「三島ダイハツ」と検索してこのページにたどり着いた方の多くは、ダイハツの販売店を探していたつもりが、軽キャンパーの写真が並ぶ画面に出くわして戸惑ったのではないでしょうか。軽自動車を売る町のディーラーが、なぜ自社ブランドのキャンピングカーを作り、カフェとRVパークまで併設した施設を運営しているのか。順序立てて知りたいところです。
結論から書くと、三島ダイハツは静岡県東部で昭和24年から続く老舗のダイハツ販売店であり、同時に「クオッカ(Quokka)」という軽キャンパーを自社工房で製作しているビルダーでもあります。販売店と製造元が同一という体制は、軽キャンパーの世界ではかなり珍しい形です。さらに裾野市にはショールーム・工房・カフェ・RVパークを集約したCAMPINGCAR GARDENがあり、車を見に行ったついでに一泊して考えることもできます。
この記事では、会社としての三島ダイハツの成り立ちから、クオッカ全4モデルの価格とベッド寸法の違い、CAMPINGCAR GARDENでできること、RVパークとレンタカーの使い方、そして来店前に確認しておきたい定休日や展示車の見方までをまとめて整理します。カタログを開く前に読んでおくと、現地での質問が具体的になります。
・三島ダイハツはダイハツ販売店であり、軽キャンパー「クオッカ」の製作元でもある
・クオッカは基本形・wanabee・Japandi・Likeの4モデルで、ベッド寸法と就寝人数が違う
・裾野市のCAMPINGCAR GARDENにはカフェとRVパークが併設され、泊まって検討できる
・本社(長泉町)とCAMPINGCAR GARDEN(裾野市)は別の場所なので行き先を間違えない
三島ダイハツはどんな会社?ダイハツ販売店が軽キャンパーまで作る理由

自転車店から始まり、昭和27年にダイハツ車へ舵を切った
三島ダイハツの前身は、昭和24年に長泉町三軒家で創業した渡辺サイクル商会です。当時扱っていたのは自転車と自動二輪で、オートビットや陸王といった二輪車メーカーの車両を並べていました。昭和27年からダイハツ車を主に取り扱うようになり、名古屋陸運局から認証を取得して小型自動車の整備にも本格的に取り組み始めます。昭和42年に社名を三島ダイハツモータースへ改め、昭和48年にダイハツ工業から地区販売店として認定、昭和49年に法人化して現在の株式会社三島ダイハツになりました。昭和59年には現在地へ移転し、整備工場とショールーム、屋外展示場を備えた店舗になっています。
この歴史が効いてくるのは、キャンピングカーを買ったあとです。架装だけを請け負う工房と違い、ベース車両の整備認証を持つ販売店が母体なので、車検や点検を同じ会社で受けられます。ただし創業から続く整備工場は本社側にあり、キャンピングカーの展示は裾野市の別拠点という分業なので、用件によって行き先が変わる点は覚えておいてください。詳しい沿革は株式会社三島ダイハツの公式サイトで公開されています。
本社は長泉町、キャンピングカーは裾野市という二拠点体制
三島ダイハツを訪ねるときにまず確認したいのが、どちらの拠点に用があるかです。新車・中古車の商談や車検・点検は本社、キャンピングカーの見学と商談はCAMPINGCAR GARDENと役割が分かれています。本社の営業時間は9:00~18:30(サービス受付は17:00まで)で、定休日は月曜・火曜(第1火曜は除く)。一方のCAMPINGCAR GARDENは9:00~18:00の営業で、月曜・火曜が定休日です。
「三島ダイハツ」という社名から三島市内を探してしまう人がいますが、本社は駿東郡長泉町、CAMPINGCAR GARDENは裾野市にあります。カーナビに社名だけを入れて出発すると目的地がずれることがあるので、下のカードにある住所で確認してから走り出すのが確実です。特にキャンピングカーの実車を見たい人が本社に着いてしまうと、展示は裾野側なので移動し直しになります。
| 住所 | 〒411-0943 静岡県駿東郡長泉町下土狩1791-1 |
| 電話番号 | 055-987-9133 |
| 営業時間 | 9:00~18:30(サービス受付は17:00まで) |
| 定休日 | 月曜・火曜(第1火曜は除く) |
| アクセス | JR御殿場線 下土狩駅より徒歩15分 |
| 駐車場 | あり(10台) |
| 公式サイト | 公式サイト |

ダイハツ車の販売・整備とキャンピングカーが同じ会社にある強み
三島ダイハツの事業内容は、ダイハツ車の販売、キャンピングカー販売、中古車販売、車検・整備、自動車保険代理店業務です。軽キャンパーの購入で不安になりやすいのは「架装した部分の面倒を誰が見てくれるのか」という点ですが、ベース車両を売る立場と架装する立場が同じ会社なら、窓口が一つで済みます。
使い勝手が分かりやすいのは、初めての軽キャンパーを軽自動車から乗り換えて買う場面です。下取り、ベース車両のグレード選び、架装、登録、その後の点検までが一本の線でつながります。逆に注意したいのは、キャンピングカーの展示場受付が17:30までと本社の営業時間より早く終わることです。仕事帰りに寄るつもりなら、日没後の見学時間は思ったより短いと考えておいたほうが計画が崩れません。
実は、軽キャンパー業界では「販売店」と「ビルダー」は別会社なのが一般的です。ビルダーが作った車両を各地の販売店が仕入れて売る形が主流のなか、三島ダイハツは自社工房でクオッカを作り、自社ショールームで売っています。だから商談中に出た「ここをこうしたい」という要望が、そのまま作り手に届く距離感になります。
販売店でありながら「作る側」でもある珍しい立ち位置
クオッカを製作する工房は、CAMPINGCAR GARDENのショールームと同じ敷地内にあります。ショールームは地元県産材である富士ヒノキの柱と梁をふんだんに使い、漆喰で仕上げた建物で、工房も同じ富士ヒノキと富士の杉で建てられています。県産材を使った建築物として、ふじのくに炭素貯蔵建築物の認定も受けました。
この構成は、購入検討者にとって実利があります。展示車の内装に使われている木材と、建物の柱に使われている木材が同じなので、「経年でどう色が変わるか」を建物側で先に見られるからです。無垢材の内装は写真では質感が伝わりにくく、実物を見ないと判断しづらい部分ですが、ここでは車と建物の両方で確認できます。注意点として、無垢材は湿度で伸縮するため、車内でも季節によってわずかな寸法変化が出ます。気になる人は商談時に手入れの方法まで聞いておくと安心です。
オリジナル軽キャンパー「クオッカ」は何が違うのか
車名の由来はオーストラリアの「世界一幸せな動物」
クオッカという名前は、オーストラリア・ロットネスト島に生息する有袋類のクオッカから取られています。口角が上がっていて笑っているように見える顔立ちから「世界一幸せな動物」と呼ばれる動物で、いつでも一緒にいてくれる相棒になってほしい、という願いを込めて名付けられたと公式サイトで説明されています。
名前の話は些細に見えますが、車選びでは意外と効きます。軽キャンパーは所有期間が長くなりやすく、10年単位で付き合う人も珍しくありません。愛称で呼びたくなる名前かどうかは、日々の満足度に地味に効いてきます。一方で、名前で選んで中身の確認を後回しにするのは避けたいところです。クオッカはシリーズ内でベース車両もベッド寸法も違うので、名前ではなくモデル名まで指定して商談する必要があります。
内装に富士ひのきを使うと車内で何が変わるか
クオッカ最大の特徴は、静岡県産の「富士ひのき」を内装に使っている点です。富士山麓の火山灰土壌でゆっくり育った木材で、強度・耐久性・保湿性・調湿性に優れると公式サイトは説明しています。ひのきの香りには鎮静効果があり、成分に殺菌作用があるとも紹介されています。
実用面で効くのは、狭い軽キャンパーの車内での「におい」です。合板とビニールレザーだけで仕上げた車内は、夏場に独特のこもったにおいが出ることがありますが、無垢材が面積を占めると印象が変わります。夫婦2人で連泊する旅や、ペットと一緒に過ごす時間が長い使い方ほど恩恵を感じやすい部分です。ただし木は水に弱く、濡れた靴やクーラーボックスの結露を直接床に置き続けると輪ジミが残ります。マットやトレーを1枚挟む習慣をつけてください。
トランスフォーメーションボックスという発想
基本形のQuokkaには、トランスフォーメーションボックスが4個標準装備されます。これはベッドにも収納にもひじ掛けにも、出入口の階段にもなる箱で、外に出せば椅子やピクニック用のテーブル台としても使えます。4個を並べればお座敷モードになり、さらに並べ替えると1830mm×1290mmの大きなベッドになります。
この寸法は軽キャンパーとしては広い部類で、大人2人が横向きに並んで寝られます。ソロなら片側を荷物置きにしたまま寝られるので、道具が多いキャンパーにも向きます。注意したいのは、モード変更のたびに箱を動かす手間が発生することです。毎晩の設営・撤収が面倒に感じるタイプの人は、後述するJapandiのように押し引きだけでベッドになるモデルのほうが合います。
| 車種名 | Quokka(クオッカ) |
| 製作 | 株式会社三島ダイハツ |
| ベース車両 | ハイゼットトラック パネルバン ハイルーフ |
| 価格(税込) | 2,887,500円〜3,206,500円 |
| ベッドサイズ | 1830mm×1290mm |
| 就寝人数 | 2名 |
| 標準装備 | 100Aサブバッテリー、走行充電装置、バッテリープロテクター、高断熱材パーフェクトバリア、トランスフォーメーションボックス4個 |
断熱材と電装が標準装備という設計思想
クオッカは高断熱材のパーフェクトバリアが標準装備で、100Aサブバッテリーと走行充電装置、使いすぎを防ぐバッテリープロテクターも最初から付いてきます。軽キャンパーでは断熱とサブバッテリーがオプション扱いのことも多く、標準で入っているのは見積もりを組むうえで分かりやすい構成です。
この違いは総額比較で効いてきます。車両価格が安く見える他モデルでも、断熱と電装を後から足すと最終的な支払額が逆転することがあるためです。冬に長野や東北へ出るような使い方をするなら、断熱は必須装備に近い扱いになります。一方で、標準装備が厚いぶん最低価格は上がるので、「夏に近場で一泊するだけ」という使い方には過剰になる可能性もあります。使う季節と行き先を決めてから見積もりを取るのが順序です。
クオッカ全4モデルを価格・ベッド・就寝人数で比較する

クオッカにはQuokka、Quokka wanabee、Quokka Japandi、Quokka Likeの4モデルがあります。同じ「クオッカ」の名前でも、ベース車両がハイゼットトラックのパネルバンかハイゼットカーゴ/アトレーかで性格が大きく変わります。まずは全体像を数値で押さえてください。以下は各モデルの公式価格表とベッド寸法を並べたもので、車中泊&キャンピングカーの教科書調べによる比較です。
| 比較項目 | Quokka | Quokka wanabee | Quokka Japandi | Quokka Like |
|---|---|---|---|---|
| ベース車両 | ハイゼットトラック パネルバン | ハイゼットトラック パネルバン | ハイゼットトラック パネルバン | ハイゼットカーゴ/アトレー |
| 価格(2WD・5MT/税込) | 2,887,500円 | 2,887,500円 | 3,052,500円 | 2,397,500円 |
| 価格(4WD・CVT/税込) | 3,206,500円 | 3,206,500円 | 3,371,500円 | 2,606,500円 |
| ベッド寸法 | 1830mm×1290mm | 1850mm×860mm | 1060mm×1840mm | 下段174cm×106cm/上段184cm×65cm |
| 就寝人数 | 2名 | 1〜2名 | 2名 | 3名 |
| ベッド展開 | ボックス4個を並べる | パレット6枚を並べる | 押し引きで展開 | 2段ベッド常設 |
基本形のQuokkaとペット向きのQuokka wanabee
QuokkaとQuokka wanabeeは価格表が同一で、2WD・5MTが2,887,500円、2WD・CVTが3,025,000円、4WD・5MTが3,045,900円、4WD・CVTが3,206,500円です(いずれも税込)。違いは室内の作りにあります。基本形のQuokkaがトランスフォーメーションボックス4個で1830mm×1290mmの広いベッドを作るのに対し、wanabeeは大中小6枚のトランスフォーメーションパレットを使い、1850mm×860mmのベッドを作ります。
wanabeeの狙いはベッド横に空間を残すことです。公式サイトでは、ベッドの横にペットの寝床を作って一緒に就寝できると説明されています。犬と2人旅をする人には、この「余白の使い方」が効いてきます。またwanabeeは12V DCクーラーを軽トラパネルバンで初めて搭載したモデルとして紹介されており、冷房能力は1800Wです。注意点は、幅860mmのベッドは大人2人で並んで寝るには狭いこと。夫婦で並んで寝たいならQuokkaの1830mm×1290mmを選ぶほうが無理がありません。
マットレスを備えたQuokka Japandi
Quokka Japandiは、日本と北欧の折衷という意味の「ジャパンディ」を内装コンセプトに据えたモデルです。価格は2WD・5MTが3,052,500円、2WD・CVTが3,190,000円、4WD・5MTが3,210,900円、4WD・CVTが3,371,500円(税込)とシリーズで最も高い設定になります。富士ひのきに加えて漆喰ペイントとルナファーザーを使い、湿気とカビへの対策を内装材でおこなっている点が価格差の理由です。
使い勝手で大きいのは、クオッカシリーズで初めてベッドマットを採用したことです。ウレタンではなく弾力性と反発に優れたファイバーマットを厚さ30mmで採用し、汚れたら取り出して洗えます。ベッドはトランスフォーム式で、押し込んでから引き出すと片側1060mmのフラット面になり、2つ合わせると1060mm×1840mmで2人が就寝できます。箱を並べ替える必要がないので、夜遅く到着してすぐ寝たい使い方に向きます。デメリットは価格で、どの駆動方式・変速機を選んでも基本形のQuokkaより高い設定です。オプションのシンクと13Lの水タンクを足すとさらに上がるため、装備を絞る判断も必要です。
4人乗れて3人寝られるQuokka Like
Quokka Likeは、ベース車両がハイゼットカーゴまたはアトレーになるモデルです。ハイゼットカーゴ デラックスの2WD・5MTなら2,397,500円(税込)からで、シリーズで最も手の届きやすい価格帯になります。上級グレードではハイゼットカーゴ クルーズの4WD・CVTが2,733,000円、アトレー RSの4WD・CVTが3,096,000円(いずれも税込)です。
Likeの最大の特徴は乗車定員4名・就寝3名という点で、下段ベッドが174cm×106cm、上段ベッドが184cm×65cmの2段構成になっています。パネルバンベースの他モデルは乗車2名なので、子ども連れのファミリーで選べるのは実質このモデルだけです。2段ベッドを使わないときは右後部に固定でき、2段ベッドレス仕様も選べます。上段を畳めばリヤシートも使えるので、平日は買い物の足、週末は寝床という切り替えができます。注意点は、上段65cm幅は大人が寝返りを打つには余裕が少ないこと。大人3人での連泊より、大人2人+子ども1人の構成のほうが快適に収まります。

「ハイゼットカーゴって、本当に大人が中で寝られるの?」——軽バンで車中泊を始めたい人が最初にぶつかる疑問です。結論から言うと、ハイゼットカーゴは軽キャブオーバー…
使う人数と旅のスタイルで4モデルを振り分ける
シーン別に整理すると迷いが減ります。ソロで道具を多く積みたいなら、ベッド横に余白ができるQuokka wanabee。夫婦2人で並んで寝たいなら、1830mm×1290mmを確保できる基本形のQuokka。設営の手間をかけず内装の質感を優先するならQuokka Japandi。子ども連れで4人移動するならQuokka Likeという振り分けになります。
予算面では、最も手の届きやすいQuokka Likeの2,397,500円と、最上位にあたるQuokka Japandiの4WD・CVTの3,371,500円が両端になります。この幅は装備や仕上げの差というより、ベース車両と内装材の差です。どちらが上位という話ではなく、乗車定員が要るかどうかで先に絞ったほうが結論が早く出ます。逆に、内装の質感にこだわりがなく人数も2名で足りるなら、基本形のQuokkaで必要十分です。
三島ダイハツのクオッカを選ぶときに見落としやすい落とし穴
軽4ナンバーという区分が持つ制約
クオッカとQuokka Likeは軽4ナンバー、つまり軽貨物の登録です。8ナンバー(特種用途自動車)のキャンピングカーではありません。この違いは維持費と車検周期に直結します。軽貨物の車検は初回から周期が短く、8ナンバーの乗用登録とは扱いが異なります。
実際の使い方で効いてくるのは、荷室として登録されているぶん、車内の造作が「架装」として扱われる範囲が変わる点です。購入前に、自分が住む地域の運用と車検周期を販売店に確認しておくと、後から想定外の出費に驚かずに済みます。またハイゼットトラックのパネルバンがベースということは、乗車定員は2名です。友人を後席に乗せて出かけるといった使い方はできないので、たまに4人で移動する予定があるならQuokka Likeを選ぶ必要があります。
失敗パターンその1は「カタログの車両価格だけで予算を組んでしまう」ケースです。クオッカはFFヒーター275,000円、1500Wサイン波インバーター187,000円、アクリルウインドウパッケージ243,000円といったオプションが用意されており、冬旅の装備を一通り足すと車両価格から大きく上振れします。原因は装備の要不要を決めないまま見積もりを取ること。対策は「行く季節・行く地域・泊まる日数」を先に決め、そこから逆算して必要な装備だけを選ぶことです。
12Vクーラーはセットオプションが前提になる
夏の車中泊を考える人が真っ先に気にするのがクーラーです。クオッカとクオッカワナビーには12Vクーラーがオプション設定されており、冷房能力は1800W。ただし公式サイトでは、別オプションの200Aリチウムイオンバッテリー&走行充電強化とセットでの導入が推奨されています。このセットは312,400円です。
公式サイトによれば、温度設定などにもよりますが、この構成で6〜8時間の稼働ができるとされています。真夏の夜を通しで乗り切る計算をするなら、この稼働時間が判断材料になります。ペットを車内で待たせる間にエンジンを止めたまま冷やせるのも利点です。注意点は、クーラー単体で選べる装備ではないという前提を見落とすこと。「クーラーだけ付けて安く上げよう」と考えると、バッテリー容量が足りず期待した時間が出ません。Quokka Likeでは縦型の12Vクーラーがオプション設定で、室外機を車外床下に置くためスペアタイヤはそのまま残せます。

「夏の車中泊、暑くて一睡もできなかった」——これは車中泊を始めた人がほぼ全員ぶつかる壁です。窓を全開にしても熱帯夜の車内は35℃を超え、扇風機やUSBファンでは…
オプションで総額はどう変わるか
クオッカの主なオプションを金額つきで並べると、装備の優先順位が見えてきます。FFヒーター275,000円、1500Wサイン波インバーター187,000円、リチウムイオンバッテリー100Aへの変更165,000円、200Aリチウム+CTEKのセット312,400円、AC入力&AC充電器&室内コンセント77,000円、アクリルウインドウパッケージ243,000円、16L引出式冷蔵庫126,500円、フレキシブルソーラーパネル180W 143,000円、バッテリー残量計38,500円、遮光カーテン(フロント)49,500円という構成です。
この中で優先度が高いのは、行き先の気候で決まります。冬に標高の高い場所へ行くならFFヒーターと断熱窓、夏に平地で連泊するならバッテリー増強とクーラー、通年で電気を使うならソーラーパネルという順です。注意したいのは、オプション価格がモデルによって異なること。たとえばアクリルウインドウパッケージはクオッカが243,000円、クオッカワナビーが209,000円、Japandiが242,000円と差があります。見積もりは必ずモデルを指定して取ってください。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 販売・架装・整備の窓口が同じ会社 断熱材とサブバッテリーが標準装備 富士ひのきの無垢材内装 4モデルから人数と使い方で選べる 実車を見てその場に泊まって考えられる | パネルバン系3モデルは乗車2名まで 軽4ナンバー登録で車検周期が短い クーラーはバッテリー増強とセット前提 拠点が長泉町と裾野市に分かれている 月曜・火曜が定休日で平日に行きにくい |
CAMPINGCAR GARDENは「見る・食べる・泊まる」が同居する

富士ヒノキと漆喰でできたショールーム
裾野市佐野にあるCAMPINGCAR GARDENは、キャンピングカーの展示場でありながら、建物そのものが見どころになっています。ショールームと工房のどちらも、クオッカの内装と同じ地元県産材である富士ヒノキの柱と梁を使い、漆喰で仕上げてあります。工房には富士の杉も使われています。県産材を使った建物として、ふじのくに炭素貯蔵建築物の認定を受けている点も特徴です。
店内には薪ストーブが設置されており、冬の見学でも体が冷えません。屋外にはキャンピングカーを雨でも見られる屋根付き展示場と、子どもが遊べる庭があります。商談に時間がかかる買い物なので、同行する家族が待つ場所があるかどうかは実務的に大きな差です。注意点は、屋外展示のため真夏の日中は移動そのものが体力を使うこと。夏に行くなら開店直後の涼しい時間帯を狙うのが無難です。
| 住所 | 〒410-1118 静岡県裾野市佐野85-1 |
| 電話番号 | 055-943-5515 |
| 営業時間 | 9:00~18:00 |
| 定休日 | 月曜・火曜 |
| アクセス | 東名高速道路 裾野ICから約4km |
| 公式サイト | 公式サイト |
ショールーム併設のcafe hinokiでランチが食べられる
CAMPINGCAR GARDEN内にはcafe hinokiが併設されています。ランチ営業は11:00~14:00で、パスタやオムライス、デザートが用意されています。公式のお知らせによると、きのこパスタ770円、昔ながらのナポリタン770円、お子様オムライス550円、フレンチトースト550円、ミニパンケーキ440円、マンゴーココナッツスムージー440円、ベリーヨーグルトスムージー440円という構成です。フレンチトーストとミニパンケーキにはバニラアイストッピング110円、スムージーには生クリームトッピング110円が用意されています。
公式サイトでは「カフェだけの利用でも大丈夫か」という質問に対して、カフェのみの利用も、キャンピングカーの見学のあとの一休みも、子ども連れの来場も可能だと案内されています。屋外にはブランコとシーソーがあり、遊んでから外のテーブルで食べることもできます。注意点はランチ営業が14:00までで、午後遅くに着くと食事にありつけないこと。ランチを組み込むなら午前中の来店で予定を立ててください。
工房が同じ敷地にあるという意味
CAMPINGCAR GARDENには、クオッカを製作する工房が併設されています。ショールームで実車を見ながら「ここに棚を増やしたい」「この位置にコンセントが欲しい」と相談したとき、作り手が同じ敷地にいるという環境は、仕様変更の相談がしやすい状況を作ります。
使いどころは、既製品では収まらない道具を積みたい場合です。釣り竿、サーフボード、大型犬のケージなど、寸法が決まっているものを積む前提の車内を作りたいときに、実物を持ち込んで相談できる距離感があります。注意したいのは、仕様変更が納期と金額に跳ね返ること。工房のキャパシティには限りがあるので、繁忙期に大きな変更を依頼すると納車が後ろにずれます。展示会シーズンの前後は特に混み合うため、時期の相談も同時にしておくべきです。
CAMPINGCAR GARDENではカムロードWタイヤ用のアルミホイール「Stron-G」も扱っています。ディスク6孔と8孔があり、センターキャップとナットキャップも用意されています。クオッカを買わないキャブコン乗りでも用があるパーツ屋という一面があるわけです。なお公式サイトでは、アルミホイール用ナットをスチールホイールに使うとテーパー角度の違いで損傷につながると注意喚起されています。
泊まって考えられる?RVパークふじすそのとレンタカーの使い方
RVパークふじすそのは展示場の奥にある3台のスペース
CAMPINGCAR GARDENの敷地には、日本RV協会が認定するRVパーク「ふじすその」があります。利用可能台数は3台、利用料金は1泊3,300円です。設備は24時間使えるトイレ、有料のシャワー、100V電源で、駐車区画のサイズは長さ7m×幅4m、高さ制限はありません。
公式情報によると、電源は2口コンセント付きで15Aまで無料、トイレは洋式水洗が2個で温水洗浄便座付き、炊事場と水道もあり水道は無料です。シャワーは1名300円で9:00~22:00の営業、ゴミ処理は200円でゴミ袋を購入して指定の処理箱に出す方式です。展示場の奥にあって道路から離れているため、幹線道路沿いの道の駅より静かに眠れる立地です。注意点は3台しかないこと。予約サイトの反映が遅れることがあるため、公式サイトでは直接電話するよう案内されています。詳細はくるま旅公式WEBサイトのRVパークふじすそのページで確認できます。

「富士山を眺めながら車中泊できる場所を、東名インターの近くで探している」——そんな車旅好きにぴったりなのが、静岡県裾野市にあるRVパークふじすそのです。東名裾野…
| 施設名 | RVパークふじすその |
| 運営 | 三島ダイハツ CAMPINGCAR GARDEN |
| 料金 | 1泊1台 3,300円/シャワー1名 300円/ゴミ袋 200円 |
| 区画サイズ | 長さ7m×幅4m×高さ制限なし |
| 台数 | 3台 |
| 受付時間 | チェックイン 11:00~18:00/チェックアウト 24時間可 |
チェックインは11:00からで、チェックアウトは時間に縛られない
RVパークふじすそのは通年営業で、チェックインは11:00~18:00、チェックアウトは24時間可です。電話予約とWEB予約の両方に対応しています。営業日については、CAMPINGCAR GARDEN側が月曜・火曜定休であることを踏まえて計画してください。
使い方として現実的なのは、日中にショールームで実車を見て商談し、その日は敷地内で一泊、翌朝もう一度見てから帰るという流れです。カタログの数字だけでは分からない「夜の静けさ」「朝の日当たり」「トイレまでの距離」を自分の車で体験できるので、購入前の情報として濃くなります。注意点は、チェックインが11:00からということ。午前中に到着してもすぐ区画には入れないので、先にショールームを見てからチェックインする順序が自然です。
レンタカーのTOM23で軽以外のサイズ感も試せる
CAMPINGCAR GARDENでは、セキソーボディ製ライトキャブコン「TOM23」の4WD ATをレンタルできます。ベースはタウンエース(グランマックス)のガソリン車で、普通免許で運転でき、乗車6名・就寝5名です。装備は冷蔵庫、換気扇、家庭用エアコン(外部AC使用時)、FFヒーターとなっています。
料金は平日24時間が18,700円、土日祝24時間が24,200円(いずれも税込)。GW・8月お盆・年末年始は11,000円が加算されます。9:00~18:00の日帰りプランは10,000円です。軽キャンパーを検討中の人が、あえて一回り大きいキャブコンを借りてみると「自分に必要なのは軽で足りる」あるいは「やはりキャブコンが要る」という判断がつきます。注意点として、TOM23は禁煙車両でペットとの乗車ができず、違反が発見された場合はクリーニング代50,000円が請求されると明記されています。犬連れの人は借りる対象を間違えないようにしてください。
来店前に確認したい定休日・展示車の見方・取扱いメーカー
2026年4月から定休日が変わっている
三島ダイハツの新着情報には「4月からの定休日変更」というお知らせが掲載されており、CAMPINGCAR GARDENは2026年4月1日以降、月曜・火曜が定休日になっています。本社側も定休日は月曜・火曜(第1火曜は除く)です。
この点は行動計画に直結します。土日は混みやすいので平日を狙う人は多いのですが、週の頭2日が定休なので、実質的に狙える平日は水曜から金曜です。さらに夏季休暇や年末年始の臨時休業も設定されるため、遠方から出かけるなら事前の電話確認が確実です。CAMPINGCAR GARDENの電話受付時間は9:00~18:00です。注意点として、本社の営業時間は9:00~18:30ですが、キャンピングカー展示場の受付は17:30までと案内されています。夕方に見学したい人は逆算しておいてください。
失敗パターンその2は「展示車の一覧を見て在庫だと思い込む」ケースです。CAMPINGCAR GARDENのラインナップには「販売不可」「売約済み」「商談中」「展示車無し」といった表示が混在しています。原因は、展示専用車やレンタル用車両も同じ一覧に並んでいること。対策は、行く前に電話で「見たい車種の実車が今その場にあるか」を確認することです。片道数時間かけて行って現物がなかった、という事態は電話1本で防げます。
クオッカ以外のビルダーの車両も並んでいる
CAMPINGCAR GARDENは自社ブランドの専売所ではなく、複数のビルダーを扱う販売店です。公式サイトに掲載されている取扱いメーカーは、アドリア、レクビィ、RVランド、アネックス、フィールドライフ、ジファージャパン、フロットモビール、ファンルーチェ、エル・ティー・キャンパーズ、岡モータース、セキソーボディ、VANTECHといった顔ぶれです。
ラインナップに掲載された車両を見ると、VANTECHのコルドリーブス(カムロードガソリン2WD)が9,140,000円、ADRIAのTWIN540SP(フィアット デュカトベース)が12,155,000円、レクビィのタウンランダーCT(タウンエースベース)が5,962,000円、AtoZのキャンピングトレーラーTAMA-Tが2,398,000円、ADRIAのキャンピングトレーラーAVIVA360DDが3,498,000円(いずれも税込)といった価格帯です。軽キャンパーからキャブコン、輸入バンコン、けん引免許不要のトレーラーまでを一箇所で比べられるのは、検討初期には効率的です。注意点は、選択肢が多いぶん目移りしやすいこと。訪問前に「予算」と「乗車人数」の2つだけは決めておくと、話が発散しません。
キャンピングカーショーに出ている時期は展示車が減る
CAMPINGCAR GARDENのイベント情報には、ふじのくにキャンピングカー&アウトドアショー、北陸キャンピングカーフェスティバル、四国キャンピングカーショーといった出展予定が並びます。展示会に車両を出している期間は、店舗側の展示車が一時的に減ることがあります。
これを逆手に取る方法もあります。近隣で開催されるショーに合わせて行けば、複数ビルダーの車両を一日で見比べられるうえ、三島ダイハツのスタッフとも会場で話せます。特にふじのくにキャンピングカー&アウトドアショーは静岡県内での開催なので、地元ユーザーには足を運びやすいイベントです。注意点は、ショー会場では商談ブースが混み合い、じっくり寸法を測るような見学がしにくいこと。細かい確認は後日ショールームで、という使い分けが現実的です。
買ったあとの付き合い方を先に確認しておく
キャンピングカーは買って終わりではなく、車検・点検・修理が長く続く買い物です。三島ダイハツは車検・整備を事業の柱に持ち、エコ車検・エコ整備のメニューも用意しています。ベース車両のディーラーであることは、消耗品の手配や不具合対応の速さにつながる要素です。
現実的な使い方として、購入時に「車検はどちらの拠点で受けるのか」「架装部分の不具合はどこへ持ち込むのか」を確認しておくと、初回車検で慌てません。整備は本社側、キャンピングカーの相談は裾野側という二拠点体制なので、窓口の整理は自分でしておく価値があります。注意点は、遠方から購入した場合に日常整備を地元の工場に任せることになる点です。架装部分の構造を把握していない工場だと対応に時間がかかることがあるため、購入前に相談先の目星をつけておくと安心です。
まとめ
最初の一歩としておすすめしたいのは、CAMPINGCAR GARDENに電話して「見たいモデルの実車が今あるか」を聞くことです。展示車には販売不可や売約済みの表示が混ざるため、この一本で無駄足を防げます。実車があると分かったら、水曜から金曜のどこかで午前中に到着する予定を組み、ランチをcafe hinokiで済ませて午後にじっくり見る。もし判断が付かなければRVパークふじすそのに一泊して、朝の光の中でもう一度見る。この流れなら、カタログの数字と自分の感覚を突き合わせたうえで結論を出せます。
※価格・営業時間・定休日・展示状況は変更されることがあります。訪問前に公式サイトまたは電話で最新情報をご確認ください。

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