「N-BOXでキャンピングカー仕様にできるの?」「軽自動車ベースでも車中泊は快適なの?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。結論から言えば、ホンダN-BOXはポップアップルーフを架装した本格的なキャンピングカー仕様が存在し、軽自動車とは思えない就寝スペースと装備を備えています。
ホワイトハウスキャンパーが手がける「N-BOXキャンパーネオ」は、264万円台からの価格帯で4名就寝を実現。さらに2024年に登場したN-BOX JOYの「ふらっとテラス」機能を使えば、ノーマル車でも車中泊がしやすくなっています。
この記事では、N-BOXベースのキャンピングカーの全仕様・価格から、DIYカスタムの方法、維持費、購入前に知っておくべき注意点まで、車旅を始めるために必要な情報をすべてまとめました。
・N-BOXキャンパーネオの3つの仕様と価格264万円〜の詳細
・ポップアップルーフの構造と4名就寝の実力
・N-BOX JOY「ふらっとテラス」の車中泊適性
・DIYキャンパー化の費用目安と電源・換気・断熱の基礎知識
N-BOXベースのキャンピングカーが選ばれる3つの理由
軽自動車No.1の室内空間が車中泊のベースになる
N-BOXの室内寸法は室内長2,125mm×室内幅1,350mm×室内高1,400mmで、軽自動車トップクラスの広さを誇ります。この数値は同じ軽スーパーハイトワゴンのダイハツ・タントやスズキ・スペーシアと比較しても室内高で優位に立っており、ポップアップルーフを架装した際の居住性に直結します。後席を倒せば荷室奥行きは約1,400〜1,500mmまで拡大できるため、身長170cm程度の方ならそのままでも横になれるスペースが生まれます。ソロ車中泊であれば、ノーマルのN-BOXでも「寝るだけなら可能」というのが実態です。ただし、幅1,350mmは大人2名が並んで寝るにはやや窮屈で、荷物の置き場も考慮すると1名就寝が現実的なラインと言えます。
維持費の安さが長期の車旅で効いてくる
N-BOXベースのキャンピングカーは軽自動車規格のため、自動車税は年間10,800円、車検費用も普通車ベースのキャブコンやバンコンより5万〜10万円ほど安く済みます。高速道路料金も軽自動車区分が適用されるため、東京〜大阪間で普通車と比べて約1,500円の差が出ます。燃費もWLTCモードで21.2km/L(FF車)と優秀で、長距離を走る車旅ほどランニングコストの差が積み重なります。年間2万km走るユーザーなら、ガソリン代だけでハイエースベースのバンコンと年間10万円以上の差になることも珍しくありません。ただし、ポップアップルーフを架装すると全高が1,930〜1,955mmになり、立体駐車場(制限高さ1,550mm)に入れなくなる点は見落としがちなデメリットです。
普段使いとキャンパーを1台で兼ねられる
軽キャンパーの最大の強みは、日常の買い物や通勤にもそのまま使えることです。全長3,395mm×全幅1,475mmのボディは狭い住宅街や都市部のコインパーキングでも取り回しに困りません。ホワイトハウスキャンパーのN-BOXキャンパーネオは、外観の変更がポップアップルーフ部分だけなので、見た目の違和感も少なく「キャンピングカーに乗っている」という圧がないのも魅力です。一方で、4名乗車時には荷物スペースがほぼゼロになるため、ファミリーで使う場合はルーフボックスの追加を検討する必要があります。「2名までの車旅なら快適、4名は就寝はできるが荷物に工夫がいる」と覚えておくと、購入後のギャップが少なくなります。
意外と知られていないけれど、N-BOXは軽自動車の中でもホイールベースが2,520mmと長く、直進安定性が高い設計になっています。長距離の高速移動でもふらつきが少なく、軽キャンパーのベース車として選ばれる理由のひとつです。

N-BOXキャンパーネオの全仕様と価格帯|264万円から始める軽キャンパー
3つのパッケージの違いを整理する
ホワイトハウスキャンパーが製造する「N-BOXキャンパーネオ」には、POP・Hot Package・POP Hot Packageの3仕様が存在します。POPはポップアップルーフのみを架装したシンプルな仕様で、就寝スペースの拡張に特化しています。Hot Packageはポップアップルーフなしですが、FFヒーター・42Ahサブバッテリー・走行充電システム・室内LED照明といったキャンパー装備を架装した仕様です。POP Hot Packageはその名の通り両方を搭載したフル装備モデルで、冬の車中泊にも対応できます。予算に余裕があるならPOP Hot Package一択ですが、「夏しか車中泊しない」「電源はポータブル電源で賄う」という方はPOPだけでも十分に楽しめます。
| 車種名 | N-BOXキャンパーネオ |
| メーカー | ホワイトハウスキャンパー(ベース車:ホンダN-BOX) |
| 価格帯 | 2,648,800円〜3,847,800円(税込) |
| サイズ | 全長3,395mm×全幅1,475mm×全高1,930〜1,955mm |
| 就寝定員 | 4名(ポップアップルーフ使用時) |
| 特徴 | ポップアップルーフ・FFヒーター・42Ahサブバッテリー・走行充電(POP Hot Package) |
価格264万円台〜は軽キャンパーとして高い?安い?
N-BOXキャンパーネオの価格帯2,648,800円〜3,847,800円は、軽キャンパー市場では「中価格帯」に位置します。エブリイやハイゼットベースの軽キャンパーが200万円前後から存在する一方、N-BOXベースはベース車両自体の価格が高いため、架装込みで264万円台がスタートラインです。ただし、N-BOXはホンダセンシングによる先進安全装備が標準搭載されており、衝突軽減ブレーキや車線維持支援が使える点で安全面のアドバンテージがあります。「安全装備込みで264万円」と考えれば、同クラスの軽キャンパーと比較してもコストパフォーマンスは悪くありません。フル装備のPOP Hot Packageで384万円台まで上がると、中古のハイエースバンコンが視野に入る価格帯になるため、用途と優先順位を明確にしてから選ぶことが大切です。
納車までの期間と購入ルートを確認しておく
N-BOXキャンパーネオはホワイトハウスキャンパーの専売モデルのため、購入はホワイトハウスキャンパーの直営店舗または提携ディーラー経由になります。ホワイトハウスキャンパーは名古屋本社のほか、東京・大阪にもショールームを展開しています。納車期間はベース車の在庫状況と架装内容によって変動しますが、目安として3〜6ヶ月程度を見ておくのが無難です。中古市場にもN-BOXキャンパーネオは流通していますが、台数が少なくプレミア価格がつくケースもあるため、新車と中古の価格差を比較してから判断しましょう。展示車両を実際に見て、ポップアップルーフの開閉操作やベッドの寝心地を確認してから購入するのがおすすめです。
| 比較項目 | POP | Hot Package | POP Hot Package |
|---|---|---|---|
| ポップアップルーフ | ○ | × | ○ |
| FFヒーター | × | ○ | ○ |
| サブバッテリー(42Ah) | × | ○ | ○ |
| 走行充電 | × | ○ | ○ |
| 冬の車中泊 | △(別途暖房必要) | ○ | ○ |
| おすすめユーザー | 夏メイン・電源は ポータブルで対応 |
ルーフ不要・ 通年車中泊したい |
フル装備で 快適に過ごしたい |

ポップアップルーフで就寝4名|ルーフの構造と開閉のコツ
FRP製ルーフの構造と耐久性
N-BOXキャンパーネオのポップアップルーフはFRP(繊維強化プラスチック)製で、手動のガスダンパー方式で開閉します。ルーフを上げると車内に追加の就寝スペースが出現し、ベッドボードのサイズは長さ180cm×幅110cmです。大人2名が並んで寝られるサイズで、下のフロアと合わせて合計4名が就寝できる計算です。FRP製のルーフは軽量ながら剛性があり、雨や雪にも強い素材です。ただし、経年劣化でヒンジ部分のガスダンパーが弱くなることがあるため、5年以上使用する場合はダンパーの点検を定期的に行いましょう。ルーフを閉じた状態での全高は1,930〜1,955mmで、一般的な機械式立体駐車場には入りませんが、自走式立体駐車場(制限高さ2,100mm以上)なら問題なく利用できます。
開閉操作は慣れれば30秒で完了する
ポップアップルーフの開閉は、車内からロックを解除してルーフを押し上げるだけのシンプルな操作です。ガスダンパーのアシストがあるため、力はほとんど必要ありません。初めてでも1分、慣れれば30秒程度で展開が完了します。閉じるときはルーフを引き下ろしてロックをかけるだけです。テント型のキャンピングカー(ポップアップテント方式)と違い、布テント部分がないFRPルーフは設営・撤収の手間が少なく、雨の日でも濡れずに開閉できるメリットがあります。注意点としては、開閉時に周囲の障害物(木の枝、駐車場の天井など)に当たらないよう確認が必要です。高さ制限のある場所でうっかりルーフを開けてFRPを傷つけてしまう失敗例もあるため、開閉前に上方の確認を習慣にしてください。
ルーフベッドの寝心地と夏冬の温度差
ルーフベッドは車体上部に位置するため、夏場は直射日光の影響を受けやすく、車内フロアより体感温度が2〜3℃高くなることがあります。遮光カーテンやサンシェードの併用が必須です。逆に冬場は、暖かい空気が上に溜まるためルーフベッドのほうがフロアより暖かく感じられます。POP Hot Packageに搭載されるFFヒーターの暖気もルーフ部分まで届くため、冬場はルーフベッドのほうが快適なケースもあります。ベッドボード自体は硬めの合板にマットが敷かれた仕様のため、追加でキャンプ用マット(厚さ5cm程度のインフレータブルマット)を敷くと寝心地が大幅に向上します。幅110cmは大人2名だとやや密着する距離感なので、夫婦やカップルでの使用が前提と考えましょう。
ポップアップルーフを上げた状態で強風(風速10m/s以上)が吹くと、ルーフが煽られて車体が揺れることがあります。天気予報で強風が予想される日は、ルーフを閉じてフロアだけで就寝するか、風を遮れる建物の陰に駐車するなどの対策をとりましょう。
N-BOX JOYの「ふらっとテラス」は車中泊にどこまで使えるか
ふらっとテラスの仕組みと実際のフラット具合
2024年に追加されたN-BOX JOYは、アウトドアを意識した派生モデルです。最大の特徴は「ふらっとテラス」と呼ばれるシートアレンジで、後席を前方に折りたたむと荷室長が約1,480mmのフラットスペースが出現します。通常のN-BOXとの違いは、荷室後端を80mm嵩上げすることで後席折りたたみ時の段差を軽減している点です。完全なフルフラットではないものの、従来のN-BOXよりも凹凸が少なく、厚手のマットを敷けば寝られるレベルに仕上がっています。価格は1,849,100円〜で、通常のN-BOXとの差額は約20万円です。キャンピングカー仕様にする予定がなく「たまに車中泊もしたい」程度のニーズなら、JOYのふらっとテラスで十分という判断もあります。
荷室長1,480mmで寝られる身長の目安
ふらっとテラスの荷室長1,480mmは、身長165cm以下の方なら膝を軽く曲げる程度で横になれるサイズです。身長170cm以上の方は足を伸ばしきれず、斜め寝か膝を曲げた姿勢になります。前席をもっとも前にスライドし、リクライニングを倒してリフレッシュモードにすれば最大約180cmの長さを確保できますが、この場合は前席と後席の間に段差が残るため、段差を埋めるクッションやマットが必要です。ソロ車中泊で「寝るだけ」なら対応できますが、夫婦2名で並んで寝るには幅が不足します。N-BOX JOYはあくまで「車中泊もできるコンパクトカー」であって、キャンピングカーの代わりにはならないという点は理解しておきましょう。
JOYとキャンパーネオ、どちらを選ぶべきか
この2モデルの選択は「車中泊の頻度」で決まります。年に3〜4回程度の車中泊であれば、N-BOX JOY(184万円〜)にマットとポータブル電源を追加する方がコスパに優れています。月1回以上の車中泊や連泊を予定しているなら、キャンパーネオ(264万円〜)のポップアップルーフとサブバッテリーが快適性に直結します。価格差は約80万〜200万円ですが、JOYにポータブル電源(3万〜10万円)・車中泊用マット(1万〜3万円)・カーテン(5,000〜1万円)を追加しても総額200万円台前半に収まるのは大きなメリットです。一方、キャンパーネオは8ナンバー(キャンピングカー登録)が取れるため、自動車税がさらに安くなる可能性があります。
| N-BOX JOYのメリット | N-BOX JOYのデメリット |
|---|---|
| 価格184万円〜で手が届きやすい ふらっとテラスで段差が少ない 普段使いの利便性が高い 立体駐車場にも入れる |
荷室長1,480mmで身長制限あり 2名就寝は厳しい FFヒーター等の装備がない 冬の車中泊には別途対策が必要 |
ノーマルN-BOXをDIYでキャンパー化する方法と費用
最低限必要な装備は「マット・目隠し・電源」の3つ
キャンピングカー仕様に架装する予算がない場合でも、N-BOXのDIYキャンパー化は可能です。最低限揃えるべきは、車中泊用マット(インフレータブルマット5cm厚、5,000〜15,000円)、全窓の目隠しシェード(専用品で8,000〜15,000円、自作なら2,000円程度)、ポータブル電源(容量300Wh以上で3万〜8万円)の3点セットです。この3つで合計4万〜10万円程度。N-BOX JOYをベースにするなら、ふらっとテラスのフラットな荷室にマットを敷くだけで「とりあえず寝られる空間」が完成します。通常のN-BOXの場合は後席を倒した際の段差を埋めるために、ベニヤ板やコンパネ(ホームセンターで1,000〜3,000円)でフラットな底板を自作するひと手間が必要です。
予算5万円以下でできる100均・ニトリ活用術
車中泊マットの代わりに、ニトリの6つ折りマットレス(シングルサイズ、約3,000円)を荷室サイズにカットして使う方法があります。厚さ3cmで寝心地は専用品に劣りますが、コストは1/3以下です。目隠しは100均のアルミシート(約100〜200円/枚)を窓の形に切り抜くだけで機能します。吸盤(100均で4個100円)で固定すれば繰り返し使えます。LEDランタンは100均の300円商品でも十分な明るさがあり、ポータブル電源の代わりにモバイルバッテリー(10,000mAh、2,000〜3,000円)でスマホ充電と小型ファンの電源を確保できます。ただし、モバイルバッテリーでは電気毛布や小型冷蔵庫は動かせないため、夏の冷却や冬の暖房には対応できない点がデメリットです。
8ナンバー登録を目指すなら構造変更のハードルを知っておく
DIYでキャンピングカー装備を取り付けて8ナンバー(特種用途自動車)登録を目指す場合、国土交通省が定める「キャンピング車の構造要件」を満たす必要があります。具体的には、就寝設備(大人1名が寝られるベッド:長さ180cm以上×幅50cm以上)、炊事設備(コンロと水道)、収納設備の3つが必須です。N-BOXの室内寸法でこれらをすべて収めるのは難易度が高く、特に炊事設備のスペース確保が課題になります。構造変更の検査費用は1,500〜2,000円程度ですが、要件を満たすための設備導入費用が10万〜30万円かかることもあります。構造変更に失敗して再検査になるケースもあるため、経験者のブログや専門ショップに相談してから着手するのが安全です。
8ナンバー登録すると自動車税は安くなりますが、任意保険の保険料が上がるケースがあります。保険会社によっては8ナンバーの引き受け自体を断られることも。登録変更の前に、現在加入中の保険会社に確認しておきましょう。

軽キャンパーで失敗しないための電源・換気・断熱の基礎知識
サブバッテリー42Ahで何時間過ごせるか
N-BOXキャンパーネオのHot Package / POP Hot Packageに搭載される42Ahサブバッテリーは、12V換算で約504Whの容量です。LED照明(10W)なら約50時間、スマホ充電(15W)なら約33回分、USB扇風機(5W)なら約100時間の計算になります。ただし、バッテリーの放電深度を50%に抑えて寿命を延ばす使い方をすると、実質的な使用可能量は約250Wh程度です。一晩(8時間)の車中泊でLED照明+スマホ充電+扇風機を同時に使うと約240Wh消費するため、1泊分はギリギリ賄える計算です。連泊する場合は走行充電で日中に回復させるか、外部のポータブル電源(500Wh〜1,000Wh)を追加するのが現実的です。電気毛布(55W)を8時間使うと約440Wh必要になるため、42Ahバッテリーだけでは冬の暖房には不足します。
換気を怠ると結露とCO2で眠れない夜になる
N-BOXの室内容積は軽自動車の中では広いとはいえ、大人2名が就寝すると一晩で窓ガラスが結露で曇るほどの水分が発生します。換気なしで締め切ったまま寝ると、朝起きたときに天井から水滴が落ちてくる状態になり、カビの原因にもなります。対策としては、後部窓を5mm程度開けるか、市販のウィンドウ換気ファン(3,000〜8,000円)を設置する方法が有効です。雨の日に窓を開けられない場合は、除湿シート(ホームセンターで500〜1,000円)をダッシュボードや足元に置いておくだけでも効果があります。ポップアップルーフ付きの場合はルーフのテント生地部分に通気口があるため、ノーマルN-BOXよりは換気性能が高くなっています。
断熱処理でエアコンなしの夏冬を乗り切る工夫
軽自動車は鉄板1枚で外気と接しているため、断熱処理をしないと夏は灼熱、冬は冷蔵庫のような車内になります。DIYで断熱する場合、窓には銀マットやアルミシェードを貼り、床にはアルミマット+銀マット(合計厚さ10mm程度)を敷くのが基本です。天井の断熱は内張りを剥がしてスタイロフォーム(厚さ20mm)を貼る本格的な方法もありますが、N-BOXの場合は天井が高いので、ルーフ内側に銀マットを両面テープで貼るだけでも体感温度に差が出ます。エンジンを切ってエアコンなしで夏の車中泊をした結果、車内温度が35℃を超えて熱中症の初期症状(頭痛・吐き気)が出たという報告もあります。真夏(7〜8月)は標高の高い場所(1,000m以上)を選ぶか、ポータブルクーラーの併用を強く推奨します。
エンジンをかけたままのアイドリング車中泊は、一酸化炭素中毒のリスクがあるだけでなく、道の駅やRVパークでは騒音・排ガスでトラブルの原因になります。道の駅で長時間アイドリングして管理者から注意を受けた例は多数報告されています。エンジン停止状態で快適に過ごせる装備を整えることが、安全で周囲にも配慮した車中泊の基本です。
購入前に確認したい維持費とリセールバリューの実態
年間の維持費はハイエースバンコンの約半分
N-BOXベースのキャンピングカーの年間維持費を具体的に計算してみましょう。自動車税10,800円、任意保険(車両保険なし・30歳以上)約30,000〜40,000円、車検費用(2年ごと、年割)約30,000〜40,000円、ガソリン代(年間1万km、燃費20km/L、レギュラー170円/L)約85,000円で、合計すると年間約16万〜18万円程度です。ハイエースベースのバンコンでは自動車税16,000〜50,000円、任意保険50,000〜70,000円、車検60,000〜80,000円、ガソリン代(燃費10km/L)約170,000円で、合計約30万〜37万円。年間で約14万〜19万円の差があり、5年間で70万〜95万円もの維持費差になります。この差額でポータブル電源や車中泊グッズを充実させることができます。
| 維持費項目 | N-BOXキャンパーネオ | ハイエースバンコン |
|---|---|---|
| 自動車税(年額) | 10,800円 | 16,000〜50,000円 |
| 任意保険(年額目安) | 30,000〜40,000円 | 50,000〜70,000円 |
| 車検費用(年割) | 30,000〜40,000円 | 60,000〜80,000円 |
| ガソリン代(年1万km) | 約85,000円 | 約170,000円 |
| 年間合計 | 約16万〜18万円 | 約30万〜37万円 |
※車中泊&キャンピングカーの教科書調べ。保険料は条件により変動します。
リセールバリューは高いが中古の流通台数が少ない
N-BOX自体が軽自動車の中でもリセールバリューが高い車種で、3年落ちでも新車価格の60〜70%程度の買取価格がつくケースが多いです。キャンパーネオのようなキャンピングカー架装済み車両は、さらにプレミアがつく傾向があります。軽キャンパー市場の需要拡大に対して供給が追いついていないため、「売りたい」と思ったときに値崩れしにくいのは安心材料です。ただし、ポップアップルーフの状態(FRPのひび割れ、ガスダンパーのへたり、雨漏り跡)によって査定額が大きく変わるため、日頃からルーフの点検とメンテナンスを怠らないことが高値売却のコツです。買取先はキャンピングカー専門の買取業者を選ぶと、一般の中古車買取店より正確な査定を受けられます。
新車と中古、どちらが賢い買い方か
N-BOXキャンパーネオの中古車は、カーセンサーやグーネットで検索しても常時10〜20台程度しか流通していません。走行距離3万km以下の良質な中古車は新車価格と数十万円しか差がないこともあり、「中古で安く買う」という戦略が成り立ちにくい車種です。新車であれば仕様を自由に選べ、メーカー保証も受けられるため、予算が許すなら新車購入が合理的です。どうしても予算を抑えたい場合は、ベース車のN-BOXを中古で購入し、ホワイトハウスキャンパーに持ち込んで架装だけ依頼する方法もあります。ただし、この場合は「ベース車の年式」と「架装時期」がずれるため、ベース車の保証期間が短くなる点に注意が必要です。
N-BOXキャンピングカーと他の軽キャンパーを比較して選ぶポイント
エブリイ・ハイゼット系との居住性の違い
軽キャンパーのベース車として人気なのはスズキ・エブリイとダイハツ・ハイゼットカーゴです。どちらも商用バンベースで荷室長が約1,820mm(エブリイ)と長く、大人1名が足を伸ばして寝られるのが強みです。N-BOXは荷室長で劣りますが、室内高1,400mmはエブリイの1,240mmより160mm高く、車内での着替えや移動が楽です。またN-BOXは乗用車ベースのため乗り心地がよく、長距離ドライブの疲労感がバンベースより少ないのも見逃せないメリットです。荷室の広さ重視ならエブリイ・ハイゼット、乗り心地と安全装備重視ならN-BOXという棲み分けになります。「車中泊では寝るだけ、移動時間のほうが長い」という使い方ならN-BOXが快適です。
予算200万円以下ならどの軽キャンパーが狙い目か
予算200万円以下で軽キャンパーを探す場合、N-BOXキャンパーネオは264万円〜のため新車では予算オーバーになります。この価格帯ではエブリイベースの「ミニチュアクルーズ」(約180万円〜)や、ハイゼットベースの「テントむし」(約230万円〜)が候補に上がります。N-BOXにこだわるなら、ノーマルN-BOXの中古車(100万〜150万円)を購入し、残りの予算でDIYキャンパー化する方法が現実的です。DIY費用を5万〜15万円に抑えれば、総額120万〜165万円でN-BOXの車中泊仕様が完成します。ポップアップルーフは後付けできないため、「4名就寝」を求めるなら264万円のキャンパーネオ一択になる点は理解しておきましょう。
長距離の車旅にはターボモデルを選ぶべき理由
N-BOXにはNA(自然吸気)とターボの2種類のエンジンがあります。街乗り中心なら58馬力のNAで十分ですが、高速道路を多用する車旅ではターボモデル(64馬力)を強く推奨します。ポップアップルーフを架装すると車両重量が50〜80kg増加するため、NAエンジンでは高速道路の合流や上り坂でパワー不足を感じやすくなります。ターボとNAの価格差は約15万〜20万円で、燃費差はWLTCモードで約1〜2km/L程度。年間1万km走行した場合のガソリン代差は約5,000〜10,000円なので、パワーの恩恵を考えれば十分に元が取れます。特にポップアップルーフ架装車は全高が上がって空気抵抗が増すため、ターボの余裕が活きる場面が増えます。
まとめ|N-BOXのキャンピングカーは「小さくても本気の車旅」ができる一台
N-BOXベースのキャンピングカーは、軽自動車の維持費の安さとホンダセンシングの安全性能を活かしながら、ポップアップルーフで4名就寝まで対応できる実力派の軽キャンパーです。ホワイトハウスキャンパーのN-BOXキャンパーネオは264万円台から購入でき、フル装備のPOP Hot Packageでも384万円台と、本格キャンピングカーの中では手が届きやすい価格帯に位置しています。
N-BOX JOYの「ふらっとテラス」を使えば、キャンピングカー仕様にしなくても車中泊はできます。ただし、快適に過ごせる人数や装備の面で明確な差があるため、車中泊の頻度と人数に応じて選択しましょう。
DIYでのキャンパー化も4万〜15万円程度から始められるため、まずは手軽な装備で車中泊を体験し、「もっと快適にしたい」と感じたらキャンパーネオへのステップアップを検討するのも賢い進め方です。
この記事のポイントを整理します。
- N-BOXキャンパーネオは3仕様(POP・Hot Package・POP Hot Package)があり、価格は264万〜384万円
- ポップアップルーフのベッドは長さ180cm×幅110cmで大人2名が就寝可能、フロアと合わせて4名就寝
- N-BOX JOYの「ふらっとテラス」は荷室長1,480mmで、身長165cm以下のソロ車中泊向き
- 年間維持費は約16万〜18万円で、ハイエースバンコンの約半分
- DIYキャンパー化は最低4万円〜で可能。100均やニトリのアイテムも活用できる
- サブバッテリー42Ahは一晩分の照明+充電+扇風機が限界。連泊にはポータブル電源の追加を
- 高速道路を多用する車旅には、パワーに余裕のあるターボモデルを選ぶのがおすすめ
最初の一歩は、ホワイトハウスキャンパーのショールームで実車を見ること。ポップアップルーフの開閉を体験し、ベッドに実際に寝転がってみれば、「この車で旅がしたい」というイメージが具体的になるはずです。
※車種のスペック・価格は記事執筆時点の情報です。最新情報はホンダ公式サイトおよびホワイトハウスキャンパー公式サイトでご確認ください。
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