは「事前予約」が基本です。多くが日本RV協会の予約サイト「くるま旅」や各施設の予約フォーム・電話で受け付けており、飛び込みで満車だと泊まれません。特に週末や連休、富士山ビューの人気施設は早めの確保が安心です。
流れはシンプルで、①エリアと日程を決める②公式または予約サイトで空きを確認・予約③指定のチェックイン時間に到着④料金を支払い区画へ、という4ステップ。チェックインは13:00〜15:00開始、チェックアウトは10:00〜12:00の施設が多く、意外と時間が限られます。夜遅い到着に対応する施設(TiC! ふじさん朝霧高原は23:30まで)もあれば、17:00で受付終了の施設もあるため、到着予定時刻から逆算して選ぶのが大切。予約の根拠となる公式情報は日本RV協会「くるま旅」公式サイトで確認できます。無断のアイドリングや区画外駐車はトラブルの元なので、到着後は施設ルールに必ず目を通しましょう。
静岡RVパークおすすめ6選を料金・電源で徹底比較
ここからは実在する静岡のRVパーク6施設を、エリアと料金・電源で整理します。富士山を望む東部から、海辺の静岡市、里山の西部、温泉の伊豆まで、性格の異なる施設をそろえました。まずは全体像を比較表で俯瞰し、自分の旅に合うタイプを見つけてください。
エリアで選ぶ|富士・御殿場/静岡市/西部/伊豆
静岡は東西に長く、RVパーク選びは「どのエリアを旅するか」で決めるのが正解です。富士山ビューを狙うなら富士宮・御殿場エリア、駿河湾の海の幸と街歩きなら静岡市の用宗、里山でのんびりなら西部の森町、温泉と歴史散策なら伊豆——と、目的地に近い施設を選ぶと移動のムダがありません。
今回の6施設をエリア別に並べると、東部(富士山側)が「RVパーク TiC! ふじさん朝霧高原」「RVパーク御殿場」「RVパークITAZUMA」の3つ、中部が「RVパーク用宗」、西部が「遠州森RVパーク」、伊豆が「RVパーク代官屋敷」です。東名・新東名のインターから近い施設が多く、都内・名古屋方面からのアクセスも良好。たとえば御殿場エリアは東京から2時間圏内で、初めての車中泊旅の目的地としても組みやすい立地です。逆に伊豆や西部は下道区間が長くなるため、到着時間に余裕を持った計画をおすすめします。
6施設の料金・電源・就寝環境を比較(車中泊&キャンピングカーの教科書調べ)
下の表は、各施設の公式情報をもとに料金・電源・区画数・チェックイン時間をまとめた独自比較データです(2026年7月時点)。料金は変動するため、最終確認は必ず公式で行ってください。同じ「RVパーク」でも、価格と設備、そして到着できる時間帯にはっきり差があることが分かります。
| 施設名 | エリア | 1泊料金 | 電源 | 区画 |
|---|---|---|---|---|
| TiC! ふじさん朝霧高原 | 富士宮 | 5,500円 | 無料100V/15A | 17台 |
| RVパーク御殿場 | 御殿場 | 3,850円〜 | 無料20A | 9台 |
| RVパークITAZUMA | 御殿場 | 車両4,000円+大人1,000円 | 無料 | 6台 |
| RVパーク用宗 | 静岡市 | 3,500円 | 100V利用可 | 6台 |
| 遠州森RVパーク | 森町(西部) | 3,000〜5,000円 | あり | 最大13台 |
| RVパーク代官屋敷 | 伊豆の国市 | 3,500〜4,000円 | 100V電源 | 15台 |
こうして並べると、コスパ重視なら遠州森や用宗、絶景重視ならTiC! ふじさん朝霧高原、キャンピングカー・トレーラーの広さ重視なら区画数の多い代官屋敷や朝霧高原、という住み分けが見えてきます。
富士山ビュー重視か温泉重視か|タイプ別の選び方
選び方の軸はシンプルに2つ、「何を最優先するか」で決めましょう。朝起きて目の前に富士山、という体験を最優先するなら富士宮・御殿場の3施設。移動後にゆっくり湯に浸かりたいなら、温泉地に近い伊豆の代官屋敷や、施設内に入浴設備がある遠州森が候補になります。
たとえば富士山ビューのRVパークは、天候次第で見え方が大きく変わるのが弱点。曇りや雨だと絶景が台無しになるので、天気予報を見て日程をずらせる柔軟さがあると満足度が上がります。一方で温泉重視なら天候に左右されにくく、雨の日でも旅が成立します。海の幸と街歩きを楽しみたいなら、漁港の目の前という立地の用宗が一択。このように「絶景・温泉・食・アクセス」のどれを優先するかを最初に決めると、6施設の中から自然と1〜2つに絞れます。迷ったら、初回はアクセスが良く受付時間に余裕のある御殿場エリアから試すのがおすすめです。
富士山を望む|富士宮・御殿場エリアのRVパーク3選

まずは静岡RVパークの主役ともいえる、富士山ビューの3施設です。晴れれば区画から富士山を望める立地で、朝焼けに染まる姿は車旅ならではのご褒美。ただし各施設で料金・電源容量・受付時間が異なるので、詳細カードで具体的にチェックしていきましょう。
RVパーク TiC! ふじさん朝霧高原|全区画フェンス付きの高規格
富士宮市の朝霧高原にある、全区画プライベートフェンス付きの高規格RVパークです。1泊5,500円と今回の6施設で最も高めですが、その分プライバシーが確保され、17台の区画は長さ8m×幅5m・高さ制限なしとキャンピングカーやトレーラーでも余裕。電源は無料で100V/15Aが使え、24時間使えるウォシュレット付きトイレを3基備えます。
チェックインが23:30までと遅い到着に対応しているのも大きな魅力で、仕事終わりに都内を出て夜到着、翌朝に富士山と朝霧高原の牧場風景を楽しむ、という使い方ができます。夫婦やソロでのんびり過ごすのに向く一方、料金が高めなので「安さ重視」の人には不向き。人気施設ゆえ週末は早めの予約が安全です。天候によって富士山が見えない日もある点は割り切っておきましょう。
| 住所 | 〒418-0102 静岡県富士宮市人穴201-9 |
| 電話番号 | 050-3644-1477 |
| 料金 | 1泊5,500円(1台/1区画)※2台区画は7,700円 |
| 電源 | あり(無料)100V/15A |
| チェックイン/アウト | 13:00〜23:30/〜11:00 |
| 駐車台数 | 17台(8m×5m・高さ制限なし) |
| 公式サイト | 公式サイト |
RVパーク御殿場|東京から2時間・初心者に優しい定番
御殿場市街地にあり、東名・新東名からのアクセスが良い定番RVパークです。全長8m以内なら1泊3,850円、8m以上のトレーラーは4,950円と明快な料金設定。電源は無料で20A、24時間使える温水洗浄便座付きトイレを備え、9台の区画が用意されています。東京から2時間圏内という立地は、初めての車中泊旅の目的地として組みやすいのが強みです。
御殿場アウトレットや富士山周辺観光の拠点として使い勝手がよく、チェックインは14:00〜22:00と幅があるため、観光後に夕方到着でも間に合います。夫婦の週末旅やソロの気軽な一泊にちょうどいい規模感。注意点として区画数が9台と多くないため、連休は早めの予約が安心です。市街地立地ゆえ星空や大自然を期待するより、「便利さとアクセス重視」で選ぶ施設と考えるとギャップがありません。
| 住所 | 〒412-0043 静岡県御殿場市新橋292-1 |
| 電話番号 | 090-3252-8011 |
| 料金 | 1泊3,850円(8m以内)/4,950円(8m以上) |
| 電源 | あり(無料)20A |
| チェックイン/アウト | 14:00〜22:00/〜11:00 |
| 駐車台数 | 9台 |
| 公式サイト | 予約ページ |
RVパークITAZUMA|富士山と向き合う少人数サイト
御殿場市板妻にある、6台限定の少人数RVパークです。1〜5番サイトは富士山と向き合う配置で、料金は車両4,000円+大人1,000円(18歳以下500円)。富士山が見えない6番サイトは車両3,000円と割安に設定されており、「景色より価格」という人にも選択肢があるのが親切です。電源は無料、24時間使える温水洗浄便座付きトイレを備えます。
台数が少ない分、混み合わず静かに過ごせるのが魅力で、ソロや夫婦でじっくり富士山を眺めたい人に向きます。チェックインは13:00から、チェックアウトは10:00までとやや早めなので、朝はゆっくりしすぎないよう注意。ナビに住所が正しく反映されないケースがあるため、到着時はGoogleマップで「RV PARK ITAZUMA」と検索するのが確実です。公式サイトはなく、予約や最新情報はInstagramでの確認になる点も覚えておきましょう。
| 住所 | 〒412-0048 静岡県御殿場市板妻字長畠792-4 |
| 電話番号 | 090-8675-0736(予約9:00〜17:00) |
| 料金 | 車両4,000円+大人1,000円(1〜5番)/車両3,000円(6番) |
| 電源 | あり(無料) |
| チェックイン/アウト | 13:00〜/〜10:00 |
| 駐車台数 | 6台 |
海・温泉・里山|静岡市〜西部〜伊豆のRVパーク3選
富士山エリア以外にも、静岡には個性豊かなRVパークがそろっています。漁港の目の前で海の幸を味わえる静岡市、里山でのんびり入浴もできる西部、温泉三昧の伊豆——目的地に合わせて選べる3施設を、詳細カードとあわせて紹介します。
RVパーク用宗〜Mochimune〜|漁港と温泉の海辺ステイ
静岡市駿河区の用宗(もちむね)漁港エリアにある、海辺の車中泊スポットです。1泊3,500円で、24時間使えるトイレ・水道・100V電源を完備。6台規模のコンパクトなRVパークですが、目の前が漁港で、生しらすや海の幸、周辺の温泉施設「用宗みなと温泉」まで徒歩圏という立地が最大の武器です。街歩きと海を楽しみたい人にぴったりの一泊になります。
チェックインは13:00〜17:00、チェックアウトは12:00までと比較的ゆったり。JR用宗駅にも近く、車を停めて電車で静岡市街へ出る、という使い方もできます。キャンピングカー以外の普通車でも利用可能なので、ミニバンやコンパクトカーでの車中泊デビューにも向きます。注意点は、住宅・飲食店に近い立地のためアイドリングや騒音への配慮が必須なこと。静かに過ごすマナーを守れば、海の朝を満喫できる貴重なロケーションです。
| 住所 | 〒421-0122 静岡県静岡市駿河区用宗3丁目1943-3 |
| 電話番号 | 070-8314-5524 |
| 料金 | 1泊3,500円 |
| 電源 | 100V電源利用可 |
| チェックイン/アウト | 13:00〜17:00/〜12:00 |
| 駐車台数 | 6台(年中無休) |
| 公式サイト | 公式サイト |
遠州森RVパーク|入浴設備つきで里山にこもる
西部・周智郡森町にある、施設内に入浴設備を備えた里山のRVパークです。新東名「森掛川インター」から車で約5分と、意外とアクセスが良いのもポイント。料金はサイトの広さで1泊3,000〜5,000円(Sサイト3,000円・Mサイト4,000円・Lサイト5,000円)と幅があり、予算に合わせて選べます。全サイト電源付きで、ウォシュレット付きの屋内・屋外トイレ、屋内炊事場までそろう充実ぶりです。
入浴設備が敷地内にあるため、温泉地まで移動しなくても汗を流せるのが車中泊では大きな安心材料。屋内炊事場があるので、自炊派の長期旅やファミリーにも向きます。直火は禁止ですが、里山の静けさの中でゆっくり過ごしたい人に好相性。チェックインは13:00、チェックアウトは10:00まで。連休などは休業日が設定されることがあるので、予約時に営業日を必ず確認しましょう。観光の主役というより、移動の合間に体を休める「中継地」としても優秀な一泊です。
| 住所 | 〒437-0222 静岡県周智郡森町飯田3964-9 |
| 電話番号 | 090-3157-1887(9:00〜17:00) |
| 料金 | 1泊3,000〜5,000円(S/M/Lサイト) |
| 電源 | あり(全サイト) |
| チェックイン/アウト | 13:00/〜10:00 |
| 駐車台数 | 最大13台(入浴設備あり) |
| 公式サイト | 公式サイト |
RVパーク代官屋敷|伊豆の温泉めぐりの拠点に
伊豆の国市韮山にある、温泉めぐりの拠点にうってつけのRVパークです。1泊レギュラーシーズン3,500円、ピークシーズン4,000円(税込)で、100V電源と男女24時間使えるウォシュレット付きトイレを完備。15台・1区画縦7m×横5mと区画数と広さに余裕があり、キャンピングカーやトレーラーでも安心して停められます。世界遺産の韮山反射炉など歴史散策の拠点にもなります。
施設内に入浴設備はありませんが、車で8〜15分圏内に「湯〜トピアかんなみ」など複数の日帰り温泉があり、伊豆らしい湯めぐりを楽しめます。チェックインは15:00〜17:00、チェックアウトは翌10:30と朝に少し余裕があるのもうれしいところ。12/29〜1/3は休業日となるため年末年始の利用は避けましょう。伊豆半島は道が混みやすいので、到着時間に余裕を持った計画がおすすめ。温泉と歴史、両方を味わいたい夫婦旅に好相性の一泊です。
| 住所 | 〒410-2141 静岡県伊豆の国市韮山山木142-6 |
| 電話番号 | 055-944-6882(フリーダイヤル0120-475-869) |
| 料金 | 1泊3,500円(レギュラー)/4,000円(ピーク) |
| 電源 | あり 100V電源 |
| チェックイン/アウト | 15:00〜17:00/〜10:30 |
| 駐車台数 | 15台(12/29〜1/3休業) |
| 公式サイト | 公式サイト |
ソロ・夫婦・ファミリー|旅のスタイル別おすすめの選び方

同じRVパークでも、誰と行くかで最適解は変わります。ここでは静岡RVパークの選び方を、ソロ・夫婦・ファミリー・長期旅の4スタイルに分けて提案します。自分の旅に近いパターンを見つけて、6施設の中から候補を絞り込んでください。
ソロ車中泊なら少人数・静かな施設を
ひとり旅なら、台数が少なく静かに過ごせる施設が向きます。おすすめはRVパークITAZUMA(6台)やRVパーク用宗(6台)。人が多すぎず、自分のペースで過ごせるのがソロの醍醐味です。料金も抑えたいなら、用宗の3,500円やITAZUMAの富士山非対面6番サイト3,000円がねらい目になります。
ソロの場合はミニバンや軽バンでの車中泊が中心になるため、区画が広すぎる必要はありません。むしろ立地の良さやトイレの清潔さ、電源の使いやすさが満足度を左右します。用宗なら漁港と温泉、街歩きまでひとりで気ままに楽しめますし、ITAZUMAなら富士山を独り占めする静けさが味わえます。注意点は、女性のソロ車中泊では防犯面への配慮が欠かせないこと。人目のある明るい区画を選び、車のドアは必ず施錠し、目隠しシェードで車内を見えなくするなど、基本の対策を徹底しましょう。
夫婦・カップルは温泉&絶景のバランスで
夫婦やカップルの旅なら、「絶景」か「温泉」のどちらかに寄せると満足度が高まります。富士山の朝を二人で眺めたいならTiC! ふじさん朝霧高原、湯めぐりでゆっくりしたいなら伊豆の代官屋敷が好相性。どちらも区画に余裕があり、落ち着いて過ごせます。
二人旅では、チェックイン・チェックアウトの時間帯も重要です。観光や食事を楽しんでから遅めに到着したいなら、23:30まで受付するTiC! ふじさん朝霧高原が便利。朝ゆっくりしたいなら、チェックアウトが10:30の代官屋敷や12:00の用宗が向きます。予算は二人で1泊3,500〜5,500円が目安なので、宿に泊まるより大幅に安く、その分を食事や温泉に回せるのも車旅の魅力。デメリットは天候リスクで、富士山ビュー狙いは曇天だと絶景が拝めない点。天気を見て柔軟に日程や行き先を変えられると、失敗が減ります。
ファミリーは設備の充実した施設を選ぶ
子ども連れのファミリーには、トイレや炊事場、入浴設備が整った施設が安心です。おすすめは入浴設備と屋内炊事場がある遠州森RVパーク。移動しなくても入浴や自炊ができ、小さな子ども連れでも負担が少なく過ごせます。区画が広く台数に余裕のある代官屋敷(15台)も、荷物の出し入れがしやすくファミリー向きです。
ファミリー車中泊では、就寝スペースの確保が最大の課題。ミニバンでも大人2人+子ども2人が快適に眠るには、フラットな寝床づくりが欠かせません。段差を消すマットや、人数分の寝具を積む収納の工夫が必要になります。電源が使える施設なら、扇風機や電気毛布で季節対策もしやすいのが利点。注意点は、子どもがはしゃいで騒音になりやすいこと。RVパークは他の利用者も静かに眠っているので、夜間の声や音には特に気を配りましょう。設備の整った施設を選べば、初めての家族車中泊もぐっとハードルが下がります。
RVパークは1区画あたりの料金がほとんどで、多くが1台分の車+同乗者を含みます。ファミリーでも「大人料金×人数」を加算する施設(ITAZUMA等)があるので、予約時に総額を確認しておくと会計でびっくりせずに済みます。
長期旅・ペット連れは電源と設備を重視
数日〜長期の車旅や、ペット連れの旅では「電源」と「洗い場・入浴」の有無が鍵になります。連泊で家電を使うなら電源無料の施設が経済的で、朝霧高原や御殿場、ITAZUMAが該当。自炊しながら旅を続けるなら、屋内炊事場のある遠州森が重宝します。長期旅では洗濯やゴミ処理も課題になるため、周辺にコインランドリーやスーパーがある立地を選ぶと快適です。
ペット連れの場合は、事前に各施設へペット可否を必ず確認しましょう。RVパークは屋外スペースが基本ですが、区画内でのリード使用や排泄マナーなど施設ごとにルールが異なります。犬と一緒に富士山の朝を散歩する、伊豆の海辺を歩く、といった車旅はペットにとっても嬉しい時間。ただし夏場は車内の熱中症リスクが高く、留守番はさせず、電源で扇風機を回すなど温度管理を徹底してください。長期・ペット旅ほど、設備の充実した施設を軸に旅程を組むのが成功のコツです。
知らないと損する料金と電源のリアル
ここからは、予約前に知っておきたい「料金」と「電源」の落とし穴を掘り下げます。ネットの古い情報をうのみにすると、現地で「料金が違う」「電源が足りない」と慌てることに。実例を交えて、失敗を避けるポイントを押さえましょう。
電源15A/20Aの落とし穴とポータブル電源の併用
RVパークの電源は便利ですが、容量には限界があります。今回の施設でも100V/15Aや20Aが一般的で、これは家庭のコンセント1〜2口分程度。電子レンジ(約1,400W)と電気ケトル(約1,200W)を同時に使うとブレーカーが落ちる計算です。「電源があるから何でも使える」と思い込むのは危険です。
対策は、消費電力の大きい家電を同時に使わないこと、そしてポータブル電源を併用することです。電気毛布(約50W)やスマホ充電、扇風機(約30W)程度なら電源で十分まかなえますが、調理家電は要注意。ポータブル電源があれば、電源のないサイトや道の駅仮眠時にも対応でき、車旅の自由度が一気に上がります。特に夏の暑さ対策で扇風機やポータブルクーラーを回すなら、電源+ポータブル電源の二段構えが安心。施設の電源を過信せず、自分の使う家電の消費電力(W数)を事前に把握しておくのが、快適な車中泊への近道です。
料金改定・繁忙期の変動に注意(失敗例その1)
RVパークの料金は、思っている以上に変動します。実際に、静岡のある施設では2026年に1泊3,000円だった料金が3,300円へ値上げされたり、シーズンによってレギュラー3,500円・ピーク4,000円と変わる施設もあります。「昨年の情報のまま予約したら、当日に料金が違って戸惑った」という失敗は珍しくありません。
原因は、燃料費や維持費の高騰による料金改定と、繁忙期・平日での価格設定です。対策はシンプルで、①予約時に必ず最新料金を公式で確認する②繁忙期(連休・GW・紅葉・年末年始)は割高になる前提で予算を組む③電源やペットが追加料金かどうかも合わせて確認する、の3点。特にフジRVフィールドのように平日・土日祝・繁忙期で料金が変わる施設もあるため、予約画面の総額表示をよく見ることが大切です。ネットのまとめ記事の価格はあくまで参考値。最終的な金額は、必ず公式サイトか電話で押さえてから出発しましょう。
RVパークの料金・営業日・電源の扱いは改定されることがあります。この記事の情報は2026年7月時点のもの。予約前には各施設の公式サイト・予約ページで最新情報を必ずご確認ください。
実は「予約なし・直前」だと泊まれないことがある
意外と知られていないのですが、RVパークは道の駅と違い「ふらっと立ち寄って泊まる」ができない施設がほとんどです。多くが完全予約制、または当日でも空きがあれば受付という運用で、無予約で行って満車だと車中泊難民になりかねません。特に富士山ビューの人気施設や、6台前後の少人数施設はすぐ埋まります。
実は静岡には、改装や運営体制の変更で一時休業しているRVパークもあります。ネットの一覧に載っていても、実際は休業中というケースがあるため、「載っているから大丈夫」と油断は禁物。対策は、①出発前に予約を確定させる②少人数施設は特に早めに押さえる③念のため第2候補も用意しておく、の3つです。連休や紅葉シーズンは1〜2週間前には満室になることもあります。逆に平日や閑散期なら直前でも取りやすいので、日程に融通が利く人は平日ねらいがコスパ抜群。「予約は早めに、代替案も一つ」を合言葉に計画すれば、現地で泊まれず途方に暮れる事態を避けられます。
はじめての車中泊を成功させる持ち物とマナー
最後に、静岡のRVパークで快適に一夜を過ごすための準備とマナーを整理します。設備が整ったRVパークでも、暑さ対策や最低限の持ち物、そしてマナーを押さえていないと台無しに。初めてでも安心して眠れるコツをまとめました。
夏の暑さで眠れなかった失敗例(失敗例その2)
夏の車中泊で最も多い失敗が「暑さ」です。エンジンを切ればエアコンは止まり、真夏の車内は寝苦しさで一睡もできないことも。実際に「静岡の平地で真夏にエンジンを切って車中泊したら、車内が蒸し暑くて眠れず、汗だくで熱中症になりかけた」という声は少なくありません。標高の低い静岡市や海沿いエリアは、夏は特に注意が必要です。
対策は、標高の高い朝霧高原など涼しいエリアを選ぶこと、そして電源を活かした暑さ対策をすること。RVパークの電源やポータブル電源で扇風機・ポータブルクーラーを使えば、車内温度をぐっと下げられます。加えて網戸で虫を防ぎながら窓を開けて通気を確保し、日中はサンシェードで直射日光を遮るのが基本。エンジンをかけっぱなしのアイドリングは、排ガス・騒音・一酸化炭素中毒のリスクがあり、RVパークでも厳禁です。夏の車中泊は「涼しい場所を選ぶ+電源で冷やす+換気する」の3点セットで臨みましょう。詳しい暑さ対策は次の記事にまとめています。

「夏の車中泊は暑くて眠れない」——これは車旅を始めた人がほぼ全員ぶつかる壁です。日中に太陽を浴びた車のボディは熱を溜め込み、エンジンを切った車内は夜になっても3…
最低限そろえたい車中泊の持ち物リスト
快適な車中泊には、最低限そろえたい持ち物があります。結論として重要なのは「寝床・目隠し・電源・季節対策」の4カテゴリー。RVパークは設備が整っていても、寝具や目隠しは自分で用意する必要があります。これらがあるだけで、初めての一泊の快適さがまるで変わります。
具体的には、①段差を消す車中泊マット(厚さ8cm前後だと底つきしにくい)②車内が見えないようにする目隠しシェードやカーテン③スマホ充電や家電に使うポータブル電源④夏は扇風機、冬は電気毛布や寝袋、という4点が基本装備です。加えて、ランタンなどの照明、ゴミ袋、飲料水、モバイルバッテリーがあると安心。予算の目安は、5,000円以下でマットと目隠しの最低限、1万〜3万円でポータブル電源を含む快適セット、3万円以上で本格的な季節対策までカバーできます。まずは手持ちの毛布や布団で試し、足りないものを買い足していくのが失敗の少ない揃え方です。車中泊グッズの具体例はこちらが参考になります。

「車中泊を始めたいけれど、まず何を買えばいいのか分からない」——これは車中泊デビュー前のほとんどの人がぶつかる壁です。マット、寝袋、ポータブル電源、網戸、サンシ…
RVパークで嫌われないマナー
RVパークを気持ちよく使い続けるには、マナーが何より大切です。基本は「静かに・きれいに・ルールを守る」の3つ。他の利用者もすぐ隣で眠っているので、夜間の騒音や光、そしてアイドリングには特に配慮しましょう。マナーの悪い利用者が増えると、施設が閉鎖されてしまうこともあります。
具体的には、①夜間・早朝のアイドリングやエンジン始動を控える②話し声・音楽・ドアの開閉音を抑える③ゴミは施設ルールに従い、指定がなければ持ち帰る④区画をはみ出さず、指定スペース内に駐車する⑤共用トイレや炊事場をきれいに使う、が守るべきポイントです。特にアイドリングは、排ガスと騒音で周囲に迷惑をかけるだけでなく、一酸化炭素中毒の危険もあるため厳禁。RVパークは「みんなで気持ちよく使う場所」という意識を持てば、自然とマナーは身につきます。初めてでも、この基本を守るだけで立派な車中泊の先輩です。
まとめ|静岡RVパークで叶える無理のない車旅
静岡のRVパークは、道の駅よりも安心して、宿よりも手軽に、富士山・海・温泉・里山という多彩な魅力を味わえる車旅の強い味方です。1泊3,000〜5,500円前後で電源や24時間トイレが使え、初めての車中泊でも失敗しにくいのが最大のメリット。目的地に近いエリアで選び、料金と電源を事前に確認すれば、快適な一夜が待っています。
今回紹介した内容の要点を、最後に整理しておきます。
- 静岡RVパークの料金相場は1泊3,000〜5,500円。多くが電源・24時間トイレ完備
- 富士山ビューなら富士宮・御殿場(TiC!朝霧高原・御殿場・ITAZUMA)
- 海と街歩きなら静岡市の用宗、里山と入浴なら西部の遠州森
- 温泉めぐりなら伊豆の代官屋敷が拠点に最適
- ソロは少人数施設、夫婦は絶景か温泉、ファミリーは設備重視で選ぶ
- 電源は15A/20Aが中心。ポータブル電源の併用で安心
- 料金改定・繁忙期変動があるため予約前に公式で最新情報を確認
最初の一歩としておすすめなのは、東京・名古屋からアクセスしやすく受付時間にも余裕がある御殿場エリアの施設です。まずは近場のRVパークを1泊予約し、手持ちのマットと毛布で試してみましょう。慣れてきたら、富士山の朝を眺めたり、伊豆で湯めぐりをしたりと、静岡ならではの車旅の幅がぐんと広がります。無理のない範囲で少しずつ道具をそろえながら、あなたも静岡のRVパークで快適な車中泊デビューを楽しんでください。
※本記事の料金・設備・営業情報は2026年7月時点のものです。最新情報は各施設の公式サイトでご確認ください。

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