フリードプラス車中泊ガイド|荷室1,850mm×1,200mmを活かすグッズ・対策・DIYまで全解説

フリードプラス車中泊ガイド|荷室1,850mm×1,200mmを活かすグッズ・対策・DIYまで全解説のアイキャッチ画像

「フリードプラスって車中泊に向いてるの?」「荷室はどのくらい広いの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、フリードプラスはホンダが車中泊を想定して設計した数少ないコンパクトミニバンで、「おやすみモード」を使えば奥行約1,850mm×幅約1,200mmのフルフラット空間が現れます。

2024年5月に新車販売は終了しましたが、中古車市場では引き続き人気が高く、車中泊入門車として選ぶ方が増えています。この記事では、フリードプラスの荷室寸法からフルフラット化の手順、季節別の対策、必要なグッズまで、車中泊を始めるために必要な情報をすべてまとめました。

後継モデルの新型フリード クロスター(5人乗り)との違いにも触れていますので、これから購入を検討している方もぜひ参考にしてください。

📌 この記事でわかること

・フリードプラスの荷室寸法とおやすみモードのフルフラット化手順
・車中泊に必要なグッズと予算別の揃え方
・夏・冬・雨の日の季節別対策と注意点
・後継モデル「新型フリード クロスター」との比較

目次

フリードプラス車中泊|荷室寸法とおやすみモードの実力

フリードプラス車中泊|荷室寸法とおやすみモードの実力の解説画像

おやすみモードで奥行1,850mm×幅1,200mmのフラット空間が出現

フリードプラスの最大の特徴は、Honda純正の「おやすみモード」です。2列目シートを前方に倒すと、荷室からシートバックまでが一枚の平面になり、奥行約1,850mm×幅約1,200mmのフルフラット空間が生まれます。段差はわずか約2cmで、市販のマットレスを敷けばほぼ気にならないレベルです。身長170cm程度の大人がまっすぐ足を伸ばして寝られるサイズで、ソロ車中泊なら余裕を持って就寝できます。夫婦2人でも横並びで寝ることは可能ですが、幅1,200mmは大人2人だとやや窮屈に感じるため、コンパクトな寝袋を使うか、体格に合わせてマットの厚みで調整するのがコツです。注意点として、シートを倒す前に2列目のヘッドレストを外しておかないと完全にフラットになりません。初めてセットする際は明るい場所で練習しておくと、現地で慌てずに済みます。

ラゲッジボードの2段構造が車中泊の快適さを左右する

フリードプラスには、荷室を上下2段に分割するラゲッジボードが標準装備されています。上段のボードに寝て、下段に荷物を収納するという使い方ができるのが大きな強みです。下段の収納スペースは奥行約900mm×高さ約300mmで、クーラーボックスや調理器具、着替えの入ったバッグなどを寝床の下にすっきり収められます。車中泊では限られた空間をいかに効率よく使うかが快適さのカギになりますが、この2段構造のおかげで「荷物を移動させてからベッドを作る」という手間が省けます。デメリットとしては、ラゲッジボードの耐荷重に注意が必要で、ボード上にあまり重い荷物を置くとたわむ可能性があります。体重の重い方は、ボードの下にDIYで補強材を入れるといった工夫が有効です。

開口部の低さ335mmが荷物の積み下ろしを楽にする

フリードプラスの荷室開口部の地上高はわずか335mmです。これはSUVやミニバンと比較しても低い設計で、重いクーラーボックスやポータブル電源を積み込む際に腰への負担が少なく済みます。開口部の高さは1,255mm、幅は1,080mmと大きく開くため、自転車やアウトドアチェアなど大型のギアも出し入れしやすい設計です。車中泊では到着後にすぐ荷物を整理して就寝準備に入りたい場面が多いため、この低床・大開口の設計は想像以上にありがたいポイントです。ただし、地上高が低い分、未舗装の駐車場や段差のある場所ではリアバンパー下部を擦る可能性があります。RVパークや道の駅など舗装された場所を中心に利用する方には問題ありませんが、キャンプ場の砂利道を走る場合は段差に注意してください。

🚐 スペック情報
車種名ホンダ フリードプラス(GB5/GB6/GB7/GB8)
メーカー本田技研工業(Honda)
新車時価格帯236万〜304万円(2024年5月終了モデル)
ボディサイズ全長4,265mm × 全幅1,695mm × 全高1,710mm(FF)
おやすみモード寸法奥行約1,850mm × 幅約1,200mm(段差約2cm)
乗車定員5名
特徴ラゲッジボード標準装備・上下2段構造・低床設計(地上高335mm)

おやすみモードへの切り替え手順と3つのコツ

5分で完了するフルフラット化の手順

フリードプラスのおやすみモードへの切り替えは慣れれば5分ほどで完了します。手順は次のとおりです。まず2列目シートのヘッドレストを引き抜きます。次に、シート背面のレバーを引いて背もたれを前方に倒します。すると荷室側のラゲッジボードとシートバックがほぼフラットにつながります。最後に、段差を解消するためにマットレスや車中泊用のクッションを敷けば完成です。ポイントは「ヘッドレストを先に外す」こと。これを忘れると背もたれが完全に倒れず、寝床に傾斜ができてしまいます。初回は駐車場の明るい時間帯にリハーサルしておくと安心です。夜の道の駅に到着してから初めて挑戦すると、暗い中で手間取って疲労感が増すので避けましょう。

マットレスの厚みは8cm以上がベスト

おやすみモードの段差は約2cmですが、長時間寝ると体に響きます。これを解消するにはマットレスの厚みが重要で、8cm以上の車中泊用マットレスを選ぶと段差をほぼ感じなくなります。幅1,200mmに収まるセミダブルサイズ(幅120cm)のマットレスがぴったりです。インフレータブルマット(自動膨張式)なら収納時はコンパクトに丸められるため、使わないときはラゲッジ下段に収められます。価格帯は3,000円〜15,000円程度で、5,000円前後の製品でも十分快適です。注意点として、あまり厚すぎるマットレス(15cm以上)を選ぶと天井との距離が近くなり、寝返りの際に圧迫感を感じます。フリードプラスの荷室高さは約890mmなので、マットレスの厚みは10cm程度を上限と考えてください。

就寝スペースを最大化する荷物の配置術

車中泊で快適に寝るためには、荷物の配置計画が欠かせません。フリードプラスの場合、下段収納スペース(奥行約900mm)を最大限活用するのがポイントです。クーラーボックスや食材は下段の奥側に、調理器具や着替えは手前に配置すると、就寝中に必要なものへ手が届きやすくなります。運転席・助手席の足元にもサブバッグを置けるため、翌朝すぐ使う洗面用具やスマホの充電器はそちらに移動させましょう。失敗しがちなのは、荷物を全部上段に積んだままシートを倒そうとするケースです。先に下段と前席に荷物を移動してからシートを倒すと、スムーズにフルフラット化できます。ファミリーで荷物が多い場合は、ルーフキャリアやルーフボックスの追加も検討に値します。

💡 車旅メモ

意外と知られていないけれど、フリードプラスのラゲッジボードは取り外して裏返すと、汚れに強い樹脂面が使えます。キャンプ帰りで泥だらけのギアを積む際は裏面を活用すると、ボードを清潔に保てます。ちょっとした工夫ですが、長く使い続けるうえで差がつくポイントです。

予算別で揃えるフリードプラス車中泊グッズ

予算別で揃えるフリードプラス車中泊グッズの解説画像

5,000円以下で始めるミニマム装備リスト

車中泊を試してみたいけれど、いきなり高額な装備を揃えるのは不安という方は、まず5,000円以下で最低限のアイテムを揃えましょう。必要なのは「銀マットまたはウレタンマット(1,000〜2,000円)」「寝袋またはブランケット(1,500〜2,500円)」「窓用サンシェード(100均で数百円)」の3点です。銀マットはフリードプラスのおやすみモードで生じる約2cmの段差を和らげ、底冷えも軽減してくれます。窓用サンシェードは100均のアルミシートとマグネットテープで自作できるため、全窓分でも500円程度です。この装備でまず1泊してみて、不便に感じたポイントだけ追加投資していくのが賢い始め方です。デメリットとしては、銀マットだけでは寝心地に限界があり、腰痛持ちの方は翌朝体が痛くなることがあります。

1万〜3万円で快適性をワンランク上げる

数回の車中泊を経験して「もう少し快適にしたい」と思ったら、1万〜3万円の予算で装備をアップグレードしましょう。優先順位が高い順に「車中泊用インフレータブルマット8cm厚(5,000〜8,000円)」「専用プライバシーシェード全窓セット(8,000〜15,000円)」「LEDランタン+USBファン(3,000〜5,000円)」です。専用シェードは車種別設計のものを選ぶと窓にぴったりフィットし、遮光性と断熱性が格段に上がります。フリードプラス専用品はカー用品メーカー各社から販売されており、吸盤式で取り付け・取り外しも簡単です。USBファンは夏場の換気に必須で、窓を少し開けた状態でファンを回すだけで車内の空気がかなり循環します。注意点は、USB機器を複数使う場合にモバイルバッテリーの容量が足りなくなること。10,000mAh以上のバッテリーを1つ用意しておくと安心です。

3万円以上でソロ〜夫婦旅の快適装備を完成させる

3万円以上の予算が取れるなら、ポータブル電源(容量300Wh以上)の導入がおすすめです。価格は30,000〜50,000円程度ですが、スマホ充電・LEDランタン・USB扇風機・電気毛布など複数の機器を同時に使えるようになり、車中泊の快適さが根本的に変わります。フリードプラスなら下段収納に電源本体を置いて、上段の寝床にケーブルを伸ばす配置が理想的です。容量300Whの電源なら、USB扇風機(5W)を一晩中回しても余裕があり、電気毛布(50W)も5〜6時間使えます。夫婦で長期の車旅をする場合は500Wh以上の電源を選ぶと、翌日分のスマホ充電やカメラのバッテリー充電にも対応できます。ただし、容量が大きくなると重量も増え(300Whで約3〜4kg、500Whで約6〜7kg)、持ち運びが大変になるトレードオフがあります。

あわせて読みたい
ソリオで車中泊|室内寸法2,500mmを活かすフルフラット化の手順と快適グッズ7選 「ソリオで車中泊ってできるの?」「コンパクトカーだし狭くない?」——そんな疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。結論から言うと、スズキ・ソリオは室内長2...
Q. フリードプラスの車中泊に布団は使える?
A. フリードプラスのおやすみモードは幅約1,200mmあるため、シングルサイズの敷布団(幅100cm)なら十分に敷けます。ただし掛け布団はかさばるため、収納を考えるとコンパクトに畳めるシュラフ(寝袋)のほうが使い勝手は良いです。冬場はシュラフの中にブランケットを入れると保温力がアップします。

夏の車中泊で熱中症にならないための対策

窓を開ける×USBファンが基本の換気セット

夏場にエンジンを切った車内は、30分で50℃近くまで上昇することがあります。フリードプラスで夏の車中泊をする場合、「窓を5〜10cm開ける+USBファンで強制換気」が基本の暑さ対策です。窓は対角線上に2か所(たとえば運転席と左後席)を開けると空気の流れが生まれやすくなります。防虫ネットを窓に取り付ければ虫の侵入を防ぎながら換気できます。フリードプラス用の専用ウインドウネットは3,000〜5,000円程度で販売されています。USBファンは窓の近くに設置して外気を取り込む向きにすると、車内の温度を外気温+2〜3℃程度に抑えられます。ポータブル電源があれば一晩中ファンを回せるため、電源の準備は夏場こそ重要です。

エンジン切ってエアコンなし、標高で涼しさを確保する

車中泊の大前提として、一晩中エンジンをかけてエアコンを使うのはNGです。騒音と排気ガスで周囲に迷惑をかけるだけでなく、燃料切れや一酸化炭素中毒のリスクもあります。エアコンに頼らず涼しく寝るためのポイントは「標高の高い場所を選ぶ」ことです。標高が100m上がるごとに気温は約0.6℃下がるため、標高1,000mの高原なら平地より約6℃涼しくなります。長野県や群馬県の高原にあるRVパークや道の駅は、真夏でも夜間20℃前後まで下がる場所が多く、快適に寝られます。失敗例として、真夏に標高の低い平地の道の駅でエアコンなしの車中泊を試みて、暑さで眠れず体調を崩したというケースがあります。夏場は行き先の標高と夜間気温を事前にチェックしましょう。

冷感グッズの組み合わせで体感温度を下げる

標高の高い場所へ行けない場合は、冷感グッズの組み合わせで対処します。「冷感敷きパッド(2,000〜3,000円)」「冷却タオル(500〜1,000円)」「凍らせたペットボトル(0円)」の3つを併用すると、体感温度を3〜5℃下げる効果が期待できます。冷感敷きパッドはマットレスの上に敷くだけで、接触冷感素材が体の熱を吸収してくれます。凍らせた2Lペットボトルを2〜3本持ち込み、タオルで巻いて足元に置くと簡易的なクーラー代わりになります。溶けた水は翌朝の洗顔や手洗いに使えるので無駄もありません。注意点として、冷感グッズだけで乗り切れるのは外気温28℃程度まで。それ以上の猛暑日は車中泊を避けるか、エアコン付きのRVパークを選ぶのが安全です。

⚠️ 車中泊の注意点

車中泊中のアイドリングは多くの道の駅・RVパークで禁止されています。エンジンをかけたまま寝ると、排気ガスが車内に逆流して一酸化炭素中毒を引き起こす危険があります。特に冬場に雪がマフラー周辺に積もると排気が滞留しやすくなります。就寝時は必ずエンジンを切り、換気を確保してください。

冬の車中泊を乗り切る防寒・結露対策

断熱の優先順位は「窓→床→天井」の順

冬の車中泊で最も熱が逃げるのは窓ガラスです。フリードプラスは窓の面積が比較的大きいため、断熱対策をしないと車内温度がどんどん下がります。対策の優先順位は「窓→床→天井」の順です。まず全窓に断熱シェードまたはアルミマットを設置します。次に、フロアには銀マット+断熱マットの2枚重ねで底冷えを防ぎます。フリードプラスの車体は鉄板なので、地面からの冷気がマット越しに伝わりやすい構造です。天井の断熱は効果はあるものの、窓と床に比べると優先度は低く、余裕があれば薄手のアルミシートを天井に貼ると良いでしょう。予算としては、窓の断熱シェード(専用品8,000〜15,000円 or 自作500〜1,000円)と銀マット(1,000〜2,000円)で合計2,000〜17,000円程度です。

電気毛布+ポータブル電源が冬車中泊の正解

冬の車中泊で快適に眠るための装備として、電気毛布とポータブル電源の組み合わせが定番になっています。電気毛布の消費電力は「弱」設定で約20〜30W、「中」で約40〜50Wです。容量300Whのポータブル電源なら「弱」設定で約10〜12時間、つまり一晩余裕で使えます。電気毛布はシュラフの中に入れて使うと、少ない電力で効率よく体を温められます。価格は電気毛布が3,000〜5,000円と手頃なので、冬に車中泊をするなら最初に買うべきアイテムです。注意点として、ポータブル電源はリチウムイオン電池を使っているため、0℃以下の環境では出力が低下する製品があります。就寝中は電源本体をブランケットで包むか、シュラフの足元に入れて保温すると安定した出力を維持できます。

結露との戦い方:換気と除湿のダブル対策

冬の車中泊で避けられないのが結露です。大人1人が一晩で呼吸や発汗により約300〜500mlの水分を放出するため、締め切った車内では窓やボディ内側にびっしり水滴がつきます。結露対策は「換気」と「除湿」の2本立てが基本です。換気は窓を1〜2cm開けるだけで効果がありますが、冬場は冷気が入るため、助手席側の窓を1か所だけ少し開け、防寒のためにシェードは閉めたまま窓の上部だけ隙間を作る方法がおすすめです。除湿には車用の除湿剤(100均で購入可能)を3〜4個配置するか、珪藻土マットを窓際に立てかける方法があります。翌朝の結露拭き取り用に、マイクロファイバータオルを2〜3枚用意しておくと片付けが楽です。結露を放置するとカビの原因になるため、帰宅後は窓を全開にして車内を十分に乾燥させてください。

メリットデメリット
冬は虫がいない・静かに過ごせる
星空がきれいに見える
鍋料理が格別においしい
結露が避けられない
防寒装備で荷物が増える
バッテリー消耗が早い

フリードプラスの車中泊マナーと場所選びのポイント

道の駅は「仮眠OK」でも「宿泊禁止」の場合がある

車中泊スポットとして道の駅を利用する方は多いですが、道の駅は本来「ドライバーの休憩施設」であり、車中泊(宿泊)を公式に認めているわけではありません。一部の道の駅では車中泊を明確に禁止しているところもあります。利用する際は「仮眠」の範囲にとどめ、テーブルやイスを車外に出す・洗い物をする・発電機を使うといった行為は避けましょう。長時間アイドリングをして周囲から注意を受けたという事例も報告されています。道の駅での車中泊は「静かに寝て、朝になったらお礼に地元の特産品を買って出発する」くらいの心構えが理想です。安心して堂々と車中泊したいなら、車中泊専用のRVパークがおすすめです。日本RV協会のRVパーク一覧から全国の施設を検索できます。

RVパークなら電源付きで安心して泊まれる

RVパークは日本RV協会が認定する車中泊専用施設で、全国に約400か所以上あります。1泊2,000〜5,000円程度の利用料金で、電源(AC100V)・トイレ・ゴミ処理が利用できるのが大きなメリットです。フリードプラスでの車中泊なら、電源付きサイトを選べばポータブル電源を持参しなくても電気毛布やUSB機器を使えます。RVパークによっては入浴施設が併設されている場所や、温泉が隣接している場所もあり、長期の車旅でも快適に過ごせます。予約方法は施設によって異なりますが、電話予約が中心で、一部の施設はWebサイトから予約可能です。週末や連休は満車になることがあるため、2〜3日前には予約を入れておくと確実です。デメリットとしては、まだ施設数が限られており、希望のエリアにRVパークがないケースもあります。

駐車場での車中泊で守るべき5つのルール

車中泊をする場所がどこであっても、最低限守るべきルールがあります。第一に、エンジンは必ず切ること。騒音と排気ガスは車中泊が禁止される最大の原因です。第二に、車外での調理・飲食はしないこと。テーブルやコンロを出すとキャンプ行為とみなされ、施設管理者から注意を受けます。第三に、ゴミは必ず持ち帰ること。第四に、トイレ以外の場所で排水しないこと。調理の排水を駐車場に流す行為は環境汚染であり、マナー違反の典型です。第五に、長期滞在しないこと。同じ場所に何泊もすると「不法占拠」とみなされ、車中泊禁止の看板が設置される原因になります。これらのルールは車中泊文化を守るためにも、一人ひとりが意識することが大切です。

あわせて読みたい
車中泊の場所はどこがベスト?7種類の候補地と失敗しない選び方を徹底解説 「車中泊をしてみたいけれど、どこに泊まればいいのかわからない」「道の駅って本当に車中泊していいの?」――これから車中泊を始める人が最初にぶつかる壁が、場所選び...

新型フリード クロスターとの違い|乗り換えるべき?

フリードプラスは2024年5月で新車販売終了

フリードプラスは2024年6月のフリードフルモデルチェンジに伴い、新車販売を終了しました。後継にあたるのが新型フリード クロスター(5人乗り)です。「これからフリードプラスが欲しい」という方は中古車での購入が前提になります。中古車市場では走行距離3万km以下の2022〜2023年式が150万〜220万円程度で流通しており、新車時価格(236万〜304万円)と比べると手が届きやすくなっています。中古車を選ぶ際のチェックポイントは、ラゲッジボードの傷や歪み、シートの汚れ・へたり、そしてハイブリッド車の場合はバッテリーの劣化状況です。Honda認定中古車(Honda公式中古車サイト U-Select)なら保証付きで安心して購入できます。

新型クロスターは全長+45mm・全幅+25mm拡大

新型フリード クロスター(5人乗り)は、フリードプラスと比べてボディサイズが拡大しています。全長は4,310mm(フリードプラス比+45mm)、全幅は1,720mm(同+25mm)、全高は1,755mm(同+45mm)です。荷室もフルフラット時の奥行が約1,800〜1,900mmに拡大し、ラゲッジスペースの高さは1,355mmとかなり余裕があります。一方で全幅が1,700mmを超えたため、3ナンバーサイズとなりました。狭い駐車場や住宅街の細い道を走る機会が多い方は、コンパクトな5ナンバーサイズのフリードプラスのほうが取り回しやすい面があります。車中泊の快適さだけで言えば新型クロスターが優れていますが、日常使いの利便性も含めたトータルバランスで判断するのがおすすめです。

比較項目 フリードプラス 新型フリード クロスター
全長 4,265mm 4,310mm
全幅 1,695mm(5ナンバー) 1,720mm(3ナンバー)
全高 1,710mm 1,755mm
フルフラット奥行 約1,850mm 約1,800〜1,900mm
フルフラット幅 約1,200mm 約1,200mm
ナンバー区分 5ナンバー 3ナンバー
購入方法 中古車のみ 新車購入可

実は中古のフリードプラスが「買い」なケースもある

新型クロスターのほうがスペック面では進化していますが、中古のフリードプラスがむしろ適しているケースもあります。5ナンバーサイズにこだわりたい方、購入予算を150万〜200万円程度に抑えたい方、すでにフリードプラス専用の車中泊アクセサリー(シェード・マット・ベッドキットなど)が豊富に流通している点を活かしたい方です。新型クロスターは発売から間もないため、専用アクセサリーの選択肢がまだ限られています。また、フリードプラスのおやすみモードは長年のユーザーからの改良フィードバックが反映された完成度の高い設計で、車中泊のしやすさという点では十分な実力があります。中古車市場はタイミングによって価格が変動するため、Honda U-Selectや大手中古車サイトで定期的に在庫をチェックすると、条件の良い1台に出会えます。

フリードプラスでの車中泊を快適にするDIYカスタム

テーブル自作でリモートワーク&食事スペースを確保

フリードプラスの車内にテーブルがあると、食事やPC作業が格段に快適になります。DIYで簡易テーブルを作る場合、ホームセンターで購入できる折りたたみ棚受け(2個で500〜800円)と板材(1,000〜2,000円)を使って、助手席の背面に取り付ける方法が定番です。板のサイズは幅40cm×奥行25cm程度がフリードプラスの室内幅に収まりやすく、ノートPCやお弁当を置くのにちょうど良いサイズです。材料費は合計2,000〜3,000円程度で、工具はドライバー1本あれば作れます。設置場所は助手席のヘッドレストのポールに固定する方式が多く、使わないときは折りたたんでおけます。注意点として、走行中はテーブルを必ず折りたたむかロックしておくこと。急ブレーキで飛び出すと危険です。

カーテンレールDIYで着替えの目隠しを作る

フリードプラスには純正のカーテンがないため、着替えや就寝時のプライバシー確保にはDIYが有効です。100均のつっぱり棒(200〜300円)と遮光カーテン(300〜500円)で、運転席と後部座席の間に仕切りカーテンを設置できます。つっぱり棒はBピラー間(幅約1,200mm)に渡し、リングクリップでカーテンを吊るすだけの簡単施工です。材料費は1,000円以下で、所要時間は10分程度。遮光カーテンを選べば外からの光も遮断でき、道の駅の照明が気になって眠れないという問題も解決します。もう少し本格的にしたい場合は、カー用品店で販売されている車種専用のマグネットカーテン(5,000〜8,000円)を選ぶと、見た目もすっきりして取り外しも楽です。デメリットとして、つっぱり棒方式は走行中に振動で落ちることがあるため、走行時は外しておくのが安全です。

換気扇DIYで夏の車中泊を涼しくする

夏場の車中泊の大敵は「無風状態」です。窓を開けても風がない夜は車内の温度がなかなか下がりません。そこで効果的なのが、窓に取り付けるDIY換気扇です。作り方は、プラダン(プラスチック段ボール・100均で200〜300円)をリアウインドウの形にカットし、そこにUSBファン(1,000〜2,000円)を埋め込むだけです。プラダンで窓枠をぴったり塞ぎつつ、ファン部分だけ空気が流れる構造にすることで、虫の侵入を防ぎながら強制換気ができます。材料費は合計1,500〜2,500円程度です。ファンは12cm角のPC用USBファンが静音性と風量のバランスが良く、就寝中も音が気になりません。注意点として、雨の日はファン側の窓から水が入る可能性があるため、防水カバーを付けるか、雨天時はファンを取り外してプラダンだけにしておきましょう。

📌 DIYカスタムの費用まとめ

・簡易テーブル:約2,000〜3,000円
・仕切りカーテン:約1,000円以下
・窓用換気扇:約1,500〜2,500円
→ 合計5,000円前後で車中泊の快適性が大幅にアップします。すべて工具1本で作れるレベルのDIYなので、初心者でも挑戦しやすい内容です。

あわせて読みたい
キャンピングカー自作の完全ガイド|費用80万円〜と8ナンバー取得までの全手順 「キャンピングカーが欲しいけど、ビルダー製は300万〜800万円もする。自分で作れないだろうか?」——そんな疑問を持つ方は年々増えています。結論から言えば、キャンピ...

まとめ|フリードプラスは車中泊入門に最適な1台

フリードプラスは、Hondaが車中泊を想定して設計した「おやすみモード」を持つ、初心者にとって理想的な車中泊入門車です。奥行約1,850mm×幅約1,200mmのフルフラット空間、上下2段のラゲッジ構造、地上高335mmの低床設計と、車中泊に必要な条件が最初から揃っています。

2024年5月に新車販売は終了していますが、中古車市場では150万〜220万円程度で状態の良い個体が見つかります。後継の新型フリード クロスターも優れた選択肢ですが、5ナンバーサイズの取り回しやすさとアクセサリーの豊富さでは、フリードプラスにまだ分があります。

この記事のポイントを振り返ります。

  • おやすみモードで奥行約1,850mm×幅約1,200mmのフルフラット空間が5分で完成する
  • ラゲッジボードの2段構造で寝床の下に荷物を収納でき、空間効率が高い
  • 車中泊グッズは5,000円以下のミニマム装備から始められる
  • 夏は標高の高い場所+USBファン換気、冬は電気毛布+ポータブル電源が定番の対策
  • 道の駅での車中泊はマナーを守り、安心して泊まるならRVパークがおすすめ
  • DIYカスタムは合計5,000円前後で快適性を大幅アップできる
  • 新型フリード クロスターとの比較は「日常の取り回し vs 車中泊の快適さ」で判断する

まずは近場の道の駅やRVパークで1泊してみてください。銀マットと寝袋だけの最低限の装備でも、フリードプラスなら「車で寝る」体験が想像以上に快適だと感じるはずです。何度か経験を重ねるうちに、自分に合ったグッズやカスタムが見えてきます。※最新の車両情報・施設情報は各公式サイトでご確認ください。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

車中泊歴10年のキャンピングカー愛好家。全国のRVパークや道の駅を巡りながら、車中泊の快適さを追求しています。実体験をもとに、初心者にもわかりやすい情報をお届けします。

コメント

コメントする

目次